Diary of a madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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2006年06月01日(木曜日)

 最近、日差しも強くなり暑くなる日が多くなりましたね。汗ばむ季節になりました。
そんな時期になるとふと思う事がありました。前々から何となく思っていたのですが、やっぱり効果があるように思います。

 紅茶を飲むと汗の匂いが軽減されるようなのです。

.........よく汗はかくのですが匂う体質ではありません。ですが、やっぱり脇の下の汗は少しは匂います。(とはいっても汗を手にとってみないと分からない位ですが。ヘンな話でごめんなさい。) なのでそれほど効果はないのかもしれませんが、この時期になって紅茶を飲む度に、なんとなくそう感じるのです。

 紅茶以外にも緑茶やコーヒーも同じくらいよく飲みますが、緑茶やコーヒーでは特に変わらなくて、紅茶を飲んだときだけやっぱり変わる様なのです。紅茶の種類や値段などは関係ないと思いますが、気のせいかダージリンが一番効果があるように思います。


 やっぱり気のせいなのかな.....。
効果の程はともかく、かぐわしい紅茶の香りに包まれるのはなかなか良いものです。緑に囲まれ、そよ風に吹かれながら紅茶を飲んで、流れゆく時間に身を委ねるのも..........なかなか素敵です。

お試しあれ。

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2006年06月05日(月曜日)

 これでひとまず読書の区切りがついた感じです。
自分でも良く分からないのですが、どことなく達成感というか「とりあえずここまで読んだぞ」というような、栞が付けられた感じです。
まだまだ自分に合う、好きになれそうな作品はあると思いますが、ひとまずここまで。もちろん本を読む事に飽きたというわけではありませんので、これからも読んでいくと思います。


今月買った本は以下のとおり。

大人のための怪奇掌篇/倉橋 由美子 (著)
吸血鬼カーミラ 創元推理文庫 506-1レ・ファニュ (著), 平井 呈一 (翻訳)
Pugin's Gothic Ornament: The Classic Sourcebook of Decorative Motifs
ライ麦畑でつかまえて/J.D.サリンジャー (著), 野崎 孝 (著)
いちご同盟/三田 誠広 (著)
放課後の音符(キイノート)/山田 詠美 (著)
ボッコちゃん/星 新一 (著)
あやかしの鼓—夢野久作怪奇幻想傑作選 /夢野 久作【著】
春琴抄/谷崎 潤一郎 (著)


 あぁ〜..........、こんな下書きを3月に書きっぱなしのままでした。
しかも全然区切りなんて付いてないし、今月(5月)もいろいろ買ったし........。でもある意味自分の好みの基礎となる様な部類の本をある程度読んだ事は確かかもしれません。いつかの終わりは今日の始まり。

 既にほとんど読了しているので、感想を書くのにちょっと苦労しますね。やっぱり読了すぐに感想は書くべきですね。とりあえず感想を書き出してからその後推敲するのが良さそうです。

 ということで、感想は後日。(その後日がいけないんだ......言ってる側から。) 追加の感想は、このエントリーを修正という形で追加します。なのでそんなに後じゃないはず........。


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............なんてことを言っておきながら、いつのまにか7月も下旬........。
このいかれた雑記を楽しみにしている方がいるとは思えませんが、待たせてごめんなさい。

 早速、感想。
まず、「大人のための怪奇掌篇」は、別で改めて述べたい程、お気に入りの本になりました。なので後日。


 吸血鬼カーミラ
これは以前にもちらっと書きましたが、女性の吸血鬼です。有名なブラム・ストーカーのドラキュラよりも前に書かれたもので、買った創元推理文庫には、このカーミラの他に短編がいくつか収められています。カーミラ自体もそれほど長い話ではなく、百数十ページだったと思います。
 カーミラというと、百合ものだとか言われますが、読んだ限りでは別に取り立ててそんな風には思いませんでした。共に美少女でお嬢様なカーミラと被害者のローラが同じ寝室で寝泊まりするのですが、別にレズってるわけでもないし、単に喉元やみぞおち辺りをキス(吸血)するとか位。......でも、言われてみれば確かにそういう感じはあるかも。しかし、この作品はそれがメインではなくて、純粋にゴシック・ホラーの内容になっていて、ローラの元へ来るはずだった別のお嬢様がやはりカーミラ(しかし名前はミラーカという名をそっちでは名告っていた)に血を吸われ、そちらは原因を突き止める事が出来ないまま死んでしまいます。それで次のターゲットになったのが、ローラというわけです。
亡くなったお嬢様の父親と共に、ローラの父親が、同じ様な症状に陥っているローラの原因を突き止め、カーミラを封じ込めて話は終わりますが、ちょっとミステリーと言うか推理ものの要素も入っている気もしないでもないです。最後の方になって、すべてのつじつまがぴったりと噛み合い、楽しめました。 ドラキュラ程、話のスケールは大きくないし、田舎の山城で起こる怪談、という感じです。
 最近では、吸血鬼と言うと、萌えの対象になりつつあると言われますが、元祖吸血鬼のカーミラから既にそういう要素を含んでいた様ですね。若干ツンデレですし、美少女でお嬢様だし、おまけにちょっと百合もの..........。書かれたのが1872年ですが、ちっとも古さを感じさせないのが凄いです。 おすすめ。


 Pugin's Gothic Ornament: The Classic Sourcebook of Decorative Motifs
これは、タイトル通り、ゴシックの装飾モチーフ集です。雑記では今まで特に紹介してきませんでしたが、今までにもゴシックデザインの洋書をいくつか手にしています。やはり国内にはゴシックデザインの本はなくて、洋書に頼る他ありません。
とはいうものの、この本もそうなのですが、なかなか思う様なゴシックデザインが載っていません。というより自分が求めるものがそもそも異なっていて、どちらかというと飾り罫のようなものを求めているのですが、今まで手にしたものは、飾り罫というよりはオーナメントそのもので、サイトデザインなどの平面的なデザインに活かしにくいものが多く、またゴシックを知らない人が見てゴシックと気付いてもらえるかわからないモチーフが多くて..........買う度に損した気分になっています。
 同じ様にゴシックデザインを探している他の方にも、(嗜好が)合うかどうかわかりませんが、もしゴシックデザインのネタを探すならば、ゴシック建築.....とりわけ大聖堂の装飾を調べてみる事をお勧めします。ひとくちにゴシック建築といっても、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ.......など、フランスから派生していったものはやはりフランスゴシックとは装飾が異なりますし、時代によってもまた異なります。個人的にはフランスゴシックが一番好みですが、それぞれに良さがあると思います。


ライ麦畑でつかまえて
以下3つは、いわゆる「青春モノ」?........です。なぜか急に読みたくなって購入しましたが、なぜか読む気がしなくて、今回買った中でこれのみ未読です。時たまそう云う事があって、買う時は読んでみたいなと思っても、いざ読もうとすると..........う〜ん........という感じで本棚に戻してしまいたくなるんです。それでしばらく経った後にふと本棚に目を遣って、初めて読んでみる....という具合です。


「いちご同盟」と「放課後の音符(キイノート)」は、確か2ch文学版での、あなたが美しいと思ったタイトルは?.....とかなんとかのスレ内に書かれていたものだったと思います。そのスレを見て買った本、あるいは著者を知ったもの....いくつかあるので、何かと重宝しています。


 いちご同盟」
これは........ちょっと批判的な感想になってしまいます。
アマゾンのレビュー内に、読む歳が若ければまた異なる感想を抱くのではないか...というような記述があったのですが、そうなのかもしれないな....と自分でも感じました。
 「大人のための怪奇掌篇」の著者である倉橋由美子の著作に「あたりまえのこと」という小説論について書かれた本があります。それをこの本の読後に読んだのですが、 「いちご同盟」を読んだ時に感じたことと同じ事が、そう受け止められてしまう小説がこの世にはあると書かれていたので、そうなのかなあ....と少し不思議な気がしましたが、とにかくまず感想を書きます。

 この作品には、不治の病で余命少ない少女と、その同級生である野球部員の少年とピアノを習い将来音大へ進もうとしている少年が主な登場人物で、その野球少年と少女は幼なじみで良く知る間柄、ピアノ少年は最初ふたりとは面識はなく、少女へビデオレターを届けたいと言う野球少年の依頼で、しぶしぶ引き受けやがて少女が入院している病院へたびたびお見舞いの為に通う様になります。
 話の終わりにこの少女は亡くなります。その少し前辺りで、同じ同級生の少年がバイク事故で亡くなります。この少年は、野球部員の少年の友達(バッテリーを組んでいる)にいじめられて不登校になっていたのですが、ひょっこりバイクで校門近くでピアノ少年に出会った後、事故でなくなります。ほとんど登場しない人物です。ほとんど死ぬ役として、いのちの意味を教える為だけに、わざわざ引っ張り出されて死なされた様に、感じてしまいました。その話のもう少し前辺りから、それぞれ登場する人物が担う役みたいなものが薄々と感じられてきてしまって........。それぞれ確かに作品内の世界ではみな生きて頑張っている姿は描かれています。けれど、どうも空しく感じてしまうのです。少女の抱く想いも結局良く分からないままで、ピアノ少年に、「あたしと心中しない? 」「死ぬ程好き」だとか言っておきながら、野球少年と病室で密かにxxxしていたり(間が悪くピアノ少年は偶然目撃した)、結局死ぬ間際でも(もう声は出ないが)やっぱり好きだと言っている様に見えた....と書かれていたり、まあこの少年達も振り回されているのです。

 野球少年は、バッテリーを組んでいる不良少年(バイク事故で死んだ少年をいじめていた少年)と高校に行っても一緒にやりたいからと、成績が悪く進路先が決まらなかった不良少年を助けた様な形で、無事推薦を受け、希望の高校に内定します。ピアノ少年も、話の最初では、まだ演奏技術が足りなく進路先を悩んでいましたが、少女が亡くなったのを契機になんとかコツを掴めた感じで、登場人物の、ハッピーエンドとバッドエンドが恐ろしい程分かり易いのです。
 前述の倉橋由美子の「あたりまえのこと」に書かれているのですが、「操り人形の糸が見えるような具合に運命の女神、実は作者の手付きが見えるのは興醒めなのである。」...........まさにそう思ってしまったのがこの本でした。
 もちろんそう感じなければ良い作品に思えます。自分には合わなかっただけだと思いますが。


「放課後の音符(キイノート)」
その反面、この作品内に登場する少女達はみな生き生きとしていたように感じました。理由は良く分かりません。前述の操り人形の釣り糸が見えなかったからかもしれません。ただし男の自分が読むには問題があった気がします。まさか全部の話の主人公が女子高生だとは思っていなかったので.........。ということで、一応オムニバスのような集まりになっていますが、それぞれの話で登場する少女達には何らかのつながりがあったり、ある話では主人公でも別の話ではちょい役だったりしていたと思います。
 ちなみにこの本を知ったのは、前述の2chのスレッド内に「ひざまづいて足をお舐め」なんているタイトルが書かれていて、こんなタイトルにする人って誰なのかさすがに気になって調べたのがきっかけです。それで、多くの作品の中でこの本を選んだのは.......、私事になりますが、昔、「放課後のチャイムが鳴り止む前に」っていう曲を作った事があって、もしかしたら思い描いたものと似ている話が覗けるかも、と思ったからなのです。具体的な出来事は似ていませんでしたが、自分の抱く「放課後」のイメージは、そんなにかけ離れていないかも......とは思いました。
 それはともかく、良い作品でした。....まあ、女のコの秘密の日記をこそこそと読んでいる様な気分で、ちょっと恥ずかしかったですけど。


「ボッコちゃん」
 星新一の自選による50編のショートショート集です。ショートショートなので、作品ごとに具体的に感想を述べるのは難しいです。唸ってしまうオチがいくつもあり、また話のネタがとにかく自由奔放で、たしか1000以上も作品を残した人ですが、よくもそれほどアイデアが浮かぶものだと感心してしまいます。
 ただ、1つ際立っていた、というか妙にそれだけ他とは異質の雰囲気を持っていた作品がありました。「月の光」という作品なのですが、これは単にオチを読ませるものではないような気がします。ある老紳士がペットを飼っていて.......それは混血の少女なのですが、その老紳士はペットを育てるのにそれまで一度も言葉を交わさず、またえさをやるのも自分ひとりで誰一人近づけなかったのです。なんて書くと、今のご時世だと、すごく性的で歪められた欲望を充たす話のように思われるかもしれませんが、そういう雰囲気は全くありません。もっと抽象的で、あるものを表現することとして作られた話のような感じで、ガラス張りの天井、室内プール、きらめく夜空........そんな設定もあって、妙に幻想的なのです。
 老紳士が事故に遭い餌をやれなくなってしまい、召使いがいるのですが、召使いが餌を遣っても食べないし言葉も交わさす育てられてきたのですから当然言葉も通じません。老紳士は亡くなり、餌をやれる人間がいなくなり、その結果、ペットも死にます。

 ただそれだけの話です。他の作品に見られる様な、驚かされるオチがあるわけではありません。巻末の解説で筒井康隆が「彼の中にある理解と愛情の相関関係が図式的に示されてさえいる」、と書かれており、「(星新一が)どこまで完全に人間を理解しようと、絶対に人間に無関心になれないのは、本能的ともいえる人間への底知れぬ愛情のためであろう」とも書かれています。
 ただ面白いと思いながら読むばかりで、そういう著者の思いが詰め込まれているなんて思わず読み続けていました。


「あやかしの鼓」
相変わらず、夢野久作に嵌まっています。「世にも奇妙な物語」なんかが好きな人には、たぶんうってつけの作家だと思います。「怪奇幻想」という言葉がまさにぴったりの作風で、ぞくぞくさせます。しかし、その中にも独特の語り口調やユーモアさがたっぷりと含まれていて恐怖一辺倒ではない、実に素敵な作品ばかりです。
 「死後の恋」、「瓶詰地獄」、「いなか、の、じけん」、「あやかしの鼓」辺りを目当てで買いました。
Wikipediaの夢野久作の作品ページでも触れられていますが、意図的かそれとも単にミスなのか分かりませんが、話の内容に矛盾する箇所があったり、話のオチがざっと読んだだけでは分かりにくいものなどがあったりします。「瓶詰地獄」、「死後の恋」がそうなのですが、特に「瓶詰地獄」では、「ドグラマグラ」とは別の意味で思考回路がこんがらがってしまいます。
 「あやかしの鼓」をはじめ、「ドグラマグラ」、「押絵の奇蹟」など、脈々と受け継がれる因縁を背景にした作品も目立ちます。それらの話は、じわじわと因縁が紐解かれてゆく経緯が、なんだか怪談の百物語を聴いてゆくかの様で(おおげさなw)、意外に怖かったりします。


「春琴抄」
これもかなり好きになれた作品です。文庫本で70ページ程しかない短編ですが、じっくりと味わえました。というのも、この作品の書かれている文体が変わっていて、句読点がほtんどありません。しかも1つの文章が3、4行に渡るものが少なくなく、とても長い文章になっています。清水義範の「大人のための文章教室」に「読者に読むスピードを落とさせ、別世界の話をじっくりきくような気分にさせる効果を狙っているのだと思う」と書かれています。その例では「春琴抄」ではなく「細雪」でしたので、同様の効果を狙っているのかどうかはわかりませんが、確かに読み始めは面喰い読みにくかったのですが、慣れると意外にも読み易く苦ではありませんでした。
 話の内容は、盲目で三味線の名手であるお嬢、春琴と、彼女に仕える奉公人である佐助の愛と献身を描いたものです。春琴に悪意を持った弟子の利太郎から熱湯を顔に注がれ、酷い火傷によりかつての美貌が失われてしまい、それを見たくなく、かつての春琴の美貌を脳裏に焼き付けたいが為に佐助は自らの眼を針で突き刺し盲目となります。............自らの目を針で突つき盲目となるなどという行為は、他人から見れば狂気の沙汰としか思えないものです。ときたまネット上のレビューを見ると、それは春琴がサドで佐助がマゾだったから可能だった.....なんていうのを見受けましたが、それは冗談半分なのかもしれませんが、そういう風には思えませんでした。それほどまでに春琴を深く愛し、三味線の師匠として尊敬していた果ての行為なのだと、やはり思います。
 普段の春琴はわがままで勝気で、三味線のレッスンも凄まじく、演奏が「なっていなければ」、途端にぽかりと殴ったりするのは当たり前。暴言なんかは日常茶飯事。あまりのひどさに佐助はひいひいと泣いてしまうのもまた日常茶飯事なのでした。ところが、例の目を針で突つき盲目となった次第を佐助が春琴に話した際に、春琴は「佐助痛くはなかったか」「今の姿を外の人に見られてもお前だけには見られとうないそれをようこそ察してくれました」..と、普段そんな言葉をかける事の無い言葉をかけ、しまいには「『もう何も云やんな』と盲人の師弟相擁して泣いた」とその場面を締めくくっています。
 谷崎潤一郎の作品ってあまり泣ける様な話はないと思うのですが、この「春琴抄」にはおもわずうるっとなってしまいました。。。・゚・(ノД`)・゚・。 ウワーン

 そういえば、新潮文庫から出ている文豪ナビの谷崎本には、この春琴抄に対するコメントにどうしても賛同できないんです。完全に主人と奴隷のイメージにしてしまっていて、春琴のあらゆる世話が出来、それに絶えられるのも、奴隷だからマゾだから、だと書かれていて、それには絶句です。あの谷崎の文豪ナビの内容は、どうもそういう方向へ持っていきたがる内容なので嫌です。

 何かに弟子入りしたり先生についたりすれば、きつく怒られたり、殴られたりするのはけっこう当たり前の様な気がするのですが。確かにそれ自体は嫌ですが、親身になって教えてくれているのだと思いますし、一概にサドマゾの関係とは言い切れない気がします。床の世話もしたのも奴隷が故だとやはり書かれていますが、あれはいつしか二人がそういう仲になったが故の出来事だと思っているのですが........。春琴が佐助との結婚を望んでいるように察した周りがそれならばと勧めるとそれをつっぱねるくせに、いつのまにか佐助の子を身ごもり産んだりしますが(しかし産まれた子供は他へ貰われてしまうのでした。)、その後も相変わらずツンツンしっぱなし。悪夢の様なツンデレかも。w あんな奉公人など......なんて言ってる割には、自分から佐助を奉公人に選んだのだし、佐助の弾く三味線を聴いてみたいと言い出したのも春琴だったし。99%ツンツンで残りの1%デレデレって割合のツンデレな気がする。w

 ひょんなことから出会い、死ぬまで付き添い、自らも虐げられてゆく......そんな佐助の相手である春琴は、ファムファタルの要素を含んでいるかも。

 あぁ.....またこんなに長くなってしまいました。読む人.......いないな。

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