Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。

ゴシック/デカダンス アーカイブ
all / 6pages

previous

 

 

 

 

 

 

ALL

next
[メインへ]
[Queen of Goth] [気になっているコミック] [念願のゴシックフレーム] [Diablo III キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!] [そんなブラックな黒執事?] [ゴスロリに刃物?] [帽子!] [プチゴス] [517+妄想] [わくわく。] [初夏の装い] [ゴシック学園] [美術館巡り余談] [フランス流ゴシックロリータ] [交換しました。] [念願のコート] [ゴシック・レベレーション!] [谷崎がゴシック小説???] [ルシフェリウム] [ヴェルヴェティーン] [斜陽のヴァンヘイレン....それよりも映画の方が気になる] [ひとまず読書の区切りが] [理想のゴシックデザイン.....] [ドラキュラ紀元/戦記] [斯達拉斯堡府] [DVD欲しいな....] [谷崎潤一郎] [ドラキュラ伯爵] [ゴシックは囲えない] [残すところ.....第七天のみ!] [伏魔殿] [ゴスロリフィギュア] [ゴシックリヴァイヴァルの化身] [黒ひげ] [LVモノグラム=ゴシック+ジャポニズム?] [ゴシック御用達?] [夢が1つ消えました....。] [時間の昇華] [ゴシックの見果てぬ夢] [ゴシック・アクション] [Antichrist superstar] [デカダンス] [ゴスロリ拝見] [ノートルダム調査中] [今週も来週も] [どうか誤解されませんように..。] [目白押し] [追加] [メールのやりとり] [・゚・(ノД`)ヽ(゚д゚)ヨチヨチ] [ゴスロリ=デカダンス? ゴシック≠デカダンス] [ゴシック(建築)]

 ほしいほしいほしい!!!

 
 Elisabeth (エルジェベト) – Groove Official Site – Pullip | DAL | TEAYANG | Byul | 球体関節人形愛 | J-Doll

 プーリップ / Elisabeth (エルジェベト) (ドール) 商品画像2


 以前、リトルプーリップのノアール(後述します)を買った事のある「豆魚雷」というフィギュアとか模型やらを扱っているサイトを、数年ぶりに見てみたところ、一目で気に入ってしまったプーリップがありました。それが上記に貼ったリンク先のドール。

 タイトルにしましたがまさしく「Queen of Goth」にふさわしい貫禄。ワイン×ブラックのトーンが素敵ですし黒のレースも細部まで織られているし、胸元のカメオと黒真珠を思わせる様なネックレス、そしてヴェール。


 ほしいほしいほしい!!!
…でもあいにくどこも完売でした。今年の1月発売だったらどこかに1体くらいありそうなものだけど…。これは欲しいなあ。ヤフオクには出ているけど、プレミアム会員じゃないから5000円以上入札できないんだよなあ…。他所で他のドールと抱き合わせで(しかも高い)売っているお店があったけれど…抱き合わせの方は…xxxxxxx。ちょっと考えましたが、仮に買っても箱から出さずに飾りそうだし、そうなるとドールが可哀想だし、画像だけで満足する事にしようかなあ、なんて思案しています。やはり以前に気になったゴスパンクのプーリップ「アンキャンリッキー」の未開封品が売られているのを見つけてしまったのですが、うぅぅ、これも素敵なんだよなあ。
Uncanricky (アンキャンリッキー) – Groove Official Site –


 冒頭でちらっと書きましたが、プーリップの小型版のリトルプーリップシリーズのノアールというのはうちにいます。ごくふつうのゴスロリです。小さいのでドールというよりはフィギュアっぽい雰囲気もありますが、まあそれで「買えた」というのもあります。30cmもあるようなプーリップは買う勇気がないし。…でもエルジェベトはべつ。ちょっとモローが描くサロメっぽい雰囲気があるし、ゴスのファッションも最高だし、なによりファムファタルっぽい。

 ちなみに、名前もエルジェベトだし、見た目からもどうもエリザベート・バートリを想起させます。…永遠の若さと美貌を得る為に処女の生き血をバスタブに貯めて入浴した、っていう王妃。まあやっぱりそうなんだろうなあ…。

† 21:37 | トラックバック | Topへ▲ †

 なかなか好きになれるコミックに出会えないことは、以前の記事で書きましたが、それでも機会があれば本屋のコミックコーナーで物色したりもします。..........ただし近年はアマゾンのせいですっかり「実店舗」の本屋へ行くことが少なくなってしまいました。以下に紹介するコミック4作品は、去年末....大晦日辺り、年越しそばを食べて高崎駅ビル内の書店へ立ち寄った際に見つけたものです。年越しそばはどうでもいい話題ですね。(w ただ、それだけ昔だということが言いたいだけなのと、家へ帰ってアマゾンでチェックするまでのあいだ、コミック名をしっかり覚えておくことに心がけたくらい気になっているものでした。


Amazon.co.jp: イルゲネス‾黒耀の軌跡 1 (1) (BLADE COMICS): 桑原 水菜, 石据 カチル: 本

Amazon.co.jp: モノクロームファクター 2 BLADE COMICS: 空廼 カイリ: 本

Amazon.co.jp: ハートの国のアリス1 (BLADE COMICS): ほしの総明, QuinRose: 本

Amazon.co.jp: オリンポス (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス): あき: 本


 ちなみに4作品とも隣り合わせで平積みされていました。.........って3作品が同じ出版なんですね。当たり前か。どれも封がしてあったので中身は確認できず。全て表紙カバーで気になった作品です。以下気になった理由をコメントしておきます。

 上2作品は、クラシカル、ゴシックっぽい雰囲気が感じられたこと。「イルゲネス」は表紙からBL系だったらどうしよう....なんて思いましたが、そういう作品ではないようですね。どことなく大英帝国でも栄華を誇ったヴィクトリア期のようにさえ感じるブリティッシュな感じ。「モノクローム〜」は、タイトルからしてゴシックポップな雰囲気。
「ハートの国のアリス」は、ポップなイラストが気に入りました。たぶん「不思議の国のアリス」をもじっているのだと思うのですが、それゆえに内容も気になるところです。「オリンポス」はとにもかくにも官能的なイラストが気に入りました。


..........それでそこまで話題にするなら「当然買ったんだよな、おい?」と鋭く突っ込まれそうですが、実は買っていません。躊躇しているんです。買ってみてビニルカバーを破いてさあ読むぞ!と意気込んでみたものの、数ページで、買ったことを後悔する結末............、これはいやです。このがっくり感。まあCDでも同じ様な経験も少なくありませんが、コミックの場合1巻で終われば良いのですがたいていはそうではないので、中途半端に本棚にあるのが何とも...........。そういうのはさっさと売ってしまえば良いのでしょうか、やっぱり。


------------------------------------------------------------

Amazon.co.jp: まりあ・ほりっく 1 (MFコミックス アライブシリーズ): 遠藤 海成: 本

 これはアマゾンでいろいろ本をチェックしていたら偶然見つけた作品。見つけたのはだいぶ前です。以前「黒執事」を話題にしたことがありますが、あれと同時期だと思います。表紙イラストを見て、いかにも「萌え系」なので、購入したくて気になったというよりは、萌えイラストとして参考になるかという意味で気になったという感じです。その後、アニメ化されたことを知って、自分の着眼点もまずまずかなと自惚れたり。w しかし内容が微妙すぎます。女装ものだとか。(゚∀゚;)エェェェ

 
 以上紹介したものはイラスト先行による気になった作品ですが、内容を知って気になった作品もあります。
最近知ったコミックなのですが、「BLACK CAT 」と「ロザリオとバンパイア」という作品。「BLACK CAT 」のほうは、作者の奥さんと動画サイトで人気になっているらしい素人のミュージシャン(?)との不倫騒動を知ったのがきっかけ。「ロザリオ〜」のほうは今日知りました。中川翔子のブログ更新記録の話題を2chスレで見かけて少し眺めていたら、上記作品の名前を見つけた次第です。どちらもその後、Wikipedia(BLACK CAT - Wikipedia ロザリオとバンパイア - Wikipedia)で調べてみたところ、内容が気になったということなのです。
 「ロザリオ〜」のほうはタイトル通りヴァンパイアものだし、ヴァンパイア+学園ものという王道っぽい内容で人気がでるのも頷ける......と思いながら公式サイトを見てみたところ、作風を見て、自分には買えないと悟りました。ちょっと無理だなあ........ああいう感じは。
 「BLACK CAT 」は、内容を見て、サイバーパンク+ダークな西洋風という気がして気になりました。なんとなく映画「ブレードランナー」とかを連想してしまいました。作品内にルシフェル、オリハルコン、ヘイムダール、ジークフリートなどの西洋の神話の登場人物の名前が登場しているところが、そそられます。サイバーパンクというジャンルは結構好きなジャンルです。


------------------------------------------------------------

 ここで個人的な話題になりますが、サイトのリニューアルも含めて、自分の好きなスタイルというのが、ゴシック+サイバーパンクなのではないかと気づきました。言い換えると「近未来におけるゴシック」。例えば、ブレードランナーなどのサイバーパンクの情景に、ゴシック建築.........漆黒の鉄筋鉄骨のフライングバットレスがあたかも巨大な骸骨のあばら骨のような...........そんな伽藍とした大聖堂で天使と悪魔の殺戮が繰り広げられる.....................そういう感じ。古い建築物と近未来の風貌が合う分けないだろ、と昔は思ったものですが、そんなことはないと今は思えます。ゴシックとサイバーパンクには共通点があると確信しています。


 というわけで、もしかしたら今回紹介した作品を購入するかもしれません。

† 01:10 | コメント (2) | トラックバック | Topへ▲ †

 リニューアルのためのサイトデザインの重要な装飾となる飾り罫。
いちおう理想のゴシックフレームが出来上がりました。


 あれ........、3月の末にほとんど出来たとか言ってなかったっけ...........?  
(゚∀゚;)ギク...........たしかにそうでした。ただ、その状態では「何か」が足りないと感じていました。その「何か」を付け足すのに異常なほど時間が掛かってしまいました。もちろん3ヶ月間ずーっと悩み続けていたというわけではありません。草花の手入れですっかり時間を奪われてしまい、なかなか制作に時間を割けませんでした。

その「何か」が無かったとしても、まあゴシックフレームと言わせることは可能だろうと思います。しかし自分が本などで知ったフランスゴシックの装飾には及ばないものでした。ここでいうゴシックの要素はゴシック建築を参考にしているのですが、参考にする箇所によってイメージは大きく異なってしまうことに以前から気づいていました。どの箇所のデザインをどの程度混ぜ合わせ組み立てるか、この配合が難しいのです。

 
 尖塔、尖頭アーチ、リブ・ヴォールト、フライングバットレス......ゴシック建築の特徴ですが、飾り罫の様なデザインとして表すには、実のところ単にそれらを引用したからといって、「ゴシックに詳しくない人」にとってそれがゴシック調だと感じるとは限らないということです。建築物の特徴から2次元のデザインにするのはさらに難しいことだと思います。

 では人がゴシック建築と聞いて思い浮かぶものといったら.............。それを念頭に置きながら制作していきました。厳密に言うとまだ完成したわけではないのですが、デザインする行程は終わりました。納得するゴシックフレームが作れたと思います。

 
 今はSTRATAで仮レンダリングしたイメージをPhotoshopでいじり、それまで3DCGソフトでの制作では飾り罫の四隅の1つの角の部分でしか作らなかったものを初めてフレーム状にして、完成イメージを作り終えたところです。当初は単に1つの角をコピペしてフレーム状にすれば良いと思っていたのですが、実際にしてみると、ゴシックの上昇感.....というか縦長感が感じられませんでした。正方形なのだから当たり前ですね。なのでレタッチして横のフレーム部分をいじって少し短めにし、それに合わせデザインも変更してみました。............うん、いい感じ。


 自分で言うのもなんですが、これは期待してもらって良いと思います。

† 00:13 | トラックバック | Topへ▲ †

 久しぶりに一縷の望みで検索してみたのです。そうしたら.........あるではありませんか!!!!!!! 公式サイトが!!!!! しかも半年以上前から開発していたとか! 

 
Diablo III

 
 以前の話では、Diablo2の制作スタッフがメーカのブリザ−ドから離れてしまって、作りたくても作れない状態で、月日が経つにつれて次回作は幻になると思われていました。なので、それがいつのまにかこんなことになっているとは。かなり驚きました。

 
 ブログの「ゴシック」のカテゴリーに入れたのには理由があります。というかサイトを見れば一目瞭然ですね。Diablo2でもゴシックの雰囲気満点でしたが、今回もやはりその世界観なのだと思うと、思わずにんまりです。サイトデザインの背景に映るのはカテドラル。ゴシックの大聖堂です。装飾もゴシック調のフレームがふんだんに使われています。いつもDiabloのサイトデザインに憧れて追っかけているのですが........結局また先を越されてしまいました。フォントもお決まりの「EXOCET」。今回は「MASON」は使われないのかな.....? Diablo1では「EXOCET」、2では「MASON」メインの「EXOCET」使用、という感じでしたね。この「Diablo」ゲーム内でフォントがふんだんに使われたせいで、「EXOCET」は俗称で「ディアブロフォント」なんて呼ばれるくらいです。(Diabloとの関係はありませんが)フォント制作者もすごいですし、使用したディアブロの開発スタッフはいいセンスしています、だって本当にゴシックの雰囲気を表しているフォントなのですから。

 Diablo2でも、例えばAct4での景観が、鋼鉄製のクリアストリーが立ち並んでいたりと、変な表現ですが「気品ある悪意」感が非常に良く表現されていると思うのです。他のゲームは知らないのでもしかしたらゴシックぽいのもあるかもしれませんが、自分にはとにかくDiabloが一番です。武具にもゴシックソード、ゴシックスタッフ、ゴシックプレートと、まあ単に「ゴシック」という修飾語としての意味合いだけで付けたのかもしれませんが、ゴシック好きの自分には堪らないです。前にも何度か書きましたが、ゲームプレイ中に参考になりそうな景観をスクリーンショットに収めたりしていました。


 
 まだ開発中ということで内容の詳細はわかりませんが、プレイヤーのキャラがちょっと気になります。5種類用意するらしく、そのうちの2種類はサイトに上がっています。しかし、ちょっと雰囲気が今までのディアブロのキャラとちょっと雰囲気が違う感じです。何と言うかいかにもアメリカっぽいというか。今後に期待したいところです。あぁ、今回もメフィストやバールは出てくるのかなあ。Diabloに登場するメフィストとバールは気に入っているので、出てきてほしいところです。
 

 という前に、果たしてうちのマックで動作するのかが、非常に心配です。公式サイトの表示でさえ結構重いし。Win/Mac版をそれぞれ出してくれるところがブリの優しいところですが、スペックが......。それでもDibalo1、2は比較的要求スペックは低めでした。それともう一つ心配なのが、仮にプレイしてしまうと廃人になりかけてしまうということ。要するにディアブロに魂を喰われてしまうのが、なによりも怖いのです。w  ブリザードはバトルネットという無料サーバを用意していて、ゲームソフトさえ買えば、(プロバイダ料金などは除いて)あとは無料でプレイ出来るところが素敵です。よくあるネトゲだとゲームソフト自体が無料だったとしても月額料金を取られたり、ものによってはクエストごとに掛金されるものもあるとかで。でもブリザードのはゲームソフトにお金を払うだけ! だからついつい起動しちゃうんだよね〜。

 発売は来年だとか言われているけど、スペックが無理っぽそうだよなあ。インテルマック限定にされたらアウトだし。うーん。


(2008/09/20)

-----------------------------------------

 最近チェックしたらキャラが増えてました。なに、このイケイケなねーちゃんは。w ブリも萌えを投入か!?

Diablo III - Wizard

でも....2次絵になると途端にこってりなアメコミ風になってしまうところが.......いかにも洋物ゲーという感じです。それでもDiablo1、2はそうでもなかったのだけど.......。でもまあ実際にプレイするのは3DCGだし、3DキャラがあれならOKだよね。ムッハー(;゚∀゚)=3

† 00:40 | トラックバック | Topへ▲ †

img黒執事 1 (1) (Gファンタジーコミックス) /枢 やな (著)

 先日ちょこっと書いておいた「気になるコミック」がこれです。
 一目瞭然ゴシック調のデザインなのでその手のものが好きな人にとっては、間違いなく興味を引くはず。本屋で見かけた時はキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!.......と心の中で叫んだのは言うまでもありません。

 あいにくビニルで封がしてあったので立ち読み出来ず帰ってからアマゾンで検索..........レビューがいくつもあってまだ2巻足らずなのに密かな人気があるのかと期待しつつレビューを読んでみると....................、あまり良くない。も、もしかして「地雷」なのかな......? 作者には悪いですが、ちょっと躊躇してしまいます。絵柄は間違いなくツボなので、「表紙買い」でも構わないくらいです。

 ストーリーがいまいちだとかレビューにあるようですが、一体、どんな内容なのかな........。四の五の言わずに今すぐ買ってこいっって感じですが。w


 
 黒執事..........いつもの自動妄想モードがスイッチオンしてしまい、いろんなシチュエーションが浮かんでしまいました。以下、電波妄想脳内シアター。スルーして下さい。

 

お嬢:これから私、新しいコト始めようと思ってるんだけど、それには必要なものがあって。これ、お願いね。(お嬢、メモを渡す)
執事:さすが才色兼備なお嬢様。さっそくご用意しましょう。(メモを見る。と同時にお嬢、部屋を出る)
執事:........なになに、hotoshopとIkkustrator..。ホトショップとイカストレーター? さて一体何のことでございましょう。はっ!まさか.....お嬢様。 ホトってアレのことですかもしかして。.....なんていやらしい。一体何屋なんですか! となるとイカストレーターの方は一体....。ん、もしやスペルミス? イカストレーダーなのではっ。イカすトレーダーのことでございますね。ホトショップとイカストレーダー、なるほどつまり手練手管に長けた(人身売買専門の)トレーダーを見つけて秘密裏に女郎屋を経営して一儲けしようという話でございますな。さすがはお嬢様。さっそく手配いたしましょう。

数ヶ月後........
お嬢:すっかり忙しくて忘れていたけど、例の件、用意してくれた? 
執事:もちろんでございます。順調でございますよ。安く買い付ける事が出来るとのことで、今からトレーダーと打ち合わせをしに出かけるところです。夕方には帰って参りますのでそれでは失礼いたします。(執事、玄関から出て行こうとする)
(ピンポーン♪)
執事、お嬢:どなた?
警察:警察ですが、違法な風俗店を経営..........タイ━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━ホ!!!!!
執事:やばい、バレたか!お嬢様、裏の隠し扉からお逃げを! 私はここで食い止めます! さ、急いで!!!
お嬢:なに? 風俗店って!? なになになに? 違法な経営??? 一体なんなのよ〜〜〜

あれから数ヶ月後
執事:まったくお嬢様っ、あんな簡単な単語を間違えるとは.........わたくしは悲しいです。PhotoshopとIllustratorだったなんて........。
お嬢:(おめーも単語知らなかったじゃねーかっ)バカっ! お前のせいで私はお尋ね者に.........。どーしてくれんのよ!  逃亡資金も底をつきそうなのに。
執事:そこはご安心くださいませ。わたくしに策がございます。今度こそは失敗いたしません。
お嬢:..........う〜〜〜ん.........今度こそしくじったら東京湾の冷たい海の中だからねっ!
執事:間違ってもそんなことは決して。それではさっそく。

執事:あの女は逃亡の足枷になるな.....。悪いがここで置いてけぼりだ。.....あんなアホギャルな奴に傅いていてはオレまでバカになってしまう。もっと有能な人間に召し抱えられた方が得策だ。ったく、おまけにオレまでお尋ね者に。氏素性を偽るしか無いな。


数週間後
伯爵:まだ間もないがなかなかの仕事ぶり。嬉しいぞ。..........ところでそんなお前の働きぶりからぜひ頼みたいことがあるのだか.......。

執事:有能な主人に抱えられたのはいいが、こんな頼み事をするなんて........案外だらしないな。妻の浮気現場を押さえてくれだなんて。そういえばまだ奥さんにまだ会ってなかったが、若いな。(と写真を見る) なかなかやるなあの侯爵。しかし現場を押さえるのは難しいぜ。よし、この小型カメラ内蔵ネクタイでさらりと撮ってやるぜ、ふふ。

とあるホテルの前
執事:なんとかバレずに尾行してきたが、案の定ってわけか。同伴でないってことは待ち合わせか?  用心深いな.....部屋までは難しいな。かといって出来なければ執事役もクビだしな。........そうだ、浮気相手はこのオレがやろう。どうせクビになるなら浮気相手になってやるぜ! おっ、いいアイデアが浮かんだぞ。さすがオレ。さっそく実行に映すぞ。

数日後
(繁華街で伯爵夫人を尾行)
執事と雇ったTVクルー:すみませーんっ、いまちょっとしたアンケートをやっていまして……。あ、もちろん謝礼も出しますので! すぐそばにクルマを停めててそこでお願いしてます。
(やった〜、ノコノコ付いてきやがって。クルマに入れちまえばこっちのもの)

以下数十行、都合により割愛

伯爵夫人:よ、よくも嵌めましたねっっ
執事:まあ確かに色んな意味でハメたが........。この期に及んでまだ貴婦人振るとは。とにかく.....このハメ撮り、どうしようかな。
伯爵夫人:(旦那にバレたらやっとの思いで玉の輿になった努力が水の泡......) い、いくらよ?
執事:よくお判りで。ではこの辺で手を打ちましょう。
伯爵夫人:(つけこみやがって.....こんな大金なんて...........)わ、わかったわよ、その代わりそのカメラよこしてよね。(金を渡す)
執事:もちろんですとも。まああんたとはもうこれっきりだから安心しな。(カメラを渡す)

執事:今回はオンナがアホで助かった。その場で密にデータをコピーしていた事に気付かないなんて。これであの家とはおさらばだな。オレの普段の喋り方とは違うし、まあオレの声だけ加工しておけばバレないだろう。あとは顔さえ写らないように撮れば大丈夫。おまけにこれをネットで売りさばこう。この手口は結構いけるな。一儲けさせてもらおう。

半年後
執事:ふふふ、短期間でけっこういけたな。まあ最近は逆ナンばっかだけど。ホスト上がりのイケメン執事だからな。人にかしずく執事はやりたくないが金があり人脈に長けた家が多いからな。あとは芋づる式だよな。
(ピンポーン♪)
執事:だれ?
警察:警察のものですが.........
執事:((((゚д゚)))))(なに警察だと? 氏素性はしっかり隠したし偽名だ。前の件ではないはず。)......な、何の「誤」用でしょうか。
警察:ポルノ禁止法違反容疑で...........タイ━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━ホ!!!!!
執事:( ゚Д゚)ポカーン そ、そういえば、自分の編集ばっかりでモザ掛けとくのをすっかり忘れてたっっ。くそっ、奥の窓から屋根伝いに脱出!


半年後
元執事:もう執事役は飽き飽きだ。オレにはやっぱり前の仕事が似合うな。そんなわけで今はバーテンダーだ。今宵も幻想なひとときを召し上がっていただこう。このカクテルを飲むと不思議な体験が出来ると言う噂でもっぱら評判がよくなってきた。時空や世界を変える事は私の手にかかればいともたやすい。さあ、極彩色の世界へ。(というか倉橋由美子「よもつひらさか往還」ネタからだけど)
客:ごくごく。.......................。
元執事:さっそく旅立たれましたね。蠱惑な世界を味わってもらいましょう。

3時間後
客:....................。
元執事:今日は覚醒るのが遅いな。
客:wwwヘ√レvvwwwヘ√レvv─────ピーッ。
元執事:((((゚д゚))))) あれ..........も、もしかして...........ぴしぴし(客のほおを叩く) .................し、死んでる! 売人から買ったこのクスリ.....安いっつうから昨日買ったものだけど........ヤバいやつだったのか? くそ、本日は閉店だぜ。明日も開かないけど。

タイ━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━ホ!!!!!


 そんなブラックリストに載ってしまう..........すなわち黒執事。なんかそんなイメージがちょっと浮かんでしまいました。「黒執事」の作者とファンの皆様、ごめんなさい。一切関係ありません。脳内シアターだから。

 しかしレビューを見ると、何でも有りでストーリーもないようでは、意外にこんなしょうもない展開だったりして..........。真面目に考えると、闇の世界(魔界でもよし)と通じていて、その執事が関わると、摩訶不思議な出来事が起きる......みたいな。ゴシックホラーロマンスみたいな。おまけにミステリー要素も含ませて。執事と言えば目立たない立場でありながら、実は話のカギを握る、闇の立役者。そんな黒執事.....というか闇執事をキボン。


(2007/9)

† 22:12 | コメント (7) | トラックバック | Topへ▲ †

警官父殺し16歳二女はゴスロリだった

 ...........ひどい。
またこんな偏見報道が。

 扱いが「気違いに刃物」ならぬタイトル通り「ゴスロリに刃物」になっている気がします。非常に危険なことの例えで言われることわざ....?慣用句です。「気違い」自体が禁句なので辞書等にもあまり載っていないかもしれませんが。
 以前にも結果的にゴスロリ好きな少女が犯人だった事件がありましたが、そんな前例があるからかマスコミにはそんな図式が出来上がってしまっているのかもしれません。

 結局のところ、「オタク」の扱いもそうですが、スケープゴートの扱いがマスコミにとっては人に興味を持たせるには都合が良いのでしょう。立場でも特に強者ではないから反撃は無い。.............今まで何度も触れていますが、マスコミに限らず「カテゴライズする」ことが好きなんですよね。カテゴリーに属する要素を持っていれば、同じ扱いをする。.........いや当たり前の話ですが、要素になり得ない要素まで他方が持っているだけで同じ持っている扱いをされる...........。


 しかし考えてみると、オタクもゴスロリも、偏見的な扱いを受けるのは、容姿の問題もあるのかもしれません。どちらも風変わりというか異様なイメージを持たれがち。...............そう考えていると疑問も浮かびます。やっぱり見た目が(一般人から見ると)異様なメタラーは。別にそれほど偏見は持たれていないように思えます。パンクスとかも。..........あ、でもスキンヘッドとかモヒカンとか眉毛剃りでピアスをぼこぼこ付けて、トゲトゲのリストバンドはめて、刺青をばりばり入れていたりすると..........あれか.........。結局、距離が一般人と離れていれば方向が違ったって同じ扱いなのでしょうね。


 社会的地位が上位な人がそういう人だったらマスコミも偏見を捨てざるを得なくなる様な気もします。ゴスロリの東大生とか弁護士とか女医とか。あとは........実業家とかヒルズ族とか。なんか余計に萌える気もなきにしもあらず。w ムッハー(;゚∀゚)=3  いや、海外かぶれな日本人に一番効きそうなのは、やっぱり海外で流行らせることだろうな..........。パリコレとかでゴスロリ出たらどうなるかなー。

ただなぜかそういう人がオタクだと、「物知り/博識」になっちゃうんだよなあ。で、そうじゃないオタクの人はそのまま「キモい」ままなんだよねえ。(´・ω・`)

† 00:54 | トラックバック | Topへ▲ †

 ふらりとボズの名古屋店のブログを見たら、素敵なハットが。...........前にうちのブログで、トップが丸いハットが欲しい〜なんて書きましたが、まさにそれです。

 ダービーハット、か........。乗馬帽子、ってことなのかな、やっぱり。シルクハットもいいけどあっちは自分にはたぶん似合わないと思っています。長身の人の方が似合うでしょうね。
 帽子と共に載っているコーデ画像..........素敵です。あれなら自分にも似合いそう。訊いたところによれば、ボズのサイトに載っている商品以外にも店舗では扱っているのがいろいろあるんですよね.....? う〜〜〜ん、残念。(´・ω・`)

 ここ最近、サイトに追加される商品がどうもピンと来ないので...........。ふたばのスレに載っていたけど、今シーズンのコートもなんだか嫌な予感が。軍服っぽいって...........。去年買っておいてよかったかも?(今も未だに売れ残っているけど......(;∀;))

 ま..........まさか、まさか........ね........。去年、コートを買った際に、あまりに嬉しかったものだから色々と感想を書いたメールを送った事があるのですが、そんな意見が反映されてるわけじゃ..........ないよね??? 買ったルートヴィッヒコートのコメントには「ミリタリー調」って書いてあるから、そういうミリタリー調が好きなのかと受け止められたとか................もしそうだとすると誤解されてるかも..........、いやいや考え過ぎ。たかだか1通のメールで反映されるわけないですし。

 反映されているかどうかはともかくとして、事実ここ近年はゴシック+ミリタリー調のが海外のコレクションではよく登場してたみたいだし、去年はナポレオンコートが流行ったし.....しばらくそんな流行が続くのかも? モードを採り入れているボズならあり得る???


 先述のハットその他一式はゴスのスタイルではないかもしれませんが、ああいうのも有るということが嬉しいです。

 帽子は欲しいのですがあいにく頭が小さいせいか市販の帽子が全然合わなくて、欲しいのに買えなかったりします。無理して被ってもなあ。子供が大人の服を着るみたいな。まず頭周りが大き過ぎるし被ると簡単に眉毛辺りまで嵌まってしまうし...もうホント、鏡を見ると滑稽な様になっているんですよ.....。つд`)ウウッ  小顔(?)なのはいいけれど.....。オーダーするしかないのかも。


ATELIER BOZ NAGOYA
http://bozngy.blog92.fc2.com/

† 00:04 | トラックバック | Topへ▲ †

 最近、うちの地方で見かける様になりました。何とな〜くゴスロリっぽい服装の人。

 編み上げになってたり、フリルが付いていたり、ローファー履いていたりするのですが、全部の要素を持っていなくてそのうちのどれか1つ...もしくは2つ程度で。黒と白の混じり具合もあっさりしていて、普段着にゴスロリの要素がちょこっと入った様な.....そんな感じ。ヘッドドレスは見たことないです。w

 やっぱり地方では完全武装(ぉぃ は抵抗があるのかな........。ゴスロリに限らず普通のファッションでもやっぱり東京とは違います。東京へ行く度にそれは感じます。やっぱり着こなしとか雰囲気が、「地方」っぽいんです。同じ地方に住んでるおまえもそうなんだろ?とか突っ込まれそうですが、まあ確かにそうなのですがちょっと違うかも。周りの流行に目もくれず自分の気に入るものしか着ないので、着こなしの良し悪しは別にしても、住む場所の違いはあまり影響を受けなそうです。...........結局、欲しいもののおおまかなイメージが頭に先にあるので、それに近いのを探すって感じです。服が作れる技術と環境があれば.........作ってるだろうなあ。脳内じゃあすごいことになってるんだけど。w 服にアクセサリーにバッグに小物に..........オリジナルブランドのが。www


 話によれば、高崎駅西口前あたりでゴスロリの人が集まるとかどうとか耳にした事があるけど..........見たことないよ....ねえ。だいたいゴスロリのショップなんて地方にはあんまりないし(ないよね?)。あぁ.........同じ北関東の栃木県の宇都宮にはボズの取り扱い店があるのに、群馬にはないっていうのが............悔し過ぎる!!!!!!!!  栃木の方が田舎だと思ってるのに..........ってまあ東京から見たら五十歩百歩だよなあ。w 五十歩百歩だったら群馬にも是非っっっ!!!!!!!!


 話は変わりますが、昔のボズの服っていうのはどういう感じだったのかなあ........。なんだか最近のはカジュアル路線で全然ゴシックぽくないそうなので........。確かにそう思えるものも中にはあるように思えますが、かなり好きになれそうなものあるし....個人的には概ねOKなのですが、古参のファンの人には、変わってしまってるように見えるのかなあ...........う〜ん。札幌店は閉じちゃったって言うし.........頑張って欲しいぞ!


 

† 02:08 | トラックバック | Topへ▲ †

 有名な品番なのでご存知の方も多いと思います。
517は、ジーンズのメーカー、リーバイスのブーツカットの品番です。リーバイスと言えば501などが有名ですが、517もまたブーツカットの定番として人気があります。

 この517がとても好きでよく履きます。とにかくシルエットがきれいなので気に入っています。割と細めでフレア具合も「きゅっ」と膝上辺りで細くなって裾に向かってやや大きめに広がる感じです。

 そんなお気に入りの517、中でも517-0901.....クラシックブラックが廃番だとかネットで目にしました。ボトムが黒だと服の色を気にせず合わせられるので何かと重宝するんですよね。その上ブーツカットだから。なので517のブラックのものは特に気に入っているものなので、ショックです.........。またいつかブラックデニムの517が発売されるかもしれませんが........う〜ん、1本買っておこうかな。今履いているのは買ってけっこう経つし。ネットで調べてももうあまり見つからないので在庫のみなのかもしれません。
 ブラックデニムって、個人的には色落ちした物はあまり好きではありません。通常のデニム(インディゴ)だったら色落ちした風合いも好きなのですが、色落ちしたブラックデニムは......いや色落ち具合にもよるのかな......灰色ぽくなってしまったものはちょっとださく見えてしまうような気がして。


 そういえば、もう周知の事実ですが、すべてのリーバイスのUSA製はもう製造されていないんですよね。工場を閉鎖してしまったそうで......。ジーンズのオリジナル故にセールスもトップと思いきや実はそうではないそうですね。

 とはいえ、新製品のローライズは良さそう。パープルのパッチにステッチ、ファスナー...とふんだんに使った紫色が良いです。..........でもローライズ.........。ただでさえ背が低いのにローライズなんか履いたら、間抜けそのものになってしまう気が.......。つд`)ウウッ あ、でも背は低くても足の長さは高さに比例しているだけで別に短いってわけでもないし大丈夫かな。ブーツカットのローライズがあれば文句無しなんだけど.....出ないかなあ。

...........って、今調べたらありました。
507の0001から0003までがローライズ(PurplrPackage)みたいです。517のシルエットとは違うようですがとにかくブーツカット。0003のダークリアルユーズド....これいいな。
http://www.joenet.co.jp/casual/levi/redtab/507/l507-0003/l507-0003.html


あ、517でもローライズのがあった。
06517-0001と517-0372。明るい色のみですね.......。明るい色のジーンズって、体格が良くないとなんだか似合わない気がするんですよね.......。ワイルドな感じ。個人的には.....そう、ザック(・ワイルド)の着こなしぶりはカッコ良いですよね。だからそういう体格じゃなくてむしろ貧弱だと、嘲笑のネタになりそうな、ケミカルウォッシュのジーンズを履くヲタの人みたいで。


 なにもそんなにブーツカットに拘らなくても...って気もしますが、シルエットも好きなので。
エドウィンのベルボトムも魅力.........。
http://www.jeans-neshi.com/mensjeanskan/edwin/800sx/800sx.htm
リーバイスに拘らなければ、いろいろあるんですよね。

う〜ん.........。


(2006/08)

-----------------------------------------------------

うわわわわ......もう1年まえの下書きだ......。

実は、その後、たまたま室内用でと思って安いジーンズを買おうと思って、ユニクロへぶらっと行ったのですが、黒でブーツカットがなかったしブーツカット自体が個人的にいまいちだったので、黒のストレートを買ったんです。2800円で安かったし、履き潰すのにはちょうど良いと思ってあんまり満足出来なかったのですが買いました。でもその後、別のカジュアルのお店(アベイル)へこれまたぶらっと入ってみたら、同じ2800円で、ローライズのブーツカットがあって、黒ではなかったのですが、ユーズド仕様のインディゴブルーで、ブランドはラングラーのものでした。ユニクロなんかに行かずにこっちへ行っていればよかった..........と悔みました。w 当然買いました。2着でも5600円だもの。リーバイスの517の約1/2だもの。ちなみにその時は黒の517はありませんでした。

そう! 2006年の秋冬で、517のユーズドブラックが再登場したんですね。クラシックブラックは廃番のままだけど、とにかく黒の517があるだけで満足です。買おー!

 あと最近、気になっているのがダメージ加工されているジーンズ。でもなかなか気に入る「ずたぼろ」がありません。やっぱり自分でずたぼろにするしかないのかなぁ。


ボトムで夢なのは............パイソン柄のレザーに黒をベースに銀色で適度にパイソン柄を銀箔の様に仕上げている様な.......ものがいいなあとずーーーっと昔から思い描いているのですが、どこにもありません。w パイソン柄の凹凸でかすれぎみに上から銀色に部分的に塗ると絶対良いはずなんだけど。ふつうの牛革のものだと黒×シルバーはあるみたいなんだけど、パイソン柄だとターコイズとかそっち系になっちゃうかナチュラルのまま......なんだよなあ......。

 そういえばランディ・ローズも蛇柄が好きでしたよね。耽美的なのよりもワイルドかハードなゴシックがいいんだよなあ............。ボズじゃムリだろうなあ。ボトムじゃないけど「カルヴァンノースリーブジャケット」あれは素敵。ランディがオジーのライヴで身に付けていたノースリーブジャケットに雰囲気がちょこっと似てる.........背面の編み上げと燕尾服みたいに伸びてなければ、ね。そうだったらあれは即購入なんだけど..........。前面はカルヴァンノースリーブジャケット、背面はメンズマルヴァベストの組み合わせだったら個人的に最高の1着になるんだけど.............世の中うまくはいかないもの.................。

† 00:40 | トラックバック | Topへ▲ †

 たぶん1ヶ月に1度は少なくとも漁ってる、アマゾン。
本のみならずいろいろな方面で大量に扱っているので、何かといろいろまとめて買ってしまいます。
アマゾンでまさかアレを売り出すとは思ってなかったよー。(←何だそれは)


 そんなアマゾンで、最近見つけて気になっている本が2冊あります。

Gustave Moreau (ペーパーバック) /Pierre-Louis Mathieu (著), Francoise Siess (著)
Gothic Ornament And Design (Dover Pictorial Archive Series)

 どちらもまだ未発売のものです。
ゴシックのオーナメント集はこれまでにも数冊見つけましたしそのうちのいくつかは買いました。前にも書きましたが、多くの人が抱く「ゴシック」とはかけ離れたデザインです。大聖堂などのゴシック建築が好きな自分にとっても、少し的が外れた内容でしたので期待していただけにがっくりしましたが、今回のは期待できるかもしれません。タイトルにDesignが含まれているので。単にOrnamentだけだと.......家具や庭園の置物の装飾品....みたいなものが多くなってしまうので、平面のデザインには活かしにくい。でも「Design」が入ったタイトルは初めてなので、今まで見てきたものとは内容が異なるのではないかと.....そこを期待しています。それにページ数が240!!! 素材集で有名なドーバーのですし「Pictorial Archive Series」ですので、たぶん通常通りイラストばかりだと思います。なので期待大!!!


 もう1冊は画家のギュスターヴ・モロー。ファムファタルを描かせたら右に出るものはいない.....画家です。前のBunkamuraでやっていたモロー展のカタログもあるし市販の画集も持っているので、ここしばらくアマゾンで検索することはなかったのですが、アマゾン恒例のカレンダーの発売ももうしているし....モローのがあれば....と思いつつ検索していました。
 今までフェルメール、ビアズリーのカレンダーを買ってきましたが、本当はモローのが欲しいのです。欲しいのですが無いみたいなんです。モネとかゴッホとか有名どころは複数売られていますが.....。モディリアニとかロートレックのもあったかな。モディリアニは好きな画家ですが使われている絵がみな裸婦ばっかりだったので、買えなかったよ。w バルテュスほどじゃないにしてもけっこう大胆なポーズしているので.....ね。ロートレックのはポスターばかりだったので買わなかった。ロートレックは油彩画の方が断然好みです。でも買っておけばよかったかな.....。ムーランルージュの有名なポスターも使われていたし。

.........って、話を戻して、紹介したモローの本。なんで気になっているかというと、そのページ数。3000円以上もするのにたった24ページっていうのは........しかも画家の本とくれば、どう考えたってほぼすべてのページが絵に決まっているでしょう? それで24ページ。24÷2=12..............うまくいけばカレンダーにもなっていそうかな....って邪推してます。発売時期も11/1ならばあり得るし。でもそれならタイトルにCalendarとか2007とかが入るはずだし、やっぱり違うのかな....とも思っていますが、3000円で24ページだったらサイズが大きいんじゃないかなとも邪推しているので、それを期待しています。


いまからわくわくしています。
どちらも買うつもりなので買ったらレビューします。


(2006/9)

----------------------------------------------
ほとんど1年近く前に保存してありました。

買うつもりとか言っておいて何ですが、実は未だに手にしてなかったりします。
モローの方は、その後ネットで調べてみたら、フランス語での情報しか見つからなかったので詳しい事は分からないのですが、おそらく近年に見つかった未発表の絵をまとめたものだと思います。カレンダーではないですね。......深読みし過ぎでした。w そういえば今年はこれといってカレンダーは買いませんでした。めぼしいのがなかったので。

ゴシックの素材集は、「ゴシック建築」のオーナメント集ですので、個人的にはツボを押さえられた内容だと思うので、こちらはいずれ買うつもりです。.......でもまあ、かれこれ3年以上....ネットでゴシック建築の写真とあらば手当たり次第、集めまくった結果、ある程度は知っているので、それなりの内容でないと満足出来なかったりします。でもこの本はいけそうです。ピンときました。

† 00:15 | トラックバック | Topへ▲ †

 もうすぐ5月。暖かくなり、汗ばむ日もそのうちやってきます。
そんなこれからの季節に着たい服を探しているのですが、なかなか見つかりません。

 実は前々から、衿付きのノースリーブが欲しいな....と思っています。が、探してみると思いのほか欲しいものがありません。レディースだと普通にあるようなのですが、メンズではほとんどありません。メンズで黒で衿付きのノースリーブ........というと、いまのところ
めぼしいものがありません。1つ見つけたのですが、それはポロシャツから袖部分を取ったというような感じのものです。もっと衿が大きくてシャープな形でウエスト辺りが微妙に絞られているようなシルエットだったら、即買いなのですが............。


 やっぱりそういうスタイルは男らしくないのかな........。ちなみに派手なプリント柄のだったら他にもいくつか見かけましたが、そのプリント柄が.......う〜ん。いわゆるお兄系のスタイル。でも服を探していて「お」とか思うものは、実はお兄系のだったりすることが多いです。そんな柄ではないのですが、なぜかお兄系。キレイめのドレスシャツとか探したりすると、行き着く先がお兄系だったりとかけっこうあります。


 で、そういう時に限って、よくチェックするボズのサイトを見ると、そんんな戯言はどうでもいいから四の五の言わずにこれを買え!と言わんばかりのものがアップされたり..........します。w  これからもそういうケースがあるように思います。最後にボズに辿り着いて、ボズにもなくてダメなら諦める、みたいな。

 それで、気になっているのが、カットソーとベスト、それにブラウス。ブラウス....って普通女性が着る服って感じですが、あれは良い感じ。あれ(メンズエレーヌ)の黒がいいなと思ってたけど、ボズのトップページに載ってるコーデ画像を見て、それのグレーとベスト(メンズマルヴァ)の組み合わせも素敵で、やばい感じ。やばい、って言ったら、そのベスト。シルエットがこれまた素敵過ぎる! 写真を見ていて(厳密には見とれて....w)思ったのが、コーデ画像の様に下に長袖のシャツは着ないで、ベストのみか、もしくは下にノースリーブかタンクトップを着るスタイルも良さそうだということ。


 それで冒頭の衿付きノースリーブの話に戻るわけです。
これを買えばすべて解決!? ノースリーブではなくてベストですが、ノースリーブ的な着こなしが出来る様な気がして。見ているとシルバーのネックレスやレザーのリストバンドを身につけるイメージが浮かんできます。二の腕を覆う位の重厚な銀の腕輪とかもね。
 他のものにノースリーブと名打ったジャケットがあるのですが、あれは..........ね。試しに着てみたいとは思ったりするけど、やっぱり自分には後の裾がスカートの様に長いものは向いてないかな。


 ちなみに..........、ブラウスの方、よく見たらメンズのものにもリボンが付いていますが、リボン付きのなんて着られないよなあ....なんて今まで思っていましたが、案外いけそうな気がしてきました。あれはリボン...というよりも紐に近い雰囲気ですが。結んだ両端が思い切り下へだらりと垂れ下がる位、長くて、もっと幅の広いリボン(紐)でも、良さそうに思えてきました。結び方や形次第では、男でもリボン/紐はいける気がします。黒くて細いレザーのチョーカーを首につけて、トップが丸くて黒いハットを被る組み合わせ.......金髪の欧米人に見かけたりするのですが、ああいう雰囲気に近いような気もします。まあイケメンで白人の欧米人の男にしか似合わない様な気もしますが。...........なんかさっきから「気がする」ばっかりだな。w 


 
 ところで唐突ですが、モードっぽいシルエットに、ストリートっぽいワイルドさとお兄系のハードさが微妙に混じってるのが........自分の理想なのかもしれません。ボズは好きです。でもちょっと自分には耽美過ぎる...というかヴィジュアル系くさく感じるものも少なくありません。(その都度断っていますが、それが悪いと言っているわけではありません。自分には似合わないだけです。)そんな人にはボズは向いてないんです、なんて言われそうですが、ツボに嵌まるものも確かにあるんです。そういうのに限って他では見つからないものばかり。よくワンアンドオンリーなんて言葉がありますが、そんな形容が似合うブランドです。


 ああ........どうしよう。思わずポチってしまいそうだよ。ベストとブラウス...欲しいなあ。いつかのピーコートの時と同じ感覚です。..........と、いろいろ書き連ねていたら、ますます欲しくなってきてしまう.........ああぁあううううぅ。

http://www.boz.ne.jp/


(2007/4)

† 01:49 | トラックバック | Topへ▲ †

 .........いや、大したことじゃないし、チラシの裏に書く様な事なのです。

 前々から思ってたんですが、アトリエBOZのサイトのトップページ....なんだか学校の制服販売店みたいに見えてしまいます。ゴシック学園のね。w (ゴスロリ学園でもいいけど) 

 いいよね........そんな学校があったら。朝の朝礼はいきなり黒ミサで始まり(ってぉぃw それは近所のオカルト学園のほうだぞ。悪魔学とか魔術科とかw 姉妹校だね。)、授業もゴシック尽くしで、国語はゴシック小説、歴史(社会)はゴシックの歴史と文化、音楽はゴシック音楽、家庭科はもちろんオリジナルのゴスロリ作って、あぁ...数学とか物理は........う〜ん、ゴシック建築の構造力学について、とかかな.......建築/デザインは美術か。時々、午後か放課後にティールームで茶会を開いて、毎週土曜日は夜会(パーティー)。 うわ.........、書き出してるだけでもあれこれ妄想しちゃって、わくわくする〜。あぁ、指定の制服はもちろんゴスロリブランドであればどこのでも良くて。

 もちろん校舎はゴシック建築で大聖堂も併設。校舎のシンボルがガーゴイルとかで校舎のてっぺんから見下ろしてる具合で。修学旅行はゴシック発祥の地フランスとゴシックリバイバルの火付け所だったイギリスで決まりだよなあ。遠征ついでに向こうで流行らせてやるぞ。


どなたか未来のゴスロリ文化の発展のために設立して下さい.......ってそりゃ200%ムリだ。そんな酔狂な人がいるわけない。でもなあ......こうしてリストアップしてみると、それなりに科目が作れるんだよなあ。それだけゴシックの文化は幅広いって箏ですね。
学校名だけならなあ......白百合とかノートルダムとか日本に実際にあるけど。やっぱり女子校が多いんだよね。しかもミッション校。(ぐぐってみれば分かるけど) 


仕方ないので、鍛え抜かれた妄想力でw、脳内で堪能することにします。


ATELIER BOZ

† 00:15 | トラックバック | Topへ▲ †

 ここ1、2年、気のせいかゴスの格好をした人を美術館で見かけるようになりました。

気のせい........確かに気のせいなのかもしれませんが、以前より見かける箏が多くなったのは確かです。特に現代美術に近くなるにつれてその傾向が高い様な.......気もします。が、これは自分が単に見に行く展覧会の内容が比較的近代のものが多く(日本美術などのものはあまり見たことがないし)、かなり主観的になってしまうからかもしれませんが。


 去年の年末に見に行った、ダリ展(上野の森美術館)。割と若い年齢層が多めでした。子供も多かったし。それにしても修了間近だったこともあってか、朝早く出かけたにも拘らずずごい混み様でした。見終わって美術館を出たら(ちょうど正午過ぎ)、それ以上の長蛇の列にびっくり。あれじゃあ日が暮れそうでした..........。

 で、見かけましたよ。ゴスの人。ふたり連れで共に女性でしたが、..........よく知らないので分からないのですが、ひとりは王子役(?)の人なのかな.......男装っぽい感じで(ダブルのジャケットにパンツって感じ)髪もわりと短め、もう一人の方はカワイイ飾り用みたいなちっちゃなシルクハットを頭の上にちょこんと載せていて、紅いバラと茨の飾りをしていました。こちらは髪は長め。共にほとんど金髪に近い感じ。どっちかっていうとゴスパンクっぽい感じだったかも。エナメル調のパンツやバッグだった気がします。

ダリ展の時もそうでしたが、先日のオルセー美術館展のときも見終わった後は、西洋美術館内にあるレストランでご飯を食べたのですが、美術館内のロビーで、そのどちらの日にもゴスの格好の人を見かけました。(もちろん別人だろうけど)やっぱりふたり連れて、ひとりはやっぱり王子役みたいな。なんかそちらの人達は背が高くて顔立ちも綺麗で男の目から見てもカッコ良かったです。ひとりは金属のフレームに覆われた黒い小箱を手にしていました。ああ、髪はやっぱり金髪に近い感じ。オレンジっぽかったかな。こちらはどことなくヴィジュアル系ぽいというか王道っていうか、典型的なゴスのスタイルだった.....かな。好感だったのは表情がヤンキーくさくなかったってこと。時たま表情がコワい人いるでしょう? 眉毛が細すぎたりとか目つきが異常にコワい人とか。そういう感じじゃなくて.........何て言うか.........やっぱり綺麗、って言葉が似合ってる感じ。上品な感じといえばいいのかな。


 逆に思い返してみると、そういえば最近見かけないな〜と思うのがロリィタの人。よくお人形さんみたいな.......ローゼンメイデンみたいな格好をした人を必ず見かけていたのですが、最近見ないです。 白ロリみたいに白一色ってわけじゃなくて、本当に人形みたいな雰囲気の格好です。
 ミュシャ展の時はよく見かけました 。あの時はそもそも客層がものすごい偏ってて、男女の比がいつもだと5:5か4:6くらいなのが、2:8くらいだったもん。しかも普通なら中高年が多めなのに、おもいっきり若年層なんだもん。あれは異常な空間だった。w  なんか絵と同時に鑑賞してた気も..........。シネヨ(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴ターン 

 前にも書きましたが、意外だったのはモロー展。魔性の人がたくさんいるのかとちょっとそっちも期待してたのに(ぉぃ、全然居なかったこと。(ゴスパンク風の人ひとり見かけたけど。) 早く見たくて展覧会の開始日に観に行ったのですが、それが平日だったからかも。いつも以上に年配の人達が多かったです。


 .............なんて書くと、人間観察みたいでアレですが、言い分けさせてもらうと、ゴスの人はすごい目立つんですよ! 全身漆黒だし、髪の毛だけ鮮やかだし、もうね50m先からでも目立つくらいなのですよ。あんまりじろじろ見るのもヘンだから長く見てられないですが、素敵だなあといつも思います。 見かけた多くが、ふたり連れだったからかもしれませんが、絶えず笑顔が見られたからそれが良かった....と思います。


 好奇の目で見ているわけではないので、どうか怒らないで下さい。(´・Д・`)  ゴメン
一応撃っておくか。カチャy=ー( ゚д゚)・∵. ターン

 
  
 ちなみに、(ゴスとかではなくて)逆に変な人を見ることも美術館ではまた多く見かけます。こちらは.......敢えて伏せておこう。でも先日のオルセーでは怖い人を見ましたよ。怖いっていっても風貌とかではなくて.......その..........ま、一例くらいならいいか、絶えずぶつぶつ独り言を言っている人がいました。独り言っていっても、普通に人に話しかけている様な声の大きさで、しかも文句を言っている様な言い方で表情も怒ってる。側に来たときはびっくりしましたよ、本当に。しばらく絵の前に居たから邪魔だったのかなと思って、そちらを振り向いてみると、どうも様子が変であちこち向きを変えながら人が居ない方へも話しているから、こ.......これは..........も、ももしかして、xxxxxxxxxxxxxxx。


振り返れば今まで見てきた中で、靴を履かず裸足で見ている人とか、見ている側で勝手に絵について蘊蓄を垂れ始める人とか、有名な絵で人だかりでちっとも動かないところで後の方から「さっさとどけよ〜」みたいな罵声を出すDQNとか...........居たな...............。

 も、もしかして、来る場所を間違えた....かな。((;・д・))ガクブル


もうこれ関係はきりがないです。喋ってばっかりで(しかも絵の内容じゃない。)ろくに絵を見てないおばさんグループとか。(うるさい......)  後から押してきたり割り込んできたり(無茶しすぎ、痛い)、なんかいろんな香水が混じってすごい匂いになってたりとか..........もう勘弁してください。

† 02:10 | トラックバック | Topへ▲ †

フランスのジャパン・マニア 1/2
フランスのジャパン・マニア 2/2

 どういうわけか、2chの文学版の或るスレに貼ってあった、YouTubeの動画。タイトル通り、日本好きのフランス人を紹介しています。日本好きといっても...........前編の方で二人のパリジェンヌが出ていますが、一人はパンクっぽくて、もう一人はゴスロリの格好をするのが好きなようです。この二人も含め番組に登場するフランス人に共通するのは、日本の文化(MANGAと番組中では出ていますが、動画を見た感じではいわゆる海外で言うOTAKUでしょう。日本で言うオタクとはちょっと意味合いが違う。)に嵌まっていることです。


 たまたまかもしれませんが、この番組中では、ゴシックとヴィジュアル系の音楽の組み合わせが目につきました。ネットで最近目にしたのですが、ヨーロッパの方では、日本のヴィジュアル系バンドの音楽/風貌共に、ゴシックと受け止められることが多いそうです。(確か.......ディル・アン・グレイ(でしたっけ)をはじめとして、日本のみならず海外でもそれなりに認知されていますよね。) そのようにヴィジュアル系=ゴシック系として評価する人がいる一方で、本来のゴシック系のバンドと一緒にするなと拒絶する人も少なくないそうです。

 それで可笑しいと感じたのは、ゴシック発祥の地であるフランスの人が、逆にゴシックのスタイルを取り入れた日本のサブカルチャーの1つであるゴシックロリータに嵌まってるということでした。後編の方で、一度日本へ行ってしまったら二度とフランスへは戻れない...と言い切る程、日本好きな前述のゴスロリパリジェンヌが出ていましたが、えぇ〜〜〜って感じです。もちろん日本が好きっていうのは嬉しいし歓迎するけど、少なくとも個人的にはフランスの文化なんかはとても憧れるし、フランスにはゴシックなんて至る所で浸れるはずなのに,、日本にはゴシックの文化は歴史も無いし深く根付いているわけでもないから、ゴシックのスタイルの全てがあるとは思えないし、100%ピュアに伝わっているかも怪しいのに.........日本のゴスロリに惹かれるというのは............ね、
 でもまあ...本来のゴシックとゴスロリのスタイルはかけ離れているし、ヘンな感じだけど「ゴスロリ」の本場は日本だし、好きならそれでもいいか.....な。(どっち?)


 日本が世界に誇れる.....かどうかは別にしても海外でそれなりに認知されているのは、マンガ、ゲーム、アニメ.......同人(ただし海外でのDOJINは成年向け同人誌の意味になっているようですが)なんかもそうですよね..........つまるところ、オタクな要素が濃厚なんですよね。

 日本の文化は他にももっとあるだろっ!と言いたいところですが、やっぱりすぐ手に入って、分かり易くて、身近な存在な文化が広まり易いのでしょうね。振り返ればフランスで日本の文化が流行り出したのは、ちょうど美術史でいうと印象派の頃からですよね、ジャポニズムと呼ばれるものです。当時の浮世絵に影響を受けた画家は多いです。浮世絵も当時の江戸時代では庶民に人気があって、歌舞伎役者や遊女を描いたものに人気があったというし、今で言えばアイドルのピンナップやグラビアみたいなものなのかな.。

 ............案外、フランスと日本は共通部分があるのかもしれませんね。お互い歴史も文化もあるし、言語も独自のものだし、綺麗で難しい言語だと言われますし...........。でも異なるとすれば、フランスは他からの文化には拒絶的で保守的なのに対して、日本はとにかく新しいもの好き.....他国の文化について好奇心旺盛な気がします。ゴシックロリータなんてそれの典型的なものの1つでしょう?


 話を戻して.........見ていてやっぱり思ったのは、ゴスロリにしても何にしても、フランス人はサマになる! ってことでした。というかわざわざそんな格好しなくても充分なのに.....。自分が日本人だからそれほど違和感は感じないけど、向こうの人から見たらアジア人が西洋のメイド服や人形の格好をしてる....っていうのはかなり異様に見えてしまうのかも。「ジャパン・エキスポ」とかいう催し物での風景が映っていますが、そこに映っている日本人のメイド姿の売り子.........やっぱり海外だと異様だ.........。悪いとかそういうんじゃなくて、単純に「似合っていない」様に見えてしまいました。でも例のゴスロリジェンヌには感動ものだったみたいですが。w


 近いうちにゴスロリもワールドワイドな存在になるのかな.。  でも仮にそうなってしまったら宿命的に日本人には体型や顔のつくりから悔しい思いをするかも..........。和服姿のゴスロリスタイルなんて流行らなそうだし........。う〜ん。でも京都辺りで集結して(w、外国人にアピールすれば案外ウケるかも? 

† 00:52 | トラックバック | Topへ▲ †

 ............実を言うと、年末に買ったボズのコート、一度返品し交換してもらいました。

 というのは、縫製に不良がありまして、片方のサイドポケット部分にあたる、表側に留められているボタンの糸がそのままポケットの中を通って裏側で縫われてあったからでした。............でも到着日には別にそれが不良品とも思わなくて。機能性を重視しているブランド(衣服)じゃなさそうだし、そっかこういうものなのかな.........なんて思わず納得してしまって。

 ところが翌日になって、やっぱりちょっとそれは違うんじゃないかなあ.....?なんて思い始めて。それに背面の裾中央部分にほんのわずかですが、キズなのか表面が少しえぐれて灰色っぽくなっていたのを見つけてしまってから気になってしまって........。どちらか一方のみだったら思いとどまったかもしれませんが、もし不良品ということで交換してもらえるならその方がキレイさっぱりいいかな、と思って、即メール。

 数分後、即返事が届いて、本店の方へ着払いで、ということになり翌日返品。
 着払いの送り状を持っていなかったので運送会社から貰わなくちゃいけないなんていちいち面倒くさいなあ.....なんて思いつつ、運送会社のサイトを見ていたら、何と自分で送り状を作れる! ヤマト運輸がそういうサービスをしていて、アカウントを取って後は普通に送り状を書く感じで入力してプリンタで印刷し終わり。

 発送翌日、いきなり家にボズから電話が掛かってきて、交換/発送の手配、それにお詫びの旨の電話でした。ちょうど年末で12/29だったし、もしかしたら年明けまでおあずけかなあ....なんて思っていたところに電話だったのでびっくりしました。素早い対応にもびっくりだったし安心出来て嬉しかったです。余談ですが.......ちょっとおかしかったのが、その電話。相手の人....たぶん同じ位の年で若い人だと思うのですが、すごいトチってて、「あ、ああ、」「どどどど、どうも....」とか「よよよ、よいお年を....」みたいな感じだったものだから、通話中、(も、もういいです。そんなに詫びなくても......)って、なんだか申し訳なく感じてしまいました。


 ネットのスレとか見てて、ボズの店員の接客とかあれこれ書かれてあったし、最初に届いた時は、コートが妙な香水臭さがあったり、伝票の字の下手っぷりから、もしかして「そういう」お店なのかな......なんて嫌なイメージを浮かべてしまったのですが、本店の方はそうじゃない雰囲気がしました。対応はめちゃめちゃ速かったし電話もくれたし、伝票の字なんかを見ても上手で。若い人の字でないことは確かな字面でしたし。....まあ字の上手い下手で判断するのもどうかとは思いますが、自分の経験上、年齢や人柄が文字に表れる様な気がするので。


 翌日30日に無事届き、今度は文句無しの良品でした。隅から隅まで隅無くチェックしても何処も問題ありませんでした。思わず涙出そうになったよ。つд`)ウウッ あんまり嬉しかったから、商品の到着報告も兼ねてお礼のメールを出しました。

 とにもかくにも、一件落着です。安心して年を越せたし。最高のコートを手に出来たのだし、年末年始はハッピーでした。(^∀^)


 しっかし.....本当にこのルートヴィッヒコート、人気ないんだね。メンズのコートで唯一売り切れになってない。......いや実際、買った自分もゴシックっぽさ目当てで買ったわけではないコートです。思うに、商品ページに、「ナポレオンカラー」とか「大きな下衿」とかメタタグを入れておいた方が良い様な気がします。どっちかっていうとあのコートに限っては、ゴシック云々に関係ないフツーの人にアピールした方がウケが良さそうですし。あとは楽天へ出店かなあ。楽天のように店舗数が膨大にあってカテゴリー別に区別されていると、目的のものが見つけ易いし比較するのもラクですので、最近はよくチェックする様になりました。.......本当、BOZのページをたまたま見たから発見できただけで、見ていなかったらそのまま気付くことなく、念願のコートは手に入らなかったと思うし。

 ゴシック/ロリィタの範疇に留まらないデザインだと思うから、今後も期待してみたいです。

† 01:54 | トラックバック | Topへ▲ †

 キタ━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━!!!
注文したボズのコートが、きょう届きました。頼んだのは先日紹介した、メンズルートヴィッヒウールコートです。

 ATELIER BOZ メンズルートヴィッヒウールコート


 結局、現物を見ることなく買ったのですが、サイズ、質感など予想通りでした。あの記事を書いてからもネットでボズについて調べていたのですが、前に2chで立ったボズのスレを見つけて読んでみたところ、生地が薄めとのことだったのでそこが唯一気がかりでした。ですが、このコートはピーコートが元になっている上にウールですし、たぶん巷のピーコートより若干薄い程度ではないかと思っていました。現物を見るとまさにそんな感じ。いやもしかしたら変わらないかも。手持ちのコートは安いピーコートだったし長く使っていたのでけば立ちがあるので、その違いだけかもしれません。届いたボズのコートは、すごく滑らかな生地で光沢感さえ感じられるくらいきれいめです。

 サイズも予想以上にぴったり。鏡の前でおもわずにんまり。(^∀^) 後のベルトが調節可となっていましたが、ボタンとボタン穴はそれぞれ2コずつしかなかったからこのままでは調整は不可っぽい。ボタンを自分で取り付け直すってことで調整可能なのかも。でもデフォの状態で問題ないです。

 ケチらしいケチを付ける点が見当たらないくらい満足しています。まあ強いて言えば.........内ポケットがなかったのであってもよかったかな、って思う位。外のサイトポケットは思っていた以上に大きめだったのでその分カバーしているということなのかもしれません。


 ダブルブレスト+オールインライン+ナポレオンカラー..........この要素を充たしているピーコート自体あまり無い上に(とはいってもピーコートとナポレオンカラー自体がダブルのデザインなのですが)、ボタンの配置....8ボタン4つ掛けのものでオールインラインのもの..........で絞り込むと、このボズのコートしかありません。

 現に楽天に載っているメンズのピーコートを一通り目を通してみたのですが、他にそれらしいのは見つからなかったし、ナポレオンカラーといっても思い描いていた「大きな下襟」の要素1つとってみても、このボズのコート以外にはありませんでした。....あ、でも素材がウールでなくてコーデュロイで見つかりました。ただし値段が高かったしパスする他ありませんでしたが、素敵なコートだとは感じました。もう少し年を取ったら似合うのかも......。What Comes Around Goes Around  "Oxford"コーデュロイテーラードピーコート  あとは........Webページを検索していたら、パリコレか何かのレポートサイト内のページを見つけたのですが、その中で紹介されていた......どれだったかな、確かエクステだったかな。マックイーンやヴェロニクのコートもカッコいい感じでした。レポートにもゴシックとミリタリーの言葉がありました。ダブルでナポレオンカラーだとトレンチコートが多いのですが、自分にはトレンチは似合わない様な気がして避けています。それにトレンチって長身じゃないと合わなそうで...。まあ30代半ば以降でお金に余裕もあったら......これとか憧れるかも。Sakazen Online Shop -大人カジュアルに着こなすハイクラスコート  

 ナポレオンカラーやミリタリー風は近年、ちょっと流行っているようですね。ちぇっ、自分なんか10年前から目を付けてたのにっ! 時代がやっと自分に追いついたね。バカ(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴ターン


 というわけで、有るものから良さそうなものを選んだ結果、ではなくて、思い描いていたものに一番ぴったりだったものを選んだ結果が、たまたまボズだった、という感じです。また普段使うコートとして選んだので、ゴシックだとかそういうカテゴライズされた選択肢はしませんでした。第一.......このルートヴィッヒコート......人によっては「これのどこがゴシックなわけ???」とか突っ込まれそうな気がします。届いたコートに手書きのメッセージが添えられていましたが、このコートは今までのボズのコートの中でも短い丈のもののようです。
.......やっぱりゴシック感は縦長が要素の1つだと思います。ゴシック好きな人はたぶん無意識にそれを感じ取っている気がします。ボズのコートでロングのものは次々売れてゆくのに、なぜかこのコートだけ売れ残っている...訳ではないのかもしれませんが、まだ売り切れていません。でも個人的な意見を述べさせてもらうと、このルートヴィッヒコートのシルエットとデザインは本当に素敵です。文句の付け様がありません。同じ様な要素を持つコートで、このコートより値段が高くてもブランドが世界的に有名なものでも、これより良いものは無かったと思いましたし。丈が短いとロングのものと比べてポップな印象だし、大きすぎる位の下衿もまたポップさが感じられます。


 調べて行くうちに、ここ最近のボズは方向が定まっていないとか目にしました。インターネットアーカイブで過去の作品をいくつか見てみましたが、言われる程悪くないと思います。個人的な意見ですが、最初からゴシックのカテゴリー枠を設けてその下で生み出していく、というよりも、むしろそういう枠を設けずに生み出しているように思えます。思うに、今までとは別のブランドを設けてそちらはゴシックをあまり意識しないデザインを追求しても良さそうな気がします。もっとモード系を意識してみるとか。ゴスの人は保守的な人が多そうなので、カテゴライズされた要素からはみ出ると途端にNGになってしまう気がするし、デザイナーの経歴を見ても、たぶんそっちの方面でも素敵なのが出来るはず。今後も期待しています。


............どうでもよいことですが、発送の日にち指定はしていなかったにも関わらず、12/24の午前の発送指定がされていました。しかも札幌店から航空便で。...........12/24.........いろいろ邪推できますね.........。あいにく..というかいつものことですが24、25と予定はありませんから。(´・ω・`)  年賀状を作らなくちゃいけないし。ハァ  良きはからいをしてくれたのかもしれませんが、自分にはその恩恵は受けられなかったようです。 それと......3、4年前は通販で買うとおまけが付いていたようですがやめちゃったのかな.....。過去ログでそういう記事を見つけて密かに期待していたのですが。でもそんなことはどうでもいいです。思い描いていた念願のコートが手に入ったのですから。大事に長く使うつもりです。


ググって見つけたスレッド
**アトリエBOZ**(既dat落ち/html化済)
●○アトリエ・ボズ○●

† 00:26 | トラックバック | Topへ▲ †

久しぶりのリアルタイムなネタです。

 ひょんなことから..........あぁ、そもそもこの時点から、そういう運命だったりするのかもしれませんが(ぉぃ、気になっているコートがあります。

 ATELIER BOZ メンズルートヴィッヒウールコート


 昔からナポレオンタイプのコートに憧れていたりします。襟が大きく取ってあって、ダブルでボタンが並んでいるタイプのもの。ずっと前....高校生くらいの時にカジュアルのお店の折り込み広告にそれっぽいのが載っていて、すっかり気に入ってしまいお店にいってみたらもう売り切れてて........。けっこう上のリンク先のものに似ていたと思いますが、もっとカジュアルっぽいというか子供っぽい感じがなきにしもあらず...だったと思います、


 いつかそんなコートが欲しいと頭のどこかに置き去りにされてかれこれ10年近く経とうとしていた折り、ネットの知り合いの人とゴシックのお話をしていたら、ちょっとどんなものか見てみたくなって、ゴスロリブランドのサイトを見ていたらそれを見つけた....という次第です。

 そう.....そのコート、ゴスロリのブランドの「アトリエBOZ」のメンズコートなのです。ゴスロリとか言ったって、男の自分には知っているのはブランドネームくらいで具体的にゴスロリの定義はどういうのか、どこがどうなのかとかさっぱりなので、そのアトリエBOZが果してゴスロリブランドなのかどうかは......自分には分かりません。ただ、ネット等で調べてゴスロリブランドとしてその名が挙げられているので、そういうものなのかと判断するだけです。アトリエBOZの名前を知ったのは.....ええと2002年くらいだったかな。ネットを見ていて「ゴス・ロリィタブランドと言えば?....みたいなアンケートでアトリエBOZがたまたま1位だったので......自分にしてみれば当時ゴスロリのゴの字も分からない時分でしたし、それ以来、自分の中ではゴスロリブランドと言えばアトリエBOZ、みたいな図式になっています。

 女の人からみてアトリエBOZに載っている服がどうなのかは分かりませんが、個人的な感想としては、他の(ゴスロリ)ブランドと比べて好印象でした。奇を衒うわけでもなくコスプレっぽく捉えられてしまいそうなデザインでもないし、シックで上品な感じで、あんまり出しゃばらないというか着ている人間よりも主張しない...というか。


 そんな印象を持つブランドですが、今までゴスロリブランドなんて、100%女のコ向けだと思っていたのですが.......メンズもあったとは.......。いやまあ「ある」とは思っていたけど、何と言うか「着られる」ものはないと思っていました。実際、自分が見た限りではアトリエBOZのメンズの大半は、自分にはムリ!なのばかりです。.......というか、これらの服って普段、外出時などで着ていく服じゃ......ないんですよね?たぶん。自分が男だからかもしれませんが、レディースのものは別に違和感はほとんど感じません。でもメンズのは違和感ありまくりです。.....一体どこで着るのかわかんない......。なんかホストの人とか着てそうな気も......あとはゴスロリパーティにエスコートしていく時にでも着ていくのかな??? わからない......。もしかして、メイド喫茶の逆バージョン...男がウエイターになってるやつ....執事喫茶だっけ??? 来店するお嬢様を相手する......失礼w お相手して差し上げる.......いやこれもちがうな、来店したお嬢様が「私にかしずきなさい」とか何とか言って、執事が「かしこまりました、お嬢様」なんて言う感じか。w あれにはぴったり似合いそうだよ。w  そういう場所でしか着られなさそう。

 そんな中、冒頭に紹介したコートだけは違和感が無かったし、普通に外出時に着ていけそうなコートでした。思い描いていたナポレオン・ピーコートのデザインにかなり近いものでした。まずシルエットが素敵なのと、ボタンの大きさとその配置。ウエストがタイトで適度に絞ってあるのが良いです。普通のコートだと、タイトなものでもウエスト周りは寸胴になりがちなので、後ろのベルトで調節できるのは良いアイデアですね。自分にはこういうコートが似合うと思っているので...というかそういうタイプの人間なんだと思います。細めで小柄だし、顔は女顔だし。これに黒のブーツカット+ブーツとか履くと、自分には似合うかな......なんて思っています。

 「ナポレオン コート」とかでググれば他にもめぼしいものが見つかるのではないかとググってみたのですが、それで見つかるのは、ダヴィッドの絵で有名な、白馬に股がりアルプス越えをするナポレオンが着ている、小さいボタンがずらーっと並んでいる....アレっぽい雰囲気のが多かった。かといってミリタリー・コートでぐぐると、また違うし。...............なんかこれ以外好きになれるのがないです。


 もう一度商品ページを見てみると........肩幅、袖丈..と、サイズが合ってる........。今持っているコートのサイズよりもサイズが自分にぴったり..........。ちょうど今のコートも長く使い続けていたし良いのが欲しいと思っていた矢先......。買えって神からの啓示ですか、もしかして。w どうしよう。隣りに載ってたコートはいつのまにかSOLD OUTになってるし.....数が少ないのかな。.......やっぱり買うべきなのかな。

 写真で見る限りは普通に着られそうです。でも他の商品がみな一癖あるものばかりなので、ちょっと心配です。.........まあ結局、買い逃してしまいそうな気もしますが、それでも良かったりもします。言ってることがめちゃめちゃですけど。それを見つけるまでコートを買う気になっていなかったので、他のコートも含めて下調べしていないし、このブランドの具体的な商品を見たのもホントに最近ですし。

..........でも気になって欲しかったりもするし(一体どっちなんだ!)......心は搖蕩いでいます。

† 00:07 | コメント (2) | トラックバック | Topへ▲ †

日本近代文芸におけるゴシック風小説−泉鏡花と谷崎潤一郎の場合−

 という記事を偶然見つけました。確か.........自サイトのログの検索キーワードに「谷崎潤一郎 ゴシック」みたいな感じのがあったので、どうして谷崎の小説がゴシックなわけ???と、まさかそんなことってあるわけないとグーグルで調べたら見つけました。


 上記のWebページを見ると、谷崎/鏡花以外にも、夢野久作、ワイルドなどの名も出てきており、それってみんな自分の好きな作家だったりします。肝心のそれらの作家の作品がなぜゴシック風小説なのか説明されているのですが...............いまいちよく分かりません。ただ、泉鏡花がゴシック風というのは以前から知っていましたし、「高野聖」や「外科質」を読んで何となくそういう雰囲気は読み取れましたし、事実アマゾンの洋書で調べてみると、泉鏡花の作品がゴシック小説として出ていますね。小泉八雲の怪談もジャパニーズゴシックホラーとして出ていたと思います。


 谷崎の初期作品は、悪魔主義とかデカダンス、マゾヒズムとは言われていたりしていたようですが、ゴシックとは言われていない....ですよね???  う〜ん........その論文の著者だけがそう思っているのかな..........。ゴシック好きの自分でさえそうは思っていなかったし。でもそう解釈されるのは嬉しいですが。w

 でもでも....リンク先を読んでみると、次の様な記述があります。

谷崎の使うゴシック風の語りは、 明らかに非常に意識的な使い方で、 多分これは鏡花よりも谷崎の方がゴシックの伝統をよく知っていたからではないかと思います。(中略)谷崎は、 一九世紀後期の西洋のゴシック作家たちを広く読んでいて、 アイデアを借りるにしても鏡花よりよほどあからさまに借りています。(中略 ) つまり、 谷崎こそ、 日本のモダニズムの基盤の一つとしてゴシックを確立した一連の作家たちの鎖の最後の輪なのです。

嬉しいことを言ってくれるではないですか!!(^∀^)


 
 ここからは個人的な解釈ですので構わないで下さい。w

 もし仮にゴシック風だったとしても多分関西へ移り住む前の、悪魔主義でいた頃の作品に限るのではないでしょうか。う〜ん....でも........移住後に書かれた「春琴抄」はどことなくゴシックぽい気がしないわけでもない.......。春琴と佐助は共に盲目になって、つまり暗黒の世界へ共に過ごすことになったわけですが、個人的に読んで感じたことは、それがふたつの魂を昇華させた....言葉で言うなら「魂合う(たまあう)」....お気に入りの言葉ですが、魂がひとつに結ばれる、心が通じ合う........という意味なのですが、まさしくそれなのだと思うのです。光を失えど、魂は共に一筋の光へと導かれた....そういう風に感じました。

 別に互いが同じ運命を辿ることがゴシックではないと思いますが、鏡花の「外科質」に出てくる外科医と患者にも言えるかもしれません。紹介した上記のページにも解説されていますが、情事(情愛)が発覚するのを恐れるあまり、麻酔を打つのを拒否しそのまま執刀をうける人妻が、遂に外科医の持つメスを手に取り自らの胸へ突き刺し命を絶ち、後日、その外科医も自殺します。
........なんてそれだけでは何で自殺するのか分かりませんね。作品内では、外科医の若者と、或る伯爵夫人の患者が昔、面識も無い間柄の上に言葉も交わさず「たった一目」見ただけなのに、どういうわけか二人とも相互に惹かれたらしいのです。で、麻酔にかかると「愛してる」だののうわごとを言ってしまうのではないかと、人妻の身分であるゆえにそれが許されないことだと伯爵夫人は決意し、自らメスを取りあげる........巻末の解説から考えてもたぶんそういう内容/解釈なのだと思います。もちろん、「ありえない」話ですが、思うに、いわゆる「観念的」な象徴として描くためのシチュエーションなのではないかと.........個人的には思っています。


 ここで先に挙げた2つの作品で考えてみると、仮に破滅するのが闇ならば、光は愛といえるかもしれません。光と闇が互いに逆の方向へ働こうとする力が大きければ大きい程、ゴシックらしくなる気がします。以前にも「二律背反」という言葉を使って書きましたが、人がどう思おうと、自分ではゴシックはそう感じます。醜悪なものと美麗なもの。惡と善。黒と白。闇と光。

 

 前にも同じ様なことをこのブログで書いてるはずですが、結果的に、自分の好きなモノの多くがみなゴシックの要素を含んでいた.....ということなんですよね。もちろんここでいうゴシックは自分勝手な解釈のゴシックも含めてです。別に無理してゴシックと呼ばれる物ばかりを追い求めた結果ではなくて、知らず知らずのうちに好きになっていたものが実はゴシックだった....ということです。うぬぼれていますが、こういうのを発見する度にやっぱりそうなのだと思ってしまいます。


(2006/08)

† 23:09 | トラックバック | Topへ▲ †

  ルシフェリウム
 5月初め辺りから7月中旬までウェブデザイン制作していたサイトです。
このサイトは、アトラスから発売されていた、女神転生外伝ラストバイブルシリーズ(ラストバイブル3は女神〜の肩書きはありません)のファンサイトで、確か2003年辺りに公開されて、半年程で閉鎖されてました。サイト名の「ルシフェリウム」とは、ルシフェルの根城の意味ですが、ラストバイブル(以下LB)1〜3シリーズを通して、ルシフェル及びルシフェリウムが登場しています。本家の女神転生シリーズは知らないので分かりませんが、少なくともラストバイブルはルシフェルとルシフェリウムが1つの要素であって同時にシリーズの世界観を繋ぎ留めている......そんな気がします。

 これはサイトデザインが出来上がった後に、管理人さんへお話したことなのですが、このサイトデザインを手掛けるにあたって念頭に置いたのが、ラストバイブルとルシフェルのためのファンサイトだったということです。故に、サイト名がルシフェリウムでなかれば、このようなデザインになってはいませんし、おそらく.......(自分の中では)これほど良い出来にはならなかったと思います。

 ルシフェル............、過去の雑記をご覧になれば、ルシフェルが大好きな事が分かると思います。別に服従するつもりもないし、もちろんその存在を信じているわけでもありません。(ま...いたらそれはそれでいいですが) ただ、語られているルシフェルの人間性.....(人間ではないけど)そういうのを含めて、自分の中で抽象化されアウトプットするあらゆるものに影響を受けています。なんてつらつら書くと話がそれてしまうので、ルシフェル論はまた後日改めて書きたいと思います。

 そんな自分が思い描くルシフェルと、ラストバイブルに登場するルシフェルとはかなり似ています。同時にゲーム自体の世界観やストーリーなども大好きです。しかし出来上がったサイトの雰囲気は、ラストバイブルの持つ雰囲気とは異なってしまいました。.....とはいってもラストバイブルシリーズのほとんどが昔の携帯ゲーム機での作品でhしたので、グラフィックは当然描き込まれているわけでもないので、各々の想像によりけりだとも言えそうです。LB3だけはスーパーファミコンでしたので、かなり細かい部分まで描く込まれています。ストーリーはシリーズ通してダークでシリアスですが、LB3のグラフィックがやたらポップなので、あれと見比べると、別物に見えてしまうかもしれません。


 ヴェルヴェティーン同様に今回もサイトデザインを自由にさせていただけたので、本当に有り難く助かりました。その上、気に入って頂けている様なので、こんなに嬉しい事はありません。.......いつだって誰かに何かを差し上げる時は、気に入ってもらえるか本当に心配なのです。自分がどんなに気に入っていても、好みは人それぞれなので分かりません。だいたい差し上げる事自体がお節介かもしれませんし、もう本当に気を使います。

 サイトデザインの構造は、今回はテーブルタグを多用しました。理由はゲームのデータ掲載のコンテンツを多く占めるので、常時メニュー表示しておく必要があったためです。CSS(スタイルシート)でDIV要素をフロートさせれば可能なのですが、現状では不安定な上に各ブラウザで表示を統一させるのは苦労するので、差し上げるというのでは、やはり管理が簡単なテーブル構造が良いと思ってそうしました。
 一時期、かなりW3Cの仕様に準拠することに執心していましたが、最近では柔軟な考え方になりまして、従来のテーブル構造も必要によって使う様になりました。Flashを除けば、テーブルダグによるコントロールが一番安定しますしラクです。

 ただ、装飾やレイアウトなどの設定は、ヴェルヴェティーンと同じく、今の自分に可能な限りHTML+CSSで分別させています。ほとんどのページは、比較的コンテンツ量がなくすぐに作成できたのですが、データ掲載ページ「Reference」は、コンテンツの内容上、テーブルタグを多用した表によるものがほとんどなので、それをコントロールする為のCSS設定に苦労しました。分野によって項目数が異なりますし、そうなると1行1段ごとの幅や高さも変わりますし、テーブルの構造も異なります。そこをCSSでコントロールするとなると、各行各段にクラス指定してやる必要があり、その結果、CSS設定量がかなり多くなってしまいました。トップページを除き全てのCSSは外部CSSにまとめてあるので、設定量は多いのですが把握さえすれば、結果的には、今後のコンテンツの追加/修正作業の際に便利なのではと思っています。
 たとえば表の項目欄の幅をCSSではなくHTMLタグで指定してしまうと、数個の表ならばまだ良いですが、それが何十とあるとそれらを修正して行くのは容易な事ではありません。データ入力でさえ一苦労なのに個々の表示修正までしなくてはいけないとなれば.........考えるだけでうんざりしそうです。


 デザインに関してですが、これも後で個々に書いていきますが、事前の資料集めに時間が掛かりましたがそれが結果的に良かったようです。天使像に始まり、ルシフェルの紋章、魔術の呪文.......この3つがルシフェリウムの大きな要素です。これらを調べ上げるのにトータルで2週間近く掛かってしまいました。もちろん国内サイトでは見つかるわけも無いので、海外サイトばかりです。英語もろくにできないし、知ってる単語といえば、PuxxyとかFxxkとかしょうもないのばっかりだしw、おまけに辞書で調べても載ってない単語がいろいろあってその多くは魔術やオカルト関係なのですが、それらを交えた文章ばっかりだったので苦労しました。でもおかけで知識も増えたし(相変わらず何の役にも立たなそうだしw、知識を他人に披露すると怪しまれそうだしww)、個人的には満足しています。

 ページ内の飾り罫は、ルシフェルの紋章をヒントに作ったオリジナルです。市販の飾り罫は使っていません。この飾り罫はお気に入りです。それが出来上がるまでは、だいぶ苦労して市販のもので済ませようと本当に思っていました。特にゴシック風とかそういう様式のコンセプトもなかったので、ルシフェル....ルシフェリウムに関連させるデザイン...............そんなのわかるわけないだろ!....って感じで参っていました。その後、ネットで調べ上げてルシフェルを象徴させるデザインがあることを発見したので、それがきっかけでうまく雰囲気を統一できてなおかつデザインも良くなり、うまくまとめられました。


 これでラストバイブル関係で出来る事は全てし終えました。MIDIは作ったし自サイト内に別コンテンツも設けたし、ルシフェリウムのサイトデザインも手掛けたし、夢かもしれませんがリメイク実現の為の、今後のラストバイブルの話題作りなどの提案も管理人さんへ話しておきました。また何かあればその時は何かしら対応するつもりですが、しばらくは静観しようと思います。フォース無しのガイアのみで創作するのはしんどいですね。w 


 うわ......また長くなってしまいました。
どちらのサイトも自分のサイトを手掛ける感じで作りました。どちらもとても気に入っています。自分のとこよりもいいかも...と思うくらい。制作している途中、これは敢えて使わないで自分のサイトのためにとっておこう.....なんて悪魔になりかけた時もありましたが、それだと相手に申し訳ないし出来も悪くなるし、自分が作ったのだから、今後自分のために部分的に使ったり流用したって構わないはずですし......なので、きちんと全て良いものを使いました。

 SEVENTH†HEAVEN内のコンテンツ4つにさらに今回の2つ......計6つもサイトを作った様なものです。そんなんだったらさっさと自分のサイトをリニューアルさせろよな....とか突っ込まれそうですね。オリジナルのゴシックの飾り罫が出来上がれば、サイトデザインに関しては一段落できるのですが、また少しかかります。だいたい掴めているし、これでOKにしようというものもあるのですが、もう少し粘ってみたいです。

† 02:10 | トラックバック | Topへ▲ †

 今年の初め辺りに作ったのですが、思いがけないことから出来上がりました。ネタをばらすと市販の素材集からの画像を使っています。背景のバラ画像と枠画像です。もちろん最初からこういう状態だったわけではなくて、自分で加工したものですけど。最初はただなんとなく、何か良いものが出来ればいいかな....という感じで、CGソフトでいじくっていていたのですが、どうにも上手くいかずそのまま放ってしまっていたものなんです。

 でもとある事で、ゴシック好きな人にCGを差し上げる機会が出来たので、もう一度アイデアを練り直して作りました。.....そのアイデアは、差し上げた方のサイトに由るところが多いのです。そうでなくてはこのような形にはならなかったと断言しても良いくらいなのです。

 それに.....ある意味、正真正銘の「ゴシック調」のものが作れたし、この機会には感謝しています。
うざったいうんちくなど聞く必要もない位、「ゴシック」だと分かってもらえるデザインだし、一度はこういうのを作ってみたいと前々から思っていましたし、第一、自分でもお気に入りのものが作れたのですから。


 やっぱり人に何か差し上げるとなると、質の悪いものを贈るわけにはいかないし、気に入ってもらえる様なものでないといけないし、そういう条件があるから良いものになったと思っています。.......差し上げる方以外の、ある程度の人....これを例に挙げるならゴシック好きな人......にも気に入ってもらえる様な汎用性、というかポピュラリティを持つもの.....出来ればそういうのを作りたいものです。だって、仮に差し上げた人が気に入ってくれたとしても、もし他の人が見たら、全然いけてない.......みたいだと、なんか申し訳ないし.....。とはいえ、それを確認することは難しい事ですけど。

 今回程それに留意して作ったことは他にはありません。元の素材がよかったというのももちろんありますが、だからといってただ画像を集めて出来上がったわけではないし、誰もがそこに行き着くとは限らないと思うし.......。かなり自惚れた事を言って恐縮なのですが.....。

 ちなみに、ここに載せたものは、文字など多少変更しています。差し上げたデザインの方が良い仕上がりです。それと、「ヴェルヴェティーン」という言葉も特に意味を持つものでもありません。なんとなくゴシックぽい響きかなと思って。ゴシックというよりゴスロリ...かも。「Teen」の文字列を含んでいるし。「ブラック ヴェルヴェティーン」でも良いかな....と思ったのですが、レニクラに同名の曲があったので.。


.............。なんていうのは嘘で、白状すると、激しい妄想内ではゴシックブランド、ゴシックカフェの名前のつもり。メイド喫茶とは違うよ。萌えもないしコスプレしてるわけでもないし。もしくはシルバーアクセサリーのショップも兼ねている様な感じ。

 この画像を見ていると単に画像にしておくのは勿体無いと思ってしまいます。例えば....服(ノースリーブとか)に(文字は当然消して)プリントして、十字架部分をスリットにしてその上にバラのワンポイントをくっつけて枠を裾部分につけて.....みたいな。女の人なんかに着てもらうと良さそうな気がするんだけど.......どう? 
ダメダトオモウ(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴ターン


----------------------------------------------------------

...........なんて、去年の今頃に下書きしたまま保存していた雑記です。
実は今年の初めに、また作れる機会があったので、今度は恐縮ながらもサイト全体のページデザインを想定したものを(ほとんどこちらの勝手で)1ヶ月ほど掛けて制作しました。

 その一部が、冒頭に載せた画像の右側のものです。ページの一部分でテキストもサンプルですが、各ページに共通するデザインです。当初は、トップページ用の背景画像をそのまま使おうと思っていたのですが、黒背景に白文字よりも、やはり白背景に黒文字の方が読み易いし、受けるイメージも完全にダーク....アンダーグラウンドな感じがしませんので。それに...........差し上げる方が女性の方でしたので、今回はそれにかなり留意して作りました。

 今までの自分の作風は、どうもゴツゴツしていていかつい感じでしたので、それだと女性向きではないし、もちろんそういう作風自体は悪くはないと思っていますが、やはり向き不向きがあるので、流麗で気品が感じられるものにしたくて、さらさらするような...文字通りヴェルヴェティーン風のものにしたくて試行錯誤しました。

 それと共にHTMLの構築にも手を加えました。...........今まで自分のコンテンツにCSS(スタイルシート)を導入していましたが、このWebデザインで、HTMLとCSSの分別を図り、DIVタグの使い方も少し変えてみました。DIVのクラスによって、それぞれモードを変える様な感じです。例えば作品紹介モード、テキストモード、リンクモードというように、DIV内のHTML記述は同じでも、DIVのクラス名を変えるだけでそれぞれのコンテンツ形態に合う事が出来る様にしました。

 なんだか凄い事をしているように思われますが、実のところ、それが本来のHTML+CSSの使い方なんですよね。今回、それが上手く出来ました。あまり時間を掛けなかったのと、使う人の身になってシンプルな作りにしようと心がけたのが良かったのだと思います。......まったく本当、自分の為に作ると時間はかけ放題で凝り過ぎて、半ば自滅状態になりがちなので、それを肝に命じておかなくちゃ。w


 そういうわけで、自分の中ではWebデザインの作り方に多少変化があって、(他の方から見たら大した出来ではないかもしれませんが)以前より上手くなった様な気はします。これにFlashの技法を随所に盛り込めばさらに良くなると思うので、Flash買おうといつも思っているのですが、なかなか踏ん切りが付かなくて。

 とにかく、この機会に感謝します。一見さんならばもちろんここまで手掛ける事はないでしょうし、気に入ってもらえるようなものも作れないと思います。だからとても感謝しています。

 ちなみに、トップページのサンプルは、去年用意しておいたものは、一番左側の画像で、今年手直ししたのが中央の画像です。ゴシックブランドを仮想して作りました。....アイデアはけっこうあったりします。ペンダントにチョーカー、腕輪にカフス、財布などの小物に、トップ、ボトム........。小物ならばたぶんシルバークレイとレザーで作れると思っています。レザーの為の道具は実はうちの母が昔趣味でやっていたことがあるので一式揃っています。あとは.......衣服......。こちらはアイデアはあっても具体化させるのは難しそう。黒バラのプリントされた生地さえ手に入ればあとはミシンでどうにかなりそうな気もしますが.............。あとはカフェ。グラスはカリスかゴブレットで喫む様な感じで。w  マリアージュフレールなんかのイメージで。

 うう......アイデアはあるのに具体化できないのが勿体無いよね..........。

† 01:43 | トラックバック | Topへ▲ †

 しばらく雑記を更新していなかったので、話題も古いものになってしまいます。

 大好きなヴァンヘイレン。
ファンの方ならほとんどご存知だと思いますが、ベースのマイケル・アンソニーが、解雇されてしまいました。脱退ではなくて、解雇、らしいですね.......。春頃のB! (エディが表紙の号)で、マイケルのインタビューが載っていたそうですが、2chのヴァンヘイレンのスレッドで話題になっていましたが、どうもB!の載せ方が悪かったとか言われていましたね。いかにもエディへのインタビュー記事のように扱っていたとか。

 原因は、ちょっと詳しい事は知りませんが、どうやらマイケルが販売している、タバスコ・ソースを売っているのがエディが気に喰わないとかどうとか。「.............?」って感じなのですが、たぶんツアー先の会場などでグッズを売る際に、タバスコソースを売って=個人的な商売をして儲けているのが嫌なのかも..........。

 でも、それだけで解雇するって言うのもあんまりだし、何か他にも原因があるのかもしれません。これも2chスレで話題になっていましたが、ヴァンヘイレンの活動が上手くいかないのは、リードシンガーではなく、エディ本人に問題があるのではないか..........、なんとなく肯ける話です。

 エディのイニシアチブが大きく占領され始めた、VANHALEN III(ゲイリー・シェローンが加入した作品)辺りからどうも怪しくなり始めていましたよね。「 III 」は、個人的には、好きではありません。悪いわけではありませんが、それまでのヴァンヘイレンの作風がありませんし、そもそもサウンドが大きく変化してしまっていますし、曲調も、はじけた感じが伝わってきませんでした。 セールス面の不調もあったりして、結局3代目シンガーのゲイリーはそれっきりで辞めてしまうし、それ以降、オリジナルアルバムは出ていません。2枚組のベストアルバムに新曲が3つ程合わせて収録されていたそうですが。

 その後ツアーは何度か行った様ですが、かつてのような精彩さはないようですし、新作がないからセットリストも昔のまま。なんだかすっかり過去の人、みたいになってしまってとても残念です。おまけにエディの近影が、またひどい老け込み様で、ショックでした。.......俳優などもそうですが、第一線から退いたり、俳優活動をしなくなると、「普通の人」になってしまうんですよね。髪が長髪でパーマかけているからなおさら風貌が酷くて..........。

 ゲイリーの後、2代目のサミー(・ヘイガー)を迎えて、ツアーを行ったのですが、結局仲違いになってしまったようだし、それに続いてマイケルの解雇.........。というわけで残っているのはヴァンヘイレン兄弟ですが、事実上、解散状態とも言えます。もうサミーが戻ることは考えにくいですが、初代のデイヴ(・リー・ロス)はやる気を示していますので、希望が全く無いとは言えませんが、兄弟があんな感じではバンド活動は難しそうです。


 そんな話題ばかりですっかり興味が失せつつあったのですが、1つ良いニュースが。
...........といっても諸手を上げて喜べるものかどうかは微妙なのですが、エディが、ポルノ映画のサントラを手掛けている様です。........そうなのです、ポルノ映画。以前、「海の上のピアニスト」のEDテーマ曲のギターを弾いていて話題になりましたが、今回は曲も提供している様です。

 ポルノ映画ということが問題だと言う意見もあると思います。サントラ提供のきっかけは、エディがその監督と知り合いだった事だそうです。監督の方もヴァンヘイレンのファン(が見るかもしれない事)を考慮して、ハードな場面はカットしたとか。

 実際、その映画のサイトを見たのですが、英語を読まなければパッと見では、分からない感じです。ギャラリーの写真を見ると、露出の高い服着てるおねーさんやディルドー舐めてるカットとかあって、あぁ〜、やっぱりポルノ映画なのね........と気付かされます。
 でも話によれば、むこうではそういう映画でも賞をとることがあるようですし、日本でいえば.......見た事無いので間違っているかもしれませんが、昔のロマンポルノみたいなものなのかも。Webサイトでもコメントされていますが、ポルノ映画である以上性行為のシーンはメインの1つであるにしても、性的な官能よりも美への官能を表現しているようです。


 ........ちなみに、カテゴリーになぜ「ゴシック」を追加したかと言うと、サイトのギャラリーの写真を見てもらえばわかると思いますが、ゴシックドレスを着ている写真がかなり多いです。以前、海外のゴシックのアクセサリーや装飾を探していた時に、よく見かけたのと同じ感じのドレスです。おまけに白ロリみたいな純白のドレスや、お人形を抱いてる写真、ゴシック風というよりはヴィクトリア風というようなセット、それにゴシックホラーを予感させる動画..........、これは.........ゴシックロマンポルノだね。w

 エディが提供した曲も2曲、アップされているのですが、正直そっちよりもゴシック風な雰囲気や写真のほうに興味が移ってしまいました。曲は、アップされている2曲だけで判断するのも難しいのですが、その2曲に関してコメントすると、何となく、バッキング/リフが出来たら、それを再生して延々とギターを弾いていたものを録った....そういう感じがしてしまいます。エディの演奏に注文つけるなんておこがましいのですが、敢えて言うならもう少し構成を練ってメロディもはっきりしたものにしてほしかったです。

------------------------------------------------
............と、書きつつ、ミュージックビデオクリップを見たら発言撤回。
クリップに、エディ出てる〜〜〜〜〜! しかも手にしてるギター、あのストライプ、5150ギターだ〜。風貌もやばいとか言われていたけど、クリップ内のエディはカッコいいよ! 音楽も、聴き返してみたらそんなに悪くないし、今後の再始動のための1ステップとして考えてみたら、悪くないです。


 ともかく、サイトデザインも個人的に好きです。タイトルも意味ありげですし、写真や動画見る限りゴシックホラーっぽいし..............見てみたいかも。


「Sacred Sin」(ページにMP3、メインキングビデオクリップ、写真などあり)
http://www.ninnworx.com/sacredsin/

ミュージックビデオクリップ(エディ登場)
http://www.ninnworx.com/sacredsin/video_open/evhrise_tease_title.wmv

† 01:03 | トラックバック | Topへ▲ †

 これでひとまず読書の区切りがついた感じです。
自分でも良く分からないのですが、どことなく達成感というか「とりあえずここまで読んだぞ」というような、栞が付けられた感じです。
まだまだ自分に合う、好きになれそうな作品はあると思いますが、ひとまずここまで。もちろん本を読む事に飽きたというわけではありませんので、これからも読んでいくと思います。


今月買った本は以下のとおり。

大人のための怪奇掌篇/倉橋 由美子 (著)
吸血鬼カーミラ 創元推理文庫 506-1レ・ファニュ (著), 平井 呈一 (翻訳)
Pugin's Gothic Ornament: The Classic Sourcebook of Decorative Motifs
ライ麦畑でつかまえて/J.D.サリンジャー (著), 野崎 孝 (著)
いちご同盟/三田 誠広 (著)
放課後の音符(キイノート)/山田 詠美 (著)
ボッコちゃん/星 新一 (著)
あやかしの鼓—夢野久作怪奇幻想傑作選 /夢野 久作【著】
春琴抄/谷崎 潤一郎 (著)


 あぁ〜..........、こんな下書きを3月に書きっぱなしのままでした。
しかも全然区切りなんて付いてないし、今月(5月)もいろいろ買ったし........。でもある意味自分の好みの基礎となる様な部類の本をある程度読んだ事は確かかもしれません。いつかの終わりは今日の始まり。

 既にほとんど読了しているので、感想を書くのにちょっと苦労しますね。やっぱり読了すぐに感想は書くべきですね。とりあえず感想を書き出してからその後推敲するのが良さそうです。

 ということで、感想は後日。(その後日がいけないんだ......言ってる側から。) 追加の感想は、このエントリーを修正という形で追加します。なのでそんなに後じゃないはず........。


----------------------------------------------------------------------------

............なんてことを言っておきながら、いつのまにか7月も下旬........。
このいかれた雑記を楽しみにしている方がいるとは思えませんが、待たせてごめんなさい。

 早速、感想。
まず、「大人のための怪奇掌篇」は、別で改めて述べたい程、お気に入りの本になりました。なので後日。


 吸血鬼カーミラ
これは以前にもちらっと書きましたが、女性の吸血鬼です。有名なブラム・ストーカーのドラキュラよりも前に書かれたもので、買った創元推理文庫には、このカーミラの他に短編がいくつか収められています。カーミラ自体もそれほど長い話ではなく、百数十ページだったと思います。
 カーミラというと、百合ものだとか言われますが、読んだ限りでは別に取り立ててそんな風には思いませんでした。共に美少女でお嬢様なカーミラと被害者のローラが同じ寝室で寝泊まりするのですが、別にレズってるわけでもないし、単に喉元やみぞおち辺りをキス(吸血)するとか位。......でも、言われてみれば確かにそういう感じはあるかも。しかし、この作品はそれがメインではなくて、純粋にゴシック・ホラーの内容になっていて、ローラの元へ来るはずだった別のお嬢様がやはりカーミラ(しかし名前はミラーカという名をそっちでは名告っていた)に血を吸われ、そちらは原因を突き止める事が出来ないまま死んでしまいます。それで次のターゲットになったのが、ローラというわけです。
亡くなったお嬢様の父親と共に、ローラの父親が、同じ様な症状に陥っているローラの原因を突き止め、カーミラを封じ込めて話は終わりますが、ちょっとミステリーと言うか推理ものの要素も入っている気もしないでもないです。最後の方になって、すべてのつじつまがぴったりと噛み合い、楽しめました。 ドラキュラ程、話のスケールは大きくないし、田舎の山城で起こる怪談、という感じです。
 最近では、吸血鬼と言うと、萌えの対象になりつつあると言われますが、元祖吸血鬼のカーミラから既にそういう要素を含んでいた様ですね。若干ツンデレですし、美少女でお嬢様だし、おまけにちょっと百合もの..........。書かれたのが1872年ですが、ちっとも古さを感じさせないのが凄いです。 おすすめ。


 Pugin's Gothic Ornament: The Classic Sourcebook of Decorative Motifs
これは、タイトル通り、ゴシックの装飾モチーフ集です。雑記では今まで特に紹介してきませんでしたが、今までにもゴシックデザインの洋書をいくつか手にしています。やはり国内にはゴシックデザインの本はなくて、洋書に頼る他ありません。
とはいうものの、この本もそうなのですが、なかなか思う様なゴシックデザインが載っていません。というより自分が求めるものがそもそも異なっていて、どちらかというと飾り罫のようなものを求めているのですが、今まで手にしたものは、飾り罫というよりはオーナメントそのもので、サイトデザインなどの平面的なデザインに活かしにくいものが多く、またゴシックを知らない人が見てゴシックと気付いてもらえるかわからないモチーフが多くて..........買う度に損した気分になっています。
 同じ様にゴシックデザインを探している他の方にも、(嗜好が)合うかどうかわかりませんが、もしゴシックデザインのネタを探すならば、ゴシック建築.....とりわけ大聖堂の装飾を調べてみる事をお勧めします。ひとくちにゴシック建築といっても、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ.......など、フランスから派生していったものはやはりフランスゴシックとは装飾が異なりますし、時代によってもまた異なります。個人的にはフランスゴシックが一番好みですが、それぞれに良さがあると思います。


ライ麦畑でつかまえて
以下3つは、いわゆる「青春モノ」?........です。なぜか急に読みたくなって購入しましたが、なぜか読む気がしなくて、今回買った中でこれのみ未読です。時たまそう云う事があって、買う時は読んでみたいなと思っても、いざ読もうとすると..........う〜ん........という感じで本棚に戻してしまいたくなるんです。それでしばらく経った後にふと本棚に目を遣って、初めて読んでみる....という具合です。


「いちご同盟」と「放課後の音符(キイノート)」は、確か2ch文学版での、あなたが美しいと思ったタイトルは?.....とかなんとかのスレ内に書かれていたものだったと思います。そのスレを見て買った本、あるいは著者を知ったもの....いくつかあるので、何かと重宝しています。


 いちご同盟」
これは........ちょっと批判的な感想になってしまいます。
アマゾンのレビュー内に、読む歳が若ければまた異なる感想を抱くのではないか...というような記述があったのですが、そうなのかもしれないな....と自分でも感じました。
 「大人のための怪奇掌篇」の著者である倉橋由美子の著作に「あたりまえのこと」という小説論について書かれた本があります。それをこの本の読後に読んだのですが、 「いちご同盟」を読んだ時に感じたことと同じ事が、そう受け止められてしまう小説がこの世にはあると書かれていたので、そうなのかなあ....と少し不思議な気がしましたが、とにかくまず感想を書きます。

 この作品には、不治の病で余命少ない少女と、その同級生である野球部員の少年とピアノを習い将来音大へ進もうとしている少年が主な登場人物で、その野球少年と少女は幼なじみで良く知る間柄、ピアノ少年は最初ふたりとは面識はなく、少女へビデオレターを届けたいと言う野球少年の依頼で、しぶしぶ引き受けやがて少女が入院している病院へたびたびお見舞いの為に通う様になります。
 話の終わりにこの少女は亡くなります。その少し前辺りで、同じ同級生の少年がバイク事故で亡くなります。この少年は、野球部員の少年の友達(バッテリーを組んでいる)にいじめられて不登校になっていたのですが、ひょっこりバイクで校門近くでピアノ少年に出会った後、事故でなくなります。ほとんど登場しない人物です。ほとんど死ぬ役として、いのちの意味を教える為だけに、わざわざ引っ張り出されて死なされた様に、感じてしまいました。その話のもう少し前辺りから、それぞれ登場する人物が担う役みたいなものが薄々と感じられてきてしまって........。それぞれ確かに作品内の世界ではみな生きて頑張っている姿は描かれています。けれど、どうも空しく感じてしまうのです。少女の抱く想いも結局良く分からないままで、ピアノ少年に、「あたしと心中しない? 」「死ぬ程好き」だとか言っておきながら、野球少年と病室で密かにxxxしていたり(間が悪くピアノ少年は偶然目撃した)、結局死ぬ間際でも(もう声は出ないが)やっぱり好きだと言っている様に見えた....と書かれていたり、まあこの少年達も振り回されているのです。

 野球少年は、バッテリーを組んでいる不良少年(バイク事故で死んだ少年をいじめていた少年)と高校に行っても一緒にやりたいからと、成績が悪く進路先が決まらなかった不良少年を助けた様な形で、無事推薦を受け、希望の高校に内定します。ピアノ少年も、話の最初では、まだ演奏技術が足りなく進路先を悩んでいましたが、少女が亡くなったのを契機になんとかコツを掴めた感じで、登場人物の、ハッピーエンドとバッドエンドが恐ろしい程分かり易いのです。
 前述の倉橋由美子の「あたりまえのこと」に書かれているのですが、「操り人形の糸が見えるような具合に運命の女神、実は作者の手付きが見えるのは興醒めなのである。」...........まさにそう思ってしまったのがこの本でした。
 もちろんそう感じなければ良い作品に思えます。自分には合わなかっただけだと思いますが。


「放課後の音符(キイノート)」
その反面、この作品内に登場する少女達はみな生き生きとしていたように感じました。理由は良く分かりません。前述の操り人形の釣り糸が見えなかったからかもしれません。ただし男の自分が読むには問題があった気がします。まさか全部の話の主人公が女子高生だとは思っていなかったので.........。ということで、一応オムニバスのような集まりになっていますが、それぞれの話で登場する少女達には何らかのつながりがあったり、ある話では主人公でも別の話ではちょい役だったりしていたと思います。
 ちなみにこの本を知ったのは、前述の2chのスレッド内に「ひざまづいて足をお舐め」なんているタイトルが書かれていて、こんなタイトルにする人って誰なのかさすがに気になって調べたのがきっかけです。それで、多くの作品の中でこの本を選んだのは.......、私事になりますが、昔、「放課後のチャイムが鳴り止む前に」っていう曲を作った事があって、もしかしたら思い描いたものと似ている話が覗けるかも、と思ったからなのです。具体的な出来事は似ていませんでしたが、自分の抱く「放課後」のイメージは、そんなにかけ離れていないかも......とは思いました。
 それはともかく、良い作品でした。....まあ、女のコの秘密の日記をこそこそと読んでいる様な気分で、ちょっと恥ずかしかったですけど。


「ボッコちゃん」
 星新一の自選による50編のショートショート集です。ショートショートなので、作品ごとに具体的に感想を述べるのは難しいです。唸ってしまうオチがいくつもあり、また話のネタがとにかく自由奔放で、たしか1000以上も作品を残した人ですが、よくもそれほどアイデアが浮かぶものだと感心してしまいます。
 ただ、1つ際立っていた、というか妙にそれだけ他とは異質の雰囲気を持っていた作品がありました。「月の光」という作品なのですが、これは単にオチを読ませるものではないような気がします。ある老紳士がペットを飼っていて.......それは混血の少女なのですが、その老紳士はペットを育てるのにそれまで一度も言葉を交わさず、またえさをやるのも自分ひとりで誰一人近づけなかったのです。なんて書くと、今のご時世だと、すごく性的で歪められた欲望を充たす話のように思われるかもしれませんが、そういう雰囲気は全くありません。もっと抽象的で、あるものを表現することとして作られた話のような感じで、ガラス張りの天井、室内プール、きらめく夜空........そんな設定もあって、妙に幻想的なのです。
 老紳士が事故に遭い餌をやれなくなってしまい、召使いがいるのですが、召使いが餌を遣っても食べないし言葉も交わさす育てられてきたのですから当然言葉も通じません。老紳士は亡くなり、餌をやれる人間がいなくなり、その結果、ペットも死にます。

 ただそれだけの話です。他の作品に見られる様な、驚かされるオチがあるわけではありません。巻末の解説で筒井康隆が「彼の中にある理解と愛情の相関関係が図式的に示されてさえいる」、と書かれており、「(星新一が)どこまで完全に人間を理解しようと、絶対に人間に無関心になれないのは、本能的ともいえる人間への底知れぬ愛情のためであろう」とも書かれています。
 ただ面白いと思いながら読むばかりで、そういう著者の思いが詰め込まれているなんて思わず読み続けていました。


「あやかしの鼓」
相変わらず、夢野久作に嵌まっています。「世にも奇妙な物語」なんかが好きな人には、たぶんうってつけの作家だと思います。「怪奇幻想」という言葉がまさにぴったりの作風で、ぞくぞくさせます。しかし、その中にも独特の語り口調やユーモアさがたっぷりと含まれていて恐怖一辺倒ではない、実に素敵な作品ばかりです。
 「死後の恋」、「瓶詰地獄」、「いなか、の、じけん」、「あやかしの鼓」辺りを目当てで買いました。
Wikipediaの夢野久作の作品ページでも触れられていますが、意図的かそれとも単にミスなのか分かりませんが、話の内容に矛盾する箇所があったり、話のオチがざっと読んだだけでは分かりにくいものなどがあったりします。「瓶詰地獄」、「死後の恋」がそうなのですが、特に「瓶詰地獄」では、「ドグラマグラ」とは別の意味で思考回路がこんがらがってしまいます。
 「あやかしの鼓」をはじめ、「ドグラマグラ」、「押絵の奇蹟」など、脈々と受け継がれる因縁を背景にした作品も目立ちます。それらの話は、じわじわと因縁が紐解かれてゆく経緯が、なんだか怪談の百物語を聴いてゆくかの様で(おおげさなw)、意外に怖かったりします。


「春琴抄」
これもかなり好きになれた作品です。文庫本で70ページ程しかない短編ですが、じっくりと味わえました。というのも、この作品の書かれている文体が変わっていて、句読点がほtんどありません。しかも1つの文章が3、4行に渡るものが少なくなく、とても長い文章になっています。清水義範の「大人のための文章教室」に「読者に読むスピードを落とさせ、別世界の話をじっくりきくような気分にさせる効果を狙っているのだと思う」と書かれています。その例では「春琴抄」ではなく「細雪」でしたので、同様の効果を狙っているのかどうかはわかりませんが、確かに読み始めは面喰い読みにくかったのですが、慣れると意外にも読み易く苦ではありませんでした。
 話の内容は、盲目で三味線の名手であるお嬢、春琴と、彼女に仕える奉公人である佐助の愛と献身を描いたものです。春琴に悪意を持った弟子の利太郎から熱湯を顔に注がれ、酷い火傷によりかつての美貌が失われてしまい、それを見たくなく、かつての春琴の美貌を脳裏に焼き付けたいが為に佐助は自らの眼を針で突き刺し盲目となります。............自らの目を針で突つき盲目となるなどという行為は、他人から見れば狂気の沙汰としか思えないものです。ときたまネット上のレビューを見ると、それは春琴がサドで佐助がマゾだったから可能だった.....なんていうのを見受けましたが、それは冗談半分なのかもしれませんが、そういう風には思えませんでした。それほどまでに春琴を深く愛し、三味線の師匠として尊敬していた果ての行為なのだと、やはり思います。
 普段の春琴はわがままで勝気で、三味線のレッスンも凄まじく、演奏が「なっていなければ」、途端にぽかりと殴ったりするのは当たり前。暴言なんかは日常茶飯事。あまりのひどさに佐助はひいひいと泣いてしまうのもまた日常茶飯事なのでした。ところが、例の目を針で突つき盲目となった次第を佐助が春琴に話した際に、春琴は「佐助痛くはなかったか」「今の姿を外の人に見られてもお前だけには見られとうないそれをようこそ察してくれました」..と、普段そんな言葉をかける事の無い言葉をかけ、しまいには「『もう何も云やんな』と盲人の師弟相擁して泣いた」とその場面を締めくくっています。
 谷崎潤一郎の作品ってあまり泣ける様な話はないと思うのですが、この「春琴抄」にはおもわずうるっとなってしまいました。。。・゚・(ノД`)・゚・。 ウワーン

 そういえば、新潮文庫から出ている文豪ナビの谷崎本には、この春琴抄に対するコメントにどうしても賛同できないんです。完全に主人と奴隷のイメージにしてしまっていて、春琴のあらゆる世話が出来、それに絶えられるのも、奴隷だからマゾだから、だと書かれていて、それには絶句です。あの谷崎の文豪ナビの内容は、どうもそういう方向へ持っていきたがる内容なので嫌です。

 何かに弟子入りしたり先生についたりすれば、きつく怒られたり、殴られたりするのはけっこう当たり前の様な気がするのですが。確かにそれ自体は嫌ですが、親身になって教えてくれているのだと思いますし、一概にサドマゾの関係とは言い切れない気がします。床の世話もしたのも奴隷が故だとやはり書かれていますが、あれはいつしか二人がそういう仲になったが故の出来事だと思っているのですが........。春琴が佐助との結婚を望んでいるように察した周りがそれならばと勧めるとそれをつっぱねるくせに、いつのまにか佐助の子を身ごもり産んだりしますが(しかし産まれた子供は他へ貰われてしまうのでした。)、その後も相変わらずツンツンしっぱなし。悪夢の様なツンデレかも。w あんな奉公人など......なんて言ってる割には、自分から佐助を奉公人に選んだのだし、佐助の弾く三味線を聴いてみたいと言い出したのも春琴だったし。99%ツンツンで残りの1%デレデレって割合のツンデレな気がする。w

 ひょんなことから出会い、死ぬまで付き添い、自らも虐げられてゆく......そんな佐助の相手である春琴は、ファムファタルの要素を含んでいるかも。

 あぁ.....またこんなに長くなってしまいました。読む人.......いないな。

† 06:17 | トラックバック | Topへ▲ †

 とにもかくにも、まずは Sony Pictures - Underworld: Evolution へ行き、「ENTER THE SITE」をクリックして表示される、フラッシュのコンテンツをご覧になって下さい。


 自分の理想のゴシックデザインにかなり近く、また細部まで緻密かつダイナミックなアクションのフラッシュで、いい意味でショックを受けました。

 見ての通り、映画のコンテンツなのですが.........、実は映画自体はあまり興味がありません。でもちらっと見た感じだと、このコンテンツのメニューの「GAME」のコンテンツへ行ってみると、なにやらライカントロピーとヴァンパイアの二手に分かれて対戦する内容になっていたので..........嫌いではありません。ただ......、以前にやはりゴシック調ということで紹介した映画「ヴァンヘルシング」も、雰囲気は最高なのですが肝心の中身がxxxxxxって感じで、実際興行的にはあまり成功したとはいえなかったようですし........そういう感じがこの映画にもどことなく感じます。


 とにかくこのデザイン/コンテンツだけ拝めれば、それだけで大満足。金属的な装飾が施された.....彫金の様なデザインが本当に気に入りました。また、このほとんどゲームの様なアクションを起こすフラッシュも素晴らしいです。こんなことを言うと笑われるのは承知していますが、ずっと思い描いていたのがこういうデザインでした。今まで、自分のやりたいデザインに近いものをいろいろ見つけてきましたが、これほど理想に近いものは今までありませんでした。

 参考になる箇所はいろいろありますが、実際のところ、これは個人レベルでは無理っぽいですよね....。そもそも真似しようとも思っていませんが....。最近のウェブコンテンツは、デザイン+プログラミング(フラッシュ)という感じで、デザインだけ出来ても到底敵わない/見劣りすることになってしまうんですよね.......。


 しかしこのコンテンツの彫金的な装飾部分は、何のソフトで作られているんだろう....。初めて見た時は3DCGソフトかなと思っていたのですが、3DCGのようなツルツル感がないし、リアルな感じではないし........そうなると2Dなのかな...と思ってしまうのですが、どうなのでしょう。仮にPhotoshopなどで作られているとしたらその作り方が知りたいです。

 そんなわけで、このコンテンツからアイデアを盗もうと思って、かれこれ2ヶ月程、マックのデスクトップの背景画像にしていろいろ眺めていたりしてます。

† 01:42 | トラックバック | Topへ▲ †

 以前、ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」の感想の際に読んでみたい....と書きましたが、その後も気になっていて色々調べていました。その結果、やっぱり満足できそうな内容であることと、現在在庫切れのところが多く入手困難なことであることが分かり、ネットをさらに検索して、現在ネットで新品を入手できるのは紀伊国屋書店だけでした。しかもネット上の紀伊国屋ではなくて各地にある紀伊国屋の店舗の在庫のみ、という状況でした。

 そんなわけで、たまたま紀元/戦記とも在庫があった札幌店へ注文し(もちろんネットから)、代引きで送ってもらいました。

 そこまで探して買うべき本かと訊かれれば、間違いなく自分にとっては買うべき本だったと思います。まだ読み始めていませんが、入手した情報では...............、

 ヘルシングは破れ、ドラキュラ伯爵はイギリスを征服、伯爵は帝位に就いた、美少女吸血鬼「ジェヌヴィエーヴ」が登場する、次々と吸血鬼となる国民、創作/史実の人物が多数登場、新たな事件が起こってゆく、まさしくゴシックホラーな内容である事............などなど。

 まあ伯爵万歳な自分にとっては........ストーカーの本家を超えるバイブルになるかも.........。ただ唯一残念なのはやっぱり肝心の伯爵があまり登場しないとか...........。


 ともかく読後の感想は後日改めて書きます。

現在は福岡天神店の在庫のみのようです。ちなみに紀元/戦記ともに在庫あり。崩御はどこも在庫無し。
ドラキュラ紀元/戦記/崩御

 重版してほしいな.........。

† 00:38 | トラックバック | Topへ▲ †

 「ストラスブール」
 当て字辞書を日本語入力メソッドに登録してあったせいか、カタカナに変換しようとしたら一発目に出てしまいました。....一瞬「お!」とか思うけど、改めて見ると「夜露死苦」みたいでなんかあれですね.....。

 NHKの今週の世界遺産で取りあげるのは、フランスのストラスブール大聖堂。パリ、アミアン、ランスなどと並ぶ、フランスゴシック建築の1つ。独特の赤みを帯びたその姿は、詩人ポール・クローデルが「アルザス娘のごときバラ色の天使」と謳われたほど。しかし実際は、倒壊の危険があって、内部で巨大なつっかえ棒で支えてあったりと、悲惨な事になっているようです。

 まあそれはともかく、とにかく楽しみです。エクレシアとシナゴーグの像とかも出て来るのかな.........。


NHK 世界遺産の旅 【フランス・ストラスブール】

† 01:17 | トラックバック | Topへ▲ †

 BSフジで放送されている「日本の近代化遺産」を見ました。今回は大阪でした。
.........BSはどうも番組の編成が変則的で定期的でないものがあって、この番組もそうなのです。番組が始まり出してから慌てて見始める....というのが度々あって、今回はほとんど最初から見られたのでまあ良かったのですが、本当は録画したいです。

 とりあえずこのシリーズは、今まで北関東、東京、九州は見ました。(北関東の回は以前ブログに書きました) 途中挟んだCMでDVDの紹介を流していたのですが、7巻も出ているなんて! テレビではその3つを何度も再放送していたので、てっきりこの3つだけのシリーズだったと思い込んでいたのですが..........。もしかして他のも既に放送済みなのかな....? だとしたら不覚。

 今回の大阪........実は個人的なイメージだと大阪っていうと、どうしても「食い倒れ」って感じで、道頓堀とかミナミとか....ああいう町並みのイメージしかなかったので、どんなのが出て来るのか見当が付かなかったのですが..........初めに取り上げられたのはデパートの大丸。心斎橋の店舗でしたが.......なんと建築様式がゴシック式でした。う〜、重厚で貫禄ある建物......屋上の角の装飾がいかにもゴシックって感じで........内装はアールデコ風の装飾が散りばめてあって素敵。エレベーターの装飾がいかしてる! 当時のままなのですが、階数表示が素晴らしくて! 

 他にも、中之島図書館、大阪市中央公会堂.......もう本当に....素晴らしいです。図書館の方は何と言ってもファサードの素晴らしさ。高くそびえる柱と重厚な扉....。公会堂の方は、外観が東京駅風....なんでもクィーンアン様式だとか解説されていた様な......(あとで調べとこう)。内観も素敵で、間仕切りの鉄柵?...の装飾が凄くて、ゴシック大聖堂の内陣と外陣を区切る鉄柵の模様に似ている感じで......あれは個人的にお気に入り。


 そんなわけで、また見てみたいのです。.........有り難い事にDVDで見られるなんて。
買うしかないよね.........。あぁ、横浜・横須賀編のも是非とも見たい!!

日本の近代化遺産

† 00:50 | トラックバック | Topへ▲ †

谷崎潤一郎「刺青・秘密」

  先日読み終えたドラキュラよりも前に読み終えていたのですが、谷崎潤一郎の作品にも嵌まりそうです。

 買う前までは、名前くらいしか知らず、何と言うか....敷居が高そうな気がして敬遠していました。自分には純文学のおもしろさが分からないのではないかと思う事がよくあって、それでも日本人として或る程度たしなんでおかないといけないとも感じているので、少しずつ手を伸ばしています。

 とりあえず代表作の中から選んで、タイトルで惹かれてこれを読んでみたのですが........これは.........嵌まるかも!

 「刺青(しせい)」は、ほんの20ページくらいしかない、とても短い作品なのですが、その中身がとても凝縮されたかの様な濃さなのです。

 簡単に言えば話の内容は、刺青を入れる際に悶える姿に快感を得ると言う刺青師が、自分の作品(刺青)が似合う女を探し続けてようやく見つけた吉原の遊女に半ば強引に入れるのですが、その遊女はその入れられた刺青によって本来の素性を覚醒し、それまでの刺青師との立場が逆転してしまい.....話の終わりに「…お前さんは真先に私の肥やしになったんだねえ」.....と女は言い放ち、男は「帰る前にもう一遍、その刺青を見せてくれ」と言い返すところを察するに、刺青師はその遊女の姿を前にして堕ちていったのでしょう。

 アマゾンのレビューや巻末の解説を見ると、サディズムとマゾヒズムの対照を描いているようなのですが、個人的には、この女は、いわゆるファムファタル的な存在のように思えました。


 そんな「刺青」の他に収録されている作品を読むと、どれも女が関わっている内容です。
gooの辞書で調べたら.......あぁなるほどやっぱりそういう作風なのですね....。

たにざき-じゅんいちろう ―じゆんいちらう 【谷崎潤一郎】
(1886-1965) 小説家。東京生まれ。東大中退。第二次「新思潮」同人。美や性に溺れる官能世界を描く唯美的な作家として文壇に登場。関西移住後、古典的日本的美意識を深め数々の名作を生んだ。代表作「刺青」「痴人の愛」「蓼喰ふ虫」「春琴抄」「細雪」「鍵」、現代語訳「源氏物語」など。
 
.....この「刺青・秘密」に「異端者の悲しみ」という、ほぼ事実に近いらしい自叙伝が収録されているのですが、その話の中では、友人から借りたお金でさえも遊びのために使い果たしてしまう程、遊蕩し放題です。(しかも貸してくれた友人は返してもらえないまま病気で急死してしまうし.....ひどい) おまけに少々マゾ気質があったようですし(巻末の注釈に記述してあるし、作品内でも書いてあるところからたぶんそうなのでしょう....)、その辺りを踏まえると何となくそういう作風になるのもうなずけます。

 「少年」という作品なんかは......ほとんどSMの女王様とその奴隷状態.........。おまけにスカトロぽいし。まあ、子供同士なので多少微笑ましい部分もあるのですが、「刺青」の様に、途中から立場が逆転して行為がエスカレートしていくのを読んでいくとちょっと鬱です。

 そんななか最後に収録されている、夢オチで終わる「母を乞うる記」は母を慕う優しげな作品で、しっかり終わりを締めている作品の選び方/並べ方も、この本は良く出て来ていると思います。

 それと........意外だったのがカバーデザイン。誰が手掛けていると思います? なんと加山又造なんですよ! 惜しくも亡くなられてしまいましたが、日本画家の巨匠でしたね。思えば、谷崎潤一郎と重なる作風がありますね.........。日本画といえば日本の自然の美を表現したものを思い浮かべますが、加山又造はもちろんそれらがメインだったでしょうが、意外な作品を以前、東京国立近代美術館で見た事があります。黒薔薇と白薔薇模様のレースを1枚羽織っただけの女性のヌード画です。2枚で1対になっているもので、大きさはよく憶えていないですが、等身大に近い大きさでした。......ヌードっていっても.......その.......ヘア付きなんです。えぇ?日本画で???.....って感じですが、事実です。でもまあそんなことはどうでも良い程、純粋に流麗で華やかさの或る絵でした。

 そう.........そんな作風でありながら谷崎潤一郎の文章表現も素晴らしいのです。2、3行に渡る長い文章が多いのが特徴だそうですが、そんなつらつらと流れる様な文章の中に、先ほどのgooの辞書に書かれてあった「古典的日本的美意識」が溢れています。

 源氏物語の現代語訳も有名だそうですが、もし源氏物語を読むとするならば、個人的には谷崎潤一郎のを読んでみたいです。以前、漫画家の江川達也のを買って読んだ事があるのですが(こちらは当然マンガ)、確かに内容に忠実に沿って描かれているのでしょうが、とにかくストレート過ぎると言うか.....悪く言うと下品過ぎて美麗な雰囲気が感じられずがっかりしてそれ以降買っていません。谷崎潤一郎が手掛けた源氏物語ならば、自分には読める気がします。

 巻末の解説で、「糜爛(びらん)の極致に達したデカダンスの芸術の好適例....」と永井荷風が絶賛したと書かれています。.........そうに違いありません。しかしまあ、いろいろ本を読みあさっていくうちに自然にゴシックやらデカダンスの辿りつくべき場所に辿り着いている事が、不思議な気がしてなりません。


 それと、なんかタイミングが良い事に、近々、「刺青」が映画化されるのだとか。
http://news.goo.ne.jp/news/sanspo/geino/20060120/120060120029.html
でも早速こんな批評が.....。
http://www.eiga-kawaraban.com/06/06011103.html


 書いていたら.....モローの刺青のサロメの絵が浮かんでしまいました.......。
躍るサロメ(通称:刺青のサロメ)

† 02:36 | コメント (2) | トラックバック | Topへ▲ †

 昨日、ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」を読み終えました。
600ページ近くある、なかなか長い話ですが、有名なドラキュラですしゴシックホラーとあって、割とすんなりと読めました。

 読み始めてまず驚いたのが、ヴァン・ヘルシングが登場していることでした。
一昨年辺りに、「ヴァン・ヘルシング」という、ドラキュラ映画が上映されていたのですが、このストーカーのドラキュラ作品内の登場人物だったとは! .........でも、映画の方ではカッコいい割りと若いヘルシングでしたが、ストーカーのヘルシングは、大学教授で年老いた男性なんですね。


 読んだ感想としては..........、ゴシックホラーの古典の雰囲気を味わえた事や、オリジナルのドラキュラを知る事が出来たことは大変良かったと個人的には感じているのですが、ストーリーの展開は、個人的には少し物足りなかったです。

 ドラキュラはご存知の通り、夜に活動し昼間は寝ています。昼間は棺桶などの箱の中に眠っていて、全く無防備な状態になってしまいます。ところが活動する夜間のドラキュラは凄まじい。風貌は老紳士のくせに、怪力で人間が束になってかかっても敵わない。そして狼を手下に出来、ドラキュラに血を吸われた者も操れる上に、コウモリはもちろん、霧などにも化ける事が出来、小さな隙間でもいとも簡単にするりと入る事が出来てしまいます。

 そんな無敵に近い設定とは裏腹に、十字架やニンニク、聖餅などには近づくことができないし、前述の通り眠っている昼間はどうしようもなく弱いのです。だから、夜間に対決するよりも昼間の寝ている無抵抗なドラキュラを始末する方が簡単なわけで、ヘルシング教授達は、そのドラキュラの眠る箱を探し出していくことになるんです。

 個人的には........ドラキュラ城で、ドラキュラと直接対決してもらいたかったのです。銀の弾丸を撃ち込むとか、十字架風の剣やアクセサリーなどで攻撃.........みたいな。


 というわけで、アクション性があまりありません。前半は冒頭こそドラキュラ城での話が始まりますが、その後はドラキュラの仕業に由る怪現象を刻々と綴った展開で、総ページの半分ほど進んだところでようやくドラキュラ退治の展開になり、じわじわと眠る箱の在り処を探していき、最後の最後でちょこっと箱の奪い合いがあって終わりますが、抵抗らしい抵抗を1つもせずにドラキュラが葬られてしまうのが.......あっけなくて、残念です。

 根城にしているトランシルヴァニアから遥々ロンドンへ赴き、次々と人を襲ったりしているのですが、なんだか登場人物の周辺だけで、イギリス全土を恐怖に陥れる....という感じではないしドラキュラ本人もあんまり登場しないし、その辺りも個人的には........。


 もちろん、それでも面白かったことは確かです。じわじわと忍び寄る様な恐怖や、ドラキュラとヘルシング達の策略の駆け引きなど......こんな表現は変ですが「詰め将棋」的な面白さがあるように感じました。

 また、ドラキュラの吸血行為の表現なども、おいしい。w
逞しい腕力で乙女を抱きかかえるように引き寄せ、背後からうなじに滑るように口づけして血を奪い、後には2つの歯の痕が周りをほのかに紅く染めながらぽつりと残る........。なんだか愛咬みたいですよね。恐怖と共に官能的な死の洗礼を受ける様な感じで、なんとなくこれがゴシックホラーなのかも.........と実感しました。


 このブラム・ストーカーのドラキュラに影響を受け、続編みたいな形で別の作家が書いたものがいくつかあるようなのです。キム・ニューマンという作家が書いたシリーズで「ドラキュラ戦記」、「ドラキュラ紀元」などあって、どうやらヘルシングが破れてしまってドラキュラが大活躍している.....らしいのです。なぜかドイツの撃墜王で有名な「リヒトホーフェン」が吸血鬼軍団を率いていたりしているようで........なんか面白そう。
  ストーカー以前の吸血鬼作品として有名な、レ・ファニュの「吸血鬼カーミラ」も面白そう。名前の通り、女吸血鬼で、どことなくビアンぽい感じだとか.............。他にもドラキュラと共にゴシックホラーの古典である、「フランケンシュタイン」や「ジキルとハイド」とかも読んでみたいです。

 ゴシックホラーにはまりそうです。(もうはまっているのかw)
ヘルシングよりドラキュラの方を応援しながら読んでいた自分は............たぶん伯爵の呪いにかかってる気がする.....。死んだらきっと吸血鬼です。w

† 02:08 | コメント (2) | トラックバック | Topへ▲ †

 方向性は何となく頭の中で決まってはいるのですが、なかなかフレーム状にデザイン出来なくて苦戦しています。

 前にも書いた通り、ゴシックには横方向よりも縦方向への装飾が目立っていて、縦方向へのデザインを横へ並べただけというものが、今まで調べてきたなかではほとんどがそうだったので、参考になるものも少なく大変です。

 ゴシック調のフレーム......よくWeb素材などでもゴシックフレームと銘打ってあるもののほとんどは、ゴシックといえばゴシックなのでしょうが、...........単にレース模様でも、クラシックの額縁っぽいものでもゴシックフレームになってしまっているし、個人的には申し訳ないですが全然違うものにしか見えなくて........。

 海外のサイトで見つけたものの中に、ゴシック調のベッドやイスの写真があったのですが、これが多少参考になりそうでした。ゴシック建築に見られる「尖頭アーチ」をモチーフにしたものに、これもゴシックの特徴である「四葉飾り(quatrefoil)」をあしらったデザインで、囲ってはいなかったものの、ゴシックの特徴を上手く取り入れたところを見習いたいです。

 もちろん、先述の「本来」のゴシックらしかぬデザインが悪いわけでもなく、デザインとして素敵なものもありますから、ゴシックとは別の方面で参考にしようと思っています。

 それと.........どうしても取り入れたいなと思っているのが、フランボワイヤン様式。フランボワイヤンというのはフランス語で炎を意味するらしいのですが、このフランボワイヤン様式こそが、ゴシック最後の様式なのです。この様式が一瞬流行った後、ゴシック文化は衰退していってしまうのです。まさしくゴシック最後の炎。.......陽炎の様にゆらゆらと燃えるそのデザインは優雅ながらもどこか儚げな雰囲気も立ちこめているかの様です。ただ、取り入れたいと思っても、参考になりそうな資料がほとんどなく形も複雑なので、これは..........相当苦戦しそうです。


 とにかく、紙にいろいろ書いてデザインを練っています。いくつか大まかな形に出来たので、第一歩は踏み出せた感じです。タイトル周り、大/中/小...それぞれのフレームに適したデザインを決められれば、後は割と楽なのですが....。2Dでパス描きにするか3DCGにするかで、使用するデザインも変わってしまいますし.........。

 こんなことを言っても、ゴシックを知らない人には、自分がゴシックっぽくないと思ってもそう見えてしまうかもしれないし、実際そんなことはどうでもよいものなのかもしれません。作るのも大変だし作らない方が時間の無駄にならないかもしれません。自分でもその辺りを迷う程だし。...........作ってもリアクションないし............。

・゚・(ノД`)・゚・シクシク

† 23:37 | トラックバック | Topへ▲ †

 以下の文章はもう2ケ月以上前に書いておいたものですが、あれからあんまり進展してなかったりします。それでもようやく具体的に盛り込みたい要素を見つけられたし、方向性が何とか見つけられたのであとは作るのみです!


 癲狂院に素材工房、そして伏魔殿と....着々とリニューアルして、残すrは第七天のみとなりました。
今まで作ったこれら3つのトップページを眺めると、良く作ったなあと我ながら感心してしまいます。それまでの第七天と比べるとだいぶましになりました。前のデザインなんか見ると、あまりのクオリティの低さに、恥ずかしく思う程。そんな程度だったのに、それなりに人が訪れてくれた事を思うと、なんだか不思議に思えてきます。

 第七天...........もちろん正統派(?)ゴシックで飾りたいのですが、それが難しいのです。ゴシックというのは、とりわけ根源であるゴシック建築では装飾がかなり細かく、なおかつくどいほどに装飾過多になっています。 そういう部分もゴシックぽさを感じさせる要因の1つだと思うので、そうなると作るのに手間暇かかるのは間違いありません。 それに..........、最近、またゴシック関係の資料集めにネット検索を行い、いろいろな写真を集めて眺めていたのですが、ゴシック建築には縦方向への装飾がほとんどで横方向への装飾がない....のです。 縦方向の装飾を横に繋げた形になっている感じです。 ゴシック自体、天へと向かう力を象徴するように限りなく高く、上へ伸びる要素を持つものなので、当たり前なのかもしれませんが、テキスト周りのフレームデザインをゴシックぽく感じさせるにはどうしたらよいか思案中です。

 建築のみならず、アクセサリーの写真もかなり集めて試行錯誤しています。ゴシックアクセサリー、とりわけその中でもシルバーアクセサリーのものを中心に探してみました。ゴシック建築の装飾とは全く別物な感じですが、個人的には好きなデザインなので、この2つの雰囲気をうまく取り入れたデザインにしたいなあと思っているのですが...............難しい。難し過ぎる.....。 それが生み出せたら、それをそのままシルバーアクセサリーにして売り物に出来てしまいそう。(.....まあ売り物にはならbないかもしれませんが、それらをアクセサリーにしたいと実は密かに企んでいたりします。w )

 背景画像はもちろん、もうネタばれしましたが、(ゴシック建築の)ノートルダム大聖堂を真似て作った3DCG画像です。未だに制作中です。....まったく、内観のみとはいえかなりの作業量です。しかも資料があまりないし、設計図なんかがあるわけでもないので、数少ない写真から判断して作っていくしかないわけです。 判断を誤ると、不格好な作りになってしまったりパーツとパーツがうまく組み合わなかったりするので、骨が折れます。もうボキボキと。w STRATA VISION3d のモデリング機能は貧弱な上に使いづらく、たぶんそのせいでユーザーが増えない/離れた気がします。この機能でヴォールトとヴォールトの間の天井のモデリングが難しくて結構時間かかります。その上、オブジェクト数が多くなるとりドローに時間掛かるし.....。シェイプ登録などしてパーツごとに分けて作っていても、シェイプ数がすごいことになるし.....。止めとけば良かったと思ってももう半分以上作ってしまっているし......遂行するしかないって感じ。

 でも、当初に構想していたものより簡素化すると思います。

 本当は、こんなことやっていないで、当サイトは音楽サイトなのですから曲をたくさん作って載せたいのです。と言っても今の状態ではその姿はありませんが...。なので、簡素的にとりあえずざっとデータを載せて公開してから、残りのリニューアル制作に励もうかな.....とも考えています。 実際、サイトのアクセス数は激減してるし、やっぱりさみしいし、再稼働したいです。かといって肝心の第七天に時間をかけずに手を抜いて、他のコンテンツよりも見劣りするようだとみっともないし.......うぅ、結局どっちも全力を注いで作れ!ってことですね。でも今までけっこう曲載せてきたつもりだけど.....その割には反応なかったけど......。。・゚・(ノД`)・゚・。

 どのみちリニューアル後の激重デザインで、来る人も来なくなりそうな気がするけど。注いだ労力分くらいは来てほしいけど、やっぱり無理かな....。

† 04:46 | トラックバック | Topへ▲ †

今週、新たに† PANDEMONIUM †を公開しました。

 このコンテンツは、女神転生ラストバイブル1/2と、ゴッドメディスンのMIDIデータを単に載せているだけなのですが、今までこれらを目当てに第七天へ訪れていた方々にとって、それ以外のコンテンツには関心はないし、どうでもよいコンテンツなのだと思うんです。別にそれに対して不満があるわけではないですし、多分、自分がそういう立場だったとしても、お目当てのコンテンツ以外はスルーしてしまうと思います。

 そんなことを以前から感じていたので、どうしてもそれらだけをまとめて別のコンテンツとして区別したいと思っていました。ラストバイブル自体は別に邪悪な雰囲気の作品ではないのですが、一応「女神転生」のシリーズですし、モンスターも悪魔ではないですが、魔獣として、西洋のファンタジーに出てくる悪魔や堕天使が登場するので、第七天と対極する設定として伏魔殿を設置しようと思っていました。

 サイトの雰囲気は他のコンテンツ同様に、もう1年以上前から決まっていて、第七天の青色+清楚なゴシック調に対して邪悪で赤と黒を基調としたゴシック調でいこうと決めていました。.......もっと具体的に言えば.......ネットゲームのディアブロIIのACT4の景観。実を言うとかなり真似ています。もちろん真似られる程簡単ではないし、テキスト周りのフレームデザインなどはオリジナルです。

 それで、去年の今頃、せっせと第七天用に作っていたノートルダム大聖堂(パリ大聖堂)の3DCGの一部を使って、新たに組み立ててCGにしました。クリアストリー(ステンドグラスを嵌める高窓)と、今回新たに作ったフライングバットレスを並べた奥に炎が吹き出している.....そういう感じになりました。 大きく高く伸びたクリアストリーとフライングバットレスはゴシック建築の特徴の1つで、実際作ったCG程の高さのクリアストリーはないし、フライングバットレスも天井から下に流れる力を地面へ流す役割を持つ梁なので、天井がない状態のあのCGでは必要ないのですが、ゴシックぽさを表す飾りってことで付けてみました。ちなみにクリアストリーはパリ大聖堂、フライングバットレスはランス大聖堂のものを真似ています。

 使うフォントは、フライングバットレスを支える小塔、ピナクルをイメージさせるようなフォントにしました。(WoodType) 赤と黒の強いコントラストで、なかなか狙った雰囲気が出せていると思います。

 テキスト周りの装飾は、昨年末に買ったアドビの「Live Motion」のパス機能を使って作りました。このパス機能は、たぶんイラストレーターのパス機能を取り入れたもので、簡素なものですが自分にとってはそれまでそういう機能を持つソフトを2Dでは持っていなかったので重宝しています。.....そう、3DCGソフトのSTRATA VISION3dの平面モデリングの機能として同じ様にベジェ曲線を描ける機能があって、いつもよく使っていたので、多少の使い方の違いがあれどすぐ慣れました。

 最初はああいう感じではなくてゴシック建築にあるような装飾を真似ようと思っていたのですが、手間ひまかかるし、第七天との区別が明確にならないような気がしたので、ゴシック調はやめて単に悪魔っぽさを感じられる様なものにしてみました。 そこで今回今までと制作方法が変わった点としては、作る前に紙にデザインを描いて決めてからそれを見つつパスを描いていったことです。 悪魔っぽいデザインのフレーム....っていったって頭に浮かばないし難しいかも....と思っていたのですが、とにかく鉛筆握ってとにかく描いていったら案外すぐにまとまってしまって。やっぱりすぐに消せたり描いたり出来る紙が良くて、デザインを練るには良いですね。紙と言っても小さなメモ帳に描いたのですけどね。

 よく悪魔の翼として描かれる、コウモリの羽の様な線の広げ方に、同じように悪魔の持つかぎ爪のような鋭い曲線の組み合わせのつもりで描いていきました。......なんだかタトゥーデザインにもいけそうなデザインになってしまったのですがどうでしょう......。よく二の腕とか足首に、あんな感じの輪のタトゥーを入れてる人っているでしょう?....っていっても実際見かけたのは一度か二度程ですけど。 あと、試しにシルバーアクセサリーのような質感のテクスチャを施したら、これがいけそうでね....やっぱりシルバーアクセサリ作るべきだって思いました。

 あ、あとペンタグラムをくどい程多用したのも十字架がシンボルの第七天と対極化させるためです。タイトルロゴには、逆さ十字をあしらっていますが、それ以外はとことん使いまくりました。.....逆さ十字が反キリストを象徴すると思う方がいるかもしれませんが、実は違います。逆さ十字というのは、聖ペトロが磔になるとき、イエスと同じ磔では申し訳ないと逆さ十字にして自ら望んで磔になったといわれています。だから別に反キリストの意味はありません。ちなみに同じ理由で聖アンデレは、Xの形の十字架で磔になっています。アンデレ十字とか言いますね。 .......まあそんな事実だったとしても、逆さに向いているっていうのが地獄を指している感じで、使ってみました。

 テレポートコントローラーも、それをモチーフにペンタグラムのリングをアイコンにしてくっつけてみました。他のコンテンツのテレポートコントローラーは魔界のミスリル銀で出て来ていますが、この伏魔殿のは、魔力によって動いています。w 魔界へ赴いて、魔獣の骨を拾って来て、それに十字架とペンタグラムをくっ付けて魔力をかけてコントローラーが出来たんですよ。ww 魔力がもっとあれば完璧な姿に出来たのですが、力及ばずゾンビ状態になってしまいましたが。というわけで、あのコントローラーだけは生きています。w もっと魔力を鍛えないと!!!(ぉぃ)w

 そう! そのコントローラーの両目のアニメーション、実は初Flashファイルです。アニメーションGIFにしようと思ったのですが面倒くさいし、LiveMotionにはせっかくFlash機能がついているのですから敢えて挑戦してみました。.......かなり地味ですけどね。.....本当は各メニューボタンをクリックするときに音を鳴らすとか、マウスを乗せた時にアニメーションさせるようなこともしたいと思ったし実際それほど難しくないので出来たとは思いますが、重くなってしまうのでやめにしました。


...............うぅ、長くなってしまいました。 でもなかなか満足しています。肝心のコンテンツはスカスカですけど...........まあ、女神転生ファンから完全に相手されていないラストバイブルを少しでも盛り上げられたら......良いなと思っています。

† 00:29 | トラックバック | Topへ▲ †

pulip.jpgリトルプーリップ/NOIR
 ブックマークを整理していて、フィギュア/食玩のショップサイトをたまたま見たら、ピックアップ商品のところに、このフィギュアが!!!!!!!

 ゴスロリのフィギュアがあったなんて............。口と耳を繋ぐチェーンがちょっと気になるけどそれ以外は全部ツボだ!  萌える要素満載。漆黒のドレスとヘッドドレスが、白い肌とブロンドのヘアに似合う! おまけに両目の色が違ってるっていうのもミステリアスな感じ。けど、このチェーンは.................ちょっと怖い。人形だから許せるけど。

 このリトルプーリップ、その名の通りプーリップというシリーズのミニチュア版らしく、じゃあプーリップのNOIRはどういうものなのかと検索してみたら.....既に販売終了しているよう。Google検索結果 でも個人的な好みで言えばリトルプーリップの方の表情が好きかも。....ってよく調べたら、これって表情や衣装、メイクなどを自分でカスタマイズ出来る....らしい..........。フィギュアっていうより普通に「お人形さん」だよね。

これは........男が買うものじゃないよな.........。でも欲しい。かなり欲しい。
やべーよ、本気で買ってしまいそうだ...........。大きいサイズだったら抵抗あるけどこっちは約13cm..........ちょこっとMacの上に置いておくには持ってこいだ。これを置いておけば、絶えずゴシックのオーラを浴びられるってもんだ。

 滅多にしないブックマークの整理なんてしなければ、絶対気付く事なんかなかったのに..........運命なのかも........。

...................今回だけは本当に買ってしまいそうな気がする.........。
神様、どうかおゆるしください。
カチャy=ー( ゚д゚)・∵. ターン

† 22:48 | トラックバック | Topへ▲ †

 先々週の「美の巨人たち」では、天才技師ギュスターヴ・エッフェルによるエッフェル塔を1時間スペシャルで取り上げていました。......もう感激です!  というのも、あのエッフェル塔、実はフランスにおけるゴシックリヴァイヴァルの具体化として傑作の建築だからです。

 ゴシックという文化は、12世紀あたりから14世紀辺りに最も栄えた文化ですが、その後ルネサンスに移り変わりゴシックは衰退していくのですが、1750年、イギリスのストロベリー・ヒルにゴシック風の館が建てられたのを機に、徐々にフランスやドイツなどで、再びゴシックが持てはやされる様になるんです。これをゴシックの復興ということで、「ゴシック・リヴァイヴァル」と呼ばれたりします。

 フランスのゴシックリヴァイバルに貢献した人物と言えば、やはり「ヴィオレ・ル・デュック」でしょう。この人物は、パリ大聖堂(ノートルダム大聖堂)のステンドグラスの修復など行ったのですが、彼は単にかつてのゴシックの模倣に止まる様な事はせず、当時のゴシックの理念を継承し新たに建造する事が目的だった様です。

 産業革命と共に現れた新たな建材である、鉄、ガラス、コンクリートの中の、最も力学の構造が鮮明に現れる鉄を、ヴィオレ・ル・デュックは特に注目していました。エッフェエル塔の設計はエッフェル......だと思っていたのですが、厳密に言うと彼ではないそうです。エッフェルの建設会社に勤めていた社員二人によるアイデアとその社員の上司である建築家のステファン・ソヴェストルが手直しして作られたものなのだそうです。このステファン・ソヴェストルという建築家は、ヴィオレ・ル・デュックの理念を継承する建築家グループに加わり、1878年のパリ万博で、鉄骨による建築物を展示していた人物でもあるそうです。

 まあ、そんなうんちくは抜きにして、エッフェル塔は緩やかな曲線とは裏腹に内部に張り巡られた無数の鉄のフレームの組み合わせが何とも言えないかっこよさ! 鉄材を留めるリベットがあたかも中世ゴシック大聖堂の表面を飾る突起物で、無数のフレームがリヴ・ヴォールトのように思い起こさせてくれたりして、ホント、ゴシックリヴァイヴァルの化身って感じがします。東京タワーと同じ様なものかと思っていたのですが、構造が違う感じ。それにフレームのデザインも異なるし、なにより色が違う! くすんだ赤茶色というか焦げ茶色というか.....ダークな色彩が、これまた(^∀^)イイ


 番組内では、特にゴシックリヴァイヴァルやヴィオレ・ル・デュックうんぬんの話は出てこなかったのですが、代わりに知らないネタを拝められたので満足です。(^∀^)

あとのネタはこちらでどうぞ。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/050319.htm


 余談ですが、先週は、大好きなロートレックでした。最近の「美の巨人たち」は知らないものが多く個人的な好みではないものが多かったので少し退屈だったのですが、2週続けて大満足!!! (^∀^)

† 23:14 | トラックバック | Topへ▲ †

数日前に、マラッカ海峡沖で日本船が海賊に襲われた、という事件が起こってしまいましたが、無事であることを祈っています。それで思い出したのが、タイトルの「黒ひげ」。.........以下に書く内容は今回の事件の海賊とは全く関係ありませんので、誤解のない様、お願いします。


 少し前にテレビ番組で、この「黒ひげ」を取り上げたのをやっていてそれで初めて知ったのですが、あまりにもこの黒ひげが魅力的....というかインパクトが大きくて、気に入ってしまいました。

 かつての大航海時代に、「黒ひげ」と呼ばれ、船乗り達に恐れられた海賊がいました。彼の名は、エドワード・ティーチというイギリス人の海賊でした。この海賊が実に凄くて、なんとイギリス海軍をやっつけてしまって、それによって海軍から当時最新鋭の軍艦を奪い、それを海賊船とし海を暴れまくった、とんでもない海賊なのです。

 奪った船は「クイーン・アンズ・リベンジ」号と呼ばれ、大砲が取り付けられている巨大な軍艦で、海賊を示すために、有名な、ドクロに×印に交差させた骨の海賊マークを掲げ、カリブ海を暴れ回っていました。何と言っても海軍の軍艦なのですから、そんな船に勝てる船があるはずもなく、海軍でさえ負けてしまうのですから、ほとんど「海上の魔王」状態でした。

 番組内の再現映像で出て来た海賊の風貌がかっこ良過ぎるんです。黒のツイード地のジャケットには銀色の丸ボタンがたくさん付いていて、大きな白いカフスに大きく立った襟、それにこれまた黒いナポレオンハット.........と、意外とかっちりとした着こなしで、モノトーンでかっこいいんです。 ひげも無精髭というようなものではなくて、威厳に満ちたカイゼル髭のような感じに、なんとあご髭が三つ編みにして長く伸ばした状態になっているという........すごいルックスなんです。間違っても、おもちゃの黒ひげに出てくる様な、丸顔に無精髭にバンダナを頭に巻いて縞模様のシャツ姿....の様なカッコワルい海賊ではないんです。

 それでも賊は賊ですから、船内では、酒漬けだったりカードで賭博してたりするのですが、変なところで厳しい掟があり、規律を守らない者には厳しい処分があり、地位を保つために見せしめとして部下の首を切り落としたりしたらしいですから、やっぱり怖過ぎる海賊には間違いありません。でもまあ、確かに、長期間、同じ船に居るわけですからそうでもしないと秩序が守れないのかもしれませんね。....あとこれはうろ覚えなのでそんな場面はなかったかもしれませんが、船員達がみな出席しての会議を開いたり、他の船を叩く攻略を練って至りして、知略に長けた人物であった様にも思えます。

 この無敵の海賊も最後は負けてしまいます。サシの戦いでは散々な目に遭ったからか、海軍は数隻の軍艦による総攻撃を仕掛けます。その情報を前もって入手していた様なのですが(確かそんな話だったはず)、物量的に負けているのは分かっているはずなのに、黒ひげはそれに無謀にも挑むんです。かなり抵抗したらしいのですが、討ち死してしまいます。......でも、なんだかカッコいいぞ、黒ひげ。

 いやあ、黒ひげのルックスにやられてしまいました。海賊のイメージが変わってしまう程でした。なんか.....ゴシックっぽいんですよ。受ける雰囲気が。ハードでクラシカルでダークで........腐っても紳士のイギリス人だけあるかも。

その番組では、その黒ひげの船「クイーン・アンズ・リベンジ」号と思われる沈没船を発見し、検証していく内容だったのですが、結局最後まで明確な確証は得られす、あいまいなまま終わってしまいました。

うん、またいいネタになりました。

BBC 地球伝説「海賊黒ひげの罠」
http://www.bs-asahi.co.jp/bbc/bbc_34.html

† 02:32 | トラックバック | Topへ▲ †

....................気になるといものには、やはり理由があるというわけなのかも。

たぶん、ご覧になった方も多いと思うのですが、去年(2004)の12/14の読売新聞紙面に「ルイ・ヴィトン 時空を超える意匠の旅」展の紹介が載っていました。この展示には読売新聞が主催として関わっている様なので、他の新聞でも同じ内容で載っていたかはわかりませんが、そこには展示の内容と同時に、モノグラムのルーツについていろいろ書かれていました。

 以前から、どことなく気にはなっていたルイ・ヴィトンのモノグラム。1つも持ってはいませんが、今では当たり前の様に目にするので見かける度に、これって何かに似てるんだよな.......と思う事がありました。

 LVモノグラムの考案は、創業者のルイ・ヴィトンではなく、2代目 ジョルジュ・ヴィトンによって、1896年に初めてモノグラムが誕生したようです。当時、パリでは、ジャポニズムという日本の文化が流行り、例えば画家だったら浮世絵などに影響を受けたりしていましたし(モネ、ドガ、ロートレックなど......)、その日本的な自然さや曲線が、アール・ヌーヴォーの文化にも影響を与えたと言われています。ジョルジュ・ヴィトンは、当時のアール・ヌーヴォー作家とも交流があったために、モノグラムにそのような影響があったと、紙面広告には書かれていました。

 紙面に、日本の伝統の文様が合わせて載っていたのですが、それと比べると確かに似てる! 4つの花びらがついた模様なんかは、かなり似てるかも.........。


 で、もう一つ影響を受けているかもしれないと言われるのが、中世ゴシックなのです。ジョルジュ・ヴィトンは、アール・ヌーヴォーと共に中世ゴシックにもかなり興味があったようなのです。日本の文様と同じく、ヴェネツィアの有名なゴシック建築、カ・ドーロ(Ca'd'Oro)の写真が載っていたのですが、そう!これっ!!! ど忘れしてた。別にこのカ・ドーロに限らず、ゴシック建築ではお馴染みのモチーフである、円形を4つ組み合わせくり貫いたデザイン、そっくり〜〜〜。もう一つの先ほどの4つの花びらを菱形の中にくり貫いたデザインもまたゴシックには見受けられます。

 う〜、モノグラムにそんなルーツがあったなんて...........ってだからといって買う事は............一生ないと思うけど。w 当時の、今となってはアンティーク、あるいはヴィンテージともいえる、ルイ・ヴィトンのトランクもいくつか載っていましたが、昔の方のが良いかも! 金具とかリベットの雰囲気がクラシカルで、モノグラムの敷き詰め方ももっと詰めてあって雰囲気がだいぶ違います。 しかもでかいトランクケースは、扉を開けると中身がタンスみたいに引き出しがいくつも付いてたりして.....いかしてる! でも基本的なトーンは100年前のもちっとも変わっていないのが凄い。きっと100年後も変わっていないのでしょうね。

 ゴシックを取り入れたバッグなどは無いと思っていたのに...........さすが王者は目の付けどころが違うよ! というか、ゴシックとかアール・ヌーヴォーっていうのには模様のネタが宝庫な気がします。 ゴシックの模様に関する洋書をいくつか持っていますが、実は意外にも幾何学的模様であり、コンパスで描けるデザインが非常に多いのです。ゴシック様式が生まれ流行った時代は、尖頭アーチのデザインが有機的だと言われ使い続けられてきたそうですし。(それを否定したのがイタリア。イタリアゴシック建築には尖頭アーチがあまり見受けられないのはそのせい)

 ちなみにこの展示、兵庫県立美術館でしか開催されていないと思い違いしていたのですが、実は東京でも、六本木ヒルズ内の森アーツセンターギャラリーで、今月21日まで展示されているそうです。(ちなみに兵庫の方はすでに終了) 創業150年を記念して、創業当時のアンティークトランクから現代のバッグなどの展示の他に、資料等とともにモノグラムのルーツについての展示も。また会場デザインは安藤忠雄によるもの。

 大事な事を忘れてた。 そうだ、ゴシック、ヴィトン、モノグラムに加えて、安藤忠雄が会場デザインするとかいうから新聞の切り抜きしたんだった!  見に行きたいけど、内容が内容だから......でも滅多に見られないだろうし.........でも、六本木の方はこっちからは遠いんだよね.....上野辺りなら電車ですぐなんだけど.................。ま、ヴィトンをこよなく愛する人は行くべきでしょうね。


カ・ドーロの写真
http://www.jssgallery.org/Essay/Venice/Casa/Ca_d_Oro.jpg

† 22:17 | トラックバック | Topへ▲ †

.......ヘッドドレス、ローファー、オーバーニー.......じゃなくて.......

これ。
横スクロールでコンテンツを見せるデザイン

+++ SERAPHIM +++

Cielo - NAOTO TENHIRO WEBSITE

......で、手前味噌ながら自サイトの癲狂院。

 各サイトをご覧になればお分かりになると思いますが、共通するのは、横スクロールのデザインが取り入れられているということです。横スクロール....というかサンプルのJavaScriptを使用している....という感じですが。ソースを見ると、みんな元はそのスクリプトなのではないかと思うのですが......。もちろん癲狂院は、そのサンプルのスクリプトを元に、2つのサイトのソースを参考に、見よう見まねで改変したものです。

 このスクリプトがリニューアルする際に全てのアイデアの元になりました。
そしてリンクを貼った2つのサイトももちろん参考になりましたし、SERAPHIMは、その雰囲気がまさしくゴシックそのものであり、Cieloは.......この日記では言うまでもなく、お気に入りのイラストレーターの天広さんのサイト。サイトそのものはゴシックぽいというわけではありませんが、描かれる絵の中にはゴシックが確かに息づいています。

 SERAPHIMを知ったのは....偶然。.....というか必然かもしれません。だって書上(奈朋子)さんのサイトのBBSに書き込まれていたのですから! たまたま書き込まれていたメッセージにサイトが記載されていたので飛んでみたら.......凄過ぎる......って感じで、即ブックマーク。全く....書上さんのファンはさすが良いセンスしてます。(もちろん自分以外ですが。w) もしも自分が女だったら、着てるでしょう、絶対。 ......で、そのいでたちでサバトへ直行!(黒ミサでもいいけど。)
 もちろん着るわけにはいきませんが、服を眺めていると自分が思い描くゴシックの雰囲気に近いなと思いますし、サイトデザインも素敵過ぎます.....。

 天広さんについては今まで散々感想を述べているので、辟易してしまうかもしれませんが、ポップとゴシックの絶妙なセンスが素晴らしいと思うのです。全ての絵がそうではないしそう読み取る人はいないと思いますが、レンテンローズやワールズエンド、あるいは、シスプリの千影や亞里亞辺りに、ゴシックぽさが確かにあると思います。 

かちっとしたクラシカルな風合い、あるいは、構築されたクラシカルとでも言う様な感じが、すごく素敵に見えます。

それらゴシックと、この横スクロールのスクリプトに、何か関連性があるわけではないですが、偶然にもどちらも大好きなサイトだったということです。....それにこのスクリプトを使ったサイトを他は知らないし.....。


 ともかく、このスクロールするスクリプトは、とにかくダイナミックに演出することができるので、Flashに対抗し得るものだと思います。Flashのことはまだよく分かりませんが、おそらくFlashでもこの演出は可能かもしれませんが、サイズは大きくなりそうだし、何よりテキストもFlashのファイルの一部になってしまうことにより、検索でも引っかからなくなってしまうでしょうから、このJavaScriptで表現するのが適しているはず。Flashでの表現が何でも良いというわけではありませんし。

........断っておきますが、Flashコンテンツに対抗しようと思って、癲狂院を公開したのではありませんしそれを意識して作ったのでもありません。元から、そういう空間的な表現がしたいと思っていただけです。でも.....Flashを制作出来る環境ではなかったからこそ、出来たのだと思っています。


 これがリニューアル予定の第七天、並びに公開した癲狂院の基本デザインになった自作のサンプルページ。
ちょうど去年の今頃に作ったもので、X、Y軸に対応させるのは、JavaScriptを知らない人間には難しかったです.....。
Levitating#1
Levitating#2

......これくらい軽ければ良いのですが。w なかなかそういうわけにはいかないところがHTMl/JavaScriptですね。ちなみにこの2つのページの違い、お分かりでしょうか? #1の方は、固定しているテーブルの残像がゴミとなって残ってしまうでしょう? #2にはそれがありません。 原因を突き止めるのに苦労しました。対処するには、CSSで背景画像を固定してあげれば、何故か直ります。 理由は分かりません。でも直る代わりに、動作が鈍くなってしまいます。......諸刃の刃。
 それもIEに限っての話。このスクリプトではMozzila系は動きません。ここでもまたSafariはおりこうさん。#1/#2のどちらの動きも同等に快適で、しかも#1でもゴミが出ない...........。Win:IEはこの上さらにPNGサポートしてないし........あぅ。orz

† 01:00 | トラックバック | Topへ▲ †

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050105k0000m040091000c.html

.......うわーん.....。・゚・(ノД`)・゚・
いつかそこに行って、ゴシックの夢を績ぎたかったのに........。

有名な建築家、J.H.モーガンが設計したゴシック建築様式の教会「横浜山手聖公会」が火災により焼失してしまいました。.......原因は何なんだよ.......放火だったら許さん! 犯人出てこい! (゚д゚#)ゴルァ

.......って新しく入ったニュース見たら、放火じゃないか!!! 

また1つ素敵な建築が灰になってしまいました。個人的に好きな建物だったのですごく悲しいです。 古い建築物を残していくというのは難しいことなんですね。改めてそう思い知らされました。・゚・(ノД`)ヽ(゚д゚)ヨチヨチ

 以前にも書きましたが、(おそらく)B'zの「IN THE LIFE」のブックレット内にも写っている教会です。......ゴシック様式といっても、パリ大聖堂などとは違い、規模も小さいし、フライングバットレスやリヴ・ヴォールトがあるわけではありませんが、装飾や雰囲気は部分的にゴシックです。やっとどこの教会か分かって今度横浜に行った時には是非寄ろうと思っていたのに...........。でも、同じく好きな「横浜海岸教会」は未だ健在だ。こんなことを言うのも申し訳ないですが、もしもの時のために......早めに見に行っておいた方がいいのでしょうか。

 ゴシック建築と言えば、前々から気付いていたのですが、日本の近代建築(ここで言う近代とは明治から戦前まで)には、ゴシックの特徴を部分的に取り入れた建築がなかなかあるようです。ゴシックのみならず、ロマネスク、ビザンティン、ルネサンス...などをちゃんぽんにしたのがよく目につきます。とりあえず良さそうなところを取り入れちゃえ....というような感じだったのでしょうか.....? 

 それで、とりわけ意外な建築にゴシックぽさを見つけたのが、大学の建物です。東京大学の安田講堂や、早稲田大学辺りの建物はゴシックぽいと思ったのですがいかがでしょうか。どちらもゴシック大聖堂の鐘楼を思わせる様な高く伸びた作りですし、早稲田なんかは、尖頭アーチがあったり、ゴシック調と言えばこれ、っていう、あの、円を4つ、菱形の頂点に当てはめた四葉のクローバーみたいな穴の開いた装飾なんかも見かけた様な......。テレビ等でしか見た事無いので確信は持てないのですが、かなりのゴシック率だと思いました。........学生が羨ましいです。あんな素敵な建物を身近に過ごせるなんて。
 大学以外だと、現在の東京国立近代美術館の工芸館(旧近衛師団司令部庁舎)にもそういう装飾がちょこっとあったのに気付きました。(写真に撮ってあるのでいずれ掲載する予定) あそこの庁舎は面白くて、ゴシックというよりも悪魔っぽいんです。五芒星(ペンタクル)の装飾がちらほらあったりします。近衛師団、五芒星、帝都..............帝都大戦を彷彿とさせる感じが.....個人的にツボ。.......ガーゴイルとかバフォメットとかの置物が欲しいね、あそこは。w  案外、黒魔術師でも居て、クロウリー直系の強力な魔力で敵国にダメージを与えようとしていたんじゃないかと思ってしまう......。そういえば江戸幕府も.....徳川家康には金地院崇伝とか、側近に名高い僧侶が数人居て、豊臣家を亡ぼすために色々と画策していたようだし.......案外あり得るかも。(ぉぃ)

 ん、近衛師団司令部庁舎は、皇居からすぐ近くのところだから.......................................もしかして皇居はルシフェルの城=ルシフェリウムだったとか!? バールが魔界最高司令官/元帥だったし、アスタロトとベリアルが左大臣(占星術師)/右大臣(参謀)でしょ、メフィストが宰相で、バール陸戦隊、ベリアル竜騎兵団とか......となると帝都はパンデモニウム(伏魔殿)ってことに...........。
(.....また危ないネタを....というかもうゴシックとは関係ない話へ......)

† 19:20 | トラックバック | Topへ▲ †

 最近ずっと取りかかっていたWebページが2つほどようやく出来上がったので公開します。
.......トップページのみの「たった2つ」なのですが、これが実はとても難航しまして、思った以上に時間がかかってしまいました。

+MATERIALER'S HAMMER+ -webimagematerials-

癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum-

 MATERIALER'Sの方は、以前から公開していた素材コンテンツです。久しく新しい素材をアップしていなかったので放置状態でした。新しい素材の構想は色々ありますし、サイトリニューアルの過程で出来そうな素材も多々あります。公開当初は素材の方向性を「ゴシック」と謳っていましたが、実際自分が作った素材は本来のそれとは大きく懸け離れている上に、「ゴシック」素材を欲しがる方のほぼ全ての方が「ゴスロリ」の「ゴス」なので、そうなると誤解を与えてしまうかもしれないので、少し考え倦ねてしまいます。それでもリニューアルの過程で出来そうな素材はゴシック建築のゴシックぽさが出ていますので、それならば大丈夫かもしれないとも考えたりしますが.......本音を言うと、素材作りに時間を割く事は難しいので、この素材コンテンツを今後これ以上拡張することは容易ではありません。そもそもこの素材サイトの公開は自らが望んだものではなく、他人に誘われたものなので.........。1つのサイトとして扱う事も止めるつもりです。元々そういう構想があって現在、第七天をリニューアルしています。SEVENTH HEAVENに付属する形でPANDEMONIUM、MATERIALER'S HAMMER、癲狂院を存在させたいと思っています。そういう扱いの中でMATERIALER'S HAMMERというのは、素材の工房、あるいは鍛冶屋のイメージなんです。背景画像は公開当初に作った3DCGを新たに手を加えたものです。中央のハンマーが横一列に掛けられているのは、ナビゲーションボタンにするつもりで今回のリニューアル作業に先がけて作ってありました。ナビゲーション部分は、第七天や伏魔殿、癲狂院のものも既に(今年2月)出来上がっています。それに伴い、それぞれのコンテンツに使う色調、フォント、装飾も決まっていますし、パーツも大体出来上がっています。

 そして、癲狂院。......果してこの名前で良いのか迷ったのですが、やはりこれでいこうと思います。こちらは雑記や個人的な事柄を扱うコンテンツになります。以前もどこかで書いたと思いますが、この「癲狂院」という言葉を用いるのは言葉の意味からして危険です。もちろん、自分の抱くイメージはその言葉の持つ直接的な意味合いとは異なります。クラシカルで上品だけどダークな狂気の香りが漂い、過去に葬り去られたような異空間の様な雰囲気。静かに時間が流れるような和洋折衷の雰囲気......そんなイメージです。うまく伝われば良いのですが直接的な意味合いで解釈されると拙いです.......。メインのコンテンツの背景には別のものを使う予定です。........もちろんゴシックです。ゴシック様式の牢獄....という感じ。とある国にある施設の建物をイメージするつもりです。ちなみになぜ天井の背景かというと、これはベッドに寝ているからです。
 この癲狂院のトーンは色褪せた緑色 ですが、モノクロや黒+赤、赤のみ、のようなものにするアイデアもありました。モノクロのも良かったのですが、他のコンテンツには赤、青、茶と有彩色なのに、1つだけ無彩色なのもまとまりにかけると思ったし、なにより某テレビ番組で、漆黒の十字をあしらった病院を開院されちゃったので、それでは真似をしているように思えてしまいそうでしたので、止めにしました。ゴスロリサイトで見掛ける、モノクロ、黒+赤のトーンだと、自分らしくないと思いましたし、結局最初の案の緑色にしました。

 以前のページ(工房癲狂院)と比べると良くなったと思うのですが、いかがでしょうか。ただし、ページサイズは激重になってしまいました。これについては本当に申し訳なく思っています。ナローバンドの環境の方のためにイメージ画像等をまとめてダウンロードしてもらえるようにしようかな、とも考えています。説明すると長くなってしまうのですが、更新や作品、コンテンツそのものを扱うページはインラインフレームで表示するようにするつもりですので、それだけはネット上から表示してもらうようにして、その他の重いデザイン部分はダウンロードしたご自身のパソコンから読み込ませる.....という具合です。インラインフレームへのリンクはhttpから始まる絶対パスで表記しておけばアクセスできますし。

 そもそもこんなに重くなってしまったのには理由があります。コンテンツの幅をできるだけ狭めたかったのと、自由にサイズを変更しても表示が崩れないようにする、という理由からイメージ画像の影をきちんと表示するには、どうしてもPNG形式でないといけなかったのです。アルファチャンネルを持つ形式だとさらに大きなサイズになってしまうんです.....。しかしそのお陰で、ディスプレイに複数のウインドウを開いて作業する側らブラウザを開いている....ようなことがない限りは、たぶん横スクロールが表示されないと思います。癲狂院のページは横800だと、「ANOTHER HEAVEN」の文字が端折られてしまうと思いますがそれはどうか許して下さい。またブラウザについては、WinではIE6、NS7、Opera7、Macでは、IE5、NS7、Opera7、Safariで確認しましたが、なんとかどのブラウザでも表示できるようにしました。
  .......これが物凄く大変で、こっちのブラウザではきちんと表示できると、あっちのは崩れて.....の繰り返しで、まったく疲れました。仕方がないので、CSSをJavaScriptでブラウザ別に振り分けるするようにしました。これもまた、検索して出てくるスクリプトは、IEとOperaを一緒に判別してしまうものが多く、IEとOperaの表示具合が大きく異なる上でこれでは意味がなく、へとへとになりながらも自作してみました。たった数行のスクリプトなのですが、たぶんこっちの方が精度が高いと思います。ブラウザのユーザーエージェント(UA)を偽装されていたら振り分けは無理ですが、大方大丈夫なはずです。UAの文字列の中からxxxを含む場合はこのCSSを書き出す、というような仕組みです。今のところIE、Opera、NS、Safari、その他に振り分けています。なお、古いバージョンのブラウザについては完全に相手にしていません。

 しかしこんなに苦労するのは、WinのIEがどうしようもないブラウザだからだと思っています。勝手に独自のCSSを用意するし、CSSの間違った解釈での作動も酷いもの。シェアが圧倒的なのだから、きちんとMSは責任とって欲しいものです。その点、優等生なのが、Operaです。バージョン7を今回確認のために使ってみたのですが、素晴らしい! Netscapeもおりこうさんですが、きびきびしたOperaの動作はさらに評価したいです。こういうブラウザが標準になるべきです。Macでは、Winとはほとんど別物のIEはなかなか良いのですが既に開発は終了しています。Safariは余計な環境設定やメニューがなく、表示具合もNS寄りながらIEとの中間を行くような感じなので個人的には気に入っています。Netscapeは表示具合は良いのですが、ちょっと動作が鈍い。今後はSafari>Opera,Netscape>IEの優先順位で制作していこうかなと思っていますが、今のところIEを使っているMacユーザは多いですし、なにより自分が未だに使っていると言う現実が.....あります。w はやくブックマークを移し替えたいところです。


第七天のリニューアルに先がけてまだトップページのみですが、徐々に公開していく予定です。

† 15:06 | トラックバック | Topへ▲ †

 「オリジナルのゴシックを目指す」
これはもうずっと昔からの課題です。

 例えば、先に述べた様に、ディアブロは大好きです。ディアブロに使われているフォント「EXOCET」と「MASON」は英字フォントでは最も愛するフォントです。これを同じ様に第七天でも多用しています。ですから、スタイルが似てしまいがちです。
....ここで断っておきたいのは、実はディアブロIIのサイトデザインの雰囲気が第七天に通じるものがあると思われたのなら、それは一応偶然だということです。ディアブロ(I)とIIではデザインが異なります。まだIではIIのようにゴシックを前面に出した感じではありませんでしたが、それでもこの世界観にはまってしまい、そこからいろいろ自分なりにオリジナリティのあるものを自サイトに表現しようと試みていました。そしてしばらくして続編のIIが出た時に驚きました。....なんとなく自分が作ったものと似ている感じがしたのです。もちろん雰囲気であってデザイン自体が酷似しているわけではありませんでしたが、妙に不思議な気がしました。

 どうしても好きなものに引かれて行ってしまうものです。だけれども真似るわけにはいきません。また、いくら好きだといっても、自分ならこうする、みたいな部分がやはり出てきます。その辺りをいろいろ追求していく必要があると思っています。

 以前から何度も書いていますが、巷に溢れるゴシックはどれもそのダークな面のみが強調されています。個人的にはここの取り上げ方が大きく異なります。それがサイトに表れていて閲覧者に伝われば幸いですが、ゴシックの持つ二律背反をうまく打ち出したいのです。言うなれば、天使と悪魔が混じり合う感じ。しかしこれが難しい。神秘的になったり幻想的になったりするとゴシックのワイルドでエッジの部分が弱くなってしまいます。

 いろいろ考えていくうちに、とりあえず現時点でたどり着いたのがゴシック建築だということです。ゴシック建築といえば大聖堂です。もちろんキリストやマリアが崇拝されているわけで、間違っても悪魔を崇拝しているわけではありません。けれども、あの大聖堂の外観と内観は、暗く、複雑で尖った模様や装飾、重厚で重々しい雰囲気があります。また屋上にはガーゴイルが腰掛けていると思えば、聖人達の彫像もあるのです。内部の崇高なステンドグラスから差し込む光、天界へと導かれる様な感覚にさせる建物の高さ...など、自分が思い描く二律背反の世界をうまく混じり合わせています。....やはり全てのゴシックの根源だけあります。

 しかしここでもまた問題も出てくるのです。同様にゴシック建築をそのまま真似るわけにもいきません。しかしそこから離れれば離れる程、求めるゴシックからは遠ざかってしまうのです。そのままそっくり取り入れるのではなく、応用する必要があるわけですが、これが難しい.....。とはいえ、まだまだゴシックのほんの一部分を知ったに過ぎません。

 ゴシックの見果てぬ夢はまだまだ続くのです。

† 00:27 | トラックバック | Topへ▲ †

...という肩書きになっていたのですから、ゴシック狂の自分が素通りするわけにはいかないでしょう。

 というわけで、近々公開される「ヴァン・ヘルシング」という映画が気になっています。ゴシックアクションという肩書きを見る前から、CMや告知広告などからすぐにピンと来ていました。.....配色や使われるフォントでもう分かってしまいます。w

 トランシルバニア、ドラキュラ伯爵....なんて、ゴシックホラーの王道だ! だいたいタイトルの「ヴァンヘルシング」自体、ゴシックの雰囲気を感じさせる名前です。

 もちろんオフィシャルサイトをチェックしました。
......ディアブロと雰囲気が似てる......。

 ディアブロは、アクションRPGのネットゲームで、この第七天はこのディアブロの世界観やデザインがこの上なく大好きで作る作品にも大きく影響していると断言出来ます。ディアブロも中世ヨーロッパのダークな面を強調した作りです。最近になって、以前プレイ中に撮ったスクリーンショットを見ていたら、新たなる発見がありました。 ゲーム内に登場する建物にゴシック建築を象徴させるスタイルがあったのです。それは尖頭アーチと、円形を組み合わせたいわゆるゴシック調のモチーフ、そしてゴシックの大聖堂のクリアストリー(高窓 最上階にあるステンドグラスの窓)です。 これはまさしくゴシック建築の証。おもわずにんまりしてしまいました。


....サイトのデザインは配色からフレームのデザインまで似ています。(真似ていると言いたいわけではありません。) フラッシュも素晴らしい! 自分もFLASHを手に入れてこういう演出やデザインを第七天に取り入れてみたいものです。

ともかく公開が楽しみです。


以下のサイトへ赴いてゴシックの雰囲気を味わうべきです。

ヴァン・ヘルシング
http://www.vanhelsing.jp/

ディアブロ(Diablo II の拡張版「Load Of Destruction」のサイト)
http://www.blizzard.com/diablo2exp/

† 23:48 | トラックバック | Topへ▲ †

....といえばもちろんマリリンマンソン。
昨日は13日の金曜日でしたね。

 個人的にはデカダンスヒーロー。
もちろんロックミュージシャンであるのですが、醸し出す雰囲気、ルックス、演出などがどうも退廃な耽美さ、淫靡さを持っているような気がして本人のインタビューでもオスカー・ワイルドやデカダンスの話題が出ていたのを見たことがあったかと思います。 ジャケでも両性具有の格好をしたり、ボンテージスーツを纏って、赤色のカラーコンタクトして、もぅ、なりきっている感じが、ちょっと最初はコワかったのだけど、インタビューなどを読むうちにイメージがだいぶ変わりました。

 毎度世間を逆なでするようなことをしていて何かとお騒がせなのだけど、求めるアートの確信に基づいての言動なのかなあって思うんです。つまり...正直なところがすごいなあって。....ふつう、ああいうのはなかなかできないものだよ...。「私の跡を彼は継いでいる...」とメタルの帝王オジーはそう語っているのも同感。演っているスタイルは異なっても抱く精神は同じなのかも。マンソンの場合は、中性的なグラムロックみたいな感じ?

 しかし、メンバーも大変だよねえ。マンソンは好みのファッションがああなのだから平気かも知れないけど、マリリンマンソンのバンドメンバーになるためには...まゆげ剃りしなくちゃいけないんだよねえ........。マンソンは黒髪(以前は真っ赤だったけど)で他はみな軍服のような格好して金髪だ。 見ている分には、びしっと決まっていてまあいいのだけど、もしもやれと言われたら、やりたくは....ないな。

 そういえば、少し前にマンソンのバンドメンバーのひとり、ギターのジョン5が脱退してしまったそうなのですが、その理由が、BURRN!では「自分がドラッグなどをしないことがマンソンが気に入らなかった...」とジョン5本人が語っていたのですが...だとするとそれはさすがに残念なことかも...。あんなに馬の合う人はいないと思っていたし、何よりジョン5はけっこう好感だったし....。外見は凄いことになっていますがとても温和な人ですし....。


 本題に戻して......

 「己の確信に基づいて行動を起こす人」はとても好きで憧れます。もちろん確信犯はいけませんが。その行動が、仕事でも遊びでも人を愛することでも何でもよいです。自分が堅く信じて疑わない思いを抱いてひたむきに行動する姿はとても素晴らしく思えます。.....これは自分への願いの1つでもあります。そういう人になりたいといつも思っています。

 その例の1つとしてマンソンを取り上げてみました。彼の場合、必ずしも歓迎されるものかどうかは疑わしいかもしれませんが、その姿勢は見事な物です。自分の憧れる人はみなそういう人達です。それはネットなど身近な人でも同様です。....もし、この自分がどこかであなたを褒めていたなら、たぶん当てはまっています。少なからず何かしらの部分で憧れている人です。

† 00:16 | トラックバック | Topへ▲ †

 サーバにアップせずに半年以上も前に書き留めておいた雑記があったので時期的に良いかなと思ったので載せておきます。(たぶんまだ載せていないと思うのだけど...)

 ワイルド×ボードレール×ランボー×モロー×ロートレック→...
またしても行き着く先が同じ場所になった...。
つまりデカダンス、なものが好きだということ。

「デカダンス」という意味を知らずに、ワイルドやボードレールなどを知ってすごく好きになって、気付いたらデカダンスというキーワードにカテゴライズされた作品ばかりだったという結果。ゴシックを知った時と同じ。

 他のところでも書いていますが、好きなものが結局は1つのカテゴリーに集約されるというのは、すごく不思議な感じです。....でも、「自分の好み」でカテゴライズしたのだから、同じような作風のものばかりになるのは当たり前といえばそうなのかもしれませんが、上手い具合に「ある1つの地点へと引き寄せられて行く」感じがとてもするのです。

 どうも自分にはゴシック×デカダンスがぴったりらしい。
これにポップさを大さじ3杯、ファンタジーっぽさを小さじ2杯、オカルトっぽさを小さじ1杯少々加えまして....ぐつぐつとじっくり煮込み、堕落と背徳の香りが程よく匂ってきましたら(煮込み過ぎると危険ですのでほどほどに)できあがりです。

......ってぉぃ!
誰が召し上がるっていうの! そんなの。
狂い死にしてしまいそうだ。(自分は萌え死にしそうだけどw)


*今になって思うと、これが「デモネスク」かもしれません....。

 というわけで、行き着くところに辿りつきました。
背徳と退廃の美に憧れたら、堕ちる行き先は魔界しかないです。
で、ルシフェルに謁見して.....(この後いつものように妄想が...)

デカダンスという言葉で思い付くのが
マリリソマソンソ

† 23:44 | トラックバック | Topへ▲ †

 昨日、電車に乗っていたらゴスロリの格好をした女のコを見かけました。物珍しげに見るのはやめろ、って感じではありますが、実はリアルで見かけたのは初めてだったので、観察してしまいました...。

 見かけたのは高崎線で上野から高崎行きの列車で、既にホームに着いていて席もほとんど埋まっていて空席を探していたところでゴスロリの女のコを見かけたのです。ちょうど隣が空いていましたが、...さすがに座れませんでした。だって、目つきがなんだか怖いんだもの。前髪を目にかかるくらいまでそろえてある上に、上目遣いが怖い.....。それともメイクのせい? 『どうしてゴスロリの格好をしたやつは目つきが怖いんだ...』なんていうのをネットで目にした事がよくあったので半信半疑だったのですが、今回ではそれが当てはまってしまった様です。もちろん全員がそういうわけではないでしょうが。 いやあ...目が合った時は本気で怖かったよ。 その後も度々こちらを見ていた感じだし.......う、身につけていたスウォッチの時計が目当てだったのかも!? 文字盤が十字架風になっていてシンプルながら割と重厚なブレスレットな時計だから? でもあのスウォッチの時計はゴスロリに持ってこいのアイテムだと個人的には密かに思っています。(おまえの自慢話は聞いてねーよ)
 まあとにかく、そんなに怖い表情しなくても良いのに...と思ってしまいます。髪型とかもストレートなロングヘアも良いけど、シニヨンとかツインテールとかでも良い様な気もします(ってシニヨンじゃ千影だ。)。 でも意味のある黒髪は素敵でした。緑髪な髪は撫子に持ってこいだし。

 しかし、あれは完全に周りから「浮いて」いました。
ヘッドドレスも装着して完全武装、って感じだもの。....せめて車内では外せばよいのに...と端から見ていた自分はそう思ったりしましたが、まあ完全武装じゃないとダメなのでしょう。黒白フリルのヘッドドレスはある意味「ゴスロリ」のイメージを凝縮した小物とも言えるものですし。
 黒に銀色の縁取りをした小箱を手にしていましたが、あれは素敵でした。...実を言うと、ああいうのがあったりしたら良いな、なんて考えたりすることがあったんです。直線的なデザインでモノトーンの色調で適度にハードな装飾が施されている小箱....そんな感じのがあればぜひ欲しいところ。もしくはゴシック調の彫金を施したプレートを貼付けたもの、とかね。女のコが持っていた小箱は、ヴェルヴェットのような素材で立方体のようなかわいらしい小箱だったので、さすがにそういうのは身につけられないですが、方向性としてはそんなに外れてはいない、感じだったのでかなり細部までチェックしてしまいました。(ぉぃ)


 ところでああいう格好をして一体どこへおでかけするのでしょう。やっぱりゴスロリパーティ? 間違っても黒ミサとかサバトじゃないよね。サバトの首領は美少年の姿をしたルシフェルだから....案外あり得るかもしれない。w とはいっても通常はレオナール(山羊の悪魔)が取り仕切っているから違うか。


.....ゴスロリパーティで悪魔の少年と出逢うっていうストーリーでノベルゲームとか作ったら案外面白いかもしれない? それ系の小物...タロットとか水晶玉、エリクサー、絞首台の四葉のクローバーも盛り込んで、もちろん世界は黒猫に導かれるままに魔界と地上を行き来して、やっぱり基本はゴシックの大聖堂で決まり。サキュバスの涙、ヴァンパイアの生き血のハート、アスタロトの水鏡、魔界の青バラとか勝手に架空のアイテムなんかも用意しちゃったりして、もちろんベッドは黒バラ、あるいはペンタグラムの柄の漆黒の寝具で、周りにろうそくを灯し、サラ・ベルナールみたいに花を敷き詰めた棺桶でそのまま満月が銀色の涙を流す夜明けまでミステリアスな逢瀬は続く.......。(以下、妄想続くので省略。)


 そういえば同じ車両に浴衣姿のコもいましたが、ゴスロリと対照的だったのが妙な感じでした。なんか出ているオーラが別物って感じがしました。


たかがゴスロリ見かけただけでこんなに長い感想になってしまうとは...。確かにゴスロリは嫌いではないです。好きっていったら好きだと思いますが、あのレースのフリルがなければ....。「ロリータ」のデザインが、ね。普通にクラシックなドレスの雰囲気でゴシック調の模様にモノトーンとか、フリルが付いていてもせめてレースなしならば...萌えてるかも。深いまなざしと鋭い目つきは違うと思うし、その辺りも.......

すみません、ちょっと魔界へ逝ってきます。
y=ー(・ω・)・∴ターン

† 23:31 | トラックバック | Topへ▲ †

la cathedrale Notre-Dame de Paris...
去年か、一昨年辺りに買った「図説 大聖堂物語」という本を買って以来、ますますゴシックに狂っています。もちろん、ゴシック建築のゴシックです。.....とりわけ、ゴシック中のゴシックである、フランス・ゴシックがとても大好きです。

 初期フランスゴシックの傑作である、パリ大聖堂(一般的に呼ばれるノートルダム大聖堂)は、この上なく最高に好きなゴシック建築です。ノートル・ダムとは聖母のことを意味し、つまり、ノートルダム大聖堂というのは聖母に捧げ、聖母を守護聖人とする教会のことを言います。ですから、パリ大聖堂以外にもノートルダムと呼ばれる大聖堂はいくつもあるわけです。地元の人々は、その大聖堂をノートルダムと呼ぶのが慣例なのだそうです。つまり、他の、例えばフランスゴシックの後期傑作のアミアンやランスもノートルダム大聖堂なわけです。

 アミアンやランスは、フランスゴシックでも後期なので、その高さもパリ大聖堂よりも遥かに高く巨大な大聖堂です。もちろんどちらも大好きですが、やはりパリ大聖堂が一番好みです。

 パリ大聖堂といえば、おそらくエッフェル塔などと同じく超有名建築物なので、ご存知の方もたくさんいると思います。よく写真などで西正面のツインタワーのようになっているものを見たことがあると思いますが、個人的にはその反対側、つまり内陣を囲む方の姿も大好きなんです。内陣を囲むフライングバットレスが、他のゴシック建築よりも、とても長く複雑な石材フレームを組んだかの様な姿が好きです。あれほどまでに長いフライングバットレスになっているのは、側廊が通常、身廊を挟み左右1つずつなのであるのに対し、パリ大聖堂のものは2つずつになっているからです。それゆえ9000人をも越える収容数なのです。(5廊式バシリカ形式)

 内部のアカンサスをモチーフにした柱頭を初め、ゴシック建築の特徴である、尖頭アーチも、フランスゴシックのものが、やはり好みです。装飾も他の国のゴシック建築の大聖堂のものと比べると、割とすっきりしていて、形もオーソリティだけあって奇を衒わない形のような気がします。パリ大聖堂の尖頭アーチは、後期のものと比べるとそれほど鋭角的ではない感じがします。高さも関係しているのでしょうが。

 また、プラン(平面図)も見ると、その筋の通ったシンプルな姿に驚かされます。後期フランスゴシックになると、内陣の周囲にある放射状祭室などがあり、わりとでこぼこ感があるのですが、パリ大聖堂にはそれがなく、外陣側の側祭室の延長になっており、非常にすっきりした造りになっています。

 あとはやはり彫刻。パリを見下ろす様に、大聖堂を護るかの様に腰掛けている、ガーゴイルを初め、袖廊にある、聖ドニ像と聖母像、祭壇にはピエタにその左右にルイ14、13世がそれぞれ跪いています。あと、北側の側廊に聖ジャンヌダルクの像もあったはず....。


.......一度もそこへ行ったこともないくせに、さも行ってきたかの様な素振りが出来てしまう程、詳しくなってしまいました.....。まあ、ゴシック建築に関する本はいくつか持っていますし、ネットでパリ大聖堂を検索しまくりましたから。


 それでもまだまだ物足りないです。(かなり重症)本当は洋書で1冊丸ごとパリ大聖堂の本があって、写真も豊富なものらしく、有名らしいのですが、それを買おうかなと前々から思っているのですが.......高いんだ。値段が。モローの画集も欲しいし....合わせると\20,000也。 ま、でも必ず買う運命でしょう。


 近いうちに始めようと思っているクレイシルバー(銀粘土)で作るアクセサリーもおそらくこのフランスゴシックから影響を受けまくると思います。それにデモーニッシュな雰囲気を少し加えると......「デモネスク」が出来上がると、この逝かれた脳味噌で妄想しているのですが...果して。

 今も、この逝かれた脳を巣窟にする天使と悪魔がそう囁くのです。(ぉぃ)
「はやく具体化しろよ、ぼけ」って。
「いつまでとろとろやってんだよ、ばか」って。


でも、そう囁く暇があるなら、マックの前に現れて作業を手伝ってほしいぞ。ちっ..、また週末、十字路へ行って悪魔と契約してくるか.....。(「また」?)

(ぉぃ...癲狂院逝きだぞ)

† 22:48 | トラックバック | Topへ▲ †

 昨日の新日曜美術館は、なんとエミール・ガレでした。アールヌーヴォーの主役的存在なガレでしたが、本当に素晴らしいです。
 ガレはガラス職人でして、ガラス多層の技法を用いて、なお且ガラスの透明さと不透明さを巧みに操り、その上に緻密な植物/昆虫の表現と色彩を組み合わせた、何とも言えない、有機的なガラスに変化するのです!

 初期はガラス細工が主でしたが、徐々に、寄木細工とガラスを組み合わせたりもするようになります。.....もう本当にすごいの。


  エミール・ガレも素晴らしいですが、ルネ・ラリックも個人的に好きです。香水のカボティーヌの容器をさらに爆発wさせたような栓の大きさといったらもう! 容器よりも栓の方が大きいんだもの。美しすぎる!(いや....全然カボティーヌと違うだろ、って突っ込まれると思いますが、個人的にそう感じました....) ラリックは、目黒にある朝香宮邸(現在は庭園美術館)の内装/装飾を施したことでも有名なのですが、あれも素晴らしいんですよ!
 3月に、「ベルエポック1900」展を見に庭園美術館へ行ったのですが、あの、アールデコの建物は素敵すぎる....。内装も派手でない上品さで、さすが朝香宮自身アールデコが好きでフランスへ発注しただけある! 先日、フェルメールを見に上野の都美へ行ったついでに池之端にある岩崎邸を見たのですが、あそこも大変すばらしかったですが、朝香宮邸はそれを上回っている!....ちなみに岩崎邸、っていうのは、三菱財閥の創設者の岩崎弥太郎の邸宅です。最近不祥事続きで話題の三菱の親のお家ってことですね。

 .....そういう話はまた今度にして(相変わらず話が連想的に広がってしまう)、来週の新日曜美術館もすごい楽しみなんです。
なぜかというと、予告でちらっと、ルネサンスの巨匠ミケランジェロのサンピエトロのピエタと、バロックの巨匠ベルニーニのアポロンとダフネ(いや、プロセルビナの略奪だったかも)が映っていたからです!
 もうミケランジェロとベルニーニの作品は本当に激萌えなんです....。
サンピエトロのピエタなんか....もう本当に本当に好きです。あのマリアに抱かれてみたい...とかけっこう本気で思ったりするし...。(ぉぃ)"もしも死んだらこの亡骸をしっかり抱いておくれ"....ってね。(妄想が暴走してるぞ...)

 そういえば、ミケランジェロは、ゴシックを嫌悪していたとか聞いたことがあります....。サンピエトロ大聖堂を設計する際に、前案だったゴシック風の間取りを止めにして、シンプルな十字にした....はず。

 まずい。ノートルダムにピエタを鎮座させてしまった第七天を見たら、怒られそうだ。「オレ様の崇高な彫刻をゴシックなんてカッコわりぃ様式の犬小屋なんかと一緒にするんじゃねえよ、このクズが。これだから無能な奴は救いようがないぜ、ぺっ。」.....なんてことになりそうでこわい。(そこまで言わないかもしれないですが、実際ダヴィンチの作品に相当ケチ付けてたらしいからあり得るかも...。)

....あの世で会ったら相当説教されそうだ。(説教されてみたいけど。)

 *....後日改めて調べたのですが、どうやらミケランジェロは単にゴシックを嫌悪していた、というわけでもなさそうです。確かにサンピエトロの設計では前案のゴシックぽい内陣が長いラテン十字のような間取りをやめにした、というのは確かですが、ミケランジェロが目指したものは、その従来のゴシックをさらに改良したスタイルを目指していた様です。.....それがルネサンス、というわけです。
(たぶん)

† 23:09 | トラックバック | Topへ▲ †

 昨年末に、12月中旬から下旬にかけて、限定的に「癲狂院」と改めてトップページを変更していたことがあるのですが....ご覧になった方、いらしゃいますよね??? 

 自分の思い込みで済む問題だとは思いますが、念のために。
とあるサイトのデザインを盗んでいる訳ではないので、どうか誤解なき様、お願いします。似てるという程似ているわけではないのです。(むしろデザイン等は全くの別物)...ですが、その...ちょっと訳あって(これ以上書くのは控えます)、こちらのほうが気不味くなりそうな分なのです....。

 偶然....なんです......。

そもそも「癲狂院」のトップページご覧になった方、どれくらいいらっしゃるのでしょう......。年開けるまでそのままにしておいたはずだから、そこそこはいると思いますが。

 あれをリニューアル後、サイトの一部分に改めて使う予定なので...誤解、されたく.......ないです.......。

 .....そんなことより....サイトのリニューアル、本当に遅れてごめんなさい....。もしかしたらリニューアルしているかもと思い、いらっしゃる方もいると思います。何も変わっていなくて本当に済まない気持ちです。


 間違いなく今月は無理です。
来月中には、なんとしてでも終わらせたいです。半年もリニューアルやってます、なんて嫌だし。

 それと....今までのデザインよりもかっこわるくなった、と思われる方も中にはいらっしゃるかもしれません。そこは自分の腕にかかっているわけですが、難しいかもしれません。はっきりいって、流行りのデザインは思いっきり無視していますし、今時FLASHなしのHTMLメインのデザインですし、マシンにも負荷のかかる仕様にもなっていると思います。そのために一応簡易的なメニューを別途用意するつもりでいますが......。

 1つだけはっきりと言えることは、同じ構造/コンセプトのサイトは、まずないということです。故に、初めてご覧になるデザインだと思います。流行りのFLASHでも、見かけたことはありません。

 もちろん、それが良いデザインかどうかは全く別の話です。
でも.....普段、第七天をご覧になってきた方なら、ご理解してくださるものと信じています。.....いろいろ管理人がくどく言ってきたことが.....分かって頂ける、と。


「癲狂院」
http://www.seventh-heaven.jp/tenkyouin/
.....当時(2003/12)のままです。実際このデザインを作り始めたのはもっと前からでしたが。公開したのは2003。
 リニューアル後はさらにダークな感じにしようかと思っているのですが、モノクロにしようか着色しようか迷っています。...どちらも作ってあるのですが(でもトップページだけだったりします。)、インターフェイスは既に着色のもので作ってしまっているし、他のゾーンと照らし合わせてみても、ここだけモノクロだと浮いてしまうので.....、
 でも....モノクロのははっきりいって「最狂」です。モノクロにしただけでこんなに違うの?...というほど。モノクロ仕様のを採用したら、リニュ後はさらに客足が遠のくね。(゚∀゚)アヒャ
 おまけに電波サイトとしてマークされそうな悪寒も。(って既にマークされてるか。)

† 23:15 | トラックバック | Topへ▲ †

「モネ、ルノワールと印象派展」
Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.impressionist.jp/

「パリ マルモッタン美術館展 〜モネとモリゾ」
東京都美術館 
http://www.ntv.co.jp/marumo/

「パリ市立プティ・パレ美術館所蔵 パリ1900 ベル・エポックの輝き」
東京都庭園美術館
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/paris/index.html

今ならすべて見られますね。
こんな機会なんてそうないはず!

......というわけで、「モネ、ルノワールと印象派展」は、こないだ見てきました。
渋谷駅出てからBunkamuraへ行くのに迷いそうになったが(←田舎者)、なんとか辿りつき見てきました。

 もちろん目玉はタイトル通り、モネとルノワール。ルノワールは後期のがほとんどだった感じ。モネは逆に初期のものが中心だった気がします。アルジャントウイユの橋が両方見られたのも興味深かったです。(「美の巨人たち」でやってましたけど。)睡蓮は3点のみでしたが、どれも最高! これぞ印象派!というもの、リアルなもの、緑と紫のうねるような睡蓮の絵が個人的には好きです。いつまでも見ていたい絵です。ルノワールのはやっぱり.....あの髪の長い男のコ。....そうです、あれ男のコなんですねぇ......。知りませんでした。当時、風習として女のコのような格好をさせていたそうで........今まで可愛い女のコだと、まんまと騙されていたぞ。しかし、今回のルノワールのは、人物画が多かった(というかほとんど全て)。いや、ルノワールっていえば女性好きで女性を描いたものが多いのは周知の事実なわけで、当然なわけですが。両巨頭の他に、シスレーのも良かったです。シスレーのはあまり知らなかったのですが、ふたりのとはまた違った作風で、穏やかな静かに流れる時間.....のようなものを感じさせる絵だなあと......感じました。

 で、行く前から楽しみにしていたのが..........小さな巨人、ロートレックの絵です。ロートレックといえば、ムーランルージュ!ってイメージですが、飾られていた絵は、それとは違って、油彩できちっと描かれたものでした。
 これが最高で...........これだからロートレックは大好き!
あの表情と描き方! たった2点でしたが、他の画家達の絵の雰囲気の流れから解き放たれているように感じてしまう程、個人的にはインパクトが大きくて......立ち尽くしていました。グッズにロートレックのものがなくて(当たり前か)、すごく残念でしたが、ま、カタログにはきちっと載っていることだし、拝めたのがなによりの収穫。


 ベル・エポックのもすごく見てみたいんです。
今日の美の巨人たちで取りあげていた、クレランのサラ・ベルナールや、シャルル・ジロンのパリジェンヌ.......ぅぅぅ、見たい! どちらも狂える程好き! いかにもフランスっていう雰囲気が溢れる程出ている作風ですが、あれに見事にやられているわけです。サラ・ベルナールの目つき、パリジェンヌの横顔、衣装もすごくて.......真珠のような輝きのドレスと闇のような漆黒のドレス........。
 サラ・ベルナールって.....あの人、棺桶をベッド代わりにして寝ていたとは.....恐るべし! ひょっとして千影ですか?w  花が鏤められた棺桶で寝ている写真が美の巨人たちで写っていたけど、あれはすごいな。

 しかも、しかも.....サイトの紹介文を見てみると.......ギュスターヴ・モローの名も!!!..........やっぱり行ってくるしかないな。_| ̄|...○コロコロ って具合に逝ってきます。


 そういえば、印象派展とベルエポック展、どちらもテレ東が主催しているんだ....。テレ東と日経は一緒みたいなものですが、どちらも美術関係によく取り組んでいますよね。番組の「美の巨人たち」で何気なく展覧時期に合わせて紹介していたりと...自演していますね。(見事にそれにつられているわけだがw)

......ここ最近、しょっちゅう美術館へ赴いているような。
大丈夫かなぁ........。大地に異変でも起きなければ、いいけど。w

† 23:35 | トラックバック | Topへ▲ †

 そうそう、テレビを見ていて、お、っと思わせたCMがあって...ゲームソフトの「シャドウハーツ2」っていうゲームのCM。悪魔っぽくてちょっとクラシックな雰囲気で、キャラも好きな感じだったので、すぐググって調べて公式サイトへ行ってみ太のですが.......う、なんかやってみたい。

 なんだか世界観とキャラが、自分の脳内データと一致するような部分があって、びっくり.......。世界は大戦前でフランスの小さな村からみたいで、ダークなヨーロピアンな雰囲気が充満してる。キャラが......どう考えても元ネタがマタハリとかクロウリーでしょ!っていうのがあるし。現実っぽくないけど完全にファンタジーの世界へ踏み込んでいない、っていう世界が個人的にすごく好みです。(このゲームではないですが、例えば高層ビルの屋上から天使が見下ろしていたりとか、街の十字路に悪魔が突っ立ってたりとか。) サイトデザインも背景の魔法円みたいなグラフィックが萌え。

 ぅぅ、やってみたいな〜。
でもハード持ってないんだよね.......。第一、ゲームなんてしてられないし。
う〜〜〜〜。

 そういえば、このシャドウハーツのロゴのフォントは何だっけ。
よく見かけるフォントだ。「A」のデザインが特徴だよね。
調べてくるか。

http://www.shadowhearts.net/index.html

† 00:39 | トラックバック | Topへ▲ †

 ついでに思ったことなのですが、人それぞれだとは思いますがメールのやりとりの頻度ってどれくらいなんだろう。

 自分の場合だと、メールマガジンが週に10通もないくらいで、いらないダイレクトメールが、5通ほど、あとは....たまに人からメールが来る程度。メールアドレスを持っていてもいなくてもあんまり関係なさそう。もちろん、メールでいろいろ話が出来たらそれも楽しそうだけど、なんか話の合う人って、全然いなくて....。なんでかなぁ、と考えて思ったことは、やることなすこと、どれも「そこそこ」しかはまらない/追求しないから、なのかなあ、って。

 例えば音楽の話だと、ヴァンヘイレンやランディ・ローズは有名だからファンの人も多くいるのですが、みんなブートレッグや機材の話になっていて......。ブートレッグっていうのは、海賊版で、どこかのライブを個人などで勝手に録音したりしたものなどがありますが、そういうのって全く興味がなくて....。機材も、深く知る気も全然なくて。ただオフィシャルのCDだけ聞いてれば満足なのだけど.......それって、ファンじゃないのかも?

 Webデザインでも、自分で満足できるテクニックさえ知ることが出来れば、その後は追求しないので、JavaScriptやCGIはおろか、HTMLやCSSさえ、知らないタグがある程。最新の情報なども全然お構い無しなので....。おまけにデザイン関係は全く知らないのでなおさら話題に入れない.........。

 ゴシックも、いわゆるゴスとかゴスロリが好きなわけじゃないし(どっちかっていうとゴスロリはxxxxx。)、ただ単に、中世のゴシック様式の建築などが好きなだけだから........ゴシックを扱っているサイトのほとんどは受けつけないし...........。


 なんだか、深く追求する前の時点で、ずっとハマリ続けているって感じなのかな。
......中途半端&ひとりよがりなのは、やめた方がいいのかも。

う゛、でも、仮にメールを頻繁にやりとりするようなことになったら、大変だ。
だって、文章打つのがすごく遅い上に、きちんと文章が書けないから..............。

鬱です........カチャy=ー( ゚д゚)・∵. ターン

† 23:33 | トラックバック | Topへ▲ †

......いつも通り、意味もなくクリスマスは過ぎていったのだけど...、自分には別の世界を見ている様に感じます。華やかに彩られきらびやかな世界には、なかなか辿りつけず.....。
 街行く人を見ると、羨ましく思います。
けっこう辛くなるけど、でも、ま、あんまりネガティブにならないようにしよう。頑張っていたら、いつか嬉しいことが起きると....、信じて。

 それで、ここ2、3日は何をしていたかと言うと、サイトのデザインを変えようと少し作っていました。クリスマスに合わせて期間限定バージョンを作ろうと思っていたのですが、ちょっと時間が足りなくて...完成できませんでした。おまけに、「Elixir」も限定でアップしようかな、とも思っていました。
 .....あの曲は、クリスマスにはもってこい、かなって思って。いや、曲調がクリスマスぽいのではなくて.....内容が、ある意味......ぴったりすぎる。_| ̄|○ エリクサーだもの。(もちろん不老長寿の霊薬ではない)曲調も自分の求めるスタイルに誤差なく一致していて、とても気に入っている曲です。ポップなゴシック調で、明るくて暗く、そして....たぶんキャッチーな曲(だと思う)。....聞いたことのある人は、ほとんどいないし、.....たぶん、みんな気に入ってくれる曲だと思っているので、サイトデザインとあわせて、ささやかだけど何かプレゼントできたらな、っと.....思っていました。
 (でもまぁ、クリスマスにこんな辺鄙なサイトに訪れる人もいないだろうと思うけど。)

 期間限定デザインは、おそらくそのまま新しいトップページのデザインにするつもりです。ミケランジェロのサンピエトロのピエタの彫像の画像を使う予定です。キリストがマリアに抱かれている像なのですが.....クリスマスにはぴったりだったかなって。.......なんというか、あのマリアは若すぎて、キリストの母って感じにはちょっと見えなくて。どっちかっていうとキリストの彼女って感じ。しかも抱き方が一番正統(?)な気がする。 他の画家のピエタは、泣き崩れるようなマリアや、表情もこっちまで悲しくなるようなのも多いのですが、あのピエタはすごく穏やかで、あのふたりには近付けない聖域を感じさせるオーラが出まくっているように感じます。  激萌えっ!

 ....サロメ×ヨカナーンもいいんだけど.....あいにく彫像は存在しないし。あったら最高なんだけど! ビアズリーの絵には血まみれのヨカナーンの生首を抱いてキスを交わしているっていうとんでもないシチュエーションの絵があるけど....。「最高潮(クライマックス)」というタイトルだったかな。

.......また話がずれた。
(好きなのがばればれだ......。ぅぅ)
「Elixir」は......またの機会ということで。

† 23:57 | トラックバック | Topへ▲ †

 もういや。こんな事件ばかり......。
今月1日に起きた、家族殺傷事件。
さっき、逮捕された少女が開設していた(と思われる)サイトのミラーを見てきた。

...........。
写真は...真物だよね....やっぱり。
見るに耐えない写真だ、あれは.....。
いくつもいくつもリストカットの写真があって、血まみれ。
サイトの内容も、逝ってる。
(人の事は言えないが。)
サイトは、よくある赤と黒の色調で、誰が見ても退廃で堕落した、血の匂いを漂わせる雰囲気。
で、ゴスロリだ。

 こういうのを目にする度に思うことは、
この「ゴスロリ」の「ゴシック」がいかに12世紀当時のゴシックの概念と大きくかけ離れていることか、ということ。要するに、ゴシック小説などの「ホラー」の意味合いが強く、本来のゴシックの「光と闇」の「光」がごっそり抜け落ちて使われていることに対して、非常に残念だな、と思います。

 もちろんそれが悪いとかいうわけではないけれど、今回の事件で「ゴスロリ」が取りあげられて、「悪」の烙印を押され、多くの人が偏見を持ってしまうかもしれないことがとても心配です。他のゴスロリ好きな人まであらぬ偏見を持たれかねない。おまけにルーツの(とはいっても前述通り本来のゴシックはもはや別物だ)ゴシックまで、おかしなイメージを持たれそうで、もういやです。
 しかし、くどいようだけど、赤と黒、あるいは灰色と黒、という色の組み合わせのサイトは、実に多い。そしてその多くがゴスロリ好きな人のサイトだ。

.......正直に告白しますが、ゴスロリでもそういう限り無く退廃的なのは、好きではないです。というより、ごめんなさい、という感じ。

 悪のイメージばかり持たれる、ゴシック。
どうかそのイメージを捨てて下さい。
そしてゴスロリのゴシックと本来のゴシックとは別物だということを。

退廃で堕落し、悪のイメージなのなら、ゴシックではなくてデカダンスの方が合っているのでは?
 今回の事件は、もしそのサイトが本人のものだとするなら、個人的にはさらに辛いです........。
逮捕された少女が開設していたと思われるサイトのミラーサイト
ttp://zeroplus.s43.xrea.com/log02/index.html

† 01:06 | トラックバック | Topへ▲ †

 やっぱりこれも好きなので、買わずにはいられない。

 ゴシックは、しょっちゅう言葉を多用している割には漠然としていて、言葉で説明しにくいと言うか感覚的に捉えているだけで(これはこれで良いことだと思いますが。)、やっぱり体系的にきちんと知っておきたくて。なにより、カテドラル(大聖堂)(=ゴシック建築)が大好きで、ゴシックを追求したかったというのも大きな理由です。WEB上でも、片っ端から調べまくったりしたのですが、「ゴシックっていうのはこういうことなんだよ」っていう核心を突いたコンテンツがあんまりなくて......。ゴスロリのゴシックというのなら多いのですが....。それで、大きな書店で探したりしたのですが全然なくて、ネット上(アマゾン)で頼むことにしました。

 買ったのは、ゴシック建築が図説で細かく載っているものや、ゴシックの思想を詳しく説明したもの等です。建築物なんかは、実際見に行くのが一番に決まってますが、そういうわけにもいかないですし。ノートルダム、シャルトル、ランス、アミアン、などの大聖堂、とりわけフランスゴシック。神の元へ近付こうと、どこまでも高くそびえ立つ尖頭アーチ、重厚で複雑なフライング・バットレスが交差する摩天の森、光輝を放つ、バラ窓.......。光に触れたくて、闇に包まれたくて、光と闇が同時に生まれる聖域....。その間の空間で人々は祈りを捧げ、罪を懺悔し、生きていく。そんな風にゴシックをイメージしてみるんです。あたかも自分がそこにいるかのように。そうすると少しいつもと違う感じになる.....みたいな。(おい)

 ゴシック、っていうとダークなイメージを受けがちですが(それはいわゆるゴシックホラー的な解釈ですよね)、本来のゴシックには光も持ち合わせているわけです。片方だけではゴシックは成り立たないと思います。重厚で高くそびえ立つ外観で判断しがちですが、内観も実はかなり重要。フライングバットレスによって壁が異常な程、薄いのです。あれでよくあれ程の高さの建物を支えられるものかと、不思議に思うくらい。そしてその構造により窓が大きく確保できたことにより、神々しい光が内部の空間を包み込む.....。しかし、荘厳で神格化されたような建物でうかつに近寄れないイメージもありますけど、市民達の憩いの場でもあったりして、意外でした。

 ちなみに、買ったゴシックの本は、すべて建築のゴシックに関するものです。でも、どの分野のゴシックでもそれが好きなら、多少の違いはあれど基本的には同じだと思うので、きっと的外れではないと思います。だってゴシック文化の根源なのですから。 ......でも巷で使われている「ゴシック」と本来の「ゴシック」は、別物、って感じですね、やっぱり。


 ゴシックのついでに、サンピエトロ大聖堂に関する本も欲しいです。
殉職者ペテロの墓の上に立っているらしいですが、あれもまたミケランジェロの作品との融合で、個人的に最高!なのです。あそこに鎮座している「ピエタ」あれには、感動しました。宗教画のマリアなどいくつか見たことありますが、あんまりピンとこなかったのですが、あのピエタは、ちょっと他のと違うっ!って感じで、あれは.....もう本当に大好きです。イタリア人にしてみれば(いやキリスト教徒もそうかもしれませんが)マリアに抱かれて死にたい、とかいうのを聞いたことあります。それうなずけます。かなり巨大な大理石像らしいですが、実物を見たいものです。「最後の審判」のキリストとマリアも好きです。あんなに若々しくエネルギーに充ちたキリストを見たのは初めてです。あの審判を下すポーズ......かっこいい! 確か、光輝を与えるポーズでしたっけ。寄り添うマリアも、そのポーズと表情が好きです。そういえばこの天井画には、ミケランジェロ本人とされる姿も描かれている様ですが、なんであんなにオバケみたいなの.....。ゾンビみたい.....。なんか疲れ切っちゃったのかなあ。お疲れさま、ということですね。

ゴシックとは何か—大聖堂の精神史 講談社現代新書/酒井 健 (著)

図説 大聖堂物語—ゴシックの建築と美術 ふくろうの本/佐藤 達生 (著), 木俣 元一 (著)

 この2冊でゴシックの基本がわかると思います。おすすめです。

† 00:00 | トラックバック | Topへ▲ †

previous

 

 

 

 

 

 

ALL

next
癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum- Copyright© Yusuke Kobayashi S E V E N T H † H E A V E N メール
TopUp HiUpDownDown HiBottom