Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。

デモノロジー アーカイブ
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 ワルプルギス・ナイトとは、4月30から5月1日にヨーロッパで行われる行事のことです。むかし怪しげな魔術書でこの言葉を知ったのですが、たしか大規模なサバトが行われる日だと思っていたのですが、Wikipediaを見ると一般的にはそうではないみたいです。それにポピュラーな行事だったとは。てっきり悪魔との宴会みたいなことだと思っていたのに.......。


 話は変わって、実は心配している事があります。個人的なことではなくて、それはここ最近急に騒がれ始めた、新型インフルエンザの流行のことです。さきほどのニュースでも成田空港で陽性反応が出た乗客がいたとのこと.........やはり時間の問題なのでしょうか。

 今回の豚インフルエンザは、鳥インフルエンザほど強くないにしても、通常のインフルエンザよりは強いとか。............自分みたいなのが真っ先に罹るんじゃないかと心配しています。巷の流行には乗り遅れますが、インフルエンザの流行だけは非常に敏感なのが泣けてきます。タミフルが使われだした年に服用しましたし。今回のは日本人の4人に1人が罹るとか????  だめだよこれは........絶対罹る。((((゚д゚)))))


 花粉症なのでマスクは十分に確保してありますし、去年お腹の風邪を引いてから薬用石鹸も常備してあり手洗いによく使っています。出来るのはそれくらいか.........。抵抗力を付けるために体を丈夫にしておかないといけないですね。睡眠をしっかりとるとか疲れを溜めないとか..........難しいなあ。もともと軟弱体質の自分は、この話は本当に笑えません。今までに何回インフルエンザに罹ってると思ってるんだ、ウイルスめ。まだ死にたくないぞ!(`・ω・´) シャキーン

† 23:02 | トラックバック | Topへ▲ †

 昨日、女神転生の情報/検索サイトである「Mapper」が更新停止、閉鎖する旨のメールが届いていました。

 突然の事でしたので驚きました。第七天のラストバイブルコンテンツ「Pandemonium」も登録させていただいていました。.......引き継いでくれる有志がいらっしゃれば良いのですが.........それを祈ります。ラストバイブルの知名度と良さを知ってもらうために登録しただけですので、とりわけお世話になったというわけではありません。しかしMapperサイトの管理人さんはラストバイブルにも出来るだけの配慮と対応なさる方だとわかったので、なるべくならばまたいつか再開してもらいたいと思います。


 そんなラストバイブル。去年デザインを手掛けさせてもらったラストバイブルサイト「ルシフェリウム」が、今年始めにひととおりコンテンツが揃い一応の形となりました。管理人のはやぶささん、お疲れさまでした。あれあけのデータベースを整えるのはさぞ大変だったと察します。しばらく更新ができないとのことでの作業だったようなので、2chでいきなりサイトを作るはめになりながらも投げ出さずにサイト運営していることに、同じサイト管理人として脱帽する思いです。ことし年賀状を送ったきりで労いのメールも差し上げられずに申し訳なく思っています。もしもブログを見ていたらさりげなくムドでもかましてやってください。w

 前にもこのブログで書いたかもしくはご本人にお伝えしたかと思うのですが、「ルシフェリウム」はラストバイブルのポータルサイトという意味合いであってほしいと、デザインを制作している段階から考えていました。サイト名もポータルサイトに相応しい名前ですし今までそういうサイトはありませんでしたので。

 そのルシフェリウムが開設当初から掲げていた目標がラストバイブルのリメイクの要望ということでした。半ば夢の様な話ではありますが叶わないとも限りません。要望を書き込み投票し票の多かったものについては企業が実現させる可能性もある....「たのみこむ」というサイトでもラストバイブル関係ではそれなりに票が入っていますし、もっとアピールしていけばひょっとするかもしれません。

 ラストバイブルに関心が無い、好きではないメガテンファンに興味を持ってもらう事、メガテンもラストバイブルも知らない人にラストバイブルをプレイしてもらいその良さを知ってもらう事、この2つが前述のリメイク要望には必要だと思います。そのためMapperが閉鎖となると非情に痛手です。


たのみこむ
女神転生外伝ラストバイブルシリーズをリメイク
女神転生外伝ラストバイブル3サウンドトラック
女神転生外伝ラストバイブル4

 賛同していただける方がしらっしゃいましたらぜひお願いいたします。
 思うに.....リメイクとLB4を頼み込んだ方....同じ方ですが、カテゴリーをPSPの方へシフトしたりと、けっこう本気で実現させたがっているのかもしれません。そのため今のところ順位は上位に位置しています。1位になったからといって必ずしも実現されるわけではないようですが、それでも強いアピールにはなること間違いなしです。このリメイク嘆願を先述のMapperを始めメガテンサイトで取り上げてもらえれば......と思っていました。

 う〜ん..........少なくともラストバイブルを(メインで)扱っているサイトには各々トップページ辺りでリンクを貼ってもらいたいところです。2chのラストバイブルスレでも次スレにはテンプレとして入れた方がいいかも。


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 ところで辞書などで調べていてラストバイブルに登場する名称の元ネタになったのではないかと思われるものをいくつか見つけました。2chのラストバイブルの過去スレでも特に挙がっていなかったものを以下にささやかですが紹介してみます。......まあ調べればすぐに出て来るので紹介する程でもないので一部ですが。


アッシュールバニパル
LB3に登場するバニパルの元ネタ?
アッシリア帝国サルゴン朝最後の王。近隣の反乱や諸民族の侵攻を防いだとか。LB内のキャラとは180度違いますね。

ドゥラ・エウロポス
LB3に登場する町の名前に「ドゥラ・エウロペ」というのがありますが、おそらくこれが元ネタではないでしょうか。シリア東部にある都市遺跡。ちなみにエウロペはヨーロッパの語源ともなったギリシャ神話の女性。牡牛に化けたゼウスに乗せられるエウロペのシーンはよく知られています。(モローにもありますね)

ゴグ マゴグ
それぞれLB2に登場する町の名前であるゴク、マゴクの由来?
プリマスで発掘された巨大な骨や歯から想像された旧約聖書の巨人。

ヒュパティア、ルツ、マナセ、 リュカオン、トラキア......調べればすぐに見つかるのでわざわざ書くのもバカっぽいですが、人名/民族名
シドン、シッパル、テュロス、エブラ、ザマ、ロマーニャ、カノッサ....これも調べればすぐに見つかりますね。ソドム、ゴモラ、ゴルゴダなどももちろん地名。
ドルメン→支石墓。たしかにそのものですね。
ブルトン→アンドレ・ブルトンかなと思いましたが民族名からかも? 同じく サルマチアも民族名から?
アイン→アル=アイン?

 他の方もおっしゃっていた気がしますが、LB2に登場する「ブランティカ」の地名の由来がわかりません。何かの合成語かある文字だけ異なるとか......他のネタ元から察するとそういう気がするのですが、もともと世界史や地理には詳しくないのでさっぱりです。つд`)ウウッ

 以上、雑記でした。

† 23:32 | トラックバック | Topへ▲ †

 魔術...........久しぶりに調べ物をしました。

ことのきっかけは、ラストバイブルに登場する呪文の意味を調べる事でした。
その呪文は「ランカイン」という呪文で、他のRPGにあるか分かりませんが戦闘シーンで1ターンでは効果が現れず最大で4ターンしないと効果が現れない呪文です。その際に唱えられる呪文が、「オン アルファ エト オメガ イオト テトラグラマトン」というもの。テトラグラマトンが聖四文字、すなわちヤハウェを意味する言葉である事は以前から知っていましたたし、アルファ=オメガも、あらゆるものの始まりと終わりを意味するもの=それを司るもの....キリストを意味するものだということも知っていましたので、何らかの意味があるのではないかと前々から思っていました。

 サイトデザインをするにあたって、ゲームのデータベース的なコンテンツもメインで含まれるということから古文書みたいなイメージがあったので、ルシフェルを含めラストバイブルで呼ばれる「魔獣」は元はほとんど悪魔ですので、もう少し悪魔的なものがいいな....と思って、その呪文の文章をデザイン的に使おうと思っていました。


 ラストバイブルの海外版「REVELATIONS: THE DEMONS SLAYER」には、「Un, Alpha, et, Omega, eot, Tetragramaton!」と書かれていたので意味を調べようとググってみたら、まったくヒット無し。ゲームの呪文にしては出来過ぎているので絶対どこからかの引用文だと決め込んでいたので、とにかく調べまくりました。

 その結果、どうやら本来の言葉とはスペルが異なる様です。それがスペルミスなのか意図的なのかはわかりませんが。また調べた限りでは単語はそれぞれ確かにあるようですが、続けての文章としてのものは見つけられませんでした。なので正しいかどうかは分かりませんが、少なくとも単語自体を直せば「On Alpha et Omega Ioth Tetragrammaton!」になるようです。

 で、引用元はおそらく召還/防御呪文なのではないかと思います。要するに神聖な精霊を呼び出し、その力によって悪魔を呼び出したり、あるいは悪魔に手出しさせないようにする呪文のある1節から抜き出したもののようです。調べた結果、見つかったページに掲載されていた文章が微妙にそれぞれ異なるのですが、だいたいの文章は以下のようです。


「I conjure thee, I exorcise thee, thou Spirit Zadkiel, by these Holy Names Hagios O Theos Iscyros Athanatos Paracletus Agla on Alpha et Omega Ioth Aglanbroth Abiel Anathiel Tetragrammaton: And by all other great and glorious, holy and unspeakable, mysterious, mighty, powerful, incomprehensible Names of God, that you attend unto the words of my mouth, and send unto me Pabiel or other of your ministering, serving Spirits, who may show me such things as I shall demand of him in the Name of the Father, and of the Son, and of the Holy Ghost. Amen.」

最初の1文に、ランカインの呪文の全てが集まっています。長いので省略したのかもしれません。それでこの引用元の呪文なのですが、おそらく.......「The Lesser Key of Solomon(ソロモンの小さな鍵)」という魔導書(グリモワール)ではないかと思います。これは別名「レメゲトン」とも呼ばれるもので、ソロモン王が書き記したと言われていますが実際はもっと後になってから書かれた物の様です。ソロモン72柱の悪魔や四大精霊、天使などなどあらゆる精霊を召還する方法が書かれている様です。

 ラストバイブルにはその他、魔導書から引用されたものだと、「アル・アジフ」≒「ネクロノミコン」がそうです。これはラヴクラフトの著書とも言えるのですが、その中にアブドル・アルハズラットという詩人が書き表した...ということになっているそうです。それが史実なのかは知りませんが、エリザベス女王直属の魔術師だったジョン・ディーが英語に翻訳したとかいうところなどから判断するになかなか信憑性のある物なのではないかと思いますが................。ちなみにジョン・ディーは、エノク語という言葉を使って天使と会話したことで有名な魔術師/占星術師です。

 余談ですが、その後エノク語や魔術を研究した魔術結社が「黄金の夜明け団」....のちにアレイスター・クロウリーも入団しています。詳しくないのでわかりませんが、クロウリーの「法の書」なんかにも同様の召還呪文が書かれているかもしれません。ちなみにクロウリーは20世紀最大の魔術師...なんて形容されたりします。HR/HMファンならば、オジーの名曲「ミスター・クロウリー」でお馴染みのはず。手掛けたトート・タロットも有名です。アマゾンで買えるなんて驚きです。タロット....なんとなく欲しいアイテムですが、クロウリーのもいいけどミュシャがデザインしたタロットの方が飾るにはいいかも(たしかあったはず..)........。


 その呪文を調べている過程で、いろいろな魔法陣のイラストを見つけたのですが、その中に偶然ルシフェルのシンボルがあってびっくりしました。他のソロモンの72柱の悪魔などにはシンボルがあるのですがルシフェルだけは見つけられなかったので、そんなはずはないとは思っていましたがやはりあるのですね。

 そのシンボルのおかげで、サイトデザインで煮詰まっていた飾り罫のデザインが決まり、とても有り難かったのでした。ラストバイブルのみならず、ルシフェルのファンサイトとしても作りたかったので、まさにぴったりの飾り罫になったのではないかと思っています。


 振り返ると.........ルシフェリウムは成すべくして成った.....そんな気さえしてしまいます。

† 23:54 | トラックバック | Topへ▲ †

akutagawa.jpg 奉教人の死/ 芥川龍之介

青空文庫:るしへる


 芥川龍之介は子供の頃から好きな作家のうちの一人で、新潮文庫から出ているものはほとんど持っています。もちろん全てが好きというわけでもないし、巻末の著書の紹介を見ても、キリシタンものといわれるこの「奉教人の死」も興味が持てず買わずじまいのままでした。また今までにある程度芥川の主立った作品は読んだつもりでしたので、好きな作家とは言ってももうこの辺りでいいかな....とも思っていました。

 なぜ「奉教人の死」を買ったかと言えば、タイトルの通りです。「るしへる」という作品がこの「奉教人の死」に収められていたからでした。「るしへる」は悪魔のことについて書かれている.....なんて紹介されたりしていますが、ルシフェルのことを知っていれば、この「るしへる」が「ルシフェル」だとピンとくるはずです。

 そもそもこの「るしへる」という作品があることを知ったのは、同じく芥川の作品「或阿呆の一生」内に出てくる文章が気になってネットで調べ物をしていた時に偶然見つけました。


「死にたがつていらつしやるのですつてね。」
「ええ。——いえ、死にたがつてゐるよりも生きることに飽(あ)きてゐるのです。」
 彼等はかう云ふ問答から一しよに死ぬことを約束した。
「プラトニツク・スウイサイドですね。」
「ダブル・プラトニツク・スウイサイド。」
 彼は彼自身の落ち着いてゐるのを不思議に思はずにはゐられなかつた。
(「或阿呆の一生」四十八 火あそび より 青空文庫から引用) (*新潮文庫の同作品は旧仮名から新仮名づかいに直してあります)

 この中の「プラトニツク・スウイサイド」「ダブル・プラトニツク・スウイサイド。」という言葉が引っかかっていまして、巻末の注釈には「精神的自殺」「精神的心中」としか書かれていなくて.......。それで調べ物をしていたら、たまたまヒットしたページ内に「るしへる」のレビューが載っていた....という次第です。


 これはサイトデザインとは直接的な影響を受けたわけではありませんが、「るしへる」に登場する悪魔は、ラストバイブルに登場する(特にラストバイブル1の)ルシフェルに近い思想があるように思えました。悪魔にも悪魔なりに葛藤していて、何と言うか.......巻末の解説を載せた方が分かり易そうなのでそちらを引用しますが、禅僧が悪魔(るしへる)に出会った時にその悪魔が述べた事をまとめると、-----------「あなたがたが善の崖っぷちにいて、悪の魅惑に吸い込まれそうになっているのに似て、悪魔である自分はいつも悪の崖っぷちにいて、善の魅惑に吸い込まれそうになっている、奴らは悪の一点張りだ、などと誤解しないでほしい」------------ということです。

 ラストバイブル1に登場するルシフェルとミカエルは共に魔獣の生存の方法を、前述に倣えば悪と善のそれぞれの方向で実行します。ルシフェルはそれによって最終的に主人公に倒されます。(つまりラスボス) しかし倒した後のルシフェルの「まじゅうをたのむ....」という台詞を吐くところや、もとから悪事を働いていたわけではないところから考えると、「るしへる」内のルシフェルもそうですが、ミルトンの「失楽園」に登場するルシフェルもまた同じルシフェル像のように思えます。


「されどわれら悪魔の族(やから)はその性(さが)悪なれど、善を忘れず。右の眼は『いんへるの』の無間(むげん)の暗を見るとも云えど、左の眼には今も猶、『はらいそ』の光を麗しと、常に天上を眺むるなり。
(はらいそ=ポルトガル語で天国の意味。たぶん英語のparadiseと同義だと思います。いんへるのもまたinfernoと同義語だと思います。)(「るしへる」より青空文庫から引用)


 とにかくこの「るしへる」に登場する悪魔は、いわゆるルシフェルそのものといって良いと思えます。地獄に堕ちたいきさつも、神に逆らい1/3の天使とともに堕ちた、ということが書かれていますし、風貌も、コウモリのような翼やかぎ爪など醜い姿はしておらず、肌黒ですが眉目は悪くなく、法衣に身を包み、首に金色の首飾りをしている.....と描かれています。禅僧との会話のやりとりの内容もいかにもなルシフェル像で、読んでいてなんとなく嬉しい気分になったりしました。.........さすが芥川。 

 ルシフェル好きの人はぜひ読む事をお勧めします。といっても話にオチがあるわけでもないし文庫では8ページしかない超短編です。ですが、冒頭に紹介した「青空文庫」にも載っていますが旧仮名づかいですし、ことあるごとにふりがながふってある上に、注釈が無いと分かりにくい言葉もキリシタンものゆえに多いので、出来れば新潮文庫の「奉教人の死」を買う事をお勧めします。収められている作品は、すべてキリシタンものの作品なので、本を通して統一感があります。タイトル作品は意外な結末で驚くと共に泣ける話ですし(ちょっと萌えるかもw)、「煙草と悪魔」「報恩記」はいつもの芥川のウイットに富んだ話ですし、「神神の頬笑」「おぎん」「おしの」などは、キリスト教の在り方に疑問を投げかける様な....興味深い話です。


 .........ちなみに....芥川龍之介の写真で珍しいのを見つけました。
http://uraaozora.jpn.org/akutagawa.html 
.........若い頃の写真でしょうか。てっきりB'zの稲葉かと思ってしまいました。芥川ってモテまくったとかいうし、結婚後もずいぶんと浮名を流していたらしいし。

Ryunosuke Akutagawa (1892-1927)
YouTubeにある芥川の動画です。有名な、麦わら帽子を被ってたばこをの火をくすぶらせる芥川を映したものです。これが撮影されてから数日後に自殺していたと言うらしいので、たぶんこれに映っている芥川はそうとうラリっている状態なのかも........。体を慣らす為に1週間近く前から睡眠薬を大量に飲み続けていたそうなので。その割にはすいすいと木登りしているところも見栄っ張りな芥川らしい気もします。

† 21:55 | トラックバック | Topへ▲ †

 嵌まっていた....というよりは資料集めをしていたのが高じての結果なのですが、神話や悪魔、それに魔術関係についての資料を、5〜6月の2ヶ月余りに渡り漁っていました。これは少し前に書きましたが、ラストバイブルファンサイト「ルシフェリウム」のサイトデザインのためでした。


 それなりに悪魔や堕天使に関する本は持っていましたので全く知識がなかったわけではありませんし、今までの雑記などでも度々話題にしてきました。「ルシフェリウム」のデザインの大きな要素となったのが、天使像、ルシフェルの紋章、召還呪文の3つです。今回は一番時間を掛けて苦労した、天使像について。


天使像といっても例えばガブリエルのような伝達係系天使よりも武装している天使の像を必要としていました。なにせルシフェリウムですので力強くないといけません。調べてみると、天使像といえば子供の天使や女性の天使はすぐにみつかるのですが、武装している天使はそれらと比べるとずっと少なくて本当に苦労しました。 よくよく考えてみると武装している天使で有名なのはミカエルくらいなんですよね。

 まあともかくグーグルのイメージ検索で、まず「angel statue」辺りで一通り時間を掛けてチェックして、それで気になった天使像が3つ見つかりました。


 1つは、次のサイトのページ上部に載っている天使像。 http://216.254.31.219/lucite/lucite.asp   この天使像、あるCDジャケットに描かれているものに似ている様に思うんです。なので意外に有名な天使像なのではと思っているのですが、グーグルのイメージ検索では見つからないし、作者や名前も分からないのでお手上げです。ちなみにそのCDジャケットは、TNTの「TILL NEXT TIME」。以前当雑記で紹介したこともあるCDです。このジャケット裏には顔の部分をアップしたものがあって、それと見比べるとやっぱり似ている気がするんです。同じ巻き髪、ティアラ、ポーズ.....CDジャケットの方は手描きのような感じですので、推測ですが天使像を参考に描いたのではないかと..........。大きな画像はこちらで。http://homepage.mac.com/jreffner/Artwork/tnt/till_next_time.jpg 

.......似ていません?どなたかご存知の方いらっしゃいましたらぜひお教えください。かなり気になって仕方がありません。この女神風の天使に萌えです。

 結果的にミカエル像にしましたが、この天使像を見つけて、これの無料で使える写真を探そうと当初は考えていました。ラストバイブルも1と2はサブタイトルが「女神転生外伝」だし、1にはフォースの女神も登場していたのでかなり雰囲気も似ているし、それでいこうと思っていたのですが、前述通り詳細が分からないので諦めました。


 2つめはこの天使像  http://binturong.us/pics/brighton/angel_statue_closeup-big.html
どうやらこの天使の詳細は分かりました。イギリスのブライトンにある像.....らしいです。 http://americanairlines.wcities.com/en/record/,214065/202/record.html

 オーブを左手に手にしているので、これもラストバイブルのルシフェルに通じるところがあったので候補でした。ラストバイブル1ではルシフェル達が魔獣達を救う為にオリハルコンを奪うのですが、海外版ラストバイブル=「REVELATIONS: THE DEMONS SLAYER」には、オリハルコンが「Orb」と書き換えられています。聖書などにも登場する球体の宝玉です。音響機器/レコードメーカーの「フィリップス」や、元はパンクファッションのブランドだった「ヴィヴィアン・ウエストウッド」もロゴにオーブが使われていますね。
 断念したのはフリーの写真を見つけられなかった事です。先ほどの大きな画像のアドレスは個人撮影のものですし、使うわけにはいきません。もしかしたらメールで使用許可を求めれば承諾してくれる可能性もあったかもしれませんが......。


 3つめは、ルシフェリウムのトップに決めた天使像。
剣をかざし表情も憂いのある様な或いは何かを見詰めている様な、そんな表情でしたし、ポーズもよかったし男の天使でしたので、これ以外に似合う像はないと即決。ヒット数も多かったので詳細もすぐに判明。イタリアのローマにある「サンタンジェロ城」というお城でした。

サンタンジェロ城 - Wikipedia

 日本語で訳すと、そのまま天使城なんですね。.............ルシフェリウムにこれほどぴったりなものは他には本当にありません。ルシフェリウム...ルシフェルを筆頭に堕天使の棲む魔城......ミルトンの「失楽園」に出てくるパンデモニウムのようなものです。
 サンタンジェロを調べてみると、城の手前に架かっている橋の欄干にはそれぞれ武装した天使像が違ったポーズをとっています。剣、メイス、槍、十字架を武器として握っています。サンタンジェロ城に立っている天使はミカエルでしたから、橋で構えている天使達にもそれぞれ名のある天使なのかもしれませんが、そこまでは調べられませんでした。

...........サンタンジェロ.......こんなお城(遺跡)があるのを知らないなんて不覚でした。Wikipediaの日本語ページに載っている位ですから有名なのでしょう?  検索ワードを「Castel Sant'Angelo」に切り替えて再びイメージ検索。すると.......何と嬉しい事にフリーで使える写真があるではありませんか! .......もう運命だと思いました。(ぉぃ


 そういう経緯でやっと天使像の写真が決まり、サイトデザインの制作を始められました。トップページのそのことだけで2週間くらい掛かっていました。トップページはサイトの顔ともいえる存在ですので時間を掛けます。トップページを各ページに流用した方が手間も省けますし、デザインの統一感も出てきますので、やはり重要です。 ミカエル像はトップページのみにしようと思っていたので、各ページページ左側にはメニューを配置していたのですが、その部分の背景に、橋の欄干に立っていたメイスを握る天使像を載せる事にしました。


 他にも、堕天使の像などもいろいろ見つかりキープしたものもあります。彫像に限らなければ絵画でも気になる絵も見つかりましたし。その中で特に見つけて良かったと思ったのは、ミカエルが描かれた絵画のうちの1つに。グイド・レーニが描いた絵だったとは......びっくりでした。

 グイド・レーニはたぶん日本ではマイナーな画家なのだと思いますが、海外ではけっこう人気があるとか耳にした事があります。また当時はラファエロの再来ともいわれ、近年の古典絵画の再評価と共に本来の評価になりつつあるそうです。テレビ番組の「美の巨人たち」でも前に取り上げていましたが、「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」が、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」とどこか似ていて、もしかしたらフェルメールがそれを参考にしたとか..........番組(下記ページにも書かれています)で紹介されていました。

 詳しくは下記に載せたページに書かれていますが、ベアトリーチェが実の父親に関係を求められ、それに耐えきれなくなり殺害してしまった罪で処刑されたのですが、その場所が、前述のサンタンジェロ..............。

グイド・レーニ「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」
http://www-cvr.ai.uiuc.edu/~slazebni/personal_page/scrapbook/paintings/beatrice_cenci.jpg

フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
http://www.ibiblio.org/wm/paint/auth/vermeer/i/earring.jpg

EPSON〜美の巨人たち〜: グイド・レーニ「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/f_041218.htm

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  ルシフェリウム
 5月初め辺りから7月中旬までウェブデザイン制作していたサイトです。
このサイトは、アトラスから発売されていた、女神転生外伝ラストバイブルシリーズ(ラストバイブル3は女神〜の肩書きはありません)のファンサイトで、確か2003年辺りに公開されて、半年程で閉鎖されてました。サイト名の「ルシフェリウム」とは、ルシフェルの根城の意味ですが、ラストバイブル(以下LB)1〜3シリーズを通して、ルシフェル及びルシフェリウムが登場しています。本家の女神転生シリーズは知らないので分かりませんが、少なくともラストバイブルはルシフェルとルシフェリウムが1つの要素であって同時にシリーズの世界観を繋ぎ留めている......そんな気がします。

 これはサイトデザインが出来上がった後に、管理人さんへお話したことなのですが、このサイトデザインを手掛けるにあたって念頭に置いたのが、ラストバイブルとルシフェルのためのファンサイトだったということです。故に、サイト名がルシフェリウムでなかれば、このようなデザインになってはいませんし、おそらく.......(自分の中では)これほど良い出来にはならなかったと思います。

 ルシフェル............、過去の雑記をご覧になれば、ルシフェルが大好きな事が分かると思います。別に服従するつもりもないし、もちろんその存在を信じているわけでもありません。(ま...いたらそれはそれでいいですが) ただ、語られているルシフェルの人間性.....(人間ではないけど)そういうのを含めて、自分の中で抽象化されアウトプットするあらゆるものに影響を受けています。なんてつらつら書くと話がそれてしまうので、ルシフェル論はまた後日改めて書きたいと思います。

 そんな自分が思い描くルシフェルと、ラストバイブルに登場するルシフェルとはかなり似ています。同時にゲーム自体の世界観やストーリーなども大好きです。しかし出来上がったサイトの雰囲気は、ラストバイブルの持つ雰囲気とは異なってしまいました。.....とはいってもラストバイブルシリーズのほとんどが昔の携帯ゲーム機での作品でhしたので、グラフィックは当然描き込まれているわけでもないので、各々の想像によりけりだとも言えそうです。LB3だけはスーパーファミコンでしたので、かなり細かい部分まで描く込まれています。ストーリーはシリーズ通してダークでシリアスですが、LB3のグラフィックがやたらポップなので、あれと見比べると、別物に見えてしまうかもしれません。


 ヴェルヴェティーン同様に今回もサイトデザインを自由にさせていただけたので、本当に有り難く助かりました。その上、気に入って頂けている様なので、こんなに嬉しい事はありません。.......いつだって誰かに何かを差し上げる時は、気に入ってもらえるか本当に心配なのです。自分がどんなに気に入っていても、好みは人それぞれなので分かりません。だいたい差し上げる事自体がお節介かもしれませんし、もう本当に気を使います。

 サイトデザインの構造は、今回はテーブルタグを多用しました。理由はゲームのデータ掲載のコンテンツを多く占めるので、常時メニュー表示しておく必要があったためです。CSS(スタイルシート)でDIV要素をフロートさせれば可能なのですが、現状では不安定な上に各ブラウザで表示を統一させるのは苦労するので、差し上げるというのでは、やはり管理が簡単なテーブル構造が良いと思ってそうしました。
 一時期、かなりW3Cの仕様に準拠することに執心していましたが、最近では柔軟な考え方になりまして、従来のテーブル構造も必要によって使う様になりました。Flashを除けば、テーブルダグによるコントロールが一番安定しますしラクです。

 ただ、装飾やレイアウトなどの設定は、ヴェルヴェティーンと同じく、今の自分に可能な限りHTML+CSSで分別させています。ほとんどのページは、比較的コンテンツ量がなくすぐに作成できたのですが、データ掲載ページ「Reference」は、コンテンツの内容上、テーブルタグを多用した表によるものがほとんどなので、それをコントロールする為のCSS設定に苦労しました。分野によって項目数が異なりますし、そうなると1行1段ごとの幅や高さも変わりますし、テーブルの構造も異なります。そこをCSSでコントロールするとなると、各行各段にクラス指定してやる必要があり、その結果、CSS設定量がかなり多くなってしまいました。トップページを除き全てのCSSは外部CSSにまとめてあるので、設定量は多いのですが把握さえすれば、結果的には、今後のコンテンツの追加/修正作業の際に便利なのではと思っています。
 たとえば表の項目欄の幅をCSSではなくHTMLタグで指定してしまうと、数個の表ならばまだ良いですが、それが何十とあるとそれらを修正して行くのは容易な事ではありません。データ入力でさえ一苦労なのに個々の表示修正までしなくてはいけないとなれば.........考えるだけでうんざりしそうです。


 デザインに関してですが、これも後で個々に書いていきますが、事前の資料集めに時間が掛かりましたがそれが結果的に良かったようです。天使像に始まり、ルシフェルの紋章、魔術の呪文.......この3つがルシフェリウムの大きな要素です。これらを調べ上げるのにトータルで2週間近く掛かってしまいました。もちろん国内サイトでは見つかるわけも無いので、海外サイトばかりです。英語もろくにできないし、知ってる単語といえば、PuxxyとかFxxkとかしょうもないのばっかりだしw、おまけに辞書で調べても載ってない単語がいろいろあってその多くは魔術やオカルト関係なのですが、それらを交えた文章ばっかりだったので苦労しました。でもおかけで知識も増えたし(相変わらず何の役にも立たなそうだしw、知識を他人に披露すると怪しまれそうだしww)、個人的には満足しています。

 ページ内の飾り罫は、ルシフェルの紋章をヒントに作ったオリジナルです。市販の飾り罫は使っていません。この飾り罫はお気に入りです。それが出来上がるまでは、だいぶ苦労して市販のもので済ませようと本当に思っていました。特にゴシック風とかそういう様式のコンセプトもなかったので、ルシフェル....ルシフェリウムに関連させるデザイン...............そんなのわかるわけないだろ!....って感じで参っていました。その後、ネットで調べ上げてルシフェルを象徴させるデザインがあることを発見したので、それがきっかけでうまく雰囲気を統一できてなおかつデザインも良くなり、うまくまとめられました。


 これでラストバイブル関係で出来る事は全てし終えました。MIDIは作ったし自サイト内に別コンテンツも設けたし、ルシフェリウムのサイトデザインも手掛けたし、夢かもしれませんがリメイク実現の為の、今後のラストバイブルの話題作りなどの提案も管理人さんへ話しておきました。また何かあればその時は何かしら対応するつもりですが、しばらくは静観しようと思います。フォース無しのガイアのみで創作するのはしんどいですね。w 


 うわ......また長くなってしまいました。
どちらのサイトも自分のサイトを手掛ける感じで作りました。どちらもとても気に入っています。自分のとこよりもいいかも...と思うくらい。制作している途中、これは敢えて使わないで自分のサイトのためにとっておこう.....なんて悪魔になりかけた時もありましたが、それだと相手に申し訳ないし出来も悪くなるし、自分が作ったのだから、今後自分のために部分的に使ったり流用したって構わないはずですし......なので、きちんと全て良いものを使いました。

 SEVENTH†HEAVEN内のコンテンツ4つにさらに今回の2つ......計6つもサイトを作った様なものです。そんなんだったらさっさと自分のサイトをリニューアルさせろよな....とか突っ込まれそうですね。オリジナルのゴシックの飾り罫が出来上がれば、サイトデザインに関しては一段落できるのですが、また少しかかります。だいたい掴めているし、これでOKにしようというものもあるのですが、もう少し粘ってみたいです。

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書き貯めてあったものがいくつもあって、これもその1つ。タイトル通り8月中に書いたものです。


 ここ数日間に、立て続けに悪夢を見ました。
............夢なんて見たのは久しぶりでした。以前はよく見たのですが、ここ1年ほど全く見ませんでした。人の夢なんてどうでもいいのは分かっていますが、結構恐怖だったし、夢の内容をはっきりと覚えているので、忘れるのは勿体無いないので、ちょっとメモっておこうと思います。


 1つめの夢の舞台は、真夏の時期の、のどかな田舎。どうやら小学生になってしまっていて、お昼休みか放課後に友達数人と校内で遊んでいる場面。肝心のきっかけをよく憶えていないのですが、確か、開かずの部屋に何かの拍子で入ってしまい、友達とふざけているうちに、何かに当たってその途端、黒い霧のような気体に包まれてしまったんです。

 黒い霧はすぐ消えてしまい、今のは一体何だったの?....という感じで特に何も変化はなく気にも留めず、教室に戻ろうとしたら、顔を引きつらせた先生達が立っていて、今すぐ校内から出てけ、って言うんです。まあ開かずの間に入ってしまったのは悪かったとは思いましたが、どうやらそういうレベルの話ではないようで、とにかく物凄い形相で、デッキブラシやモップなどで叩いて追い出そうとするのです。

 分けも分からずにとにかく追い出されて、仕方ないので家に帰ったのですが、家の前で親が出迎えていて、悲しそうな表情で立ち尽くしていました。どういうわけか家の中へ入れてもらえないのです。先ほどの先生と同じ様に、汚いものを追い払うかの様に、物干竿などで叩いてくるのです。「なんで、なんで入れさせてくれないの......!?」と泣きわめいても変わらず追い出そうとします。そして一言。
「感染るからもう家には居られない......」

 この言葉で、どうやら自分の身に何か悪い事が起きていることに気付き、仕方無く、近くの遊び場である神社へ行く事にしました。神社へたどり着く途中、同じく学校から追い出された友達に出会い、やっぱり同じ様な目に遭ったようでした。その後、結局追い出された友達全員が神社へと集まって来ました。みんなから話を聞いてわかったことは、どうやら治療不可能な感染病にかかってしまったこと、長くても数日以内に死んでしまう、ということでした。

 みんなしばらく泣いていました。..........為す術のない感染病に掛かってしまった以上、どうする事も出来ず、その日は神社で夜を明かす事にしました。どこからか漂ってくる夕食のおいしそうな匂い、笑い声、綺麗な夜空.........あまりにも辛い時間でした。

 いつしか泣き疲れて眠っていたのですが、突然のうめき声で目が覚めました。辺りを見渡すと、そこには目を疑う様な光景が..........。

 友達のひとりが、暑い暑いと悶えているのですが、足下を見ると、体が溶けているのです。みるみるうちに体全体が溶けてスライム状になってしまい、顔だけがその上に乗っかっている様な状態になりました。その状態で、苦しみながら這って助けを求めるのですが、もちろんどうしようもなく、これがいつか自分の身に起こる事なのだと思うと、もう見るのが怖くて逃げ出してしまいました。

 翌朝、悲劇の現場へ行ってみると、頭蓋骨が残っている以外には何もなく、ナメクジの這った跡の様な跡があるだけでした。

...............それからというもの、それぞれ友達の最期を目撃したくないために、境内のあちこちに散らばりその後を過ごすのですが、一日一日と、どこかで最期の声が聞こえるのでした。そしてとうとう自分の身にも起こる時が来ました。急に足が火傷をしたかのような物凄い熱さを感じたかと思うと、みるみるうちにその熱が上へ上がって来るのです。いよいよ上半身へその熱が来る............というところで、目が覚めました。


............もう、全身、汗でびっしょり。こんなに怖い夢を見たのは初めてです。しかもこういう内容も初めて見た夢だったのと、妙にリアルだったせいで、本当に怖かったです。・゚・(ノД`)・゚・コワカッタヨ- 


 2つめの夢はその数日後に見ました。こちらは初めに見た夢と比べればそれほど怖くはなかったです。というよりむしろ楽しめた感じです。(それでも途中怖かったけど)

 舞台は、どうやら近未来。とてつもなく巨大で高くそびえる塔の中に住んでいる様で、塔自体が都市を形成しているようでした。住居もあるし公園も、お店も、あらゆるものが塔の中にあるのです。ただしデザインや雰囲気は、現在の高層ビルのそれとさほど変わらない感じ。ただ規模がとにかく巨大で、1フロアの広さが数平方km程あって、階層は、確認出来る範囲は500階分ほどで、どうやら塔の真ん中辺りにいるよう。その上下にさらに階が続いている様です。一生、その塔の中で暮らす人も多い程、この塔では、インフラ、経済などのシステムが完全に整っている感じなのです。

 年齢は最初の夢と同じく、なぜか小学生。高学年?ぽかったです。学校では、魔法と科学を融合させた技術を教わる内容で、体育、国語、算数....などどの授業もその技術を利用したカリキュラムでした。ある呪文(いにしえの文章)を読解し、そこからある数式に当てはめると、ある現象を起こせたりするようで、いわゆる「魔法」の類いのようです。例えばそれは国語と算数の授業内容を応用したもので、それに理科の授業で教わった内容を応用すると、魔獣やマシンが生み出せたりするようなのです。

 そんなある日、この塔の中のある階層で、マッドサイエンティストが強力な力で魔獣を作り出しそれらを放ち、秩序を崩壊させ、この塔はおろか、この世界自体をも支配しようとしている、ということが授業で知らされ、このままではいずれこの階層も支配されるだろうということで、それに立ち向かうことに.........。(ありがちな設定だなあ...)

 仲の良い友達数人でグループを作り、まずは、情報収集、そして対抗するべく武器や、魔法を見つけ出し、会得することに。それぞれ得手不得手があるのようで、RPGで言えば、戦士や魔法使いみたいな感じで、それぞれ異なるスキルを目指すことにしました。それで何故か自分には、社会科と理科の授業を内容を活かす方面....回復系魔法使い.....プリーストみたいな感じ? この夢の行く末から判断するとどうやらそんな感じでした。他の友達は、戦士(それぞれ武器系と武術系)に、召還術師、魔法使い、で、自分を含めて5人パーティ。

 先にバラしてしまうと、なぜか自分だけその後ずっと単独行動で、最後のおいしい場面が見られませんでした。与えられた役目は、まずこの塔の歴史を知る事と各階の把握でした。出かける前に、まずは装備を整えるということで、自分たちが住んでいる階より、2、3階上にあるキュリオシティ(Curio-city)で買い物。大したお金も持っていないので、ろくなものが買えず、とりあえず調査するだけだったので、戦闘することはないだろうと、武器系は買わず、なぜかアクセサリーを買ってしまいました。ちょうどこの癲狂院のアイコンみたいなペンダントで、インセーンブレイカーという緑色の十字架でした。他の皆は更に上へ目指すというので、こちらは下へ向かう事に。

 キュリオシティの古本屋や図書館で調べたところでは、数千年前に、地上に大災害が起こり、地上から離れて暮らさなくてはいけなくなり、塔を建設したということらしく、この塔だけでなく各地にいくつか同じ様に巨大な塔があるようでした。地上に近い階層には、災害や疫病から防ぐ技術が残されているようで、とりあえずそれを求めに下へ下へ進んでいきました。

 人が住んでいる最下層より下の階は未知の世界で、現代の人々にはまったく分からないようでした。テレポートの魔法も会得していないし移動マシンを持っていない今は、1つのエレベーターを降りていくしかないので、それに乗ったのですが、下降する途中に上の方で爆発の様な衝撃が感じられたかと思った途端、いきなり急降下。なんとか止まり、扉を開けた先には、廃墟が広がる闇の世界でした。

 どうやら病院だったらしく、無数の病室、カルテらしき書類が散乱。少し辺りを歩き始めたら..............いきなり後ろから何者かによって羽交い締めされてしまい、振り返ると、包帯ぐるぐる巻きの人間が...............! さらに数人現れ、ゾンビ状態の人間や、なんと最初に見た夢の中に出てきた、スライム状の上に人間の頭部がくっ付いている状態のものまで.......。しかも、黒目と白目が反転してる....。怖過ぎ。ここからRPGじゃなくていきなりホラーに......。戦う武器は持っていないのでどうしようもなく、羽交い締め状態を振りほどき、逃げ出す事に。.............しかし、廊下の壁からいきなりにょきっと手が出てきたり、床から人の頭が出てきたりして、もうお化け屋敷状態。
 とにかくひたすら階段を上り、一先ず元の階層へ逃げる事にしました。それでもそこらじゅうから、ゾンビ達が現れ、なんとかして少しでも倒していかないと先へ進めそうになく、辺りを見渡すと消火器の様なものが階段の踊り場に備え付けられていて、なにやら十字架が描かれています。もしかして聖水? とにかくそれを取り出しゾンビ達に振りかけると、効果があるようで、じゅうじゅう煙を上げながらダメージを受けている様子。落ちていた鉄パイプに聖水を振りかけ、それを武器になんとか先に進み、やっとのことで元の階層にたどり着く事が出来ました。

 たまたま上の階層へ向かった友達も戻ってきており、話によると、上は上で魔獣だらけだとか。どうやら下へ向かっているらしく、先ほど降りた病院跡よりもさらに下の階層に、重大なアイテムがあるらしく、それを奪いたがっているらしいのです。どういうわけか、おまえが下へ行ったのだからそれを見つけてこい、ってことになってしまって..........再び下の階層へ向かう事に....。ただし武器が必要なので再度キュリオシティへ。病院の金庫室からくすねてきたお金で武器を買うつもりです。(泥棒じゃねーか....いいのか?w) 陳列されている武器の中で、効果がありそうなものがいくつかあって、ソウルイーター、ゾンビキラー、スカルスプリッター、などがあった中から、対ゾンビに最も効果のありそうなゾンビキラーにして、おまけにボトルタイプの聖水を数個買って、装備を整え、いざ最下層へ。


 その後のことは実は良く憶えていません。あまりに長い夢だったので途中で目が覚めてしまいました。惜しい......。ただ、最後のところだけは少し憶えていて、確か、再び友達と合流したのですが、既に中クラスのボス(?)を倒してしまった後で、ちょっと悔しかった。友達に混じって得体の知れない魔獣がいたのですが、どうやら魔獣合成や科学融合で、キメラを生み出していたらしく、しかもとてつもなく強そう。なんでも最初は道ばたをうろついていた野良猫を元にあらゆる動物や昆虫などを合成していったとか........。炎を吹きながら斧を振り回しているんだもの。他のみんなもすごく強くなっている感じだったし........なんか自分だけ弱っちいまんまのような気がして、残念でした.........。もう少し夢が続いていたらねえ。

 ...............という具合に、なぜかすごくリアルな夢を見てしまいました。しかもこういう内容は初めてでした。

† 21:07 | トラックバック | Topへ▲ †

.........神に滅ぼされた町.....ソドムとゴモラ。
神話や悪魔が好きな人ならばおそらくご存知の話ですね。

淫蕩にまみれ堕落しきっていたこの2つの町は、神の怒りを買い、炎と硫黄の雨によって滅ぼされました。神が滅ぼした.....ということになっていますが、厳密に言えば違う気がします。

 ルシフェルと同じく美貌の持ち主であり知略に長けた堕天使ベリアル。彼が人類の滅亡を望むべく、その頃栄えていたソドムとゴモラの人々を惑わせ、堕落させる事によって神の怒りを買わせようと企んだと言われています。結果、その策略は成功し滅ぶわけです。
 ..........ベリアルはもともと力天使、あるいはシドン(古代フェニキアの都市、=サイダ)人が崇拝した魔神で、外見は優しさと威厳に満ちた文句無しの容姿(「失楽園」では、天から生まれた者で、彼以上に端麗な天使は他にはいなかった.....と言われる程)なのですが、悪に魅入られ堕落しきった精神の持ち主で、まさしく堕天使のイメージ通りの悪魔です。コラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」には、火の車に乗って人々の前に現れ、話し振りは温和で、人に地位や寵愛をもたらし、友情を長続きさせ、有能な召使いを世話してやる。自分に服従する者の危機は必ず救ってやる...........と書かれています。また、話術が巧みで、どんなに低俗な話でも人々を納得させてしまう話術で、論破出来る者もいなかったそうです。悪徳に対しては情熱を注ぎ、他の悪魔より率先して次々と策を投じる..........。ちなみにソドム以外にも、ユダ王国15代目マナセ王に憑依し、国を堕落させています。


 話を戻して.........神話や聖書の話ではそのような経緯で滅んだとされていますが、............まあ、もちろんそんなはずがあるわけではなく、実は大地震による地滑りや洪水によって死海に水没したという説があって、それを検証しようという内容の番組が最近ありました。 運良く放送前に知る事が出来たので見られて良かったです。

http://www.bs-asahi.co.jp/bbc/bbc_54.html

番組内容は書かれている通りで、神話などの話題は一切無し。(当たり前か) その辺りも少し期待していたので、ちょっと残念ではありましたが、聖書に書かれた話は実際に起きた出来事を元にしている...、という事が裏付けられた内容は興味深かったです。

 ちなみに.........ソドムとゴモラの淫蕩の具体的な内容..........確かに言葉で表記するのはちょっと憚れるよね....番組でも「モラルを逸脱する行為」としか触れていないし。まあ.......男×男、人間×獣、ということです。

 もう一つモラルを逸脱した行為......といえば、有名なロトの話。..............このネタは以前にも書いてあったと思うので重複してしまいますが、ロトは叔父のアブラハムと別れた後、悪人が多いが肥沃な土地だからとソドムへ住むのですが、その後、神がソドムを滅ぼす時に、善人だと判断して唯一ロトの家族だけは生き延び脱出できました。ただしその際、ロトの妻は滅ぶソドムの町を振り返ってしまい、塩の柱になってしまいます。なぜ善人だと神が判断したのか理解に苦しみますが、その後、残ったロトとふたりの娘が、近親相姦の関係になり、姉との子はモアブ人、妹との子はアンモン人の先祖となります。 この話は聖書にあるものなので、これを題材にした絵もいろいろな画家が描いています。東京の西洋美術館の常設展に大きな絵がありますね。.....ただしソドムから逃げる場面ですけど。
近年までルーベンスの作品とされていたそうですが、ヤーコブ・ヨルダーンスの作と言われています。
「ソドムを去るロトとその家族」
http://www.uni-leipzig.de/ru/bilder/erzvaet/rubenst1.htm

 ..........そういう場面じゃないのが見たいっていうんなら.........これとか。
アルトドルファー「ロトと二人の娘」
http://www.artchive.com/artchive/A/altdorfer/lot.jpg.html

† 00:38 | トラックバック | Topへ▲ †

 例の赤城山での出来事。
すっかり書くのを忘れていました。

 ......実は、赤城山から帰る途中、なぜか高崎の環状線を通って...確かあの通りにチャペルってありましたよね? なんでも夜はライトアップされていて綺麗だとか言うので寄ってみようとかいう話になって行ってみたのです。

 確かにすごく綺麗で、もちろんもう夜の11時近くでしたから人もおらず、しーんと静まり返っていました。でまあ写真でも撮ろうかという事になり................もうお気づきですね。そこで撮った写真を後日見てみたら....................

 なぜか自分の写っている写真だけ、妙な事に。............誰が見たって奇妙な出来映え。たしか一人ずつ写して行ったんです。自分のだけに写っているんですよ、それが。.............顔の近くに、白い大きな丸い物体が写っているんです。たしか大きいのが1つ、その他にいくつかあった様な....。レンズに付いた埃とかそういう感じは全くなくて。たぶん、オーブとかそういうのじゃないかと思っているのですが.......。例の霊感のある女のコに見てもらってないし、少し前までその写真をとっておいたのですが、さすがに捨ててしまったので結局分からずじまい。 心霊写真というには大した事ないし、それなので書くのも忘れてしまっていたわけです。

 そういえば........例の下久保ダムへ行った時、ダムサイトのところで写真を撮った様な..........。見るのが怖いな。アルバムとしてたくさん写真が収まっていますが、自分では見返したりすることはないのでわかりませんが、もしかしたらそういう類いの写真があるかも。現像後出来立ての写真はいつも良く隅まで見て、変なのが写ってないか確認してたりしましたけど。w  そういえば現像なんて事、もうご無沙汰です。 今は家族皆、デジカメですし家でプリントしちゃうし。 そういえばデジカメでも写ったりするんですかねえ、やっぱり。

もちろん、変なのが写るのを期待してるなんて事はないです。絶対いや。

 

† 23:52 | トラックバック | Topへ▲ †

 後になってぞっとしたのが、下久保ダムのこと。
子供の頃から赤城山と同じく連れていってもらった事があるのですが、今のところ一番最後に行った時のことなのです、その年は、空梅雨でダムも渇水で貯水量が激減しているとのことで、たしかどこかへ行ったついでに寄った様な......。で、それはどうでもよいのです。問題は、ダムの向こうの神流湖の周りを巡ってみようとかいうことになって........。今思えばガクブルものです。ダム自体もかなり危険だというのに........。

 下久保ダムはうちの町にも流れている神流川の上流にあるダムで首都圏の水瓶にもなっています。その下久保ダムですが、昔から自殺の名所でして、ダムの水が干上がると、車なんかが見つかったりする程......です。あと、これは有名な話なのかは分かりませんが、昔よく聞いたのが、白のスカイラインであそこへ行くとやばい、って話。白のスカイラインに限って女の霊が乗っかるとかって.....。もし本当だったらスカイラインを識別出来る霊がいるっていうのがすごいけど。まあそれはともかく、後はダム建設の際に殉職された方が少なからずいまして、慰霊碑もひっそりとですがあります。多分普通に行っただけでは気付きにくいかも。トンネルを抜けてダムサイトにたどり着いて、たしかダムサイトを渡った向こう側にあるはず。(埼玉県側)  でもそれはあんまり関係ない気がします。問題なのは自殺者が多いことのような気がします。

 話を戻して、その時、連れて行ってくれた父が、神流湖をひとまわりしてみようとか言い出したのです。あまり乗り気ではなかったのですが、確かに廻った事はないしせっかくだしいいかと思って、廻る事に。 ....よく憶えていないのですが、ちょっと行った先からはアスファルト舗装されておらず、砂埃の舞うけっこうな悪路だった気がします。特に埼玉県側の方が酷かった様な。 ...............で、ご存知の方なら言うまでもありませんが、赤い吊り橋に廃屋...................。書くのも気が引けますが、赤い吊り橋は飛び降り自殺の名所、廃屋は、一家殺人事件のあった家屋だとか言われています。 もちろんそのことを知らないふたりは、「こんなところに綺麗な赤い吊り橋がある!」なんて、ちょっと感激していた程。自分なんか、ちょっと渡ってみない?なんて言う始末。..........面倒くさいってことで却下されましたが、行っていたらどうなっていたことやら。(((( ;゚д゚)))アワワワワ 廃屋も.........噂されている中には、道から覗く廃屋は別のもので、その家屋は道からは見えないところにあるとかどうとか.......。しかし道から見える廃屋はかなり酷い状態で、あれは夜見たら失神ものかも。.........そう、行ったのが太陽の照りつける晴れた昼間で本当に良かったです。たしか道の周りが木々とすすきみたいな背の高い草木で覆われていて道以外はあまり見えなかったような気がします。場所にもよりますけど。

 あとで超有名スポットだった事を知って、ガクブルでした。もちろんそのことを父にも話したのですが、そういうのを「一切」信じない性格なので、( ・x・)フーン であっさり。 前橋の昔処刑場だった天川大島の松並木(ここも相当やばいところらしいのです)なんかも話したのですが、そこは昔よく通ったけどそんなわけない....とか全く相手にしない位で。むしろ笑われた。..........いやあ、ああいうのがいいのかも。そういうのを寄せ付けない感じだし。実際言われた事があるんだよね。そういうのを気にする方が良くないって。............それ当たってると思います。でも一度知ってしまったらダメだよねえ。それでも平常心でいる精神力が必要ってことか!?

 でも............あそこは、本当に噂の絶えない場所だし..........何かあっても不思議ではないと思っています。そのことを知って以来、一度も行っていません。さすがに集中してあんなにスポットがあるのを知ってしまうと............行けないよ。もっとも行く理由もありませんが。 そういえば、ダムへ行く直前にあるトンネルも危ないとかって聞いた事があります。あの辺りからダム一帯が危ない様です。...............ダムの管理人はすごいですね。よく居られると思います。

 うぅ、また長くなってしまいました。まだ残りがあるのに...........。

† 00:43 | トラックバック | Topへ▲ †

 .......誰でもあるとは思いますが、行ったところが実は心霊スポットだったということがけっこうあります。他県にも多い場所はあると思いますが、群馬県はなぜかその中でも多い様です。2chに群馬のスポットについてのスレが前から立っているのですが、そこでもよく言われています。.........他県から群馬に移り住んで来た人は、カミナリの凄さに驚く人もいますが、スポットの多さに驚く人もけっこういる様です。.......実際本当かどうかは別にしても噂されているスポットは県内くまなくあります。それに全国的にも有名なスポットも...........。

 なので、それ目的ではなくても通ったことのある人なんて県民ならほとんどでしょう。かくいう自分もそうです。振り返ればいくつかあります。もちろん、肝試しとかそれ目的で行ったわけではありません。観光目的とかです。

 先日書いた赤城山の話ですが、サイトをリニューアルする前に設置していた掲示板に書いた事があるので新しいネタではありません。 
 ちょうど成人式の日で、式の後の同窓会の後、友達とご飯を食べる事になったんです。車でぶらぶらしながらなぜか食べたところは本庄のガストだったと思いますが、その後伊勢崎方面へ回って戻ろうとしたのですが、確か誰かが赤城山のふもとからの夜景が綺麗だから見たいとか言い出して、そっちへいくことになったんです。 ただし、向かう途中で、あまり上へは行かないって言っていて.....。みんなは知っていた様なのですが自分だけ知らなかったのですが、ちょうど土曜の夜ということもあって、赤城山には走り屋がいるとかどうとかで危険なので行かない、ということだったんです。.....言われてみれば確かにいそうだな....とは思いましたが、今思うとみんなが危険だとか言っていたのは別の事だった気がします。

 で、ちょうど自分は助手席に座っていて、話を聞きながら、暗い夜道をずっと眺めていたんです。....で、赤城の大鳥居の手前辺りから民家が見当たらなくなり、真っ暗になっていて道もずっと一本道になっていて.....本当に行くのかよ....なんて思っていました。で、大鳥居を過ぎて、さらに少し行ったところにコンビニがあってそこに立ち寄って、もうこれ以上上へ行くのは危険だからってことでそこで引き返したんです。 ......それでどの辺りだったかなあ......もしかしたらコンビニにたどり着く前だったかもしれませんが、大鳥居の付近で、それまで知らなかったのですが、同乗していた同級生(ちなみに女)に霊感のあるそうで、かなり見えるらしいのです。町中でも普通に彷徨っているのが見えたり、自分の体にひっついてなかなか離れてくれなくて困る....とか言っていました。((;・д・))ガクブル  その彼女が、ぼそっと言ったんです。「さっきまでずっと肩に乗っかってたよ」.....って。..........................う、思い出したけど、違うよ! 「今、肩に乗っかってる」だったよっ。ウワーン
 だいぶ前からひっついていたようで、なかなか離れないとか言っていた様な.....。そういうことはよくあることだとかその彼女は言っていたけど...........。冗談じゃないよ〜。なんで5人も同乗していて自分だけにくっついたのか納得いかないです。ただ、くっついていたからといって何か体に違和感があったわけでもなかったので、言われなければ知らないまんまだったと思います。 よく.....分からないですが、たぶん悪いものではないのかもしれません。くっついても別に何か悪さをするわけでもないとか言っていたし。にしたってくっつかれた自分としては嫌です。ぜったいいや。 隣で運転していた友達は「そんな霊感女なんかほっとけ」とか言ってくれたけど、それからずっと (((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル 状態でした。

 自分の家へたどり着いた時(送ってもらった。ちなみに一番最初)、その彼女が、「『ついさっきまでいたけど』、いなくなったから『たぶん』大丈夫」なんて言うんだもの。「たぶん」って........。しかもその帰る途中に、なかなか離れないときは家の中まで付いてくる、とか言うんだもの.........。かなりシャレになってない。本気で盛り塩しようと思っていたんだぞ。もうその夜は、鏡は見られないし、寝られないし、電気は消せないし..........まったく酷い目に遭いました。

 ただ気になるのはどんなのが付いていたか、です。聞きそびれてしまったので分からずじまいなのですが、場所が場所だけに心配です。(数年以上経った今更心配しても仕方ない事ですが) というのも、大鳥居は有名過ぎる程のスポットだったから。当時はそんなこと全然知らなくて。ただ、夜のライトアップされた大鳥居は気味悪いかも....。くらいしか思っていませんでした。 あそこの大鳥居にはそこに腰掛けている霊がたくさんいるようなのです.......。 その大鳥居もスポットなのですが、赤城山自体がどうも危険らしいのです。そもそもあそこは赤城山を本尊にしている神社があるし(だから大鳥居があるわけ)、なんだかそういうのが集まってきやすいのかもしれません。 それ以外にも、.........これが本当の話だったとしたらかなり悲しいですが、ロマンド(詳しくは←でぐぐってください)の付近とかもかなり危険だと言われています。まあ、ともかくあの山にはいくつも噂されているスポットがあります。赤城山へは子供の頃親に連れていってもらった事が何度もありますが、本当は普通の観光名所ですし、その目的で行くなら何の問題も無いはず。夜行ったのが間違いだったのかも.......。


 うぅ、赤城の話が長くなってしまった.....。一度これだけアップして残りはまた後で。

† 00:52 | トラックバック | Topへ▲ †

 慰霊の日でふと思い出したのですが、沖縄ってダメな人にはダメだとかって時々耳にするのですが、それって...。特に南部の方は特に危険だとか....って。

 いや、その.....どうも霊媒質な人には、沖縄は危ないとかっていう話。気分が悪くなるとか、写真を撮るととんでもないのが写っていたりするとか.........。う〜ん......。沖縄って行った事はないですがきっと良いところなのだと思うし、まあ機会があるなら行って青い海を泳いでみたい気もするけど、そういう話を耳にすると.....ね.....。
 逆にそう構えてしまうのが却って良くない、っていうのも耳にするし、どっちなの? だいたいこの話自体も本当かどうかわからないし、気にするなよ、ってレベルですけど。

その昔、赤城へ行った際に、この世の人ではない人が肩に乗っかってるとか「見える人」に指摘されて、かなりの間ひっついていたようで、なんだかプチ霊媒質の様な感じ....。((;・д・))ガクブル というわけで、赤城の大鳥居付近はやっぱり気をつけた方がよろしい様です。昔からスポットみたいだった様ですが、そんなの知らなかった.........。つーか、赤城山へ行くにはあそこを通るでしょう? ......もう行けない.......。

  だいたい、金縛りにも遭う方だし参る.....。そういえば! 金縛りには2種類あることに気がつきました。1つは、普通に体が動かないだけなのですが、もう1つの方は、...........重くて動けないのです。胸からお腹の辺りにかけて、ずしっと重い重しを布団の上から乗っけている感じなんですよ。それが何なのか分からないですが。(知りたくない...。) 都美へ行った夜はかかる確率が高いんだよね....何故か。以前にもあそこへ足骨折してるし.......やな予感。

 そんな感じだから、サイパンとかもダメっぽい.....よねえ。南の島や海はきれいなのだけど........。でもそんな事言ってたら、どこにも行けねーだろ!って感じですよね。 効きの良い護符を体中に貼付けて完全武装して行くしかないかも。(ぉぃ)  おまけにでかい十字架にペンタクルに聖水ボトルも持っておけば万全か。w .....でも逆に目立って マークされそうだよね。そのかわり人間様から気味悪がれてしまいそうだし。w

.....でもあれだよね、ユーレイさんでも綺麗めな女のコとかだったりしたら考えちゃうよね。そのまま冥界でランデヴー! とかなっちゃいそうで怖い......。

イッペンシンデコイ(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴ターン .....ジョーダンダッテ
 

† 00:17 | トラックバック | Topへ▲ †

数日前に、マラッカ海峡沖で日本船が海賊に襲われた、という事件が起こってしまいましたが、無事であることを祈っています。それで思い出したのが、タイトルの「黒ひげ」。.........以下に書く内容は今回の事件の海賊とは全く関係ありませんので、誤解のない様、お願いします。


 少し前にテレビ番組で、この「黒ひげ」を取り上げたのをやっていてそれで初めて知ったのですが、あまりにもこの黒ひげが魅力的....というかインパクトが大きくて、気に入ってしまいました。

 かつての大航海時代に、「黒ひげ」と呼ばれ、船乗り達に恐れられた海賊がいました。彼の名は、エドワード・ティーチというイギリス人の海賊でした。この海賊が実に凄くて、なんとイギリス海軍をやっつけてしまって、それによって海軍から当時最新鋭の軍艦を奪い、それを海賊船とし海を暴れまくった、とんでもない海賊なのです。

 奪った船は「クイーン・アンズ・リベンジ」号と呼ばれ、大砲が取り付けられている巨大な軍艦で、海賊を示すために、有名な、ドクロに×印に交差させた骨の海賊マークを掲げ、カリブ海を暴れ回っていました。何と言っても海軍の軍艦なのですから、そんな船に勝てる船があるはずもなく、海軍でさえ負けてしまうのですから、ほとんど「海上の魔王」状態でした。

 番組内の再現映像で出て来た海賊の風貌がかっこ良過ぎるんです。黒のツイード地のジャケットには銀色の丸ボタンがたくさん付いていて、大きな白いカフスに大きく立った襟、それにこれまた黒いナポレオンハット.........と、意外とかっちりとした着こなしで、モノトーンでかっこいいんです。 ひげも無精髭というようなものではなくて、威厳に満ちたカイゼル髭のような感じに、なんとあご髭が三つ編みにして長く伸ばした状態になっているという........すごいルックスなんです。間違っても、おもちゃの黒ひげに出てくる様な、丸顔に無精髭にバンダナを頭に巻いて縞模様のシャツ姿....の様なカッコワルい海賊ではないんです。

 それでも賊は賊ですから、船内では、酒漬けだったりカードで賭博してたりするのですが、変なところで厳しい掟があり、規律を守らない者には厳しい処分があり、地位を保つために見せしめとして部下の首を切り落としたりしたらしいですから、やっぱり怖過ぎる海賊には間違いありません。でもまあ、確かに、長期間、同じ船に居るわけですからそうでもしないと秩序が守れないのかもしれませんね。....あとこれはうろ覚えなのでそんな場面はなかったかもしれませんが、船員達がみな出席しての会議を開いたり、他の船を叩く攻略を練って至りして、知略に長けた人物であった様にも思えます。

 この無敵の海賊も最後は負けてしまいます。サシの戦いでは散々な目に遭ったからか、海軍は数隻の軍艦による総攻撃を仕掛けます。その情報を前もって入手していた様なのですが(確かそんな話だったはず)、物量的に負けているのは分かっているはずなのに、黒ひげはそれに無謀にも挑むんです。かなり抵抗したらしいのですが、討ち死してしまいます。......でも、なんだかカッコいいぞ、黒ひげ。

 いやあ、黒ひげのルックスにやられてしまいました。海賊のイメージが変わってしまう程でした。なんか.....ゴシックっぽいんですよ。受ける雰囲気が。ハードでクラシカルでダークで........腐っても紳士のイギリス人だけあるかも。

その番組では、その黒ひげの船「クイーン・アンズ・リベンジ」号と思われる沈没船を発見し、検証していく内容だったのですが、結局最後まで明確な確証は得られす、あいまいなまま終わってしまいました。

うん、またいいネタになりました。

BBC 地球伝説「海賊黒ひげの罠」
http://www.bs-asahi.co.jp/bbc/bbc_34.html

† 02:32 | トラックバック | Topへ▲ †

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050105k0000m040091000c.html

.......うわーん.....。・゚・(ノД`)・゚・
いつかそこに行って、ゴシックの夢を績ぎたかったのに........。

有名な建築家、J.H.モーガンが設計したゴシック建築様式の教会「横浜山手聖公会」が火災により焼失してしまいました。.......原因は何なんだよ.......放火だったら許さん! 犯人出てこい! (゚д゚#)ゴルァ

.......って新しく入ったニュース見たら、放火じゃないか!!! 

また1つ素敵な建築が灰になってしまいました。個人的に好きな建物だったのですごく悲しいです。 古い建築物を残していくというのは難しいことなんですね。改めてそう思い知らされました。・゚・(ノД`)ヽ(゚д゚)ヨチヨチ

 以前にも書きましたが、(おそらく)B'zの「IN THE LIFE」のブックレット内にも写っている教会です。......ゴシック様式といっても、パリ大聖堂などとは違い、規模も小さいし、フライングバットレスやリヴ・ヴォールトがあるわけではありませんが、装飾や雰囲気は部分的にゴシックです。やっとどこの教会か分かって今度横浜に行った時には是非寄ろうと思っていたのに...........。でも、同じく好きな「横浜海岸教会」は未だ健在だ。こんなことを言うのも申し訳ないですが、もしもの時のために......早めに見に行っておいた方がいいのでしょうか。

 ゴシック建築と言えば、前々から気付いていたのですが、日本の近代建築(ここで言う近代とは明治から戦前まで)には、ゴシックの特徴を部分的に取り入れた建築がなかなかあるようです。ゴシックのみならず、ロマネスク、ビザンティン、ルネサンス...などをちゃんぽんにしたのがよく目につきます。とりあえず良さそうなところを取り入れちゃえ....というような感じだったのでしょうか.....? 

 それで、とりわけ意外な建築にゴシックぽさを見つけたのが、大学の建物です。東京大学の安田講堂や、早稲田大学辺りの建物はゴシックぽいと思ったのですがいかがでしょうか。どちらもゴシック大聖堂の鐘楼を思わせる様な高く伸びた作りですし、早稲田なんかは、尖頭アーチがあったり、ゴシック調と言えばこれ、っていう、あの、円を4つ、菱形の頂点に当てはめた四葉のクローバーみたいな穴の開いた装飾なんかも見かけた様な......。テレビ等でしか見た事無いので確信は持てないのですが、かなりのゴシック率だと思いました。........学生が羨ましいです。あんな素敵な建物を身近に過ごせるなんて。
 大学以外だと、現在の東京国立近代美術館の工芸館(旧近衛師団司令部庁舎)にもそういう装飾がちょこっとあったのに気付きました。(写真に撮ってあるのでいずれ掲載する予定) あそこの庁舎は面白くて、ゴシックというよりも悪魔っぽいんです。五芒星(ペンタクル)の装飾がちらほらあったりします。近衛師団、五芒星、帝都..............帝都大戦を彷彿とさせる感じが.....個人的にツボ。.......ガーゴイルとかバフォメットとかの置物が欲しいね、あそこは。w  案外、黒魔術師でも居て、クロウリー直系の強力な魔力で敵国にダメージを与えようとしていたんじゃないかと思ってしまう......。そういえば江戸幕府も.....徳川家康には金地院崇伝とか、側近に名高い僧侶が数人居て、豊臣家を亡ぼすために色々と画策していたようだし.......案外あり得るかも。(ぉぃ)

 ん、近衛師団司令部庁舎は、皇居からすぐ近くのところだから.......................................もしかして皇居はルシフェルの城=ルシフェリウムだったとか!? バールが魔界最高司令官/元帥だったし、アスタロトとベリアルが左大臣(占星術師)/右大臣(参謀)でしょ、メフィストが宰相で、バール陸戦隊、ベリアル竜騎兵団とか......となると帝都はパンデモニウム(伏魔殿)ってことに...........。
(.....また危ないネタを....というかもうゴシックとは関係ない話へ......)

† 19:20 | トラックバック | Topへ▲ †

 最近ずっと取りかかっていたWebページが2つほどようやく出来上がったので公開します。
.......トップページのみの「たった2つ」なのですが、これが実はとても難航しまして、思った以上に時間がかかってしまいました。

+MATERIALER'S HAMMER+ -webimagematerials-

癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum-

 MATERIALER'Sの方は、以前から公開していた素材コンテンツです。久しく新しい素材をアップしていなかったので放置状態でした。新しい素材の構想は色々ありますし、サイトリニューアルの過程で出来そうな素材も多々あります。公開当初は素材の方向性を「ゴシック」と謳っていましたが、実際自分が作った素材は本来のそれとは大きく懸け離れている上に、「ゴシック」素材を欲しがる方のほぼ全ての方が「ゴスロリ」の「ゴス」なので、そうなると誤解を与えてしまうかもしれないので、少し考え倦ねてしまいます。それでもリニューアルの過程で出来そうな素材はゴシック建築のゴシックぽさが出ていますので、それならば大丈夫かもしれないとも考えたりしますが.......本音を言うと、素材作りに時間を割く事は難しいので、この素材コンテンツを今後これ以上拡張することは容易ではありません。そもそもこの素材サイトの公開は自らが望んだものではなく、他人に誘われたものなので.........。1つのサイトとして扱う事も止めるつもりです。元々そういう構想があって現在、第七天をリニューアルしています。SEVENTH HEAVENに付属する形でPANDEMONIUM、MATERIALER'S HAMMER、癲狂院を存在させたいと思っています。そういう扱いの中でMATERIALER'S HAMMERというのは、素材の工房、あるいは鍛冶屋のイメージなんです。背景画像は公開当初に作った3DCGを新たに手を加えたものです。中央のハンマーが横一列に掛けられているのは、ナビゲーションボタンにするつもりで今回のリニューアル作業に先がけて作ってありました。ナビゲーション部分は、第七天や伏魔殿、癲狂院のものも既に(今年2月)出来上がっています。それに伴い、それぞれのコンテンツに使う色調、フォント、装飾も決まっていますし、パーツも大体出来上がっています。

 そして、癲狂院。......果してこの名前で良いのか迷ったのですが、やはりこれでいこうと思います。こちらは雑記や個人的な事柄を扱うコンテンツになります。以前もどこかで書いたと思いますが、この「癲狂院」という言葉を用いるのは言葉の意味からして危険です。もちろん、自分の抱くイメージはその言葉の持つ直接的な意味合いとは異なります。クラシカルで上品だけどダークな狂気の香りが漂い、過去に葬り去られたような異空間の様な雰囲気。静かに時間が流れるような和洋折衷の雰囲気......そんなイメージです。うまく伝われば良いのですが直接的な意味合いで解釈されると拙いです.......。メインのコンテンツの背景には別のものを使う予定です。........もちろんゴシックです。ゴシック様式の牢獄....という感じ。とある国にある施設の建物をイメージするつもりです。ちなみになぜ天井の背景かというと、これはベッドに寝ているからです。
 この癲狂院のトーンは色褪せた緑色 ですが、モノクロや黒+赤、赤のみ、のようなものにするアイデアもありました。モノクロのも良かったのですが、他のコンテンツには赤、青、茶と有彩色なのに、1つだけ無彩色なのもまとまりにかけると思ったし、なにより某テレビ番組で、漆黒の十字をあしらった病院を開院されちゃったので、それでは真似をしているように思えてしまいそうでしたので、止めにしました。ゴスロリサイトで見掛ける、モノクロ、黒+赤のトーンだと、自分らしくないと思いましたし、結局最初の案の緑色にしました。

 以前のページ(工房癲狂院)と比べると良くなったと思うのですが、いかがでしょうか。ただし、ページサイズは激重になってしまいました。これについては本当に申し訳なく思っています。ナローバンドの環境の方のためにイメージ画像等をまとめてダウンロードしてもらえるようにしようかな、とも考えています。説明すると長くなってしまうのですが、更新や作品、コンテンツそのものを扱うページはインラインフレームで表示するようにするつもりですので、それだけはネット上から表示してもらうようにして、その他の重いデザイン部分はダウンロードしたご自身のパソコンから読み込ませる.....という具合です。インラインフレームへのリンクはhttpから始まる絶対パスで表記しておけばアクセスできますし。

 そもそもこんなに重くなってしまったのには理由があります。コンテンツの幅をできるだけ狭めたかったのと、自由にサイズを変更しても表示が崩れないようにする、という理由からイメージ画像の影をきちんと表示するには、どうしてもPNG形式でないといけなかったのです。アルファチャンネルを持つ形式だとさらに大きなサイズになってしまうんです.....。しかしそのお陰で、ディスプレイに複数のウインドウを開いて作業する側らブラウザを開いている....ようなことがない限りは、たぶん横スクロールが表示されないと思います。癲狂院のページは横800だと、「ANOTHER HEAVEN」の文字が端折られてしまうと思いますがそれはどうか許して下さい。またブラウザについては、WinではIE6、NS7、Opera7、Macでは、IE5、NS7、Opera7、Safariで確認しましたが、なんとかどのブラウザでも表示できるようにしました。
  .......これが物凄く大変で、こっちのブラウザではきちんと表示できると、あっちのは崩れて.....の繰り返しで、まったく疲れました。仕方がないので、CSSをJavaScriptでブラウザ別に振り分けるするようにしました。これもまた、検索して出てくるスクリプトは、IEとOperaを一緒に判別してしまうものが多く、IEとOperaの表示具合が大きく異なる上でこれでは意味がなく、へとへとになりながらも自作してみました。たった数行のスクリプトなのですが、たぶんこっちの方が精度が高いと思います。ブラウザのユーザーエージェント(UA)を偽装されていたら振り分けは無理ですが、大方大丈夫なはずです。UAの文字列の中からxxxを含む場合はこのCSSを書き出す、というような仕組みです。今のところIE、Opera、NS、Safari、その他に振り分けています。なお、古いバージョンのブラウザについては完全に相手にしていません。

 しかしこんなに苦労するのは、WinのIEがどうしようもないブラウザだからだと思っています。勝手に独自のCSSを用意するし、CSSの間違った解釈での作動も酷いもの。シェアが圧倒的なのだから、きちんとMSは責任とって欲しいものです。その点、優等生なのが、Operaです。バージョン7を今回確認のために使ってみたのですが、素晴らしい! Netscapeもおりこうさんですが、きびきびしたOperaの動作はさらに評価したいです。こういうブラウザが標準になるべきです。Macでは、Winとはほとんど別物のIEはなかなか良いのですが既に開発は終了しています。Safariは余計な環境設定やメニューがなく、表示具合もNS寄りながらIEとの中間を行くような感じなので個人的には気に入っています。Netscapeは表示具合は良いのですが、ちょっと動作が鈍い。今後はSafari>Opera,Netscape>IEの優先順位で制作していこうかなと思っていますが、今のところIEを使っているMacユーザは多いですし、なにより自分が未だに使っていると言う現実が.....あります。w はやくブックマークを移し替えたいところです。


第七天のリニューアルに先がけてまだトップページのみですが、徐々に公開していく予定です。

† 15:06 | トラックバック | Topへ▲ †

 今月は1日、31日と満月が二度拝める月です。二度目の月を欧米ではブルームーンと呼ぶそうです。別に青く見えるわけではなく英語の慣用句の1つらしいのですが、このブルームーンを見ると幸運が齎されるのだそうです。今宵のお月様(日本においては。国によっては今月ではなく先月だったかもしれない)がそのブルームーンなのですね。

 月は好きです。確か占星術か何かの占いで7月生まれ辺りの人は守護星が月だったりすることもあってなんだか身近に感じます。都会の方では見えにくいし明るく感じないのかも知れませんが、田舎wの方では満月の月明かりというのはなかなか明るいものです。そこに雲がかすかにかかる朧月夜もまた幻想的でうっとり(?)してしまいます。

 今回サーバ移転のついでに、月の満ち欠けを表示してみました。タグを貼るだけなのでとても簡単です。いくつか表示具合があって、詳細な月齢が表示されるものや単に月の画像だけなどあります。月の満ち欠けというと.....やはりラストバイブルを思い出します。(本家の女神転生も月の満ち欠けのパラメーターがあるようですが。)それと、個人的なネタだと、部屋に飾っているビアズリーのカレンダー。月の満ち欠けのアイコンが載っています。

 そういえば、満月の日は事故が多いとか出生率がどうのこうのだとか、いろいろオカルトっぽい話があったと思いますが実際のところどうなのでしょうね。満月の夜に産卵する動物っていませんでしたっけ???.....そういう話があるとすると、完全に無視できない話なのかなぁ....なんて思ったりもしますが。

何はともあれ今宵は月の光に満たされてくださいまし。

コッチハアメデミラレネーヨ゙(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴次回は2007/6月でつ。
ソンナニマテネーヨ゙(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴スミマセンデチタ

† 18:49 | トラックバック | Topへ▲ †

 この辺りで話題を元に戻さないと......。レベルが幼稚ゾーンだ。w

 ずっと前に(5月)に書きたかったことです。おそらく「プールダユ」という言葉をご存じの方は居られないと思うのですが、この言葉を探すのにその頃ネットを駆け回っていました。そして捜し回った結果、またもや意外な展開になったのです。

 この言葉を見つけたのは、悪魔辞典の古典、19世紀フランスで出版されたコラン・ド・プランシーによる「地獄の辞典」という本の「イス(Is)」という項目の中に書かれていました。「イス」というのはフランス北西部の海岸に位置していたという伝説の都市で、今では水没してしまいその姿はないそうなのです。そのいきさつの物語がそこに書かれていました。


 「イス」はグラドロンという王が統治していたフランス西部ブルターニュ地方にあった都市で、大変栄えた都市でした。しかし同時にあらゆる贅沢や放蕩がはびこるようにもなっていきました。グラドロン王の娘、「ダユ」は特に酷く、自ら乱行の限りを尽くす程で(ローマ帝国の王妃メッサリーナと同じかもしれない)、王や側近で予言者のゲノレの言うことも聞かず、城を出ては城下町で毎日、下人の男達と交わるのでした。グラドロン王だけは天罰を恐れそんなイスを憂いあらゆる手を打ちました。それでも堕落は一向に収まることはありませんでした。

......天罰が下る日が迫っていました。

 ある日、予言者ゲノレは王に言います。「王よ、イスの堕落は極限にまで達し、神の腕が振り上げられました。海は溢れやがてイスの都市はやがて消え去るでしょう....。さあ逃げましょう」王はただちに馬を用意し娘のダユを後ろに乗せ、ゲノレと共に逃げ始めました。そして神の手は振りおろされ、凄まじい勢いで波が都市を飲み込んでいきます。やがて王達の馬のすぐ後ろまで迫り、まさに飲み込もうとしたその瞬間、恐ろしい声が響き渡ります。

「王よ、もしも助かりたいなら後ろに乗っている悪魔を差し出すがよい。」

.......躊躇している時間はありませんでした。
美しき王女ダユはうねる波に消えてゆきました。(このダユが溺れ死んだ場所がプールダユと呼ばれているそうです)

 その後、嵐はやみ、空は晴れ上がりました。しかし、あの栄華だったイスの都市の姿はなく、辺り一面海になっていたのでした。


.....という物語です。なぜかこの話がすごく気になっていました。「王よ〜」のセリフは妙に好きだし、王女ダユも詳しく知りたい、何よりこのプールダユが現在の「ドゥアルヌネ湾」だということが書かれていたので、妙に真実味がある気がして、辞典内のイスの話以外にも気になるものがいくつもあったのですが特にイスの話は調べてみたい気持ちになっていました。そこで、とにかくグーグルで調べてみることにしました。初めはダユの英語表記がわからなかったので、日本語サイトのみに絞られてしまいましたが、検索したら意外な結果が。


......実はイスというのは「イース」だったんですね。そう、ゲームにもあるイースです。イースというゲームはプレイしたことないので内容は知らないのですが、ゲーム内にもダユのような少女が出てきているとか。.....しかし、そのゲームのイースも含めいくつかヒットした記事を読んだところ、どうも地獄の辞典に載っていた話と異なっていました。

 イースが同じように堕落した都市で結果的に水没したのは同じなのですがそのいきさつが少し異なります。
 話はこうです。もともと栄華を誇っていたイースの都市は海抜より低い場所に位置し、堅牢な水門により守られていました。そんなイースにある日、全身赤ずくめの美少年(あるいは王子としてイスにやってきた、という記述もありました)が王女ダユの前に現れました。ダユはこの少年が悪魔だとは知らずに恋に落ちてしまいます。(この悪魔は神による差し金だという記述もあり)やがて少年はダユに言います。水門の鍵を持ってきてくれ、と。すっかり心奪われていたダユは鍵の持ち主である父のグラドロンが寝ている間に鍵をくすねてきます。そして、悪魔の少年によって水門は全て開けられ、あっという間にイースは水没してしまいました。ダユは、それを悲しみやがて人魚になってその辺りの海に棲みつくようになったそうです。

 そして、その後の話があることも分かりました。
クラシックの作曲家のドビュッシーはみなさん名前くらいはご存じだと思いますが、そのドビュッシーがこのイースの伝説からインスピレーションを受け「沈める寺」というピアノ曲を作ったそうなのです。.....この曲は知りませんでした......。
 で、続きの話というのは、水没してから長い月日が流れたある日、漁師がその辺りの海で漁をし終え、錨を引き上げようとしたところ何かが引っ掛かっているようで、漁師が海に潜ってみると、教会の格子窓にひっかかっていたのです。しかもなんと、その教会内ではミサが行なわれており、多勢の人々が合唱していたそうです。その時もしもその漁師が答唱(司祭の聖書朗唱に会衆が定められた言葉を朗唱すること)していたならば、この沈んだイースの都市は浮上し、再びその栄華を誇ってただろうと言われています。

......なかなかドラマティックな話になっていますね。けっこうこういう話はそそられます。ドビュッシーがこういう伝説などに詳しい人だったのかどうかは分かりませんが、少なくともこの話はたしかに伝説として語り継がれていた、というのは本当ということになりますね。


 これでだいぶわかりました。けれどもまだ分からない点が3つ残っています。1つは海外サイトでこの伝説のコンテンツを見つけられていないこと、ドゥアルヌネ湾というのはどこにあるのか、プールダユ、という言葉は本当にあるのか、ということです。日本語サイトではこれらは分からなかったのです。(単語が分からないため)それでもダユ(Dahut)とイス(イース/Y's)の単語は分かったので、この2つで徹底的に海外サイトを検索することにしました。

 やはり海外はたくさん貴重な資料があるものです。
伝説の話が載っていたいくつかのサイトの中に特に詳しく書かれたサイトに、プールダユの単語を発見。"Poul-Dahut"と書かれていたのが.....おそらくプールダユだと思うのですが如何せんフランス語なので確信がありません.......。でもフランスのサイトで見つけたのですから間違い無いでしょう。英語訳もあったのでおおまかにはわかったのですが、ある部分だけイタリック体で記述してあった、何かの詩なのかもしれませんが、そこだけ英語訳でもフランス語のままだったので分かりませんでした。


 そしてそして、なんとこのイースの水没が描かれた絵も発見しました。
"Fuite de Gradlon" (英語表記は"The Flee of King Gradlon")というタイトルの絵です。Luminaisというフランスのリアリズムの画家らしいのですが、ちょっとマイナーな方だと思います。(日本国内ではヒット無し。海外でも検索数は少なかった) 今まさに王女ダユを振り落とそうとする場面が描かれており、背景にかすかに見える町並みはおそらくやがて水没するであろうイースなのでしょう。

 もちろんドゥアルヌネ湾のスペルも分かり検索していくと、現存する名前でした。確かにフランス北西部の先端に位置する半島の湾です。


 そして.....現在のフランスの首都であるパリは、イスのように美しく栄華を誇るようにと、Paris(Par-Is)と名付けたのだそうです。


......というわけで、たかがプールダユが知りたいだけだったのにこんなにいろいろ得られるとは思いもしませんでした。最後の方はほとんど執念で検索し、時間もかかったのですが、それに見合うものは手に入れられたと思っています。全く.....ピンと来たものは詳しく調べてみるものです。前にも書きましたが本当こういうケースは多いです。プールダユとイースの水没の絵を紹介できるのは.....第七天だけ....かな。


リニューアル後に検索で出てきたサイトをリンクするつもりですが、ここではそのいくつかを紹介しておきます。

ttp://www.bagadoo.tm.fr/kemper/villedys.html
イースの伝説が詳しく載っています。プールダユの単語が出てきたサイトです(フランス語です)
ttp://www.bretagnenet.com/strobinet/pub/trobzh/kearis.htm
ドゥアルヌネ湾、イースの伝説、Luminaisの絵が載っています。(....フランス語です)
ttp://www.mairie-quimper.fr/musee/htcoib/oe_373.htm
Luminaisの"Fuite de Gradlon"が載っています。大きいサイズを見たい場合はこちら
ttp://www.artrenewal.org/asp/database/art.asp?aid=806


今回も水泳つながりのプールダユ。
少々強引ですが、プール太夫とも書けなくもない。w あれは「たゆう」だけれど。

† 22:54 | トラックバック | Topへ▲ †

 サーバにアップせずに半年以上も前に書き留めておいた雑記があったので時期的に良いかなと思ったので載せておきます。(たぶんまだ載せていないと思うのだけど...)

 ワイルド×ボードレール×ランボー×モロー×ロートレック→...
またしても行き着く先が同じ場所になった...。
つまりデカダンス、なものが好きだということ。

「デカダンス」という意味を知らずに、ワイルドやボードレールなどを知ってすごく好きになって、気付いたらデカダンスというキーワードにカテゴライズされた作品ばかりだったという結果。ゴシックを知った時と同じ。

 他のところでも書いていますが、好きなものが結局は1つのカテゴリーに集約されるというのは、すごく不思議な感じです。....でも、「自分の好み」でカテゴライズしたのだから、同じような作風のものばかりになるのは当たり前といえばそうなのかもしれませんが、上手い具合に「ある1つの地点へと引き寄せられて行く」感じがとてもするのです。

 どうも自分にはゴシック×デカダンスがぴったりらしい。
これにポップさを大さじ3杯、ファンタジーっぽさを小さじ2杯、オカルトっぽさを小さじ1杯少々加えまして....ぐつぐつとじっくり煮込み、堕落と背徳の香りが程よく匂ってきましたら(煮込み過ぎると危険ですのでほどほどに)できあがりです。

......ってぉぃ!
誰が召し上がるっていうの! そんなの。
狂い死にしてしまいそうだ。(自分は萌え死にしそうだけどw)


*今になって思うと、これが「デモネスク」かもしれません....。

 というわけで、行き着くところに辿りつきました。
背徳と退廃の美に憧れたら、堕ちる行き先は魔界しかないです。
で、ルシフェルに謁見して.....(この後いつものように妄想が...)

デカダンスという言葉で思い付くのが
マリリソマソンソ

† 23:44 | トラックバック | Topへ▲ †

 昨日、電車に乗っていたらゴスロリの格好をした女のコを見かけました。物珍しげに見るのはやめろ、って感じではありますが、実はリアルで見かけたのは初めてだったので、観察してしまいました...。

 見かけたのは高崎線で上野から高崎行きの列車で、既にホームに着いていて席もほとんど埋まっていて空席を探していたところでゴスロリの女のコを見かけたのです。ちょうど隣が空いていましたが、...さすがに座れませんでした。だって、目つきがなんだか怖いんだもの。前髪を目にかかるくらいまでそろえてある上に、上目遣いが怖い.....。それともメイクのせい? 『どうしてゴスロリの格好をしたやつは目つきが怖いんだ...』なんていうのをネットで目にした事がよくあったので半信半疑だったのですが、今回ではそれが当てはまってしまった様です。もちろん全員がそういうわけではないでしょうが。 いやあ...目が合った時は本気で怖かったよ。 その後も度々こちらを見ていた感じだし.......う、身につけていたスウォッチの時計が目当てだったのかも!? 文字盤が十字架風になっていてシンプルながら割と重厚なブレスレットな時計だから? でもあのスウォッチの時計はゴスロリに持ってこいのアイテムだと個人的には密かに思っています。(おまえの自慢話は聞いてねーよ)
 まあとにかく、そんなに怖い表情しなくても良いのに...と思ってしまいます。髪型とかもストレートなロングヘアも良いけど、シニヨンとかツインテールとかでも良い様な気もします(ってシニヨンじゃ千影だ。)。 でも意味のある黒髪は素敵でした。緑髪な髪は撫子に持ってこいだし。

 しかし、あれは完全に周りから「浮いて」いました。
ヘッドドレスも装着して完全武装、って感じだもの。....せめて車内では外せばよいのに...と端から見ていた自分はそう思ったりしましたが、まあ完全武装じゃないとダメなのでしょう。黒白フリルのヘッドドレスはある意味「ゴスロリ」のイメージを凝縮した小物とも言えるものですし。
 黒に銀色の縁取りをした小箱を手にしていましたが、あれは素敵でした。...実を言うと、ああいうのがあったりしたら良いな、なんて考えたりすることがあったんです。直線的なデザインでモノトーンの色調で適度にハードな装飾が施されている小箱....そんな感じのがあればぜひ欲しいところ。もしくはゴシック調の彫金を施したプレートを貼付けたもの、とかね。女のコが持っていた小箱は、ヴェルヴェットのような素材で立方体のようなかわいらしい小箱だったので、さすがにそういうのは身につけられないですが、方向性としてはそんなに外れてはいない、感じだったのでかなり細部までチェックしてしまいました。(ぉぃ)


 ところでああいう格好をして一体どこへおでかけするのでしょう。やっぱりゴスロリパーティ? 間違っても黒ミサとかサバトじゃないよね。サバトの首領は美少年の姿をしたルシフェルだから....案外あり得るかもしれない。w とはいっても通常はレオナール(山羊の悪魔)が取り仕切っているから違うか。


.....ゴスロリパーティで悪魔の少年と出逢うっていうストーリーでノベルゲームとか作ったら案外面白いかもしれない? それ系の小物...タロットとか水晶玉、エリクサー、絞首台の四葉のクローバーも盛り込んで、もちろん世界は黒猫に導かれるままに魔界と地上を行き来して、やっぱり基本はゴシックの大聖堂で決まり。サキュバスの涙、ヴァンパイアの生き血のハート、アスタロトの水鏡、魔界の青バラとか勝手に架空のアイテムなんかも用意しちゃったりして、もちろんベッドは黒バラ、あるいはペンタグラムの柄の漆黒の寝具で、周りにろうそくを灯し、サラ・ベルナールみたいに花を敷き詰めた棺桶でそのまま満月が銀色の涙を流す夜明けまでミステリアスな逢瀬は続く.......。(以下、妄想続くので省略。)


 そういえば同じ車両に浴衣姿のコもいましたが、ゴスロリと対照的だったのが妙な感じでした。なんか出ているオーラが別物って感じがしました。


たかがゴスロリ見かけただけでこんなに長い感想になってしまうとは...。確かにゴスロリは嫌いではないです。好きっていったら好きだと思いますが、あのレースのフリルがなければ....。「ロリータ」のデザインが、ね。普通にクラシックなドレスの雰囲気でゴシック調の模様にモノトーンとか、フリルが付いていてもせめてレースなしならば...萌えてるかも。深いまなざしと鋭い目つきは違うと思うし、その辺りも.......

すみません、ちょっと魔界へ逝ってきます。
y=ー(・ω・)・∴ターン

† 23:31 | トラックバック | Topへ▲ †

la cathedrale Notre-Dame de Paris...
去年か、一昨年辺りに買った「図説 大聖堂物語」という本を買って以来、ますますゴシックに狂っています。もちろん、ゴシック建築のゴシックです。.....とりわけ、ゴシック中のゴシックである、フランス・ゴシックがとても大好きです。

 初期フランスゴシックの傑作である、パリ大聖堂(一般的に呼ばれるノートルダム大聖堂)は、この上なく最高に好きなゴシック建築です。ノートル・ダムとは聖母のことを意味し、つまり、ノートルダム大聖堂というのは聖母に捧げ、聖母を守護聖人とする教会のことを言います。ですから、パリ大聖堂以外にもノートルダムと呼ばれる大聖堂はいくつもあるわけです。地元の人々は、その大聖堂をノートルダムと呼ぶのが慣例なのだそうです。つまり、他の、例えばフランスゴシックの後期傑作のアミアンやランスもノートルダム大聖堂なわけです。

 アミアンやランスは、フランスゴシックでも後期なので、その高さもパリ大聖堂よりも遥かに高く巨大な大聖堂です。もちろんどちらも大好きですが、やはりパリ大聖堂が一番好みです。

 パリ大聖堂といえば、おそらくエッフェル塔などと同じく超有名建築物なので、ご存知の方もたくさんいると思います。よく写真などで西正面のツインタワーのようになっているものを見たことがあると思いますが、個人的にはその反対側、つまり内陣を囲む方の姿も大好きなんです。内陣を囲むフライングバットレスが、他のゴシック建築よりも、とても長く複雑な石材フレームを組んだかの様な姿が好きです。あれほどまでに長いフライングバットレスになっているのは、側廊が通常、身廊を挟み左右1つずつなのであるのに対し、パリ大聖堂のものは2つずつになっているからです。それゆえ9000人をも越える収容数なのです。(5廊式バシリカ形式)

 内部のアカンサスをモチーフにした柱頭を初め、ゴシック建築の特徴である、尖頭アーチも、フランスゴシックのものが、やはり好みです。装飾も他の国のゴシック建築の大聖堂のものと比べると、割とすっきりしていて、形もオーソリティだけあって奇を衒わない形のような気がします。パリ大聖堂の尖頭アーチは、後期のものと比べるとそれほど鋭角的ではない感じがします。高さも関係しているのでしょうが。

 また、プラン(平面図)も見ると、その筋の通ったシンプルな姿に驚かされます。後期フランスゴシックになると、内陣の周囲にある放射状祭室などがあり、わりとでこぼこ感があるのですが、パリ大聖堂にはそれがなく、外陣側の側祭室の延長になっており、非常にすっきりした造りになっています。

 あとはやはり彫刻。パリを見下ろす様に、大聖堂を護るかの様に腰掛けている、ガーゴイルを初め、袖廊にある、聖ドニ像と聖母像、祭壇にはピエタにその左右にルイ14、13世がそれぞれ跪いています。あと、北側の側廊に聖ジャンヌダルクの像もあったはず....。


.......一度もそこへ行ったこともないくせに、さも行ってきたかの様な素振りが出来てしまう程、詳しくなってしまいました.....。まあ、ゴシック建築に関する本はいくつか持っていますし、ネットでパリ大聖堂を検索しまくりましたから。


 それでもまだまだ物足りないです。(かなり重症)本当は洋書で1冊丸ごとパリ大聖堂の本があって、写真も豊富なものらしく、有名らしいのですが、それを買おうかなと前々から思っているのですが.......高いんだ。値段が。モローの画集も欲しいし....合わせると\20,000也。 ま、でも必ず買う運命でしょう。


 近いうちに始めようと思っているクレイシルバー(銀粘土)で作るアクセサリーもおそらくこのフランスゴシックから影響を受けまくると思います。それにデモーニッシュな雰囲気を少し加えると......「デモネスク」が出来上がると、この逝かれた脳味噌で妄想しているのですが...果して。

 今も、この逝かれた脳を巣窟にする天使と悪魔がそう囁くのです。(ぉぃ)
「はやく具体化しろよ、ぼけ」って。
「いつまでとろとろやってんだよ、ばか」って。


でも、そう囁く暇があるなら、マックの前に現れて作業を手伝ってほしいぞ。ちっ..、また週末、十字路へ行って悪魔と契約してくるか.....。(「また」?)

(ぉぃ...癲狂院逝きだぞ)

† 22:48 | トラックバック | Topへ▲ †

 そうそう、テレビを見ていて、お、っと思わせたCMがあって...ゲームソフトの「シャドウハーツ2」っていうゲームのCM。悪魔っぽくてちょっとクラシックな雰囲気で、キャラも好きな感じだったので、すぐググって調べて公式サイトへ行ってみ太のですが.......う、なんかやってみたい。

 なんだか世界観とキャラが、自分の脳内データと一致するような部分があって、びっくり.......。世界は大戦前でフランスの小さな村からみたいで、ダークなヨーロピアンな雰囲気が充満してる。キャラが......どう考えても元ネタがマタハリとかクロウリーでしょ!っていうのがあるし。現実っぽくないけど完全にファンタジーの世界へ踏み込んでいない、っていう世界が個人的にすごく好みです。(このゲームではないですが、例えば高層ビルの屋上から天使が見下ろしていたりとか、街の十字路に悪魔が突っ立ってたりとか。) サイトデザインも背景の魔法円みたいなグラフィックが萌え。

 ぅぅ、やってみたいな〜。
でもハード持ってないんだよね.......。第一、ゲームなんてしてられないし。
う〜〜〜〜。

 そういえば、このシャドウハーツのロゴのフォントは何だっけ。
よく見かけるフォントだ。「A」のデザインが特徴だよね。
調べてくるか。

http://www.shadowhearts.net/index.html

† 00:39 | トラックバック | Topへ▲ †

 なんだか最近こればっかりですが、リニューアル制作レポート。

 振り返ってみると、サイトデザインの基本的な部分は公開当時から全く変わっていないので、今回のリニューアルにより大きく様変わりすることになります。(上手く行けば、の話ではありますがw) 今回意図しているデザインは、公開当初から思い描いていたコンセプトに近いもので、今まで「バーチャル」のバの字も表現できなかったのが、上手く行けば(kるどい)バーくらいまで表現できるかなぁと思っています。(1字分増えただけかよ) 以前にも書きましたが、それを表現するためにJavaスクリプトに頼る部分が多く、はっきりいってJavaスクリプト機能がオフの状態だと、楽しめない...というより見られない......と思います。(そのために、軽い別バージョンを用意しますが) 用意するものは、Javaスクリプトだけでなく、3DCG/2DCGソフトによるイメージ、大聖堂の写真、も必要になります。......言ってみれば、今の自分に持ち得る力を結集させて作る...という感じです。(結集しても雀の涙ほどですがw)

 本当のことを言えば、現時点で意図するデザインに最も表現できそうなのが、FLASHだと思っています。あのソフトは憧れです。手持ちのDreamweaver/Fireworksもアップしたいのですが、FLASH込みのSTUDIOにすると、フォトショップフルバージョンと同じくらいの金額に....。くっ。 でもFLASH単体だけならそれほどでもないので......買ってしまう、かもしれません。

 どうしてそこまでFLASH、FLASHってわめいているかというと、「TOTAL DISTORTION」の衝撃が忘れられないからです。

 トータル・ディストーションというソフトは、"天才"ジョー・スパークスが作ったもので、CD-ROMコンテンツのブームの先がけを切り開いた人でもあります。そのCD-ROMコンテンツに使われたソフトがFLASHのメーカーのマクロメディアから当時から発売されていたDIRECTORというオーサリングソフトです。このディレクターのWebバージョンとして作られたのがFLASHだったと記憶しています。(厳密には違うと思いますが) 「トータル〜」は、ゲームですが、まさにマルチメディアコンテンツとも言うべき素晴らしい内容です。今でもジョー・スパークスは、FLASH/DIRECTOR使いとして有名ですし、あの人の作品はやっぱりマルチメディアな思考で作られたものだなと感心しています。

 話を戻して......、
今回のリニューアルにはFLASHは使えないので、当然、サウンドとグラフィックスの融合はないし、インタラクティブ性にも欠けるものです。

 いつかは、FLASH+VRML(それに変わる規格)のコンテンツを作れたら良いな...とは思い続けていますが.....現時点でもそれは可能な気もしたりします。 アドビに日本国内では未発売のアトモスフィアという、空間をオーサリングする(?)ソフトがあるのですが、それが大変気になっています。おそらくヴァーチャルリアリティをWeb上でコントロールするようなものだと思いますが、そんなソフトが手に入れば言うことなし!.......なのですが.......。


 くそ〜〜〜〜〜〜〜〜。
ぜったい、第七天にいつか絶対、サタン、ベルゼブブ、ルシフェル、メフィスト、バール、ベリアル、リリム&リリス、サキュバス、ファウスト、クロウリー&コロンゾン、サロメ&ヨハネ、マタハリ(東&西)、動かしてやる〜〜〜っ!

ベリアルとサタンの陰謀により、黒い太陽を昇らせ、大地は血で溢れ、海は紫色に染まり、神々は拷問され、初代皇帝ベルゼブブの失脚、ベリアル、アスモデウス、メフィストの裏切りにより魔界は二分され、幼いルシフェルが皇帝の座に付くも魔界は混乱に陥り、殺戮の饗宴が始まる頃、冥王プルート率いる冥界の軍勢も加わり、魔界と地上が炎に溢れ、サタンがつぶやく.........


「そなたらには破滅あるのみ!」

..........う゛、また妄想モード.......。

† 00:31 | トラックバック | Topへ▲ †

 こんなフィギュアがあるなんて〜〜〜〜〜〜!!!
 デモンズ・クロニクル.......
これは、「やのまん」というところから発売されているフィギュアで、名前の通り、「悪魔」のフィギュアなのです!!

 見た感じでは、悪魔辞典のオーソリティ、コラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」の挿絵を元にしたものが多いです。この地獄の辞典の挿絵は非常に影響力があるようで、このフィギュアのみならず、いろいろなところで資料として用いられているようです。

 バアル、アスタロト、ブエル、ベヘモス、なんかは、その挿絵にそっくり。バアルは欲しいっ、カッコよすぎ! その反面、ベリアルとルシフェルは、個人的にはダメだな......。まあルシフェルは、6枚の翼を持っているし、青年っぽい風貌だから、悪くはないのだけど.......あ、やっぱりこれでいいかも。(見ているうちに良くなった/////)
 でもでも、ベリアルはやっぱりダメ。「超」美形じゃなくちゃ、ベリアルじゃない! 天使の中で一番美しいのだから......(その反面、精神は最狂だけどw)。どうもこのデモンズ・クロニクルというフィギュアシリーズは物語になっているようで(?)、ベリアルが大魔王になっています。......ある意味、ベリアルが大魔王っていうのは当たってるかも。知略に長けて、謀略、背徳、憎悪、なんでもござれだ、あの美貌のくせに......。
 サキュバスもあるっ!.....なんかポーズが挑発してるね〜〜〜。いい感じ。しかも亞種でガングロバージョンも。サキュバスは、やっぱりポールアーム系(矛)の武器を持ってないとねえ。ロンギヌスの槍とかぐっと構えて。

 あ〜〜〜、でもI/IIは、販売完了しちゃってる......。。・゚・(ノД`)・゚・。
ブエル、サキュバス、ルシフェル、アスタロト、欲しかった。

 くそ〜〜〜〜〜〜〜。く゛や゛し゛ぃ゛〜〜〜〜。

 どこかにまだ売ってないかなあ。ちょっと検索した感じでは、ありそうな感じだけれど、このデモンズクロニクルはマイナーのようで、集めている人が、少ないみたい。あったら箱買いしてやるっ! 女神転生とか好きな人は、即行コレクションしてもよさそうなのに....。まさにツボ、だとおもうのだけど。話題にならないのかなあ。

 とりあえず、現行のIIIだけはいくつか買ってみようかなあ。もちろん、目的のフィギュアが手に入るとは限らないのだけど。バール爺ちゃんはぜひとも欲しいぞ。猫とヒキガエルの顔もあって、身体は蜘蛛だもの、あの表情に王冠。あれこそ大魔王の風格なのだけどなあ。人間には親切に悪巧みと透明になる方法を教えてくれるんだよね。

 う〜ん、これってまだ続くのかなあ?続くとしたら、次はメフィストとリリムを追加キボン。メフィストは、腸えぐられた血まみれのファウスト付きで、リリムはいやらしくない清楚な感じでゴスロリ風でよろしく。(ヘッドドレスは×)
 あ、あとミカエルも。ルーンブレード、アズアラス((C)Diablo)付きで、カッコよくお願いね。どっちかっていうと、あのルシフェルがミカエルっぽい気も。

 それと、I/IIもう一度発売......して、くれないよねぇ。

.......って、また妄想モードだょ。鬱。
http://www.yanoman.co.jp/figure/DC3/index.html

† 21:44 | トラックバック | Topへ▲ †

....の他にも答えがあるのかなあ.....?
レンブラント展を見ていて、一瞬「おっ」と思った絵がありました。

 それはヤン・ピナスというピーテル・ラストマンと同じく前レンブラント派の画家の絵に「ヤコブとエサウの出会い」というもので、元になった物語が「創世記」第33章にあるらしいです。創世記っていうのは、聖書とは..違うのかな???よくその辺りは知らないのですが、とにかくラストバイブルに出てくるエサウというキャラは実際に物語に出てくる人物、ってことなんですね。
 ラストバイブルではないですが、ドラクエのロトも創世記に出てくる人物のようでこれは、ルーベンスと親しかった画家ヤーコブ・ヨルダーンス(と思われる)の「ソドムを去るロトとその家族」という絵に描かれています。

 その描かれているロトは、老人で、連れている娘二人と近親相姦の関係にあるそうで、うむぅ、100%ピュアな背徳者じゃないか....。よくもそれで「勇者」なんて肩書きでいられたものだな......。w だからソドムの街にいたのね...。(ちなみにこの絵は国立西洋美術館所蔵の絵画です)

 というわけでかなり意外でした。
 エサウの他の、ユーリとかサフィアなどはどうなんだろう....。へんてこな名前だしなあ、おそらくそういう書記に出てくる人物なのかもしれないね。
 街の名前もそこら辺のにおいがするなあ。
探せば元ネタが出てくるかな?

† 14:31 | トラックバック | Topへ▲ †

 今回は、最高裁判所判事の投票も同時に行われるんでしたね。
衆議院のほうは、日頃、新聞やニュースなどで、党の掲げる政策、マニフェストなどはある程度把握していましたが......最高裁の裁判官に任命されている人って誰なのか今週になって初めて知ったよ....。(恥)新聞やら折り込みで入っていた冊子でなんとか衆院選立候補者とともにプロフィールは分かりました。ということは、今回は比例区、小選挙区、最高裁、っと投票用紙は3枚、ですね。むむむ。

 実は、自分が行く投票場の雰囲気が、とても嫌いです。
大して広くもない部屋に、囲む様にずらっと選挙管理委員の人達が座っていて、部屋に入った途端、目線は全て自分のところへ集まり、投票用紙に記入している最中も背中で感じてしまう程の嫌なオーラを感じて、部屋のまん中に置かれた投票箱に入れるその時もまた、一ケ所に目線が集中する........。

 邪悪な長老議会員に囲まれているかの様だよ。(ぉぃ)

 不正やらミスがない様に何人もの人を通し確認するために、それだけの人数になってしまうのでしょうが.......あの音1つしない静寂に包まれ監視されている、あの部屋は、本当に苦手です。

 とはいえ、もちろん棄権せずに投票しにいくわけです。
せっかく与えられた権利なので、まあ、国民ならば、権利というより義務、のような気もするけれど。

 明日は朝早くいってこよ。
....考えたら、選管の人達も朝早くからず〜っと大変なんですね。おしゃべりもできないし、あれはあちらも辛そうだ.....。

 お互い様、か。w

† 12:41 | トラックバック | Topへ▲ †

 またまた本屋でのはなし。
いつものように物色していると「死刑全書」という本を見つけて、「拷問全書」とかあるのは知っていたけど......、うむぅ、入荷しましたか......。って、ちょっと手にとると.........、
 表紙が、モローの「出現」だっ!
http://images-jp.amazon.com/images/P/4562034785.09.LZZZZZZZ.jpg
踊るサロメが手をかざす先に宙を浮くヨハネの生首がぼわっと「出現」している絵、です。あの絵は超個人的に萌えなのです。

........だけどどうして「死刑全書」のカバーにサロメの絵が........。
「拷問」といえば、やはり数々の拷問器具を開発したトルケマダ。
話はいっきに変わるのですが、所有しているMIDI音源にコルグのN1Rというのがあるのですが、友人の同人ゲームの曲作りにおいて今回はこのN1Rを多用しているのですが、それまであまり使ったことがなく音色もどんなのが入っているのか知らず、マニュアル巻末の音色リスト片手に音色を探していたりしました。.......そこで妙な音色名が。

「Torquemada」..........
あり? これってひょっとしてあのトルケマダ???
こんな音色を用意したコルグのマニアックさにちょっとびっくりしました。で、どんな音色かと思いチェックしてみると......あれ、ほわ〜っとした柔らかなシンセストリングスの音色じゃん、どうしてこれがあのトルケマダになるの???っと理解できなかったのですが.........、
低音域を弾いた途端、

「ギャァっっ!!」

あ、レイヤースプリットで1つの音色に高音域と低音域に別々の音色があてられていたのね....。納得しました。でも、こんな叫び声入った音色って何に使えばいいんだろう........。弱く弾いても「ぎゃおぎゃお」泣かれるしなあ。ハンマーのカツーンっていう打音の入った音色とかなら使えるのだけど。(実際使った。)むぅぅ...。

 本屋の話に戻して.......、学生は夏休みに入ったわけで、読書感想文のための本がたくさん陳列されていたりして定番ものとかもたくさん並んでいたので、樋口一葉を探してみたのですが......、ない。
 1册もないのです。
そんなぁ.........。ちょっとへこんだ。
といいつつもアマゾンで少し前に買った「闇桜」を読んでいます。復刊されたもののようで、巻末の解説が戦前の頃に書かれたものになってるし。当然、注釈など一切なし。読みにくい。
 でも「闇桜」だもの。このタイトルで購入したようなもの。このネーミングにはやられます。綺麗な明るいイメージの桜に闇というダークな言葉をもってくるのが。

 あの人のはどれも短編で暇を見て読むのにちょうどよくていいです。でも、読点がないんですよね、句点ばっかりで。当時の文章って言うのはそういう書き方だったんですかねえ? 使われている言葉も知らないのが多くて、短いとはいえども自分にはけっこうしんどかったりします。
 一葉が流行るのは(紙幣発行の)来年ですかねえ。

† 23:54 | トラックバック | Topへ▲ †

 今も友人の同人ゲームのために曲を作っているのですが、ここ数日はオープニングテーマの曲を再アレンジしていました。去年の秋頃に作ってあったのですが、サウンドがちょっとあれかなぁと思い、もう一度骨組みからやりなおそうと、メロディ、裏メロ、ベーストラックを抜き出して、N1のピアノ音色で再生したら....、なんだかすごく良く聴こえて。....これはピアノだけの方が良いかもしれない!とピーンときて、さくさくと作り上げました。ピアノ曲なんて、ぜんぜん知らない&聴かないのに良くできたなぁ、と悦に入っていたのですが.......、その後、こともあろうにベートーヴェンのピアノソナタ「月光」、「悲愴」、「熱情」を聴きたくなってしまい.......、聴いて自滅。悦の余韻もすっかり奪われてしまったのでした......。

 うぅ...、やっぱり凄いよねえ、それにすごく大好きだ。ピアノもそうだけど、交響曲とか....、ああいうの書いた、っていうことが信じられないです。今みたいにシーケンサーとか録音機器などない時代に、自分の演奏のみで作曲しなくちゃいけない、っていうのに......、本当に、すごい。しかもあの技巧。月光の第3楽章の速いフレーズとか.......。

 ......ぜったい人間じゃないぞ、ベートーヴェンは! ベートーヴェンだけでなくモーツァルトやバッハも。あの人達、絶対に魔人だっ!(ぉぃ)ベートーヴェンなんて耳が不自由の状態で.....、考えれば考える程、恐ろしい。十字路で悪魔と契約とかしてなさそうだから、あの能力は真物ってことですねぇ。(ぉぃ)

 いや!、モーツァルトなんかは死後、魔界へ帰ったに違いない。そして今頃ルシフェル相手に聴かせているに違いないっ!(ぉいっ)レクイエムを依頼したのは実はルシフェルのぱしりのメフィストだったんだよ、絶対。「ルシフェルがお前の音楽を聴きたがっているから連れに来たよ....」とか言って...。(ぃぃ加減にしろw)

 そういえば、音楽室の肖像画が怖いとか目が動くとかの定番ネタで、気味悪がられているけど....、あの3人はカッコイイと小学生の頃秘かに思っていたんだけれど。モーツァルトは、絵によってはなんだかなよなよし過ぎな表情で***っぽく見えたりしたのもあったけど、横顔で凛々しい絵を一度見たことがあったなぁ。PCゲーム、三国志Vの陸遜の顔とだぶるんだよ、今思うとそっくりだったねぇ。あれ描いたの絶対モーツァルトのファンだね。美化しすぎだったもの。
....って本人を知らないからわかんないけど。

 今頃生きてたらねえ、モーツァルトなんて、あんな貧乏生活からおさらばできるのになぁ.....。かわいそう。コンサートなんてやったらどこもプラチナチケットだよねぇ。毎日フェラーリで豪遊できるじゃない。バッハは、やっぱりマイバッハを乗り回すんですかねえ。

 ついでに書くと、バッハ没後250年記念だったか、2000年はいろいろあったよねえ。CD20枚組だったっけ(25枚か)、BOXセットとか......。あと万年筆のモンブランから記念モデルが限定で発売されたんだよね。けっこう高い値段だったような...。

 ちょっとググってみよう。
........ねぇ、モーツァルトとショパンのモデルが出てるよ..........。
http://www.montblanc-pens.net/models.htm
ついでのついでに、万年筆のメーカーにクロスっていうのがあるのですが、そこのにラピスラズリの万年筆があるんです......。すごく綺麗な色で......うぅ。.......とまたしてもググってみたら、うぅなんてこと!パーカーからも出てるよ。欲しい.......。って豚に真珠、猫に小判か。

http://www.pen-house.net/pen/cross/796.htm
http://www.pen-house.net/pen/parker/110131_4.htm

† 00:59 | トラックバック | Topへ▲ †

 またしても........、衝撃的な結果になってしまった.....、事件なわけですが、コメントのしようがない......。

......... あの少年は、呪われているよ........。悪魔に取り付かれているかのよう。サドもぶっ飛びのサディスト、ジル・ド・レエのように見えて仕方がない。しかもあの年齢、でだ。........救いようがないのでは?と思ってしまう程の、犯行。.......信じられない。

 つい先日、少年が凶悪事件に関わった件数がここ数年で(いや去年と比べて、だったか)3倍に激増してるとか、発表された矢先の出来事........。事件に関わらず、子供の、マナーやものの考え方その他もろもろ含め、言動にどうも違和感を感じることが多くなった気がしないでもない........。日本の教育に問題がありそうな気さえするのですが........。いや、子供は大人を見て育つとも言うし、もしかしたら子供の言動は内に秘める大人の意識を映し出す鏡なのかもしれない.......なんて思ったり...します。

 ちなみに、今回の事件も含め年々若年化していく、みたいな意見も見受けられたりしますが、実際はそうとも言い切れなかったり。

 以前、ブックマークしていたサイトをご覧になってもらおう、ってあれ閉鎖しちゃってる.....、あれ〜〜〜〜、ググってみよう。.....あ、あったあった。また鬱になりそうなコンテンツですが、こうして見ると、本当、鬱になります.........。

どうすればいいんだ....。

http://kangaeru.s59.xrea.com/

† 00:08 | トラックバック | Topへ▲ †

 ソドムか.........ソドムといえば、堕天使ベリアル。

 ベリアルの強力な魔力によってソドムとゴモラの町は堕落し、神の怒りに触れ滅ぼされた.....という話がありますよね。ベリアルってのは、ルシフェルやベルゼビュートなんかよりずっと悪っぽいような気さえします。
(...というか、ルシフェルやベルゼビュートってそんなに極悪・邪悪って感じでもないような。バールとかは、魔法をしっかり教えてくれそうなおじーさんって気さえするし。)

 ベリアルは、完璧な美貌の持ち主のくせにその心は暗黒よりも暗く邪悪に満ちた悪徳の心なわけで......。しかも、ソドムとゴモラの人々はベリアルの魔力によって、淫蕩にふけり、町中で乱交、まさに背徳の洗礼を全身すみずみまで浴びるかのよう。それで、「ソドムの120日」の意味が納得できる。
 もうなんでもありなのだから。今日存在しうるプレイは全てされつくしているような。具体的にはさすがに省かせていただきますが。w

† 01:14 | トラックバック | Topへ▲ †

 なんとなく今年は、ゴシックに加えて、ルシフェルに嵌まりそうな予感です。
正月は、ゲームのラストバイブル1の曲をコピーするために、プレイしていたのですが、なんというか、改めて自分は悪魔とか堕天使とか好きなんだなあ、と....プレイして実感しました。年末に買った、コラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」もそういうわけなんだと思います。

 悪魔関係は、ルシフェル、ベルゼブブ、バール、メフィスト、ベリアル、アスモデ、アスタロト...などですね。神話が生まれて、人々が話をいろいろ付け加えて、魅力ある悪魔になった、そういう悪魔達の具体的なプロフィールが知りたくていろいろ物色しているわけです。サタンが大好き、なんてことを言い出したら、デモノロジーに傾倒しているヤツ、なんて思われそうなので、ここでは宗教の話や道徳的な話は別、ってことで。召還したり、頼みごとを聞いてもらおうだなんて思ってないので。(おい) 

 自分が感じる、ルシフェル達....。音楽でイメージすると、悲愴感のある重厚なハードロック/ヘヴィメタル、って感じで。邪悪、呪い、破滅、破壊、憎しみ、悲しみ、など、限り無く「負」のイメージがあるわけですよね。しかし、それとともにそれらを何か(作品など)で表現した時に、浮き上がってくる美しさや高貴さを、感じるんです。.........「負」には「負」なりの美しさがあるというか。

 そんなわけで、悪魔が紹介されている本を買ってみました。中でもコラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」は、何世紀も前に書かれたものですが、悪魔辞典では最もスタンダードな本ですよね。あのベルゼブブのイラスト、かなり強力。女神転生のベルゼブブもこれを真似ているのかな...?  ディアブロのバールもここに載っているバールがお手本なのかな。ネコとヒキガエルの頭はなかったけど.....。

 悪魔の紹介以外にもいろいろ載っていておもしろかったです。(史上最狂幼児虐殺将軍ジル・ド・レエが出てくるとは....その割には、時空の旅人サンジェルマン伯爵とか錬金術師パラケルススとか載ってなかったのが少し残念。)ま、他の本に載ってましたが....。ちょっと気になったのは、悪魔の名前が今の一般的な読みと異なるのがあったということです。サキュバスは「スクブス」になっていたし(感じ方がずいぶん変わってしまう気がする) あ、サキュバスのイラストがなかったなぁ、、見たかったのだけど。

 しかし、ルシフェルを気に入ってる自分にとって、あれに載っているルシフェルのイラストには、微妙。なんであんなにカワイイ坊やなんですか! オマケにリボンの付いた赤い半ズボン? そんな〜〜〜〜〜〜。いや、あのクリクリした目のルシフェルもそれなりにいいですけど。なんか、「地獄の辞典」の解釈では、サタンあるいはルシフェルは皇帝ではなく、ベルゼブブになっているみたい。ソロモン王の場合だとルシフェルは皇帝になっているみたいですが。

 でも、自分の持つルシフェルのイメージは、ちょっと他の人と違う印象を持っていると思います。ルシフェル=サタン、という感じじゃなくて、ミカエルと同一人物で、言わばミカエルを「光」たとえるなら、ルシフェルは「闇」みたいな....。まあ要するに「悪」なイメージはほとんどありません。実体のない、もっと根源的な悪のイメージとして、それがたまたま擬人化、あるいはそのままイメージに名称をつけたものがサタン、という捉え方をしています。


 なので、ラストバイブルでの扱いに「悪」のイメージがあんまりなくて個人的に好きでした。戦闘前のセリフも好き。でもLB1のグラフィックはちょっといま1つ。LB2の方がかっこいい。というかLB2の魔獣のグラフィックはどれも良い!あ、そういえばLB2にはメフィストとバアル、ベリアルとか出てこなかった....。ディアブロには出てきてるけど。 ディアブロのバアルとメフィストは怖すぎ。邪悪なオーラがプンプンしてる。だけど(ディアブロに)ルシフェルが出てこないっていうのもうなずける。「悪魔」って感じではないし、邪悪さの中に高貴なイメージがありそうだし。

......そういえばラストバイブル1のルシフェルの曲はすごくカッコよくて大好きです! 前半はマイナーで後半はメジャーに転調するのですが、その辺りもよかった。あたかも光と闇を映し出しているかの様で。ルシフェルって言葉を聞くと、さっきも書きましたが、悲愴的なハードロックっぽさをすごく感じて。それにすごく冷たく感じる。.....もっともルシフェルは氷の牢獄に閉じ込められてるとか、ダンテの「神曲」では描かれているそうですが。

 ルシフェル知るには、やっぱりミルトンの「失楽園」とダンテの「神曲」を読むしかないのですね。どっちも読むのが、辛そう.....。ううっ。。・゚・(ノД`)・゚・。

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