Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。

ゴシック/デカダンス アーカイブ
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今週、新たに† PANDEMONIUM †を公開しました。

 このコンテンツは、女神転生ラストバイブル1/2と、ゴッドメディスンのMIDIデータを単に載せているだけなのですが、今までこれらを目当てに第七天へ訪れていた方々にとって、それ以外のコンテンツには関心はないし、どうでもよいコンテンツなのだと思うんです。別にそれに対して不満があるわけではないですし、多分、自分がそういう立場だったとしても、お目当てのコンテンツ以外はスルーしてしまうと思います。

 そんなことを以前から感じていたので、どうしてもそれらだけをまとめて別のコンテンツとして区別したいと思っていました。ラストバイブル自体は別に邪悪な雰囲気の作品ではないのですが、一応「女神転生」のシリーズですし、モンスターも悪魔ではないですが、魔獣として、西洋のファンタジーに出てくる悪魔や堕天使が登場するので、第七天と対極する設定として伏魔殿を設置しようと思っていました。

 サイトの雰囲気は他のコンテンツ同様に、もう1年以上前から決まっていて、第七天の青色+清楚なゴシック調に対して邪悪で赤と黒を基調としたゴシック調でいこうと決めていました。.......もっと具体的に言えば.......ネットゲームのディアブロIIのACT4の景観。実を言うとかなり真似ています。もちろん真似られる程簡単ではないし、テキスト周りのフレームデザインなどはオリジナルです。

 それで、去年の今頃、せっせと第七天用に作っていたノートルダム大聖堂(パリ大聖堂)の3DCGの一部を使って、新たに組み立ててCGにしました。クリアストリー(ステンドグラスを嵌める高窓)と、今回新たに作ったフライングバットレスを並べた奥に炎が吹き出している.....そういう感じになりました。 大きく高く伸びたクリアストリーとフライングバットレスはゴシック建築の特徴の1つで、実際作ったCG程の高さのクリアストリーはないし、フライングバットレスも天井から下に流れる力を地面へ流す役割を持つ梁なので、天井がない状態のあのCGでは必要ないのですが、ゴシックぽさを表す飾りってことで付けてみました。ちなみにクリアストリーはパリ大聖堂、フライングバットレスはランス大聖堂のものを真似ています。

 使うフォントは、フライングバットレスを支える小塔、ピナクルをイメージさせるようなフォントにしました。(WoodType) 赤と黒の強いコントラストで、なかなか狙った雰囲気が出せていると思います。

 テキスト周りの装飾は、昨年末に買ったアドビの「Live Motion」のパス機能を使って作りました。このパス機能は、たぶんイラストレーターのパス機能を取り入れたもので、簡素なものですが自分にとってはそれまでそういう機能を持つソフトを2Dでは持っていなかったので重宝しています。.....そう、3DCGソフトのSTRATA VISION3dの平面モデリングの機能として同じ様にベジェ曲線を描ける機能があって、いつもよく使っていたので、多少の使い方の違いがあれどすぐ慣れました。

 最初はああいう感じではなくてゴシック建築にあるような装飾を真似ようと思っていたのですが、手間ひまかかるし、第七天との区別が明確にならないような気がしたので、ゴシック調はやめて単に悪魔っぽさを感じられる様なものにしてみました。 そこで今回今までと制作方法が変わった点としては、作る前に紙にデザインを描いて決めてからそれを見つつパスを描いていったことです。 悪魔っぽいデザインのフレーム....っていったって頭に浮かばないし難しいかも....と思っていたのですが、とにかく鉛筆握ってとにかく描いていったら案外すぐにまとまってしまって。やっぱりすぐに消せたり描いたり出来る紙が良くて、デザインを練るには良いですね。紙と言っても小さなメモ帳に描いたのですけどね。

 よく悪魔の翼として描かれる、コウモリの羽の様な線の広げ方に、同じように悪魔の持つかぎ爪のような鋭い曲線の組み合わせのつもりで描いていきました。......なんだかタトゥーデザインにもいけそうなデザインになってしまったのですがどうでしょう......。よく二の腕とか足首に、あんな感じの輪のタトゥーを入れてる人っているでしょう?....っていっても実際見かけたのは一度か二度程ですけど。 あと、試しにシルバーアクセサリーのような質感のテクスチャを施したら、これがいけそうでね....やっぱりシルバーアクセサリ作るべきだって思いました。

 あ、あとペンタグラムをくどい程多用したのも十字架がシンボルの第七天と対極化させるためです。タイトルロゴには、逆さ十字をあしらっていますが、それ以外はとことん使いまくりました。.....逆さ十字が反キリストを象徴すると思う方がいるかもしれませんが、実は違います。逆さ十字というのは、聖ペトロが磔になるとき、イエスと同じ磔では申し訳ないと逆さ十字にして自ら望んで磔になったといわれています。だから別に反キリストの意味はありません。ちなみに同じ理由で聖アンデレは、Xの形の十字架で磔になっています。アンデレ十字とか言いますね。 .......まあそんな事実だったとしても、逆さに向いているっていうのが地獄を指している感じで、使ってみました。

 テレポートコントローラーも、それをモチーフにペンタグラムのリングをアイコンにしてくっつけてみました。他のコンテンツのテレポートコントローラーは魔界のミスリル銀で出て来ていますが、この伏魔殿のは、魔力によって動いています。w 魔界へ赴いて、魔獣の骨を拾って来て、それに十字架とペンタグラムをくっ付けて魔力をかけてコントローラーが出来たんですよ。ww 魔力がもっとあれば完璧な姿に出来たのですが、力及ばずゾンビ状態になってしまいましたが。というわけで、あのコントローラーだけは生きています。w もっと魔力を鍛えないと!!!(ぉぃ)w

 そう! そのコントローラーの両目のアニメーション、実は初Flashファイルです。アニメーションGIFにしようと思ったのですが面倒くさいし、LiveMotionにはせっかくFlash機能がついているのですから敢えて挑戦してみました。.......かなり地味ですけどね。.....本当は各メニューボタンをクリックするときに音を鳴らすとか、マウスを乗せた時にアニメーションさせるようなこともしたいと思ったし実際それほど難しくないので出来たとは思いますが、重くなってしまうのでやめにしました。


...............うぅ、長くなってしまいました。 でもなかなか満足しています。肝心のコンテンツはスカスカですけど...........まあ、女神転生ファンから完全に相手されていないラストバイブルを少しでも盛り上げられたら......良いなと思っています。

† 00:29 | トラックバック | Topへ▲ †

pulip.jpgリトルプーリップ/NOIR
 ブックマークを整理していて、フィギュア/食玩のショップサイトをたまたま見たら、ピックアップ商品のところに、このフィギュアが!!!!!!!

 ゴスロリのフィギュアがあったなんて............。口と耳を繋ぐチェーンがちょっと気になるけどそれ以外は全部ツボだ!  萌える要素満載。漆黒のドレスとヘッドドレスが、白い肌とブロンドのヘアに似合う! おまけに両目の色が違ってるっていうのもミステリアスな感じ。けど、このチェーンは.................ちょっと怖い。人形だから許せるけど。

 このリトルプーリップ、その名の通りプーリップというシリーズのミニチュア版らしく、じゃあプーリップのNOIRはどういうものなのかと検索してみたら.....既に販売終了しているよう。Google検索結果 でも個人的な好みで言えばリトルプーリップの方の表情が好きかも。....ってよく調べたら、これって表情や衣装、メイクなどを自分でカスタマイズ出来る....らしい..........。フィギュアっていうより普通に「お人形さん」だよね。

これは........男が買うものじゃないよな.........。でも欲しい。かなり欲しい。
やべーよ、本気で買ってしまいそうだ...........。大きいサイズだったら抵抗あるけどこっちは約13cm..........ちょこっとMacの上に置いておくには持ってこいだ。これを置いておけば、絶えずゴシックのオーラを浴びられるってもんだ。

 滅多にしないブックマークの整理なんてしなければ、絶対気付く事なんかなかったのに..........運命なのかも........。

...................今回だけは本当に買ってしまいそうな気がする.........。
神様、どうかおゆるしください。
カチャy=ー( ゚д゚)・∵. ターン

† 22:48 | トラックバック | Topへ▲ †

 先々週の「美の巨人たち」では、天才技師ギュスターヴ・エッフェルによるエッフェル塔を1時間スペシャルで取り上げていました。......もう感激です!  というのも、あのエッフェル塔、実はフランスにおけるゴシックリヴァイヴァルの具体化として傑作の建築だからです。

 ゴシックという文化は、12世紀あたりから14世紀辺りに最も栄えた文化ですが、その後ルネサンスに移り変わりゴシックは衰退していくのですが、1750年、イギリスのストロベリー・ヒルにゴシック風の館が建てられたのを機に、徐々にフランスやドイツなどで、再びゴシックが持てはやされる様になるんです。これをゴシックの復興ということで、「ゴシック・リヴァイヴァル」と呼ばれたりします。

 フランスのゴシックリヴァイバルに貢献した人物と言えば、やはり「ヴィオレ・ル・デュック」でしょう。この人物は、パリ大聖堂(ノートルダム大聖堂)のステンドグラスの修復など行ったのですが、彼は単にかつてのゴシックの模倣に止まる様な事はせず、当時のゴシックの理念を継承し新たに建造する事が目的だった様です。

 産業革命と共に現れた新たな建材である、鉄、ガラス、コンクリートの中の、最も力学の構造が鮮明に現れる鉄を、ヴィオレ・ル・デュックは特に注目していました。エッフェエル塔の設計はエッフェル......だと思っていたのですが、厳密に言うと彼ではないそうです。エッフェルの建設会社に勤めていた社員二人によるアイデアとその社員の上司である建築家のステファン・ソヴェストルが手直しして作られたものなのだそうです。このステファン・ソヴェストルという建築家は、ヴィオレ・ル・デュックの理念を継承する建築家グループに加わり、1878年のパリ万博で、鉄骨による建築物を展示していた人物でもあるそうです。

 まあ、そんなうんちくは抜きにして、エッフェル塔は緩やかな曲線とは裏腹に内部に張り巡られた無数の鉄のフレームの組み合わせが何とも言えないかっこよさ! 鉄材を留めるリベットがあたかも中世ゴシック大聖堂の表面を飾る突起物で、無数のフレームがリヴ・ヴォールトのように思い起こさせてくれたりして、ホント、ゴシックリヴァイヴァルの化身って感じがします。東京タワーと同じ様なものかと思っていたのですが、構造が違う感じ。それにフレームのデザインも異なるし、なにより色が違う! くすんだ赤茶色というか焦げ茶色というか.....ダークな色彩が、これまた(^∀^)イイ


 番組内では、特にゴシックリヴァイヴァルやヴィオレ・ル・デュックうんぬんの話は出てこなかったのですが、代わりに知らないネタを拝められたので満足です。(^∀^)

あとのネタはこちらでどうぞ。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/050319.htm


 余談ですが、先週は、大好きなロートレックでした。最近の「美の巨人たち」は知らないものが多く個人的な好みではないものが多かったので少し退屈だったのですが、2週続けて大満足!!! (^∀^)

† 23:14 | トラックバック | Topへ▲ †

数日前に、マラッカ海峡沖で日本船が海賊に襲われた、という事件が起こってしまいましたが、無事であることを祈っています。それで思い出したのが、タイトルの「黒ひげ」。.........以下に書く内容は今回の事件の海賊とは全く関係ありませんので、誤解のない様、お願いします。


 少し前にテレビ番組で、この「黒ひげ」を取り上げたのをやっていてそれで初めて知ったのですが、あまりにもこの黒ひげが魅力的....というかインパクトが大きくて、気に入ってしまいました。

 かつての大航海時代に、「黒ひげ」と呼ばれ、船乗り達に恐れられた海賊がいました。彼の名は、エドワード・ティーチというイギリス人の海賊でした。この海賊が実に凄くて、なんとイギリス海軍をやっつけてしまって、それによって海軍から当時最新鋭の軍艦を奪い、それを海賊船とし海を暴れまくった、とんでもない海賊なのです。

 奪った船は「クイーン・アンズ・リベンジ」号と呼ばれ、大砲が取り付けられている巨大な軍艦で、海賊を示すために、有名な、ドクロに×印に交差させた骨の海賊マークを掲げ、カリブ海を暴れ回っていました。何と言っても海軍の軍艦なのですから、そんな船に勝てる船があるはずもなく、海軍でさえ負けてしまうのですから、ほとんど「海上の魔王」状態でした。

 番組内の再現映像で出て来た海賊の風貌がかっこ良過ぎるんです。黒のツイード地のジャケットには銀色の丸ボタンがたくさん付いていて、大きな白いカフスに大きく立った襟、それにこれまた黒いナポレオンハット.........と、意外とかっちりとした着こなしで、モノトーンでかっこいいんです。 ひげも無精髭というようなものではなくて、威厳に満ちたカイゼル髭のような感じに、なんとあご髭が三つ編みにして長く伸ばした状態になっているという........すごいルックスなんです。間違っても、おもちゃの黒ひげに出てくる様な、丸顔に無精髭にバンダナを頭に巻いて縞模様のシャツ姿....の様なカッコワルい海賊ではないんです。

 それでも賊は賊ですから、船内では、酒漬けだったりカードで賭博してたりするのですが、変なところで厳しい掟があり、規律を守らない者には厳しい処分があり、地位を保つために見せしめとして部下の首を切り落としたりしたらしいですから、やっぱり怖過ぎる海賊には間違いありません。でもまあ、確かに、長期間、同じ船に居るわけですからそうでもしないと秩序が守れないのかもしれませんね。....あとこれはうろ覚えなのでそんな場面はなかったかもしれませんが、船員達がみな出席しての会議を開いたり、他の船を叩く攻略を練って至りして、知略に長けた人物であった様にも思えます。

 この無敵の海賊も最後は負けてしまいます。サシの戦いでは散々な目に遭ったからか、海軍は数隻の軍艦による総攻撃を仕掛けます。その情報を前もって入手していた様なのですが(確かそんな話だったはず)、物量的に負けているのは分かっているはずなのに、黒ひげはそれに無謀にも挑むんです。かなり抵抗したらしいのですが、討ち死してしまいます。......でも、なんだかカッコいいぞ、黒ひげ。

 いやあ、黒ひげのルックスにやられてしまいました。海賊のイメージが変わってしまう程でした。なんか.....ゴシックっぽいんですよ。受ける雰囲気が。ハードでクラシカルでダークで........腐っても紳士のイギリス人だけあるかも。

その番組では、その黒ひげの船「クイーン・アンズ・リベンジ」号と思われる沈没船を発見し、検証していく内容だったのですが、結局最後まで明確な確証は得られす、あいまいなまま終わってしまいました。

うん、またいいネタになりました。

BBC 地球伝説「海賊黒ひげの罠」
http://www.bs-asahi.co.jp/bbc/bbc_34.html

† 02:32 | トラックバック | Topへ▲ †

....................気になるといものには、やはり理由があるというわけなのかも。

たぶん、ご覧になった方も多いと思うのですが、去年(2004)の12/14の読売新聞紙面に「ルイ・ヴィトン 時空を超える意匠の旅」展の紹介が載っていました。この展示には読売新聞が主催として関わっている様なので、他の新聞でも同じ内容で載っていたかはわかりませんが、そこには展示の内容と同時に、モノグラムのルーツについていろいろ書かれていました。

 以前から、どことなく気にはなっていたルイ・ヴィトンのモノグラム。1つも持ってはいませんが、今では当たり前の様に目にするので見かける度に、これって何かに似てるんだよな.......と思う事がありました。

 LVモノグラムの考案は、創業者のルイ・ヴィトンではなく、2代目 ジョルジュ・ヴィトンによって、1896年に初めてモノグラムが誕生したようです。当時、パリでは、ジャポニズムという日本の文化が流行り、例えば画家だったら浮世絵などに影響を受けたりしていましたし(モネ、ドガ、ロートレックなど......)、その日本的な自然さや曲線が、アール・ヌーヴォーの文化にも影響を与えたと言われています。ジョルジュ・ヴィトンは、当時のアール・ヌーヴォー作家とも交流があったために、モノグラムにそのような影響があったと、紙面広告には書かれていました。

 紙面に、日本の伝統の文様が合わせて載っていたのですが、それと比べると確かに似てる! 4つの花びらがついた模様なんかは、かなり似てるかも.........。


 で、もう一つ影響を受けているかもしれないと言われるのが、中世ゴシックなのです。ジョルジュ・ヴィトンは、アール・ヌーヴォーと共に中世ゴシックにもかなり興味があったようなのです。日本の文様と同じく、ヴェネツィアの有名なゴシック建築、カ・ドーロ(Ca'd'Oro)の写真が載っていたのですが、そう!これっ!!! ど忘れしてた。別にこのカ・ドーロに限らず、ゴシック建築ではお馴染みのモチーフである、円形を4つ組み合わせくり貫いたデザイン、そっくり〜〜〜。もう一つの先ほどの4つの花びらを菱形の中にくり貫いたデザインもまたゴシックには見受けられます。

 う〜、モノグラムにそんなルーツがあったなんて...........ってだからといって買う事は............一生ないと思うけど。w 当時の、今となってはアンティーク、あるいはヴィンテージともいえる、ルイ・ヴィトンのトランクもいくつか載っていましたが、昔の方のが良いかも! 金具とかリベットの雰囲気がクラシカルで、モノグラムの敷き詰め方ももっと詰めてあって雰囲気がだいぶ違います。 しかもでかいトランクケースは、扉を開けると中身がタンスみたいに引き出しがいくつも付いてたりして.....いかしてる! でも基本的なトーンは100年前のもちっとも変わっていないのが凄い。きっと100年後も変わっていないのでしょうね。

 ゴシックを取り入れたバッグなどは無いと思っていたのに...........さすが王者は目の付けどころが違うよ! というか、ゴシックとかアール・ヌーヴォーっていうのには模様のネタが宝庫な気がします。 ゴシックの模様に関する洋書をいくつか持っていますが、実は意外にも幾何学的模様であり、コンパスで描けるデザインが非常に多いのです。ゴシック様式が生まれ流行った時代は、尖頭アーチのデザインが有機的だと言われ使い続けられてきたそうですし。(それを否定したのがイタリア。イタリアゴシック建築には尖頭アーチがあまり見受けられないのはそのせい)

 ちなみにこの展示、兵庫県立美術館でしか開催されていないと思い違いしていたのですが、実は東京でも、六本木ヒルズ内の森アーツセンターギャラリーで、今月21日まで展示されているそうです。(ちなみに兵庫の方はすでに終了) 創業150年を記念して、創業当時のアンティークトランクから現代のバッグなどの展示の他に、資料等とともにモノグラムのルーツについての展示も。また会場デザインは安藤忠雄によるもの。

 大事な事を忘れてた。 そうだ、ゴシック、ヴィトン、モノグラムに加えて、安藤忠雄が会場デザインするとかいうから新聞の切り抜きしたんだった!  見に行きたいけど、内容が内容だから......でも滅多に見られないだろうし.........でも、六本木の方はこっちからは遠いんだよね.....上野辺りなら電車ですぐなんだけど.................。ま、ヴィトンをこよなく愛する人は行くべきでしょうね。


カ・ドーロの写真
http://www.jssgallery.org/Essay/Venice/Casa/Ca_d_Oro.jpg

† 22:17 | トラックバック | Topへ▲ †

.......ヘッドドレス、ローファー、オーバーニー.......じゃなくて.......

これ。
横スクロールでコンテンツを見せるデザイン

+++ SERAPHIM +++

Cielo - NAOTO TENHIRO WEBSITE

......で、手前味噌ながら自サイトの癲狂院。

 各サイトをご覧になればお分かりになると思いますが、共通するのは、横スクロールのデザインが取り入れられているということです。横スクロール....というかサンプルのJavaScriptを使用している....という感じですが。ソースを見ると、みんな元はそのスクリプトなのではないかと思うのですが......。もちろん癲狂院は、そのサンプルのスクリプトを元に、2つのサイトのソースを参考に、見よう見まねで改変したものです。

 このスクリプトがリニューアルする際に全てのアイデアの元になりました。
そしてリンクを貼った2つのサイトももちろん参考になりましたし、SERAPHIMは、その雰囲気がまさしくゴシックそのものであり、Cieloは.......この日記では言うまでもなく、お気に入りのイラストレーターの天広さんのサイト。サイトそのものはゴシックぽいというわけではありませんが、描かれる絵の中にはゴシックが確かに息づいています。

 SERAPHIMを知ったのは....偶然。.....というか必然かもしれません。だって書上(奈朋子)さんのサイトのBBSに書き込まれていたのですから! たまたま書き込まれていたメッセージにサイトが記載されていたので飛んでみたら.......凄過ぎる......って感じで、即ブックマーク。全く....書上さんのファンはさすが良いセンスしてます。(もちろん自分以外ですが。w) もしも自分が女だったら、着てるでしょう、絶対。 ......で、そのいでたちでサバトへ直行!(黒ミサでもいいけど。)
 もちろん着るわけにはいきませんが、服を眺めていると自分が思い描くゴシックの雰囲気に近いなと思いますし、サイトデザインも素敵過ぎます.....。

 天広さんについては今まで散々感想を述べているので、辟易してしまうかもしれませんが、ポップとゴシックの絶妙なセンスが素晴らしいと思うのです。全ての絵がそうではないしそう読み取る人はいないと思いますが、レンテンローズやワールズエンド、あるいは、シスプリの千影や亞里亞辺りに、ゴシックぽさが確かにあると思います。 

かちっとしたクラシカルな風合い、あるいは、構築されたクラシカルとでも言う様な感じが、すごく素敵に見えます。

それらゴシックと、この横スクロールのスクリプトに、何か関連性があるわけではないですが、偶然にもどちらも大好きなサイトだったということです。....それにこのスクリプトを使ったサイトを他は知らないし.....。


 ともかく、このスクロールするスクリプトは、とにかくダイナミックに演出することができるので、Flashに対抗し得るものだと思います。Flashのことはまだよく分かりませんが、おそらくFlashでもこの演出は可能かもしれませんが、サイズは大きくなりそうだし、何よりテキストもFlashのファイルの一部になってしまうことにより、検索でも引っかからなくなってしまうでしょうから、このJavaScriptで表現するのが適しているはず。Flashでの表現が何でも良いというわけではありませんし。

........断っておきますが、Flashコンテンツに対抗しようと思って、癲狂院を公開したのではありませんしそれを意識して作ったのでもありません。元から、そういう空間的な表現がしたいと思っていただけです。でも.....Flashを制作出来る環境ではなかったからこそ、出来たのだと思っています。


 これがリニューアル予定の第七天、並びに公開した癲狂院の基本デザインになった自作のサンプルページ。
ちょうど去年の今頃に作ったもので、X、Y軸に対応させるのは、JavaScriptを知らない人間には難しかったです.....。
Levitating#1
Levitating#2

......これくらい軽ければ良いのですが。w なかなかそういうわけにはいかないところがHTMl/JavaScriptですね。ちなみにこの2つのページの違い、お分かりでしょうか? #1の方は、固定しているテーブルの残像がゴミとなって残ってしまうでしょう? #2にはそれがありません。 原因を突き止めるのに苦労しました。対処するには、CSSで背景画像を固定してあげれば、何故か直ります。 理由は分かりません。でも直る代わりに、動作が鈍くなってしまいます。......諸刃の刃。
 それもIEに限っての話。このスクリプトではMozzila系は動きません。ここでもまたSafariはおりこうさん。#1/#2のどちらの動きも同等に快適で、しかも#1でもゴミが出ない...........。Win:IEはこの上さらにPNGサポートしてないし........あぅ。orz

† 01:00 | トラックバック | Topへ▲ †

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050105k0000m040091000c.html

.......うわーん.....。・゚・(ノД`)・゚・
いつかそこに行って、ゴシックの夢を績ぎたかったのに........。

有名な建築家、J.H.モーガンが設計したゴシック建築様式の教会「横浜山手聖公会」が火災により焼失してしまいました。.......原因は何なんだよ.......放火だったら許さん! 犯人出てこい! (゚д゚#)ゴルァ

.......って新しく入ったニュース見たら、放火じゃないか!!! 

また1つ素敵な建築が灰になってしまいました。個人的に好きな建物だったのですごく悲しいです。 古い建築物を残していくというのは難しいことなんですね。改めてそう思い知らされました。・゚・(ノД`)ヽ(゚д゚)ヨチヨチ

 以前にも書きましたが、(おそらく)B'zの「IN THE LIFE」のブックレット内にも写っている教会です。......ゴシック様式といっても、パリ大聖堂などとは違い、規模も小さいし、フライングバットレスやリヴ・ヴォールトがあるわけではありませんが、装飾や雰囲気は部分的にゴシックです。やっとどこの教会か分かって今度横浜に行った時には是非寄ろうと思っていたのに...........。でも、同じく好きな「横浜海岸教会」は未だ健在だ。こんなことを言うのも申し訳ないですが、もしもの時のために......早めに見に行っておいた方がいいのでしょうか。

 ゴシック建築と言えば、前々から気付いていたのですが、日本の近代建築(ここで言う近代とは明治から戦前まで)には、ゴシックの特徴を部分的に取り入れた建築がなかなかあるようです。ゴシックのみならず、ロマネスク、ビザンティン、ルネサンス...などをちゃんぽんにしたのがよく目につきます。とりあえず良さそうなところを取り入れちゃえ....というような感じだったのでしょうか.....? 

 それで、とりわけ意外な建築にゴシックぽさを見つけたのが、大学の建物です。東京大学の安田講堂や、早稲田大学辺りの建物はゴシックぽいと思ったのですがいかがでしょうか。どちらもゴシック大聖堂の鐘楼を思わせる様な高く伸びた作りですし、早稲田なんかは、尖頭アーチがあったり、ゴシック調と言えばこれ、っていう、あの、円を4つ、菱形の頂点に当てはめた四葉のクローバーみたいな穴の開いた装飾なんかも見かけた様な......。テレビ等でしか見た事無いので確信は持てないのですが、かなりのゴシック率だと思いました。........学生が羨ましいです。あんな素敵な建物を身近に過ごせるなんて。
 大学以外だと、現在の東京国立近代美術館の工芸館(旧近衛師団司令部庁舎)にもそういう装飾がちょこっとあったのに気付きました。(写真に撮ってあるのでいずれ掲載する予定) あそこの庁舎は面白くて、ゴシックというよりも悪魔っぽいんです。五芒星(ペンタクル)の装飾がちらほらあったりします。近衛師団、五芒星、帝都..............帝都大戦を彷彿とさせる感じが.....個人的にツボ。.......ガーゴイルとかバフォメットとかの置物が欲しいね、あそこは。w  案外、黒魔術師でも居て、クロウリー直系の強力な魔力で敵国にダメージを与えようとしていたんじゃないかと思ってしまう......。そういえば江戸幕府も.....徳川家康には金地院崇伝とか、側近に名高い僧侶が数人居て、豊臣家を亡ぼすために色々と画策していたようだし.......案外あり得るかも。(ぉぃ)

 ん、近衛師団司令部庁舎は、皇居からすぐ近くのところだから.......................................もしかして皇居はルシフェルの城=ルシフェリウムだったとか!? バールが魔界最高司令官/元帥だったし、アスタロトとベリアルが左大臣(占星術師)/右大臣(参謀)でしょ、メフィストが宰相で、バール陸戦隊、ベリアル竜騎兵団とか......となると帝都はパンデモニウム(伏魔殿)ってことに...........。
(.....また危ないネタを....というかもうゴシックとは関係ない話へ......)

† 19:20 | トラックバック | Topへ▲ †

 最近ずっと取りかかっていたWebページが2つほどようやく出来上がったので公開します。
.......トップページのみの「たった2つ」なのですが、これが実はとても難航しまして、思った以上に時間がかかってしまいました。

+MATERIALER'S HAMMER+ -webimagematerials-

癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum-

 MATERIALER'Sの方は、以前から公開していた素材コンテンツです。久しく新しい素材をアップしていなかったので放置状態でした。新しい素材の構想は色々ありますし、サイトリニューアルの過程で出来そうな素材も多々あります。公開当初は素材の方向性を「ゴシック」と謳っていましたが、実際自分が作った素材は本来のそれとは大きく懸け離れている上に、「ゴシック」素材を欲しがる方のほぼ全ての方が「ゴスロリ」の「ゴス」なので、そうなると誤解を与えてしまうかもしれないので、少し考え倦ねてしまいます。それでもリニューアルの過程で出来そうな素材はゴシック建築のゴシックぽさが出ていますので、それならば大丈夫かもしれないとも考えたりしますが.......本音を言うと、素材作りに時間を割く事は難しいので、この素材コンテンツを今後これ以上拡張することは容易ではありません。そもそもこの素材サイトの公開は自らが望んだものではなく、他人に誘われたものなので.........。1つのサイトとして扱う事も止めるつもりです。元々そういう構想があって現在、第七天をリニューアルしています。SEVENTH HEAVENに付属する形でPANDEMONIUM、MATERIALER'S HAMMER、癲狂院を存在させたいと思っています。そういう扱いの中でMATERIALER'S HAMMERというのは、素材の工房、あるいは鍛冶屋のイメージなんです。背景画像は公開当初に作った3DCGを新たに手を加えたものです。中央のハンマーが横一列に掛けられているのは、ナビゲーションボタンにするつもりで今回のリニューアル作業に先がけて作ってありました。ナビゲーション部分は、第七天や伏魔殿、癲狂院のものも既に(今年2月)出来上がっています。それに伴い、それぞれのコンテンツに使う色調、フォント、装飾も決まっていますし、パーツも大体出来上がっています。

 そして、癲狂院。......果してこの名前で良いのか迷ったのですが、やはりこれでいこうと思います。こちらは雑記や個人的な事柄を扱うコンテンツになります。以前もどこかで書いたと思いますが、この「癲狂院」という言葉を用いるのは言葉の意味からして危険です。もちろん、自分の抱くイメージはその言葉の持つ直接的な意味合いとは異なります。クラシカルで上品だけどダークな狂気の香りが漂い、過去に葬り去られたような異空間の様な雰囲気。静かに時間が流れるような和洋折衷の雰囲気......そんなイメージです。うまく伝われば良いのですが直接的な意味合いで解釈されると拙いです.......。メインのコンテンツの背景には別のものを使う予定です。........もちろんゴシックです。ゴシック様式の牢獄....という感じ。とある国にある施設の建物をイメージするつもりです。ちなみになぜ天井の背景かというと、これはベッドに寝ているからです。
 この癲狂院のトーンは色褪せた緑色 ですが、モノクロや黒+赤、赤のみ、のようなものにするアイデアもありました。モノクロのも良かったのですが、他のコンテンツには赤、青、茶と有彩色なのに、1つだけ無彩色なのもまとまりにかけると思ったし、なにより某テレビ番組で、漆黒の十字をあしらった病院を開院されちゃったので、それでは真似をしているように思えてしまいそうでしたので、止めにしました。ゴスロリサイトで見掛ける、モノクロ、黒+赤のトーンだと、自分らしくないと思いましたし、結局最初の案の緑色にしました。

 以前のページ(工房癲狂院)と比べると良くなったと思うのですが、いかがでしょうか。ただし、ページサイズは激重になってしまいました。これについては本当に申し訳なく思っています。ナローバンドの環境の方のためにイメージ画像等をまとめてダウンロードしてもらえるようにしようかな、とも考えています。説明すると長くなってしまうのですが、更新や作品、コンテンツそのものを扱うページはインラインフレームで表示するようにするつもりですので、それだけはネット上から表示してもらうようにして、その他の重いデザイン部分はダウンロードしたご自身のパソコンから読み込ませる.....という具合です。インラインフレームへのリンクはhttpから始まる絶対パスで表記しておけばアクセスできますし。

 そもそもこんなに重くなってしまったのには理由があります。コンテンツの幅をできるだけ狭めたかったのと、自由にサイズを変更しても表示が崩れないようにする、という理由からイメージ画像の影をきちんと表示するには、どうしてもPNG形式でないといけなかったのです。アルファチャンネルを持つ形式だとさらに大きなサイズになってしまうんです.....。しかしそのお陰で、ディスプレイに複数のウインドウを開いて作業する側らブラウザを開いている....ようなことがない限りは、たぶん横スクロールが表示されないと思います。癲狂院のページは横800だと、「ANOTHER HEAVEN」の文字が端折られてしまうと思いますがそれはどうか許して下さい。またブラウザについては、WinではIE6、NS7、Opera7、Macでは、IE5、NS7、Opera7、Safariで確認しましたが、なんとかどのブラウザでも表示できるようにしました。
  .......これが物凄く大変で、こっちのブラウザではきちんと表示できると、あっちのは崩れて.....の繰り返しで、まったく疲れました。仕方がないので、CSSをJavaScriptでブラウザ別に振り分けるするようにしました。これもまた、検索して出てくるスクリプトは、IEとOperaを一緒に判別してしまうものが多く、IEとOperaの表示具合が大きく異なる上でこれでは意味がなく、へとへとになりながらも自作してみました。たった数行のスクリプトなのですが、たぶんこっちの方が精度が高いと思います。ブラウザのユーザーエージェント(UA)を偽装されていたら振り分けは無理ですが、大方大丈夫なはずです。UAの文字列の中からxxxを含む場合はこのCSSを書き出す、というような仕組みです。今のところIE、Opera、NS、Safari、その他に振り分けています。なお、古いバージョンのブラウザについては完全に相手にしていません。

 しかしこんなに苦労するのは、WinのIEがどうしようもないブラウザだからだと思っています。勝手に独自のCSSを用意するし、CSSの間違った解釈での作動も酷いもの。シェアが圧倒的なのだから、きちんとMSは責任とって欲しいものです。その点、優等生なのが、Operaです。バージョン7を今回確認のために使ってみたのですが、素晴らしい! Netscapeもおりこうさんですが、きびきびしたOperaの動作はさらに評価したいです。こういうブラウザが標準になるべきです。Macでは、Winとはほとんど別物のIEはなかなか良いのですが既に開発は終了しています。Safariは余計な環境設定やメニューがなく、表示具合もNS寄りながらIEとの中間を行くような感じなので個人的には気に入っています。Netscapeは表示具合は良いのですが、ちょっと動作が鈍い。今後はSafari>Opera,Netscape>IEの優先順位で制作していこうかなと思っていますが、今のところIEを使っているMacユーザは多いですし、なにより自分が未だに使っていると言う現実が.....あります。w はやくブックマークを移し替えたいところです。


第七天のリニューアルに先がけてまだトップページのみですが、徐々に公開していく予定です。

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 「オリジナルのゴシックを目指す」
これはもうずっと昔からの課題です。

 例えば、先に述べた様に、ディアブロは大好きです。ディアブロに使われているフォント「EXOCET」と「MASON」は英字フォントでは最も愛するフォントです。これを同じ様に第七天でも多用しています。ですから、スタイルが似てしまいがちです。
....ここで断っておきたいのは、実はディアブロIIのサイトデザインの雰囲気が第七天に通じるものがあると思われたのなら、それは一応偶然だということです。ディアブロ(I)とIIではデザインが異なります。まだIではIIのようにゴシックを前面に出した感じではありませんでしたが、それでもこの世界観にはまってしまい、そこからいろいろ自分なりにオリジナリティのあるものを自サイトに表現しようと試みていました。そしてしばらくして続編のIIが出た時に驚きました。....なんとなく自分が作ったものと似ている感じがしたのです。もちろん雰囲気であってデザイン自体が酷似しているわけではありませんでしたが、妙に不思議な気がしました。

 どうしても好きなものに引かれて行ってしまうものです。だけれども真似るわけにはいきません。また、いくら好きだといっても、自分ならこうする、みたいな部分がやはり出てきます。その辺りをいろいろ追求していく必要があると思っています。

 以前から何度も書いていますが、巷に溢れるゴシックはどれもそのダークな面のみが強調されています。個人的にはここの取り上げ方が大きく異なります。それがサイトに表れていて閲覧者に伝われば幸いですが、ゴシックの持つ二律背反をうまく打ち出したいのです。言うなれば、天使と悪魔が混じり合う感じ。しかしこれが難しい。神秘的になったり幻想的になったりするとゴシックのワイルドでエッジの部分が弱くなってしまいます。

 いろいろ考えていくうちに、とりあえず現時点でたどり着いたのがゴシック建築だということです。ゴシック建築といえば大聖堂です。もちろんキリストやマリアが崇拝されているわけで、間違っても悪魔を崇拝しているわけではありません。けれども、あの大聖堂の外観と内観は、暗く、複雑で尖った模様や装飾、重厚で重々しい雰囲気があります。また屋上にはガーゴイルが腰掛けていると思えば、聖人達の彫像もあるのです。内部の崇高なステンドグラスから差し込む光、天界へと導かれる様な感覚にさせる建物の高さ...など、自分が思い描く二律背反の世界をうまく混じり合わせています。....やはり全てのゴシックの根源だけあります。

 しかしここでもまた問題も出てくるのです。同様にゴシック建築をそのまま真似るわけにもいきません。しかしそこから離れれば離れる程、求めるゴシックからは遠ざかってしまうのです。そのままそっくり取り入れるのではなく、応用する必要があるわけですが、これが難しい.....。とはいえ、まだまだゴシックのほんの一部分を知ったに過ぎません。

 ゴシックの見果てぬ夢はまだまだ続くのです。

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...という肩書きになっていたのですから、ゴシック狂の自分が素通りするわけにはいかないでしょう。

 というわけで、近々公開される「ヴァン・ヘルシング」という映画が気になっています。ゴシックアクションという肩書きを見る前から、CMや告知広告などからすぐにピンと来ていました。.....配色や使われるフォントでもう分かってしまいます。w

 トランシルバニア、ドラキュラ伯爵....なんて、ゴシックホラーの王道だ! だいたいタイトルの「ヴァンヘルシング」自体、ゴシックの雰囲気を感じさせる名前です。

 もちろんオフィシャルサイトをチェックしました。
......ディアブロと雰囲気が似てる......。

 ディアブロは、アクションRPGのネットゲームで、この第七天はこのディアブロの世界観やデザインがこの上なく大好きで作る作品にも大きく影響していると断言出来ます。ディアブロも中世ヨーロッパのダークな面を強調した作りです。最近になって、以前プレイ中に撮ったスクリーンショットを見ていたら、新たなる発見がありました。 ゲーム内に登場する建物にゴシック建築を象徴させるスタイルがあったのです。それは尖頭アーチと、円形を組み合わせたいわゆるゴシック調のモチーフ、そしてゴシックの大聖堂のクリアストリー(高窓 最上階にあるステンドグラスの窓)です。 これはまさしくゴシック建築の証。おもわずにんまりしてしまいました。


....サイトのデザインは配色からフレームのデザインまで似ています。(真似ていると言いたいわけではありません。) フラッシュも素晴らしい! 自分もFLASHを手に入れてこういう演出やデザインを第七天に取り入れてみたいものです。

ともかく公開が楽しみです。


以下のサイトへ赴いてゴシックの雰囲気を味わうべきです。

ヴァン・ヘルシング
http://www.vanhelsing.jp/

ディアブロ(Diablo II の拡張版「Load Of Destruction」のサイト)
http://www.blizzard.com/diablo2exp/

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