Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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時間の昇華

 最近ずっと取りかかっていたWebページが2つほどようやく出来上がったので公開します。
.......トップページのみの「たった2つ」なのですが、これが実はとても難航しまして、思った以上に時間がかかってしまいました。

+MATERIALER'S HAMMER+ -webimagematerials-

癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum-

 MATERIALER'Sの方は、以前から公開していた素材コンテンツです。久しく新しい素材をアップしていなかったので放置状態でした。新しい素材の構想は色々ありますし、サイトリニューアルの過程で出来そうな素材も多々あります。公開当初は素材の方向性を「ゴシック」と謳っていましたが、実際自分が作った素材は本来のそれとは大きく懸け離れている上に、「ゴシック」素材を欲しがる方のほぼ全ての方が「ゴスロリ」の「ゴス」なので、そうなると誤解を与えてしまうかもしれないので、少し考え倦ねてしまいます。それでもリニューアルの過程で出来そうな素材はゴシック建築のゴシックぽさが出ていますので、それならば大丈夫かもしれないとも考えたりしますが.......本音を言うと、素材作りに時間を割く事は難しいので、この素材コンテンツを今後これ以上拡張することは容易ではありません。そもそもこの素材サイトの公開は自らが望んだものではなく、他人に誘われたものなので.........。1つのサイトとして扱う事も止めるつもりです。元々そういう構想があって現在、第七天をリニューアルしています。SEVENTH HEAVENに付属する形でPANDEMONIUM、MATERIALER'S HAMMER、癲狂院を存在させたいと思っています。そういう扱いの中でMATERIALER'S HAMMERというのは、素材の工房、あるいは鍛冶屋のイメージなんです。背景画像は公開当初に作った3DCGを新たに手を加えたものです。中央のハンマーが横一列に掛けられているのは、ナビゲーションボタンにするつもりで今回のリニューアル作業に先がけて作ってありました。ナビゲーション部分は、第七天や伏魔殿、癲狂院のものも既に(今年2月)出来上がっています。それに伴い、それぞれのコンテンツに使う色調、フォント、装飾も決まっていますし、パーツも大体出来上がっています。

 そして、癲狂院。......果してこの名前で良いのか迷ったのですが、やはりこれでいこうと思います。こちらは雑記や個人的な事柄を扱うコンテンツになります。以前もどこかで書いたと思いますが、この「癲狂院」という言葉を用いるのは言葉の意味からして危険です。もちろん、自分の抱くイメージはその言葉の持つ直接的な意味合いとは異なります。クラシカルで上品だけどダークな狂気の香りが漂い、過去に葬り去られたような異空間の様な雰囲気。静かに時間が流れるような和洋折衷の雰囲気......そんなイメージです。うまく伝われば良いのですが直接的な意味合いで解釈されると拙いです.......。メインのコンテンツの背景には別のものを使う予定です。........もちろんゴシックです。ゴシック様式の牢獄....という感じ。とある国にある施設の建物をイメージするつもりです。ちなみになぜ天井の背景かというと、これはベッドに寝ているからです。
 この癲狂院のトーンは色褪せた緑色 ですが、モノクロや黒+赤、赤のみ、のようなものにするアイデアもありました。モノクロのも良かったのですが、他のコンテンツには赤、青、茶と有彩色なのに、1つだけ無彩色なのもまとまりにかけると思ったし、なにより某テレビ番組で、漆黒の十字をあしらった病院を開院されちゃったので、それでは真似をしているように思えてしまいそうでしたので、止めにしました。ゴスロリサイトで見掛ける、モノクロ、黒+赤のトーンだと、自分らしくないと思いましたし、結局最初の案の緑色にしました。

 以前のページ(工房癲狂院)と比べると良くなったと思うのですが、いかがでしょうか。ただし、ページサイズは激重になってしまいました。これについては本当に申し訳なく思っています。ナローバンドの環境の方のためにイメージ画像等をまとめてダウンロードしてもらえるようにしようかな、とも考えています。説明すると長くなってしまうのですが、更新や作品、コンテンツそのものを扱うページはインラインフレームで表示するようにするつもりですので、それだけはネット上から表示してもらうようにして、その他の重いデザイン部分はダウンロードしたご自身のパソコンから読み込ませる.....という具合です。インラインフレームへのリンクはhttpから始まる絶対パスで表記しておけばアクセスできますし。

 そもそもこんなに重くなってしまったのには理由があります。コンテンツの幅をできるだけ狭めたかったのと、自由にサイズを変更しても表示が崩れないようにする、という理由からイメージ画像の影をきちんと表示するには、どうしてもPNG形式でないといけなかったのです。アルファチャンネルを持つ形式だとさらに大きなサイズになってしまうんです.....。しかしそのお陰で、ディスプレイに複数のウインドウを開いて作業する側らブラウザを開いている....ようなことがない限りは、たぶん横スクロールが表示されないと思います。癲狂院のページは横800だと、「ANOTHER HEAVEN」の文字が端折られてしまうと思いますがそれはどうか許して下さい。またブラウザについては、WinではIE6、NS7、Opera7、Macでは、IE5、NS7、Opera7、Safariで確認しましたが、なんとかどのブラウザでも表示できるようにしました。
  .......これが物凄く大変で、こっちのブラウザではきちんと表示できると、あっちのは崩れて.....の繰り返しで、まったく疲れました。仕方がないので、CSSをJavaScriptでブラウザ別に振り分けるするようにしました。これもまた、検索して出てくるスクリプトは、IEとOperaを一緒に判別してしまうものが多く、IEとOperaの表示具合が大きく異なる上でこれでは意味がなく、へとへとになりながらも自作してみました。たった数行のスクリプトなのですが、たぶんこっちの方が精度が高いと思います。ブラウザのユーザーエージェント(UA)を偽装されていたら振り分けは無理ですが、大方大丈夫なはずです。UAの文字列の中からxxxを含む場合はこのCSSを書き出す、というような仕組みです。今のところIE、Opera、NS、Safari、その他に振り分けています。なお、古いバージョンのブラウザについては完全に相手にしていません。

 しかしこんなに苦労するのは、WinのIEがどうしようもないブラウザだからだと思っています。勝手に独自のCSSを用意するし、CSSの間違った解釈での作動も酷いもの。シェアが圧倒的なのだから、きちんとMSは責任とって欲しいものです。その点、優等生なのが、Operaです。バージョン7を今回確認のために使ってみたのですが、素晴らしい! Netscapeもおりこうさんですが、きびきびしたOperaの動作はさらに評価したいです。こういうブラウザが標準になるべきです。Macでは、Winとはほとんど別物のIEはなかなか良いのですが既に開発は終了しています。Safariは余計な環境設定やメニューがなく、表示具合もNS寄りながらIEとの中間を行くような感じなので個人的には気に入っています。Netscapeは表示具合は良いのですが、ちょっと動作が鈍い。今後はSafari>Opera,Netscape>IEの優先順位で制作していこうかなと思っていますが、今のところIEを使っているMacユーザは多いですし、なにより自分が未だに使っていると言う現実が.....あります。w はやくブックマークを移し替えたいところです。


第七天のリニューアルに先がけてまだトップページのみですが、徐々に公開していく予定です。

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