Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。

建築 アーカイブ
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 現地に訪れたレポでもないのに、たかだかビルひとつを紹介するのも気が引けますが、話の流れとお気に入りの建築なので、話のタネにします。


 ブラッドベリ・ビルディングというのは、アメリカにあるクラシックな建物です。映画「ブレードランナー」のロケ地としても使われています。説明するよりも画像を見てもらったほうが話が早いですね。以下のリンク先をご覧になってください。

 
Category:Bradbury Building, Los Angeles - Wikimedia Commonsこのページに紹介されているうち2つの画像のリンク先が以下の2つ。

File:Los Angeles Bradbury Building staircase.jpg - Wikimedia Commons

File:Los Angeles Bradbury Building elevator.jpg - Wikimedia Commons


 吹き抜け、ロートアイアン、クラシカル..........、好きな要素が満載の建築です。このうち「吹き抜け」という構造は物心付くまえから好きでした。あの空間...........見上げれば手には届きそうも無い、まばゆい光が差し込む空間。たとえそれが自宅のたった2階分しかない吹き抜けでも、自分にはひとつの仕掛けに感じました。

 大型の商業建築では吹き抜けは別に珍しくもないですが、このブラッドベリビルの吹き抜けの空間は素敵です。別に近年では高層ビルというわけでもない高さですが、まるで中庭のような吹き抜けに回廊のように配置されている点が開放的です。またロートアイアンの重厚で豪華な装飾の反面、レンガや木材の温かみのある色と質感、それら2つのトーンの組み合わせ、そして階段の踊り場にさりげなく置かれた植物........。近年のモノトーン調でガラス張り、むき出しのコンクリート....それも良いと思います。でも1つくらいはあって欲しいのです、たとえば日本に。

 
 自分が知らないだけかもしれませんが、日本でこういう建築を目にしたことがありません。洋館ならあるでしょう。でもオフィスビルで吹き抜け+回廊状のような建築はあるのでしょうか。たとえば夢の話、こういう建築でマンションがあるならっ住んでみたい。住めばきっと、100年よりも前に建てられたのに、この未来感のある--------何も持ち合わせていなくてもどこからか希望が湧いてきそうな-----------空間に包まれる。


 日本でそれを願うのは無い物ねだりなのかもしれません。地震国の日本では、レンガ造りは危険です。ああ、でも鉄筋鉄骨の骨組みに内装として壁面にレンガを積み上げて、上の階層は木材にすれば可能かも? 回廊状でなくても南面をガラス張りにした吹き抜けのロビーにして、「コ」の字になるようにすればいいか。

 
 ...............あぁぁぁ、もしも建築家だったらなあ..................。今の時代こそ、こういうクラシックな建物が新築されても良いのになあ。大事なのは回帰するのではなくて、「現在の建築技術と融合した」クラシック/レトロスペクティブなもの。


 ガタッ、ちょっと安藤忠雄建築研究所へ弟子入りしてきます。(ぉぃ


† 22:53 | トラックバック | Topへ▲ †

去年辺りから六本木へ行く事が増えました。増えたと言ってもまだ3回ですが。森美術館と国立新美術館へそれぞれ2回行っています。過去にフィリップスコレクション展、ポンピドゥーセンター所蔵作品展、モネ大回顧展、そして昨日はル・コルビュジェ展を見に行ってきました。

 防衛庁跡地を再開発したのが、六本木ヒルズや六本木ミッドタウン、国立新美術館の....あの一円なのですね。確か....国立新美術館内に、戦前の陸軍兵舎の模型がありましたね。そんな急激な開発によりすっかり様変わりしてしまった六本木。六本木ヒルズ、ミッドタウンにはそれぞれたくさんのお店が入っているので、かなーり見て楽しめそうですが、いつも美術館のついてなのでたくさんの時間が割けず急ぎ行脚でしかも「迷いつつ」右往左往しているので、何が何だかいまだに良く分かっていません。.........どなたかにこんなおのぼりさんをガイドして欲しいくらいです。w 

 街以前に交通関係でもあたふたするくらいです。そっちのほうは最近になってだいぶ分かりましたが、以前はけっこうひどかったものです。w それでも群馬から湘南ラインが出ているので、乗り換えせずに直通で新宿、渋谷、恵比寿などには行けるので、地下鉄日比谷線か大江戸線に乗り換えて六本木駅で降りるだけなので、考えてみれば至極簡単なはずなのですが。それはともかく、上野辺りに行くのとは違って若干遠く感じます。赤羽から恵比寿まで40分近くかかってしまうし。ふらっと出かけて見に行く、なんてことができないので、その度に東京に住んでいる人が羨ましく感じます。


MORI ART MUSEUM [ル・コルビュジエ展]
 
 昨日見たコルビュジェ展.........実を言うと弟に連行されて行ってきました。建築が好きで建築関係に携わっている故に見に行くと言い出して、弟には負けるがそれなりに建築が好きなことを知られているのでどうもカモにされたような気もしないです。コルビュジェというと.......ランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共によく近代建築の3大建築家として大変知られている建築家です。コンクリートの打ちっぱなしを多用し、大きく緩やかなスロープ、螺旋階段、大きく広いピロティ、真っ白な外壁、整然と並べられた格子状の窓、屋上庭園......ラ・ロッシュ邸やサヴォア邸、ユニテ・ダビタシオンなどがそうで、一方、直線的ではない有機的なフォルムをまとったロンシャン教会などもまた有名です。そんな数々の建築の模型はもちろんのこと実寸大に再現されたモデルルーム(?)などもあり、建築を手掛ける前から行っていた絵画や彫刻なども多数展示されていました。

 建築家の展覧会なんて面白いのだろうかと見る前は疑問に思っていたのですが、模型と共に、映像による説明なども随所にあって、そんな様々な見せ方でなかなか楽しめました。一番大掛かりだったのが、集合住宅の「ユニテ・ダビタシオン」の1ユニット分の実寸模型。中に入る事が出来、モデルルームの様なものでした。ああいう建築家のマンションなんてすごく住みにくそうだと思っていたのに、実際に入ってみると実に良く作られていて、さほど広くはないけれどそれぞれがうまく機能していて意外でした。あれなら住みたい。

 今回の展示ではとくに説明されていなかったと思うのですが、コルビュジェは若い時に.....30代初めだったと思いますが、網膜剥離で片目を失明しています。絵画なら未だしも、立体的な創造をしなくてはならない建築を隻眼でこなすのは、かなりハンディになると思うのですがどうなのでしょう。このことは最近になって知りました。たしかに丸い黒縁に牛乳瓶の底のようなレンズをはめたメガネを掛けていましたが、片目が見えなかったとは。余談ですが、一時期コルビュジェの弟子として建築に携わっていた、作曲家のクセナキスも内戦で顔面を負傷し片目を失明しています。クセナキスもコルビュジェと同じくけっこう好きなのですが、意外な共通点ですね。頭の下がる思いです。_| ̄|...○ボトッ

 話を戻して、今回のコルビュジェ展ではあちこちにコルビュジェのイスが置かれていたことが嬉しかったです。コルビュジェのイス.....建築同様に有名でテレビや雑誌でもよく見かけますね。LC1、LC2、3、4.......そんな垂涎のイスに座れた、というのが今回の展覧会で得た収穫の1つでもあります。なかなか実物にお目にかかれないし、なにより値段が高いっ!  LC3だったら車が買えそうだもんなあ。LC2とLC3は単に一人掛けか二人掛けの違いだけなのかと思っていたら、座面のクッションの硬さが違っていました。わりと固めなLC3の方が好みでした。あぁ......いいなあ。LC4のラウンジチェアもイームズのそれとは異なり小振りでスマートなラインが素敵でした。弟が話していましたが、なんでも著作権が死後50年経つので失効し、色んなメーカーから発売されそうとのことで、値段もピンキリになりそうなのだとか。.......案の定、弟は狙っているそうです。先日もオリジナルのイームズのシェルチェアを買ったそうだし。...........やっぱりいいよなあ。密かに自分もマッキントッシュ(パソコンのそれではありません。念のため)のハイバックチェアが欲しかったり..........。


 来週で展覧会は終了だとしてもいくら建築界では超有名とはいえ、世間一般的に見たら、こないだまでやっていたモネなんかと比べるとやはりマイナーだろうからそんなに混まないのかな...と思っていました。ほとんど開館と同時に入ったのですが、やはりそれほどの混みではなく、ゆったりと観られました。コルビュジェのイスにも座れたし。ところが見終わって出てみると、チケット売場/入り口付近がすごい混み。早く来て良かった〜。展示方法が絵画とは異なり、映像を見たり、実寸大の部屋の中を順番待ちで見て回ったりするし、また休憩用のイスもコルビュジェのものなので、混み合っているとそれらを堪能するにはえらく時間が掛かってしまいそう。


 見終わった後、ミッドタウンのインテリアのお店を見て回って、へとへとになってようやく帰りの電車に乗れたと思ったら、なんと人身事故で30分も遅れて参りました。都内だったら比較的多いのかもしれませんが高崎線ではめったに起きないはず....なのでびっくりしました。事故が起きた時は桶川あたりで恵比寿から桶川まで1時間、30分停車して....復旧したすこしあとでようやく座れたので、まあ1時間半、立ちっぱなしでした。ああいうときはブーツはきつい.........重いし。でもブーツの方が似合うんだよなあ........。

† 23:22 | トラックバック | Topへ▲ †

 3月に、「財閥豪邸ものがたり」という番組がありました。
簡単な番組説明はこちら。

 三大財閥といえば.........三井、三菱、住友、四大財閥といえば......安田を加えた財閥のことをよく指しますが、番組内では四大財閥の「豪邸」の紹介を交えて、財閥解体に直面した各財閥一族の顛末を追ったものです。

 実はテレビを付けていてたまたま見た番組です。オープニングを見て、これは録っておけばと即時思った番組です。(くやしい...) なにせ紹介する豪邸のうちの1つ、三菱の創設者の邸宅である岩崎邸には以前自分自身訪れたことがあるので。ああいう近代建築には本当に目がないのです。w

 紹介した通り、邸宅の紹介だけではなく財閥解体のいきさつも盛り込んであるので、個人的には邸宅だけを紹介してほしかったな〜とは思いましたが、今までこれといって知らなかった財閥解体の経緯や財閥そのものについて知ることが出来たので、結果としては満足でした。


 紹介された4つの豪邸のうち、とりわけ三井、三菱の財閥の邸宅は、西洋建築を採り入れた「クラシック」な建築でした。三菱財閥のは先述通り見たことがあるからかもしれませんが、三井のそれはそれを上回る位、重厚かつ豪華な造りで、当時の億万長者の威厳が感じられるものでした。(番組紹介に掲載されている写真がそれです) 内装ももちろん紹介されていたのですが、なんとそこにはロダンの彫像やモネやルノワールの絵画が飾られているのです。........最後にちょこっとだけ紹介されていましたが、なんでも現在では会員制のクラブとして使われているそうです。......会員制ね..........年会費とかすごいんだろうな........。場所は今まで知りませんでしたが案外都心のど真ん中にあるんですね。会員制クラブとして運用されているのだから一般公開はしていないってことか。一般公開しているのは三菱と住友だったかな。安田は公開するために現在清掃中だとか。

 三菱の岩崎邸は、上野の池之端にあります。最近耳にした話によれば、ゴスロリの人達が撮影会の場としてよく使っているとか.......。まあゴスロリに関係無くコスプレ関係全般でも使われている様ですが。前にも岩崎邸へ行ったことは、当雑記でもちょこっと書きましたが、撮影自由ですのでそれはもう大量に撮りました。デザインの参考にもなるものが多かったので。とにかく豪奢で重厚な暖炉や、洒落たシャンデリア、当時としては最新であろうバスタブのあるバスルーム..........。
 そうそう、この番組で初めて知ったことなのですが、岩崎邸には地下へと続く階段があって、残念ながら立ち入り禁止なので番組を見るまではその先に何があるか分からなかったのですが、なんと併設されているビリヤード小屋へと続いていたのでした。「撞球場」と書かれていたと思いますが、ビリヤード小屋、確かにありました。。行った時は中には入れないのでガラス越しでしか確認できませんでしたが、台がきちんと今でも残っていたと思います。

 住友は、もともと大阪の豪商でしたので、邸宅もそちらのほうだったと思います。記憶が定かではありませんが、確か和風の屋敷だったような。三井、三菱に比べてしまうと地味な印象になりがちですが、邸宅よりもその広い日本庭園が素敵でした。..........まあ日本庭園といえば、別の番組で以前、日本庭園についての番組を見たことがあるのですが、その時紹介されていたのは、岩崎小弥太。三菱創設者の岩崎弥太郎の息子。たしか小弥太が作らせた庭園だったと思います。........これって一般公開すれば絶対観光地になるはずだと思える程なのに、一般公開はしていません。広大な敷地に、これまた広い池、築山、灯籠............あれは凄まじいですよ。これがかつての個人の庭園だったと思うと。

 安田財閥は、財閥の中でも後発でしたが急成長を遂げた財閥です。でも........邸宅はかなり地味でした。広くて大きいのでしょうが、豪華さは番組からでは感じられませんでした。安田と言うと、寄付した日比谷公会堂や東大の安田講堂とかが思い浮かびますが、個人的には安田講堂を取り上げてくれた方が良かったかな。番組の主旨からは外れてしまうけど。あれは若干ネオゴシック風でもあるから。早稲田大学なんかもそうだけど........。


 番組では紹介されていませんが、もしこれらに加えたいと思う邸宅としては、かつての皇族であった朝香宮の邸宅であり現在は庭園美術館として利用されている建物。朝香宮自身にどうも芸術を見る目があったようで、当時西欧で流行っていたアールヌーヴォー/アールデコに惹かれ、自邸の設計に際して向こうからわざわざ呼び寄せて作らせた程です。その中には、ルネ・ラリックも含まれており、ちょうど今、庭園美術館では普段公開していない部屋も見られる様になっていて、例えばルネ・ラリックが手掛け貴重なたシャンデリアなども見られる様です。...........以前見に行ったプティパレ展が庭園美術館でしたので見たことありますが、本当に素晴らしいですよ。前にも書いたからくどいですが、何と言うか.........成り金的な趣味ではない感じがあります。バスルームの蛇口などの金具も金色ではなくて銀色だったりしますし、バスルームにオイルヒーターなどもさりげなく置いてあったり、庭園を見渡せる様に作られた、書斎、その机がまた素晴らしく、円形でありながら確か回転出来る様な作りだったような。冬期のための「ウインタールーム」も2階に用意されてあって.......つまり温室ですね、白黒のタイルがまたモダンで。各部屋の壁紙模様も、ウイリアム・モリス風の落ち着いた模様で......賞めればきりがない位素敵です。そういえばこの庭園美術館もコスプレさん達の撮影会の御用達だったりしますね。なんか迷惑な気もするけど。


 番組の話に戻して...........、財閥解体の処理をまかされたのが、同じ財閥である澁澤財閥の当主である渋澤敬三でした。(って番宣そのまんまだw) この渋沢敬三、青淵こと渋沢栄一の孫なんですね。埼玉の深谷出身の人。深谷駅にでかでかと「〜生誕の地....」なんて看板があるけど。w ちなみに、サドの翻訳でも知られる、澁澤龍彦も辿るとこの渋沢家の人なのだとか。うぅ話がまた外れた、とにかく財閥出身の人間が自ら財閥を解体することはそうとう辛かったことでしょうね。安田、住友は早くから解体を承諾した様ですが、三井、三菱はかなり最後まで抵抗した様。w  特に岩崎小弥太はブチ切れ。
 というのもその気持ちは分からなくもないです。財閥出身の者は、会社社長などの役職に就くことを禁じられ、同系列の会社に就くことも一切禁止させられたわけです。おまけに一族が所有している株式の全て没収、邸宅も没収。.............ほとんど今で言う自己破産に近い。(同じ様に自己破産すると役職に就けなくなってしまったり様々な制限を受けることになります) 要するに強制的に破産させられて隠居生活を送らされるわけですから、当人達にしてみれば言うまでもなく理不尽な要求でした。でも、当時、日本を占領していたGHQによる命令ですから従わざるを得ないわけです。結果短い期間で財閥解体は終わりましたが、その後の日本の経済復興に伴い、財閥の中の子会社だった会社が集団化することによって、結果、元の財閥にはならなくともその支配的地位を復活させたわけですね。

とはいっても財閥一族達は、いくら子会社が集団化して復興を果したといっても、一族は役職に就けないわけですし邸宅も没収させられたのですから、本当に辛かったでしょうね。現在の当主が番組に出演していました。三井と三菱の当主だったかな.......。別にごく普通のご老人でした。


 財閥っていうか富豪には何度生まれ変わっても縁が無さそうなので、自分にしてみれば( ・x・)フーンって感じですが、邸宅だけは一般公開してほしいぞ。会員制のクラブだなんて..........ねえ。


(2006/9)
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当然、放送されたのは2006年の3月です。
ちなみに書いた時には番組説明があったのですが年が変わったので無くなってます。w

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日本の近代化遺産 オフィシャルサイト

 だいぶ前に見た話題.......と思いきや最近また再放送していたようです。
「日本の近代化遺産」というのをBSフジでやっているのですが、ぜ〜ったい見たかったのが、第7回の「横浜・横須賀」でした。

 もう.....本当に横浜は大好きな街...というより場所かな。ちょうどみなとみらい線の馬車道駅から出て赤レンガ倉庫へ向かい、その辺りから神奈川県庁舎へ向かう辺りまでに見える、クラシックな建物..........。よくいわれる、キング・クイーン・ジャック....すなわち神奈川県庁舎、横浜税関本関庁舎、横浜市開港記念会館。それに加えて、県庁舎と道路の相向かいにある横浜開港資料館、そして先述の赤レンガ倉庫。それに横浜海岸教会。

 なにより素敵なのは、海沿いにあるというのが素敵過ぎる。海も大好きなので、もうツボを押さえられまくったスポットです、横浜は。横浜というよりみなとみらい地区かもしれませんが。あんまり建物が密集していないし、東京みたいに人でいっぱいというわけでもないし。赤レンガ倉庫の脇の公演で海を眺めるのが大好きです。倉庫から横浜税関本関庁舎へ向かう道を歩くのもまた素敵なんですよ。あのイスラム風でアイボリー色の、すらりとした横顔の様な建物は和ませてくれます。また行きたいなー。というより住みたい。毎日の生活が変わっちゃうんじゃないかって思う程、自分には憧れの場所です。


 番組では横須賀もやっていました。横須賀には行ったことがないのですが、番組を見てやはり行きたくなりました。横須賀というと米軍基地がある街ですが、もともと海軍の街でもありましたよね、確か。にもかかwらずどこか穏やかな雰囲気がドライドック脇の公演から感じられました。海っていいなあ.........。横浜や横須賀に住んでる人が羨ましくてしかたないです。本当.....ああいうところに住めるのは幸せなことだと思いますよ。


横浜開港資料館
横浜赤レンガ倉庫


(2006/03,09)

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 気を取り直して別の話題を。

 教会があるということだったので、ゴシックや大聖堂が好きな自分としてはどうしてもチェックしてしまいます。それでいろいろ見てみたのですが、教会とはいってもいわゆるカトリックやプロテスタントなんていうのとは縁がなさそうな、演出用の教会なんですよね、やはり。普段そこでミサなんかが執り行われるなんてことはなさそう。 ですが、意外にもそれなりに凝っていました。..........なんていうと怒られそうですが。

 教会に入ると、既にオルガニストによるオルガンが演奏されていました。教会自体もとりわけ大きいものではないので、パイプ数はそれほどなく、オルガン(コンソール)は2段の鍵盤で、パッと見た目は昔のエレクトーンみたいなコンパクトな感じ。式の開始まで弾かれていたものは、バッハのアリア。「G線上のアリア」でおなじみのあの曲です。曲中けっこう音色変えつつ弾いていました。  また、クワイア(聖歌隊....という規模ではないですが)も居て、5人くらいでしたが、賛美歌を歌っていました。

 一応、ステンドグラスが祭壇部分にあったのですが、これが...........。描かれている人物が全てのっぺらぼう。かなりシンプルなもので、差し込む光は人工による光、つまり照明。誓う場面でいきなりぱーっと光が強く差し込んだりする等、演出がけっこう凝ってました。

 神父さんがきちんといましたが、果して神父なのか牧師なのかは分かりません。神父はカトリック、牧師はプロテスタントの教職名なので......。ちなみに外国人でした。最初に「ボンジュール」なんて言っていたからフランス人? その後はなかなか流暢な日本語で話していたようですが、マイク等がなかったのでよく聞き取れませんでした。


 しかし.....まあこれを言ってしまっては野暮ですが、結婚するときはキリスト教で葬式は仏教、あるいは神道だったりするわけですよね.........。日本くらいですよね、そういう感覚でやっているのは。宗教に身を奉げることも大事だと思いますが、縛られない身でいられるのも世界を見ているとそれも良いなと思ってしまいます。.........ただ敬虔な信者からは冒涜してると思われるのかもしれません。

うぅ、でもそんなこといったら、ミッション系の学校すらも否定する事になっちゃうよねえ。
いやそれよりも一番問題なのは自分かも。十字架やらペンタグラムやらぼこぼことサイトに飾ってたりするし。おまけに幼稚園は聖公会だったし.........。一番おまえがあやしいじゃないか。w

 

 話を戻して..........、実はお祝い金とは別に何か贈ろうかなと思っていたのですが、機会を逃してしまいました。けっこうぴったりなのを見つけたのでいいかな....と思ったのですが。

マリアージュフレール ウエディングコレクション
......でもこれってどっちかっていうと引き出物用かな。というか自分が貰いたい!! 前にも書きましたが、マリアージュフレールは大のお気に入りの紅茶です。味も最高ですがパッケージデザインも最高!  マリアージュなんて本当、婚礼にぴったりな名前ですよね。

 そんなわけで、だいぶキリスト教にどっぷり浸かりました。それのおかげで、最近聴いているのはもっぱらバロック。バッハ、パッヘルベルとか。アリアもカノンも昔から大好きでしたが、ここ最近は永遠と流しています。


パッヘルベルのカノン~バロック・コンサート
これ持ってます。パッヘルベルのカノンとバッハのアリアのほかに、ボッケリーニのメヌエット(聴けばああこれか..と思うはず)も入っています。

パッヘルベルのカノン / オン・パレード
これはすごい......全曲パッヘルベルのカノンだ........。

† 01:02 | トラックバック | Topへ▲ †

 「ストラスブール」
 当て字辞書を日本語入力メソッドに登録してあったせいか、カタカナに変換しようとしたら一発目に出てしまいました。....一瞬「お!」とか思うけど、改めて見ると「夜露死苦」みたいでなんかあれですね.....。

 NHKの今週の世界遺産で取りあげるのは、フランスのストラスブール大聖堂。パリ、アミアン、ランスなどと並ぶ、フランスゴシック建築の1つ。独特の赤みを帯びたその姿は、詩人ポール・クローデルが「アルザス娘のごときバラ色の天使」と謳われたほど。しかし実際は、倒壊の危険があって、内部で巨大なつっかえ棒で支えてあったりと、悲惨な事になっているようです。

 まあそれはともかく、とにかく楽しみです。エクレシアとシナゴーグの像とかも出て来るのかな.........。


NHK 世界遺産の旅 【フランス・ストラスブール】

† 01:17 | トラックバック | Topへ▲ †

 BSフジで放送されている「日本の近代化遺産」を見ました。今回は大阪でした。
.........BSはどうも番組の編成が変則的で定期的でないものがあって、この番組もそうなのです。番組が始まり出してから慌てて見始める....というのが度々あって、今回はほとんど最初から見られたのでまあ良かったのですが、本当は録画したいです。

 とりあえずこのシリーズは、今まで北関東、東京、九州は見ました。(北関東の回は以前ブログに書きました) 途中挟んだCMでDVDの紹介を流していたのですが、7巻も出ているなんて! テレビではその3つを何度も再放送していたので、てっきりこの3つだけのシリーズだったと思い込んでいたのですが..........。もしかして他のも既に放送済みなのかな....? だとしたら不覚。

 今回の大阪........実は個人的なイメージだと大阪っていうと、どうしても「食い倒れ」って感じで、道頓堀とかミナミとか....ああいう町並みのイメージしかなかったので、どんなのが出て来るのか見当が付かなかったのですが..........初めに取り上げられたのはデパートの大丸。心斎橋の店舗でしたが.......なんと建築様式がゴシック式でした。う〜、重厚で貫禄ある建物......屋上の角の装飾がいかにもゴシックって感じで........内装はアールデコ風の装飾が散りばめてあって素敵。エレベーターの装飾がいかしてる! 当時のままなのですが、階数表示が素晴らしくて! 

 他にも、中之島図書館、大阪市中央公会堂.......もう本当に....素晴らしいです。図書館の方は何と言ってもファサードの素晴らしさ。高くそびえる柱と重厚な扉....。公会堂の方は、外観が東京駅風....なんでもクィーンアン様式だとか解説されていた様な......(あとで調べとこう)。内観も素敵で、間仕切りの鉄柵?...の装飾が凄くて、ゴシック大聖堂の内陣と外陣を区切る鉄柵の模様に似ている感じで......あれは個人的にお気に入り。


 そんなわけで、また見てみたいのです。.........有り難い事にDVDで見られるなんて。
買うしかないよね.........。あぁ、横浜・横須賀編のも是非とも見たい!!

日本の近代化遺産

† 00:50 | トラックバック | Topへ▲ †

 去る10月20日に、旧新町屑糸紡績所の一般見学会が開かれていたなんてちっとも知りませんでした。
これはカネボウの新町工場敷地内にある建物で、1877年(明治10年)、官営富岡製糸場(こちらは明治5年)に次いで建てられました。.........維新からわずか10年後に出来た建物が、こんな小さな町に今でも現存しているのが不思議なくらいです。

 今回の見学会には参加できませんでしたが、実は小学生の頃、社会科の授業でカネボウへ工場見学しにいったことがあります。倉庫や、その他の古い施設なども見させてもらいました。.........レンガ倉庫だけは今でも記憶に残っています。本当に、横浜の赤レンガ倉庫なんかとは比べ物にならない程小さなものです。それでも古びたレンガを間近で見て、歴史の重みを感じ取ったものです。

 レトロなレンガ造りの倉庫が、国道からちょこっと覗けるくらいで、他は工場敷地内に入らなければ見られないと思うので、存在感があまりなく、今まで半ば放置されてきた感じもあると思います。規模で言えば断然、富岡製糸場の方が大きいですし歴史にも名を残しています。その点、新町の方は、屑糸を紡績する施設だし、規模も小さいものです。

 そんな折り、富岡製糸場の施設を、世界遺産に登録させようとする動きが近年起こり始め、しかも県レベルでいろいろと取り組みを行っている様です。.........詳細は知りませんが、どうやら富岡製糸場と共に世界遺産に登録させたいようです。

 個人的に言わせてもらうと..........、世界遺産の登録に捕われ過ぎている様な気がします。歴史的価値があるのは分かります。けれども、県民のため....というよりも名目のため.....の方がずっと大事、のように思えてしまうのです。県が制作したPRビデオを見た事あるのですが、それを見るとほんとううんざりしてしまいます。兎にも角にも世界遺産にふさわしい...みたいな内容で、肝心の施設の魅力がちっとも伝わってこなかったのです。 それに対して.....偶然見たのですが、BSフジだったと思いますが、日本の近代建築の番組があって、東京、北九州、北関東、の3回を見たのですが、その内、北関東の回は、実際はすべて群馬県内にある建造物で、富岡製糸場、旧丸山変電所、碓氷峠のめがね橋、碓氷社、などなど、同じ30分間なのに、すごく内容が充実していて嬉しかったんです。

 歴史的価値などから見て、おそらく横浜の赤レンガ倉庫のように、テナントを入れて、テーマパークのようにすることは難しいのでしょう。...........でも、そこを何とか良いアイデアで、皆に親しまれる様な形で公開してほしいのです。横浜の赤レンガ倉庫はまさにそういう施設となって活躍しているのを目にしたので、嫉妬しているのです。こっちにだって素敵な倉庫があるのに放置されたままなんだもの。


 こんなことは言いたくはないのですが、現在の県の財政はだいぶ酷い状態です。にも関わらず、館林美術館、昆虫の森、などなど、どう考えたって大赤字なのは分かりきっているのに、それを財政難にも関わらず次から次へと作ってしまうのには呆れています。(議会も呆れているらしいですが) 第一、副知事が居ない状態がもう数年も続いている事自体、異常です。イエスマンばかり周りに従え我がまましたい放題.......。誰の何の事を言っているかおそらく分かると思いますが、今の群馬県はそういう状態です。今回の件だってだいたいそんなところでしょう。


 今後どうなるかは分かりません。所有者であるカネボウも経営状態が良くないですし、新町工場ももしかしたら売却...だなんてことも起こりうるかもしれないし...........、何とか良い方へ向かってくれれば良いのですが.............。


 ぐぐってみたらこんな動画が!
http://www2.g-tak.gsn.ed.jp/es/sougou/sonota/tetsudou/tetsudou1.html
..........なんか古そうだけどいつのなんだろう。ちょこっとレンガ倉庫が映っています。

ちなみにBSフジで放送した番組、DVDになっているようです。
http://www.dvd.netyokocho.jp/catalog/KKCS-7/

† 23:05 | トラックバック | Topへ▲ †

 先々週の「美の巨人たち」では、天才技師ギュスターヴ・エッフェルによるエッフェル塔を1時間スペシャルで取り上げていました。......もう感激です!  というのも、あのエッフェル塔、実はフランスにおけるゴシックリヴァイヴァルの具体化として傑作の建築だからです。

 ゴシックという文化は、12世紀あたりから14世紀辺りに最も栄えた文化ですが、その後ルネサンスに移り変わりゴシックは衰退していくのですが、1750年、イギリスのストロベリー・ヒルにゴシック風の館が建てられたのを機に、徐々にフランスやドイツなどで、再びゴシックが持てはやされる様になるんです。これをゴシックの復興ということで、「ゴシック・リヴァイヴァル」と呼ばれたりします。

 フランスのゴシックリヴァイバルに貢献した人物と言えば、やはり「ヴィオレ・ル・デュック」でしょう。この人物は、パリ大聖堂(ノートルダム大聖堂)のステンドグラスの修復など行ったのですが、彼は単にかつてのゴシックの模倣に止まる様な事はせず、当時のゴシックの理念を継承し新たに建造する事が目的だった様です。

 産業革命と共に現れた新たな建材である、鉄、ガラス、コンクリートの中の、最も力学の構造が鮮明に現れる鉄を、ヴィオレ・ル・デュックは特に注目していました。エッフェエル塔の設計はエッフェル......だと思っていたのですが、厳密に言うと彼ではないそうです。エッフェルの建設会社に勤めていた社員二人によるアイデアとその社員の上司である建築家のステファン・ソヴェストルが手直しして作られたものなのだそうです。このステファン・ソヴェストルという建築家は、ヴィオレ・ル・デュックの理念を継承する建築家グループに加わり、1878年のパリ万博で、鉄骨による建築物を展示していた人物でもあるそうです。

 まあ、そんなうんちくは抜きにして、エッフェル塔は緩やかな曲線とは裏腹に内部に張り巡られた無数の鉄のフレームの組み合わせが何とも言えないかっこよさ! 鉄材を留めるリベットがあたかも中世ゴシック大聖堂の表面を飾る突起物で、無数のフレームがリヴ・ヴォールトのように思い起こさせてくれたりして、ホント、ゴシックリヴァイヴァルの化身って感じがします。東京タワーと同じ様なものかと思っていたのですが、構造が違う感じ。それにフレームのデザインも異なるし、なにより色が違う! くすんだ赤茶色というか焦げ茶色というか.....ダークな色彩が、これまた(^∀^)イイ


 番組内では、特にゴシックリヴァイヴァルやヴィオレ・ル・デュックうんぬんの話は出てこなかったのですが、代わりに知らないネタを拝められたので満足です。(^∀^)

あとのネタはこちらでどうぞ。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/050319.htm


 余談ですが、先週は、大好きなロートレックでした。最近の「美の巨人たち」は知らないものが多く個人的な好みではないものが多かったので少し退屈だったのですが、2週続けて大満足!!! (^∀^)

† 23:14 | トラックバック | Topへ▲ †

 建築家の丹下健三、亡くなられましたね。年齢が年齢だけに心配していたのですが........。それでも、割と最近まで精力的に仕事をこなしていたそうですから、凄いです。戦後の日本の高度成長と共に、またそれを支えながら建築に携わってこられたのですから、本当に残念です。

 都庁やフジテレビ社屋辺りが近年手掛けたもののなかでは有名ですが、やっぱり何だかんだ言っても他にああいう設計をした人はいないし、偉大な人だったのだと改めて感じさせられます。都庁のツインタワーなんて、その後真似られたりする程だったようですし。......そういえば、その都庁のツインタワーって、ゴシック建築の大聖堂からヒントを得たとかどうとか聞いた事があるのですが、これって本当?  けっこう気になる.......。

 そう......恐縮ですが、この方の手掛けた建築って、実はあまり知らないんです(安藤忠雄とかだったらけっこう知っているのですが。)........。東京オリンピックの際に建てられた、代々木国立競技場とか、東京カテドラルとか......あとは、横浜美術館......くらい。そういえば葬儀は東京カテドラルで行われたんでしたっけ.........。東京カテドラルの建物は、本当、目につきますよね。初めて見た時、電車乗ってて窓から見えた時、うわっって感じでインパクトありましたもの。余談ですが、あそこには、ミケランジェロ作の(サンピエトロ大聖堂の)ピエタと同じ原寸大のレプリカがあるんですよね。原寸大.....いつかお目にかかりたいものです。

  なんとなく1つの時代が終わった様な、気がします。 ずっと今まで大きな存在であった人がいなくなりそこがぽっかり空いてしまった様に思えます。.......もしもいなかったら他に代わる人がいたとは......思えないので。

 ともかくこの方の手掛けた建築についてもう少し調べてみようと思います。

† 23:01 | トラックバック | Topへ▲ †

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050105k0000m040091000c.html

.......うわーん.....。・゚・(ノД`)・゚・
いつかそこに行って、ゴシックの夢を績ぎたかったのに........。

有名な建築家、J.H.モーガンが設計したゴシック建築様式の教会「横浜山手聖公会」が火災により焼失してしまいました。.......原因は何なんだよ.......放火だったら許さん! 犯人出てこい! (゚д゚#)ゴルァ

.......って新しく入ったニュース見たら、放火じゃないか!!! 

また1つ素敵な建築が灰になってしまいました。個人的に好きな建物だったのですごく悲しいです。 古い建築物を残していくというのは難しいことなんですね。改めてそう思い知らされました。・゚・(ノД`)ヽ(゚д゚)ヨチヨチ

 以前にも書きましたが、(おそらく)B'zの「IN THE LIFE」のブックレット内にも写っている教会です。......ゴシック様式といっても、パリ大聖堂などとは違い、規模も小さいし、フライングバットレスやリヴ・ヴォールトがあるわけではありませんが、装飾や雰囲気は部分的にゴシックです。やっとどこの教会か分かって今度横浜に行った時には是非寄ろうと思っていたのに...........。でも、同じく好きな「横浜海岸教会」は未だ健在だ。こんなことを言うのも申し訳ないですが、もしもの時のために......早めに見に行っておいた方がいいのでしょうか。

 ゴシック建築と言えば、前々から気付いていたのですが、日本の近代建築(ここで言う近代とは明治から戦前まで)には、ゴシックの特徴を部分的に取り入れた建築がなかなかあるようです。ゴシックのみならず、ロマネスク、ビザンティン、ルネサンス...などをちゃんぽんにしたのがよく目につきます。とりあえず良さそうなところを取り入れちゃえ....というような感じだったのでしょうか.....? 

 それで、とりわけ意外な建築にゴシックぽさを見つけたのが、大学の建物です。東京大学の安田講堂や、早稲田大学辺りの建物はゴシックぽいと思ったのですがいかがでしょうか。どちらもゴシック大聖堂の鐘楼を思わせる様な高く伸びた作りですし、早稲田なんかは、尖頭アーチがあったり、ゴシック調と言えばこれ、っていう、あの、円を4つ、菱形の頂点に当てはめた四葉のクローバーみたいな穴の開いた装飾なんかも見かけた様な......。テレビ等でしか見た事無いので確信は持てないのですが、かなりのゴシック率だと思いました。........学生が羨ましいです。あんな素敵な建物を身近に過ごせるなんて。
 大学以外だと、現在の東京国立近代美術館の工芸館(旧近衛師団司令部庁舎)にもそういう装飾がちょこっとあったのに気付きました。(写真に撮ってあるのでいずれ掲載する予定) あそこの庁舎は面白くて、ゴシックというよりも悪魔っぽいんです。五芒星(ペンタクル)の装飾がちらほらあったりします。近衛師団、五芒星、帝都..............帝都大戦を彷彿とさせる感じが.....個人的にツボ。.......ガーゴイルとかバフォメットとかの置物が欲しいね、あそこは。w  案外、黒魔術師でも居て、クロウリー直系の強力な魔力で敵国にダメージを与えようとしていたんじゃないかと思ってしまう......。そういえば江戸幕府も.....徳川家康には金地院崇伝とか、側近に名高い僧侶が数人居て、豊臣家を亡ぼすために色々と画策していたようだし.......案外あり得るかも。(ぉぃ)

 ん、近衛師団司令部庁舎は、皇居からすぐ近くのところだから.......................................もしかして皇居はルシフェルの城=ルシフェリウムだったとか!? バールが魔界最高司令官/元帥だったし、アスタロトとベリアルが左大臣(占星術師)/右大臣(参謀)でしょ、メフィストが宰相で、バール陸戦隊、ベリアル竜騎兵団とか......となると帝都はパンデモニウム(伏魔殿)ってことに...........。
(.....また危ないネタを....というかもうゴシックとは関係ない話へ......)

† 19:20 | トラックバック | Topへ▲ †

 少し前の話なのですが、先月(vol.54)のCasa、何気なく本屋でぱらぱらとめくっていたら二人の建築家の特集が組まれていたので、買ってしまいました。(ニッポンのモダニズム建築100というタイトルにも惹かれましたが)

 この二人は共に建築家なのですが、共通するものは、群馬県だということです。それぞれふたりを群馬に引き寄せたのもまた同一人物、井上房一朗でした。房一朗は、当時、建設会社の井上工業(高崎の白衣観音像を建てた会社として有名)の社長の息子であり、芸術への造詣が深く、芸術家のパトロンでもありました。高崎市に群馬音楽センターという施設がありますが、レーモンドが手掛けた中で最高傑作とも言われています。戦後直後の貧しい時代に、房一朗は「人々の心に灯火を」と、群馬にオーケストラを結成させました。そして、演奏する場の設計をレーモンドに委ねたのです。コンクリート折板構造といって、V字型のような形の中にいくつもの襞の様にコンクリートの壁を形成しています。今まで何度かそこへ行った事がありますが、建物には目を向けていませんでしたので、あまり記憶にありませんでした。内部の写真が掲載されていましたが、改めてみるとその蛇腹のような構造が舞台から客席へ広がっていく様は素晴らしいです。レーモンドは他にも房一朗の邸宅をも手掛けています。(井上房一朗亭 現在は高崎哲学堂の名称)最近になって一般公開されるようになったらしいのですが、是非とも見てみたいものです。意外な事に高崎駅からすぐのところにあるんですよね......。
 ブルーノ・タウトは、桂離宮や飛騨白川の合掌造りの素晴らしさを世界へ紹介した建築家としても有名ですが、この人、実は一時期、群馬の少林山達磨寺「洗心亭」に住んでいた事があるのです。房一朗によって工芸品のデザインをまかされ、それらは軽井沢と銀座に井上の持つ店「ミラテス」で売られていたのだそうです。タウトの名こそ有名ですが、日本で手掛けたのはたった2つなんですね。しかも現在拝めるのはたった1つ、熱海の日向別邸のみ。

 .......群馬県民でもなかなか知る人はいないのかもしれないですが、群馬県にゆかりのある二人の建築家、なんとなく県民として自慢したくなる話です。


 もうひとつの特集(こちらがメインですが)、日本のモダニズム建築を紹介していたのですが、こうしてみると、全国各所に素晴らしい建築が今も静かに構えているのですね。そんな建築達が、取り壊しの危機に遭っているそうです。老朽化や維持費、諸々の事情によりこれまでにも素晴らしい建築が消えていきました。仕方無いといえばそうなのですが、できるだけ残していってもらいたいものです。個人的に明治以降の近代建築はとりわけ好きなので、こういう話は哀しいです。まあ逆の考えでいけば、破壊と創造の繰り返しが行なわれているからこそ、文化の発展があるのだとも言えそうですが。

 ........ちなみに家で読み初めて気付いたのですが、........あゆが載ってました。丹下健三が手掛けた、国立代々木競技場に対して愛着があるそうで、短いインタビュー(というよりQandA形式)でしたが、まさかCasaで見かけるとは思っていませんでした。そういえば表紙の人物もどこかでみたような顔だと思っていたら、やっぱりあゆでした。むむむ......ヴィトンのコート羽織ってる...\980,000.....? ベルトだけで\280,000?.....うわあ。 そういえば少し前にまたルイヴィトンのお店がオープンしたそうですが、やはり手掛けたのは青木淳なのでしょうか.....そっちのほうが気になる....。とはいえ、誌面に載っていた鋲がびっちり打ち付けられた少し暗めのトーンの重厚なトランクケースは素敵でした。
 今月のCasaは安藤忠雄か.......また買ってしまいそうです。あの人大好きだから。

BRUTUS ONLINE [カーサブルータス]
BRUTUS ONLINE [カーサ ブルータス]vol.54 特別号 Bilingual Issue

ブルーノ・タウトについて
井上房一郎について

† 22:09 | トラックバック | Topへ▲ †

la cathedrale Notre-Dame de Paris...
去年か、一昨年辺りに買った「図説 大聖堂物語」という本を買って以来、ますますゴシックに狂っています。もちろん、ゴシック建築のゴシックです。.....とりわけ、ゴシック中のゴシックである、フランス・ゴシックがとても大好きです。

 初期フランスゴシックの傑作である、パリ大聖堂(一般的に呼ばれるノートルダム大聖堂)は、この上なく最高に好きなゴシック建築です。ノートル・ダムとは聖母のことを意味し、つまり、ノートルダム大聖堂というのは聖母に捧げ、聖母を守護聖人とする教会のことを言います。ですから、パリ大聖堂以外にもノートルダムと呼ばれる大聖堂はいくつもあるわけです。地元の人々は、その大聖堂をノートルダムと呼ぶのが慣例なのだそうです。つまり、他の、例えばフランスゴシックの後期傑作のアミアンやランスもノートルダム大聖堂なわけです。

 アミアンやランスは、フランスゴシックでも後期なので、その高さもパリ大聖堂よりも遥かに高く巨大な大聖堂です。もちろんどちらも大好きですが、やはりパリ大聖堂が一番好みです。

 パリ大聖堂といえば、おそらくエッフェル塔などと同じく超有名建築物なので、ご存知の方もたくさんいると思います。よく写真などで西正面のツインタワーのようになっているものを見たことがあると思いますが、個人的にはその反対側、つまり内陣を囲む方の姿も大好きなんです。内陣を囲むフライングバットレスが、他のゴシック建築よりも、とても長く複雑な石材フレームを組んだかの様な姿が好きです。あれほどまでに長いフライングバットレスになっているのは、側廊が通常、身廊を挟み左右1つずつなのであるのに対し、パリ大聖堂のものは2つずつになっているからです。それゆえ9000人をも越える収容数なのです。(5廊式バシリカ形式)

 内部のアカンサスをモチーフにした柱頭を初め、ゴシック建築の特徴である、尖頭アーチも、フランスゴシックのものが、やはり好みです。装飾も他の国のゴシック建築の大聖堂のものと比べると、割とすっきりしていて、形もオーソリティだけあって奇を衒わない形のような気がします。パリ大聖堂の尖頭アーチは、後期のものと比べるとそれほど鋭角的ではない感じがします。高さも関係しているのでしょうが。

 また、プラン(平面図)も見ると、その筋の通ったシンプルな姿に驚かされます。後期フランスゴシックになると、内陣の周囲にある放射状祭室などがあり、わりとでこぼこ感があるのですが、パリ大聖堂にはそれがなく、外陣側の側祭室の延長になっており、非常にすっきりした造りになっています。

 あとはやはり彫刻。パリを見下ろす様に、大聖堂を護るかの様に腰掛けている、ガーゴイルを初め、袖廊にある、聖ドニ像と聖母像、祭壇にはピエタにその左右にルイ14、13世がそれぞれ跪いています。あと、北側の側廊に聖ジャンヌダルクの像もあったはず....。


.......一度もそこへ行ったこともないくせに、さも行ってきたかの様な素振りが出来てしまう程、詳しくなってしまいました.....。まあ、ゴシック建築に関する本はいくつか持っていますし、ネットでパリ大聖堂を検索しまくりましたから。


 それでもまだまだ物足りないです。(かなり重症)本当は洋書で1冊丸ごとパリ大聖堂の本があって、写真も豊富なものらしく、有名らしいのですが、それを買おうかなと前々から思っているのですが.......高いんだ。値段が。モローの画集も欲しいし....合わせると\20,000也。 ま、でも必ず買う運命でしょう。


 近いうちに始めようと思っているクレイシルバー(銀粘土)で作るアクセサリーもおそらくこのフランスゴシックから影響を受けまくると思います。それにデモーニッシュな雰囲気を少し加えると......「デモネスク」が出来上がると、この逝かれた脳味噌で妄想しているのですが...果して。

 今も、この逝かれた脳を巣窟にする天使と悪魔がそう囁くのです。(ぉぃ)
「はやく具体化しろよ、ぼけ」って。
「いつまでとろとろやってんだよ、ばか」って。


でも、そう囁く暇があるなら、マックの前に現れて作業を手伝ってほしいぞ。ちっ..、また週末、十字路へ行って悪魔と契約してくるか.....。(「また」?)

(ぉぃ...癲狂院逝きだぞ)

† 22:48 | トラックバック | Topへ▲ †

 ....ええと、.....誰もそう認識してはいないとは思いますが、一応。
トップページにピエタを持ってきたり、Crucifix、Resurrection...といろいろ思わせぶりなことをやっていますが、べつにクリスチャンではありません。至って普通に無宗教です。....しかし、トップページにあのピエタを鎮座させていると、もしかしたら人によっては、ここはクリスチャンのサイトかもしれない.....なんて思われてしまうかな.....って。一般の無宗教の人なら、まあ誤解されてもそれほど問題でもないですが、クリスチャンの方がこれを見たらどう思われるか....のほうが気になります......。もし、何か誤解させてしまっていたらごめんなさい。ノートルダム大聖堂も(ミケランジェロの)ピエタも、建築や美術として単純に好きなだけなんです.....。好きと言っても狂う程好きですが。w

......とか何とか言っても、実は通った幼稚園は聖公会の幼稚園だったりします。聖公会というのはキリスト教のプロテスタントの中道をとる教会だそうですが、町内にその教会もあります。こんな小さな町なのにカトリックの教会もあったりします。    
 そんなわけで、当時は、よく「アーメン」していました。w 神の御加護がありますように、ってね。先生から聖書の話を聞かされたりとかは日常茶飯事だったような気もする....。卒園制作がノアの方舟とか、劇もキリストの生誕だったし。ベツレヘムの馬小屋で生まれる...って話。ちなみに自分の役は東方三博士の一人でした......。
 卒園してからは、全く縁がないし、聖書の話もすっかり忘れてしまったけれど.......。しかし、何で聖公会の幼稚園に入園させたか謎です。もちろん家族全員無宗教だし......。

 でも、聖公会の幼稚園に通ったことがありながら、実は聖公会のことを今日まで全く知らなかったんです。で、いろいろググって調べていたのですが、ここで偶然にも別の探し物が見つかりました。ネットで探し物をしていてそれとは別の探し物にありつく、というのは度々あって、これこそネットの恩恵の1つだなあとしみじみ感じています。それで、見つかった探し物というのはですね、B'zの「IN THE LIFE」というアルバムのブックレット内に掲載されている写真に、稲葉さんが西洋建築風のファサードの階段に座っている...というのがあるんです。他にも同じ建物だとおぼしき違うアングルでの写真もあったりして.....それらを見る限りでは、どうも教会の建物のようなのです。このアルバムのブックレットの写真は松本さんは上野方面、稲葉さんは横浜方面だということは知っていたので、たぶん横浜のどこかにある教会なのだろうとは思っていましたが、具体的には分かりませんでしたし、どうしても知りたい、という程でもなかったので、それっきりでした......。

 それが今回、ググっていて偶然にもその教会の写真を見つけることができまして......、おそらく、「横浜山手聖公会」(横浜クライストチャーチ)だと思います。
ttp://maskweb.s22.xrea.com/architecture/b_yokohamaskk_1_0.html
さすがにネット上にB'zのブックレットの写真を載せるわけにはいかないので、CD(初回限定版のブックレットも見ないとわからないかも)をお持ちでない方には、見比べることはできませんが...。まず間違いないと思います。ただ、座っている写真の扉はファサードのそれではない感じ。同じ扉のデザインではありますが、上に廂がついてそうなので.....。

 地図で調べたら.....山手ですか......。どのみち見つけられなかったか.....。こないだ(とはいっても3月の話ですが)行ったときは、日本大通り辺りまでしか行っていないので....、大さんふ頭くらいが精一杯だったから.....。帰りに見えた教会がもしかしたら....写真の教会かな、なんて思ったけどやっぱり違ってたか......。それは横浜海岸教会ですね.......。いや、どっちかっていったらこっちの方が好みだ。異常なまでに縦に長い窓と清楚な白色の壁が....萌えだよ。ttp://maskweb.s22.xrea.com/architecture/b_yoko-kaigan_0_1.html

.....................ぅぅぅ......調べれば調べる程、横浜にハマってしまいそうだよ.......。どうしよぅ。

† 22:57 | トラックバック | Topへ▲ †

 新しいマックにしてからというもの、CDを次々とAAC(アップル独自の音楽ファイル)にして、i Tunesにストックしていっているのですが、これって本当に素晴らしい!今まで使っていたマックのCDドライブは読み込み専用で、後から買った外付けCD-R/RWドライブも動作不安定で、CDをMP3にパソコンへ変換しジュークボックスの様にする....なんてことは出来なかったので、悔しい思いをしていたものです。いちいちCDを取り換える手間もないし、本当に便利!.....だから特に恩恵を感じるのが、シングルCDの曲を聴く時。8cmシングルCDのことです。あれって(カラオケとかインストを除くと)大抵2曲しか入っていないから、その収録曲だけをちょこっと聴きたいっていうときでもわざわざCD取り出さなくてはいけない.....。しかもシングルCDは、CDラックの棚の奥の方にしまってあるので、取り出すのが面倒くさい......。なので、ここ数年ほとんど聴くことがありませんでした。それが新Mac& i Tunesのお陰で.......、いつでも聴きたい時に聴けます。

 入れたシングルCDのほとんどはB'zなのですが、ほとんど聴いていなかったこともあって、すごく新鮮に聞こえました。昔の古いカップリング曲なんて、すっかり忘れていました。「GO-GO-GIRLS」(「Alone」のカップリングです)とかですね....あれはけっこう好きだったな。なんとなく「Lady-Go-Round」に似てますよね。作りが。「Round-Round-Round...」ってフレーズのところが「GO-GO-GIRLS」ではサビになっている感じ、というか。シンセのシーケンスフレーズとかギターのオブリが好き。女言葉で歌う稲葉さんも....なかなか乙かもしれない。w 「Easy Come Easy Go!」のカップリングの「Go! Nude! Go!」なんて完全に忘れてました....。これ、ご本人達も忘れてる様な気がする......。歌詞/曲ともになんだか少々槍投げ状態っていうか。 

 とはいえ、B'zのカップリングには良い曲が多いのも事実。「Pleasure'91」(「LADY NAVIGATION」のc/w)とか、「TIME」(「BLOWIN'」のc/w)、「恋心」(「ZERO」のc/w)、「KARA・KARA」(「裸足の女神」のc/w).....とか。あと、「Mannequin Village」(「Don't Leave Me」のc/w)なんかも好きかな...。「TIME」のイントロのギターのアルペジオはよく練習したよ...。"♪〜何もない午後の入り江〜"....ってどんな感じなのかな....。内陸の田舎者にはわからない....。あの歌詞は好きです。いや、知っている曲の歌詞のほとんどは好きです。(最近のは知らないので分かりませんが) 

 そういえば、稲葉さんは、岡山県生まれで、その後横浜に住んでいたことがあったんだっけ...? それと関係あるかわかりませんが、海辺が歌詞の内容に出てくることがちらほらあったりしますよね。
 海ね〜、いいよねぇ。横浜なんかはこないだ初めて行ったけれど、あそこは最高でした。出来るなら...住んでみたい位。居留地だったっていうのもあるかもしれないですが、古い西洋風の建物もあちこちにあって、それでいて古臭くなくて....、いいなぁ、横浜にお住まいの人達は。羨ましいぞ。群馬なんて...、山でしょ、で、また山でしょ...で、やっぱり山だ。(おまけにこのご時世に賊が出没する始末。山から一人残らず引きずり出して、地獄の業火に投げ込みたい者どもだ...。)・゚・(ノД`)・゚・ それはともかく、古い建物は壊しちゃうし、県庁舎なんかいい例だよ。あんな下品なピンク色のビルの庁舎を建てるし...。古い庁舎はファサードとその周り位を残して壊しちゃうし...。通称「キング」の神奈川県庁舎程ではないけれど、重厚な作りで姿はけっこう似ていた気がする。好きだったのに。よい建物だったのだけれど。その点、神奈川県庁舎は、きちんと残しているのに...。この違いは一体.......。
 そういえば前に書いた、カネボウの赤煉瓦倉庫、なんだかこないだ国道通ったら見えなかった。....取り壊しちゃったのかな....。だとしたら、非常に残念です...。 まぁ、群馬にも良いところはあるだろうけど、個人的には山より海の方が好きなんだよっ。 *後日確認出来ました。現在も健在の様です。


 話は戻して......、本当はね、書きたかったことは........。
昨日の出来事。そう、あの出来事。

 お互い友達だったのでしょう? 何故、あんなことにならなくてはいけなかったのかな...って、自分には到底理解し難いことです。なぜそう思うかって? 自分には友達がいなかったから...。そういえばB'zの「ミエナイチカラ」って曲が大好きなのですが、歌詞の、ある部分がすごく泣けてしまうのです......。「♪愛する友の言葉を僕は忘れない」っていう部分です。ときどき考えてみたりするけれど...分からないのです。....友達がいなかったから..........。自分だけ、一人で浮いて置いてかれて......からかわれたりいじめられたり........。成人式には、けろっと何もなかったような素振りをしていたけれど、昔、お前達がした仕打ちを忘れやしないよ。今でも時々悪い夢に出てくるんだよ、お前達が。(もっとも、自分にも問題があったのも事実。ねくらで嫌なヤツだったから、そのような扱いを受けるのも仕方なかったのかもしれない、とも思うけれど) ...でも助けてくれる友達も、かばってくれる友達もいなかった.....。みんな遠くへ行って憧れの人はみないなくなってしまう。

 だから、大事な友達は.......、振り返れば人生においてかげないのない存在に違いないはず.....だと、思うのです。

 「愛する友の言葉」か......、一度、どんなものか聞いてみたかったなあ。そんな風に嘆くヤツが居るというのに....あんまりだよ...。


 残った加害者には、もう愛する友の言葉は永遠に聞けないんだよ....。
あまりにも哀しいことです........。

† 22:18 | トラックバック | Topへ▲ †

 今回、初めて横浜へ行きました。
群馬から横浜までは遠いと思っていましたが、意外にそれほどでもなくて楽でした。昔は鉄道は、必ず路線内でしか走ってくれませんでしたが、今は割とシームレスに走っているようですね。宇都宮線の方から横浜方面で直通で行くダイヤがあり、赤羽でその列車へ乗り換え、そのまま横浜まであまり止まらずに行くことができました。だいたい片道2時間ほどか。昔よく東京へ通っていたので、そのくらいならあまり苦痛ではありません。

 で、横浜駅からは京浜東北線で桜木町まで行ってもよいのですが、偶然にも2/1は、「みなとみらい線」の開通日で、それに乗ることができました。新しい地下鉄の路線ですが、何やらその名の通り、みなとみらい近辺を通って、元町、中華街へ行けるようですね。みなとみらい駅で降りたのですが、地下鉄ホームがかっこよかった! 大きな円筒形の空間で、側面に映像が映し出されていて、すごく筋未来的なデザインで...うむぅ、群馬にいると、どんどん時代遅れになってしまうなーとちょっと悔しい気持ちに...。
 横浜駅のみなとみらい線の切符売り場がすごいことになってました。ちなみにホームでマイクを掲げて何かを録音していた人がちらほらいました。あれって、アナウンスやベルを録音していたようだけど..........もしかしてマニアの方、でしたか。車内でも写真撮りまくってる人とかいたし..........開通初日ってそういうことですか。

img 魁夷展を見終わった後、ご飯を食べたらもう4時を回っていたので、ちかくのドックガーデン(左写真)を見て......帰ってきました。ドックガーデンというのは、ランドマークタワー(写真奥のビル)を建設するにあたって、それまでドックとして使われていたところを修復/改装してリニューアルしたもののようで(壁の向こうは飲食店が地下までずらっ。)、これがかっこいい! こうしてみると、なんだかコロッセオみたいにも見えますね。すかさず写真に撮っておきました。あとで3DCGやデザインのテクスチャに使えそうな質感だったので。

 本当はいろいろなところを見て回りたかったのですが、時間があまりなくて......残念。赤レンガ倉庫へ行ってみたかったのですが。うちの町にも赤レンガ倉庫ありますが、規模はそれよりもだいぶ大きいようなので、しかも明治期の建物というなら絶対見たい!(.....とはいっても震災で新しくなってしまっているのだろうけど。)


 ちなみにそのわが町の赤レンガ倉庫は、官営新町屑糸紡績所の倉庫として使われていました。作られたのが1872(明治5)年というから横浜赤レンガよりはずっと歴史は古い!(横浜赤レンガは1911年) それの視察の為に明治天皇がお泊りになられた建物も残っています。ちなみに現在はカネボウの工場となっています。国道17号からでもちょこっと見えます。昔、小学生の時に社会の授業で見学へ行ったなあ。中へ入らせてくれて、ね。

 話はずれてレンガねただと、やっぱり東京駅と深谷駅。確か深谷出身の渋沢栄一が深谷で作られる赤レンガを激しく勧めて東京駅に使われたんでしたっけ。そんなわけで深谷駅も赤レンガの建物になっていますね。(*゚ー゚)b 新町の赤レンガ倉庫もなんかやってくれないかなあ。ライブハウスとかどう? ガレージロックとかばっちりじゃん!(そのまんまか。w) 駅からも近いし、意外に名所になりそうな気も。


 しかし、ベイエリアっていうのは、本当に大好きです。.....だって群馬にないもん。・゚・(ノД`)・゚・ (馬が群れる県だもの。w) 

横浜赤レンガサイト
http://www.yokohama-akarenga.jp/

† 12:55 | トラックバック | Topへ▲ †

 東京駅はレンガ造りなのは、誰もが知っていますが、今回、山口薫展でステーションギャラリーへ行ったことで、まじまじとその建物を見る事が出来て、改めてあの雰囲気に魅了されてしまいました。

 クラシカルな.......気品のあるレトロな雰囲気......。
ステーションギャラリーも同様で、いきなり入り口の受け付けから見せつけてくれました。大きなシャンデリアが吊るされていて、紅い絨毯が通路に敷かれ、オレンジ色の照明が...大正時代へ誘ってくれるような感じです......。なんていい美術館なんでしょう! 展示室も、以前何の目的として使われていたかわかりませんが、これまたレンガむき出しのそれほど広くない部屋がいくつかあって、何かの配線跡などが残っていて......強烈だったのが、木が焦げた(?)跡があったこと。 東京駅は大空襲によって、ドームが破壊され、半分以上が消失したはず....。レンガだけが焼け残った?のでしょうか.....。傷などが生々しいのです。大正時代のレンガだと思うと、時代の感覚を失いそうになるほど。

 そういえば、今でも営業していますが、ステーションホテル、あれ、入り口が激萌え! 駅構内にいきなりぽっかりとクラシカルな入り口がありますが....、どうやら客室などもろもろ含め、あんな感じのよう。あぁ、一度泊まってみたい。紅い絨毯にシャンデリア、格子状の窓、......ただクラシックを再現したのとは違って、歴史の重みがあるから.......。

 丸ビルでご飯を食べたのですが、着く途中、テレビで見たようなものが.....。東京ミレナリオがっ! あれって、ここだったのか.......。真昼だったから、当然ライトアップなんかしていないけれど、それでも綺麗でした。木にも電飾が施されていましたが、その電球の数といったら!!! コードもとんでもないほど配線されていて.......、あれじゃあ木が熱さで燃えてしまいそうなほど。 電気代も相当なのでしょうね。でも、世の中暗い話題が....多いから、あってもいいなと思います。
 ミレナリオとルミナリエ......最初聞いた時、どっちがどっちなのか区別もつかず、舌も噛みそうになるし。神戸のルミナリエ.....あれも最高! 阪神大震災の追悼のために作られたそうですが......全然似てもいないのですが、自分にはあのルミナリエ、ノートルダム大聖堂のように見えたりします。あ、でもゴシック建築の特徴である、バラ窓がモチーフになっていましたか...。 本当、素晴らしいですね。

東京ステーションホテル公式サイト
http://www.tshl.co.jp/
サイトデザインもGood!

† 02:23 | トラックバック | Topへ▲ †

........今日、本屋で買ってきた雑誌です。

 ギターマガジン →もちろん名前の通り、ギターの雑誌。
同じギター雑誌でも技巧倒錯気味のヤングギターも昔よく買っていたけど、最近はもっぱらギタマガ。偏りなくクセのない内容が最近の自分にあっているかも。...とはいえ、ヤングギター別冊の「エクストラシリーズ」のランディ・ローズとジェイク・E・リーのはもちろん買って、ただいまお勉強中。

 BURRN! →ハードロックやメタル最後の牙城(?)、メタラーさん必携バイブル(?)
音楽雑誌です。巻末の点数付きアルバムレビューは、見てて面白い。あの点数はあんまりアテにならない、とかよく耳にしますが、個人的には見事に情報操作されてます....。あとは、CDジャケットのカヴァーが見られるのが楽しみ。これが意外に貴重です。メタル臭さ全開の渾身の手描き風から、近年よく見かける、3DCG使用ソフトがしっかりバレてます風、フォトショップのレイヤースタイル使ってます風ロゴ、などなどいろいろ手法や作風を見られるのでよい資料です。肝心の中身の記事に興味がないくても、アルバムレビューの中で気に入ったカヴァーが多くあったら、それ見たさで買ってしまうことも。

 Casa(BRUTUS) →マガジンハウスのブルータスから派生して発行されているデザイン雑誌。主に建築関係の内容で、気軽に読めてしまう記事内容についつい買ってしまいます。載っている広告も、ファッション、デザイン関連のものばかりで、そのセンスの良さが目の保養になります。
 先月の、阪神優勝に伴うユニフォーム格アートワーク+豪華2册分のスペシャル版だったのだけど.......買いそびれました。
 今月は、個人的に注目していたのが、ルイヴィトンの六本木ヒルズの店鋪。今回は建築士3人による合作らしいですが、国内のルイヴィトンの店鋪の設計にいくつも携ってきた、青木淳もしっかりいました。またもや王者の風格にふさわしいデザインですね....。うむう、本当、ヴィトンのお店だけは他とちょっと違う。
 ....しかし、断っておきますが(注釈入れずともお分かりでしょうが)、記事内容に全く無縁な生活です。汗

 上州風 →これはたまたま買っただけ。上州(=群馬)のローカル雑誌、らしい。県民のくせにその存在を知らなかった....。というほどマイナーかも。
 なぜ買ったかと言うと、それは安藤忠雄の記事が載っていたから。もちろん氏の記事が載っているというだけでは、そう安々と買いません。なんと、ついに群馬でも安藤忠雄の建築物が拝める日が来るのです!! 「昆虫の森」という施設の設計なのですが、ただいま建築中とのこと。うぅ完成が楽しみ楽しみ。
 ちなみに、建築とは無縁の自分がなぜそんなに安藤忠雄に注目しているかというと、氏の言動に深く感心されるからです。むしろあの人のインタビュー記事では、建築関連の内容よりもそれ以外の、生き方や、もの作りの姿勢、そういう事柄に関する発言から学ぶ事が非常に多いのです。本当に身に染みる思いなのです。

 そして、ワールズエンド →イラストレーター天広直人さんの現在連載中の作品の単行本化されたもの。作品こそ知っていたものの見る興味はさほどなかったのですが、たまたま店内をチェックしていたら見つけて、連載されている雑誌「マジキュープレミアム」を買わなくてもまとめて拝めるのでいいかなと。
 さっそく拝見したのですが、ぅぅう、これはシスプリよりかなりツボです! なんだか千影を金髪にして子供っぽくしたのや、亞里亞や咲耶そのまんまみたいなのとかいたりしますが、それがあの人の作風だから、使い回しだとかは決して思わないです。ファンタジーの世界の話のようで、なにやら魔法使いのお話らしい(....まだ文章は読んでないのです...)ハリーポッターみたいな感じなのかなぁ?
 しかし驚いたのが(気付くの遅すぎだけど)、原作も天広さんが手掛けているんですね!!シナリオだけ別の方が書いていてあとは全て天広さんの作なんです。ということは、それだけ天広さんの世界観が表れている、ということになりますね。もっともシスプリは「ギャルゲー/萌え路線」だったのだから、根本から異なるのでしょうが。でも、前にも書いたかもしれませんが、登場するキャラがみな女性ばかりなのです...。別に悪いってわけじゃないのだけれど。
 ま、それはともかく、相変わらず緻密で繊細な書き込み具合に感動。絵だけでものを語れるのだから、やっぱりG'sマガジンに載ってる他の絵とは次元が違うよ....。あんまりこういう他のものと比べて批評、みたいなことは言えないのだけど、この場合に限っては、断言したいです....。本当に上手です。
 MdNに登場してもおかhしくないと思うのです....。

.......本当は、それぞれもっと書きたいこともあるのだけど、まだ全部読み終えてないのです。夕方買ってきたばかりだし....。

 結局なんだかんだいったって、話す事柄はいつも同じなんだ...。
去年の今頃と言ってることが誤差もなくぴったりしてる気も......。
ほとんど中毒だね。

† 22:41 | トラックバック | Topへ▲ †

........。
ブルータスめ!
また買ってしまったじゃないかっ!!
.....まんまと手中にはまってしまったんだと悔しみながらも嬉しかったり、むぅ。

 それにしても、あの行動力ってすごい。
行動を起こせなければ、せっかくの才能や実力を持て余すだけ、なのかもしれない。世界中を駆け巡る姿に、あこがれずにはいられません。

まあじっくり拝読させていただきます.....。
http://www.brutusonline.com/casa/?lang=ja
.........う、イームズのムックが出てる....。
完全にやられてるなぁ。本屋で見たら絶対買ってしまいそうだ。
だから、ヤコブセン×ウェグナー×マッキントッシュ、出して下さい。
.....出ても不思議じゃないと思うんだけどなぁ.....。

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 話を戻して、青木淳って人は、磯崎新に従事していたことがあったらしいのです。磯崎新も丹下健三などと並ぶ建築家の巨匠ですが、実は我が群馬にも彼の設計した建物が拝めるのです! 高崎市にある群馬の森っていう公園内の群馬県立近代美術館というのがそれでして、キュービックなデザインが当時話題を呼んだらしく、美術の資料集などで見かけたことがあります。群馬の森は昔小さい頃よく行ったなあ....。見なれてしまったけど、改めて見るとやはり独特の建物だ。真っ白な立方体のブロックで作り上げたような建物で、今は経年変化でちょっと汚れてしまっているけれど、カッコよいことには間違いない。

 また話のついでにあれだけど........、群馬の森の敷地は、戦前、火薬工場でして、ダイナマイトとか爆薬を作っていたことが終戦まであって、敷地内奥には誘爆を避けるため、いくつか分ける様に土のうのような壁ができていて、さらに奥に進むと、防空壕がいくつもあるのです。 操業当時はしょっちゅう爆発事故があったらしく、当時の新聞にはよく載っています。(....しかし書き方がグロい..。肉片がどこまで飛んだ、だの、拾い集めるのが苦労だった、とか.....想像しちゃうじゃないか!
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル)。隣の原子力研究所(あれ、日本化薬だったか?)との境付近が最も怪しくて、木々が鬱蒼と生い茂っていて昼間でも暗くて怪しすぎ。....変な噂を耳にしたりすることがあるけど。あの辺りは無気味だ。すごく細い道があったり.....。

群馬県立近代美術館
http://www.mmag.gsn.ed.jp/

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 すごく縁のないタイトル。
昨日の話題が暗すぎたから、別の話題にさっさと切り替えたくて.....と新聞見てたら、ルイヴィトンジャパンの社長さんが載ってる。ルイヴィトンなんていったらもぅ説明不要の巨大ブランドで、数多くのブランドを傘下に収め、勢いが衰えることがないわけで、この日本の長引く不景気もなんのその。.......ちょっと怖いくらい。

 それで、思い出したのが、ルイヴィトンのお店のことでちょっと。
東京の表参道に構えるルイヴィトンの店鋪の設計をしたのが青木淳という建築家なのですが、あの建物が気に入ってしまって。"トランクを積み上げたような"という表現があちこちで目にするのだけど.....うぅ....、本で見た時の自分の印象とちょっと違うなぁ.....「新建築」に載っていたと思うのですが、モノクロだったからかなぁ....? きらびやかなガラスの小箱のような印象があるのです。.....というわけで実際に見たことはなくて、あの辺りに集まる有名ブランドのお店はどれも国内外問わずめちゃ有名な建築家が手掛けているので、ファッションに目がなくともけっこう見どころ多そうで見てみたいです....。 

 ところで......、時折耳にする、ヴィトンを買い漁る、っていうのは、ちょっと...疑問。数年もしないうちに買い替える、ってのも.........ね......。
いや、そんなの人の勝手だし突っ込む筋合いはないのだけれど、革製品っていうのは作りが良ければすごく長もちするから、ダメになってもいないうちからポイっ、ってのは、ちょっと残念だなぁって。リペアできるし何十年も使い続けた革製品っていうのは、最高の横顔を見せることがあるし.....。うちの母が昔、革のバッグとかアクセサリーを趣味で作っていたことがあって、ああいうのを目の当たりにするとね、なおさら.......。

 そういえば昔、テレビでやっていたと思うのだけど、エルメスの職人さんになるのは、すごく難しいらしいですね。その番組を見て、ひたむきな職人さんの姿を見てて、感動しましたよぅ。素人でもわかるくらい手の込んだ作りで、あれなら100年使えそう....じゃない?なんて思ってしまう程。エルメスの質素ながら重厚な作りは個人的には好印象。馬具からスタートしたっていうのも、なんとなく頷ける。まあ、買う気はないしそもそも買えませんが。

.....で、余った革は好きな様に使っていいらしく、職人さんが仕事を終えた後、各々好きな様に作っていたのを見たけど、ああいうところが良い! かわいいペンケースとかちっちゃなバッグとか作っていたりして、やっぱり作るの好きなんだねぇ(当たり前か).....と、なんとなく嬉しい気分になった。
 あ、エルメスの店鋪も、レンゾ・ピアノによる設計でしたね.....。あれも最高! 関西空港の設計もレンゾ・ピアノだったような。地盤沈下でロビーの床がでこぼこになってきているようで、氏が知ったら泣きそうだけど....。

ファッションとモードのファショコン通信
http://www.tsushin.tv/
(ググってたら見つけました....。ここで少しお勉強したいと思います....。しかしすごいブランド数。)

関西国際空港ターミナルビル
http://www.kansai-airport.or.jp/photo/in.htm

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 時々、建築/デザイン関連の本を妙に見たくなることがあって、ちょっとそれらのコーナーへ近付こうとすると、遠くからでも一目瞭然なほどに表紙にでかく「柳宗理」と書かれた本が。うぅ、柳宗理と言ったら、日本のインダストリアルデザイナーの重鎮。またしてもCasaめ、その手にでたか。

 というのも、この表紙にでかでかとデザイナーの名前を打った手は、以前にもあって、その手にまんまとハマってしまい買ってしまったことがあって。(いや、すごく満足だったのですが。)
 あの時は、近代建築の巨匠の3人の名前がはみ出る程に載せてあって、「ル・コルビュジェ フランク・ロイド・ライト ミース・ファン・デル・ローエ」と、まあこのビックネームならば、名前だけ表記すれば充分なわけなのですね....。で、今回は「柳宗理」。今回はひとりだから、もうすごいでかさの文字だった.....。う〜む、さすがに今回は買わなかったが、ちょっとだけ欲しいなあとも思ったのですが。
 
 次は、「川崎和男」とか、来るか!?
安藤忠雄は既に出しちゃってるしなあ.....。(これはもちろん買ったw)
う、「イームズ」とか? これは来そうだなあ.......。

 あ、イームズはおととし都美でイームズ展開かれた頃に発売されていたんだっけ。う〜、ヤコブセン×ウェグナー×マッキントッシュとかどうだっ.....、これは良さそうじゃないか。って実際イスを買うつもりはないのだけど(お金ないし........。)マッキントッシュのヒルハウスは、いつか欲しいけれど。値段もそれほど高いわけでもないし.....。

http://www.brutusonline.com/casa/
 サイトチェックしてみたら......、うぅ、載ってる。
でも手頃な値段でうまくまとめられているし、いい本だと思います。けど、建築を学んでいる人向けではないかも。「新建築」とかはすごく良さそうですね。値段もそこそこするけれど。て、自分にはまるで関係ないわけなのですが............。

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 やっぱりこれも好きなので、買わずにはいられない。

 ゴシックは、しょっちゅう言葉を多用している割には漠然としていて、言葉で説明しにくいと言うか感覚的に捉えているだけで(これはこれで良いことだと思いますが。)、やっぱり体系的にきちんと知っておきたくて。なにより、カテドラル(大聖堂)(=ゴシック建築)が大好きで、ゴシックを追求したかったというのも大きな理由です。WEB上でも、片っ端から調べまくったりしたのですが、「ゴシックっていうのはこういうことなんだよ」っていう核心を突いたコンテンツがあんまりなくて......。ゴスロリのゴシックというのなら多いのですが....。それで、大きな書店で探したりしたのですが全然なくて、ネット上(アマゾン)で頼むことにしました。

 買ったのは、ゴシック建築が図説で細かく載っているものや、ゴシックの思想を詳しく説明したもの等です。建築物なんかは、実際見に行くのが一番に決まってますが、そういうわけにもいかないですし。ノートルダム、シャルトル、ランス、アミアン、などの大聖堂、とりわけフランスゴシック。神の元へ近付こうと、どこまでも高くそびえ立つ尖頭アーチ、重厚で複雑なフライング・バットレスが交差する摩天の森、光輝を放つ、バラ窓.......。光に触れたくて、闇に包まれたくて、光と闇が同時に生まれる聖域....。その間の空間で人々は祈りを捧げ、罪を懺悔し、生きていく。そんな風にゴシックをイメージしてみるんです。あたかも自分がそこにいるかのように。そうすると少しいつもと違う感じになる.....みたいな。(おい)

 ゴシック、っていうとダークなイメージを受けがちですが(それはいわゆるゴシックホラー的な解釈ですよね)、本来のゴシックには光も持ち合わせているわけです。片方だけではゴシックは成り立たないと思います。重厚で高くそびえ立つ外観で判断しがちですが、内観も実はかなり重要。フライングバットレスによって壁が異常な程、薄いのです。あれでよくあれ程の高さの建物を支えられるものかと、不思議に思うくらい。そしてその構造により窓が大きく確保できたことにより、神々しい光が内部の空間を包み込む.....。しかし、荘厳で神格化されたような建物でうかつに近寄れないイメージもありますけど、市民達の憩いの場でもあったりして、意外でした。

 ちなみに、買ったゴシックの本は、すべて建築のゴシックに関するものです。でも、どの分野のゴシックでもそれが好きなら、多少の違いはあれど基本的には同じだと思うので、きっと的外れではないと思います。だってゴシック文化の根源なのですから。 ......でも巷で使われている「ゴシック」と本来の「ゴシック」は、別物、って感じですね、やっぱり。


 ゴシックのついでに、サンピエトロ大聖堂に関する本も欲しいです。
殉職者ペテロの墓の上に立っているらしいですが、あれもまたミケランジェロの作品との融合で、個人的に最高!なのです。あそこに鎮座している「ピエタ」あれには、感動しました。宗教画のマリアなどいくつか見たことありますが、あんまりピンとこなかったのですが、あのピエタは、ちょっと他のと違うっ!って感じで、あれは.....もう本当に大好きです。イタリア人にしてみれば(いやキリスト教徒もそうかもしれませんが)マリアに抱かれて死にたい、とかいうのを聞いたことあります。それうなずけます。かなり巨大な大理石像らしいですが、実物を見たいものです。「最後の審判」のキリストとマリアも好きです。あんなに若々しくエネルギーに充ちたキリストを見たのは初めてです。あの審判を下すポーズ......かっこいい! 確か、光輝を与えるポーズでしたっけ。寄り添うマリアも、そのポーズと表情が好きです。そういえばこの天井画には、ミケランジェロ本人とされる姿も描かれている様ですが、なんであんなにオバケみたいなの.....。ゾンビみたい.....。なんか疲れ切っちゃったのかなあ。お疲れさま、ということですね。

ゴシックとは何か—大聖堂の精神史 講談社現代新書/酒井 健 (著)

図説 大聖堂物語—ゴシックの建築と美術 ふくろうの本/佐藤 達生 (著), 木俣 元一 (著)

 この2冊でゴシックの基本がわかると思います。おすすめです。

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.......ときどきそう思うんです。音楽と数学って何か関係があるんじゃないかって。そう思わせた最初のキッカケは、クセナキスをテレビで知ったことです。

 たしか番組のタイトルが「クセナキスの作曲法」というもので、数学を用いて音の密集をグラフ化し、それから音楽を作る....(だったと思います) 具体的には分からなかったですけど、大きなグラフを使ったりコンピュータを使ったりしている作業が写っていました。また、分子と原子の運動を音にしたり、様々な現象を音楽にしていくのとかあったりと、「コード進行はこんな感じでバッキングはこんな感じ....」みたいな次元とはまるで違うわけで、すごく新鮮で興味深かったです。

 それで、いろいろ考えてみると、今の音楽は平均律で成り立っているわけで、オクターブ内の音の配列を音楽的に分けたのではなく、数学的にただ12等分しただけ....。自由に転調できるが、オクターブ以外の音はすべて濁っているという、妥協の配列。 たしか数学者だったピタゴラスってピタゴラス音階とかいうのを生み出したような気が....。

 拍子や音符など数字に表される部分、コントロールされている部分もありますし、ディミニッシュやホールトーン(スケール)などは、等間隔によるスケールですし、何か数学的なものから割りだせるものが、まだあるような気がするんですが、やっぱり出尽くしているんでしょうか....。

 クセナキスは、一時期、意外や意外、近代建築の巨匠 ル・コルビジェの弟子だったという驚くべき事実があるんですよね。 そしてクセナキスがコルビジェの音楽性に共感したらしく、ゲーテの「建築は凍れる音楽である」をパロって、「音楽とは動く建築である」とか言ったとか。コルビジェが音楽についてどのくらい造詣があったのかわかりませんが、クセナキスは建築も音楽もやったわけで、またクセナキス自身、数学者だったこともあって.....なんか、この辺りがヒントになっているような気がするんですよね....。 建築と音楽を学んだクセナキスが言うのならば、本当なのでしょうね。

しかしコルビジェも凄いけど、クセナキスも凄い。メシアンとコルビジェの二人から学ぶとは....、とんでもなく高次元の融合を試みた、って感じ? というか、数学も音楽も出所は一緒だったってこと!? ........うぅ、全然分からない.....謎です。

 もちろん、音楽は、様々な生活から自然に生まれたものもあるわけですけど、その反面、どこか数学にも関係しているのではないかと、思うんです。妥協した音楽ではありますけど、妥協したお陰で、生まれたものもたくさんありますし、もう平均律になってから、数え切れないくらいの音楽が出たわけですけど、、まだまだ何かありそうな気がします。特にその数学的なものと関係していそうなのは、やはり西洋音楽だと思いますが、もちろん平均律に関係のない民俗音楽なども同様にまだまだ探究すべき点があるのは言うまでもありません。

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 見てきたと言うより見にいかされた(?)という感じだったのですが、8/10から東京都美術館で、「イームズデザイン展」というのをやっていて、今日行ってきました。

 イームズといえば、あのプラスチックのイスや、高級感溢れるラウンジチェアなんかを、雑誌などで知ってはいましたが、それくらいしか知らないし、貴重なオリジナルのモデルなど、イームズのデザインに触れる機会だと思い、見てきました。もちろん今月のCASAも見てから。(今月のCASAはイームズ特集です)

 実際、間近で見ると、いろいろ発見できますね。細かい部分や、見えない部分にもアイデアが練り込まれているんですね。しかもCool!!!。鮮やかなレッドやブルーのプラスチックアームチェアなんかは最高。また、初期の合版のイスもシンプルながらその機能とデザインを合わせ持った素晴らしいデザインでした。合版を曲げて曲線の美しいデザインが、なんとも言えないです。
 あとは、ラウンジチェア。どっしりとしていて迫力あります。意外だったのは、組み立てが簡単で、見た目とは裏腹にシンプルな構造だったりしたってことです。値段はとても高いですが、フェンダーのカスタムショップの最高級のストラトと同じくらい、と思うと、妙に納得。(ストラトと比較してどーすんの!)

 イームズの、ポップで、クールで、だけどアメリカの輝きを持たせた、シンプルだけどリッチな、そんな印象を受けました。あれだけ見ると、欲しくなります。安いモデルもありますし。プラスチックアームチェアやサイドチェアなんか手頃ですよね。アルミナムのブルーのチェアはかっこいいけど....高そう。

 後で知ったのですが、いつもの都美は、年齢層が高いのに、このイームズ展ではかなり低年齢層で占められていたとか。なんでも今カフェなどでイームズなどのモダニズムが流行っているそうで....。(新聞に隈研吾氏のコラムにそう出ていました。).....そうだったの。

でも、自分jは流行りを追うタイプじゃないので、もし流行りだけでイームズの椅子がもてはやされたとすると、ちょっと残念な気もします。

 といいつつも、イームズよりマッキントッシュの椅子の方が好みだったりします。マッキントッシュのヒルハウス......。あれを見ると、なぜかピアノ椅子を思い浮かべてしまうんです。漆黒のシンプルな椅子だけどクラシカルで気品のある感じが、どうもダブります。 イームズの椅子は曲線美が売りのような気がしますが、マッキントッシュのは、格子状の幾何学的なデザインで、その辺りがすごく好きで、いつかほしいな、なんて思っています。 ひじかけはなく、浅い椅子なので、ギターの練習に座る椅子にももってこいだと思うんです......。

........ま、どっちみち、自分の部屋は汚すぎて合いませんけど。ハ〜('・c_・` )


イームズオフィシャルサイト

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