Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。

群馬県 アーカイブ
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 Notebookの中で今までいくつか美術館に行ったことを書いてきましたが、他にも書いていないだけで行ってきたのがいくつかあります。どれもとても良く書きたいのですが、書かずにずるずると放ったらかしにしてしまいました。

 未レポートは以下のとおり。

マルモッタン美術館展(東京都美術館)
パリ1900 ベルエポックの輝き (東京都庭園美術館)
栄光のオランダ・フランドル絵画展(東京都美術館)
常設展+所蔵作品展 加山又造 + 所蔵作品展 近代日本の美術 佐伯祐三 (東京国立近代美術館)
横山大観「海山十題」展 (東京芸術大学大学美術館)
RIMPA 「琳派」(東京国立近代美術館)
西洋の誘惑 (群馬県立近代美術館)

......はっきりいってどれも素晴らし過ぎました。
今でも記憶は鮮明に脳裏に焼き付いていますので、くどく書けます。w

 西洋の誘惑は今でも展示していますので、近場にお住まいの方は是非! 開館30周年を記念しての展示ですので充実しています。 個人的にはビアズリー、ロートレック、モロー、モディリアニが拝めたのが何よりの収穫ですが、全体的に文句無しの内容です。地方だからといって大したものがないと思ったら大間違いです。ピカソのゲルニカのタペストリーも今回飾られています。(世界で3枚うち日本にはここのみ) モネ、ルノワール、シスレーなどの印象派、ユトリロにヴラマンク、ローランサン、シャガール、ルオー、ルドンなどの後期印象/フォーヴなど、そして、ダリ、キリコ、マグリット、クレー、ミロ、カンディンスキーなどの近代.....と、誰もが知っているというような代表作はなかなかありませんが、それでも一目見て誰のか分かる絵ばかり。 常設展示では山口薫や福沢一郎、湯浅一郎などの群馬出身の画家の絵も多数展示されていますし 見る価値は絶対あります。 

http://www.mmag.gsn.ed.jp/

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 少し前の話なのですが、先月(vol.54)のCasa、何気なく本屋でぱらぱらとめくっていたら二人の建築家の特集が組まれていたので、買ってしまいました。(ニッポンのモダニズム建築100というタイトルにも惹かれましたが)

 この二人は共に建築家なのですが、共通するものは、群馬県だということです。それぞれふたりを群馬に引き寄せたのもまた同一人物、井上房一朗でした。房一朗は、当時、建設会社の井上工業(高崎の白衣観音像を建てた会社として有名)の社長の息子であり、芸術への造詣が深く、芸術家のパトロンでもありました。高崎市に群馬音楽センターという施設がありますが、レーモンドが手掛けた中で最高傑作とも言われています。戦後直後の貧しい時代に、房一朗は「人々の心に灯火を」と、群馬にオーケストラを結成させました。そして、演奏する場の設計をレーモンドに委ねたのです。コンクリート折板構造といって、V字型のような形の中にいくつもの襞の様にコンクリートの壁を形成しています。今まで何度かそこへ行った事がありますが、建物には目を向けていませんでしたので、あまり記憶にありませんでした。内部の写真が掲載されていましたが、改めてみるとその蛇腹のような構造が舞台から客席へ広がっていく様は素晴らしいです。レーモンドは他にも房一朗の邸宅をも手掛けています。(井上房一朗亭 現在は高崎哲学堂の名称)最近になって一般公開されるようになったらしいのですが、是非とも見てみたいものです。意外な事に高崎駅からすぐのところにあるんですよね......。
 ブルーノ・タウトは、桂離宮や飛騨白川の合掌造りの素晴らしさを世界へ紹介した建築家としても有名ですが、この人、実は一時期、群馬の少林山達磨寺「洗心亭」に住んでいた事があるのです。房一朗によって工芸品のデザインをまかされ、それらは軽井沢と銀座に井上の持つ店「ミラテス」で売られていたのだそうです。タウトの名こそ有名ですが、日本で手掛けたのはたった2つなんですね。しかも現在拝めるのはたった1つ、熱海の日向別邸のみ。

 .......群馬県民でもなかなか知る人はいないのかもしれないですが、群馬県にゆかりのある二人の建築家、なんとなく県民として自慢したくなる話です。


 もうひとつの特集(こちらがメインですが)、日本のモダニズム建築を紹介していたのですが、こうしてみると、全国各所に素晴らしい建築が今も静かに構えているのですね。そんな建築達が、取り壊しの危機に遭っているそうです。老朽化や維持費、諸々の事情によりこれまでにも素晴らしい建築が消えていきました。仕方無いといえばそうなのですが、できるだけ残していってもらいたいものです。個人的に明治以降の近代建築はとりわけ好きなので、こういう話は哀しいです。まあ逆の考えでいけば、破壊と創造の繰り返しが行なわれているからこそ、文化の発展があるのだとも言えそうですが。

 ........ちなみに家で読み初めて気付いたのですが、........あゆが載ってました。丹下健三が手掛けた、国立代々木競技場に対して愛着があるそうで、短いインタビュー(というよりQandA形式)でしたが、まさかCasaで見かけるとは思っていませんでした。そういえば表紙の人物もどこかでみたような顔だと思っていたら、やっぱりあゆでした。むむむ......ヴィトンのコート羽織ってる...\980,000.....? ベルトだけで\280,000?.....うわあ。 そういえば少し前にまたルイヴィトンのお店がオープンしたそうですが、やはり手掛けたのは青木淳なのでしょうか.....そっちのほうが気になる....。とはいえ、誌面に載っていた鋲がびっちり打ち付けられた少し暗めのトーンの重厚なトランクケースは素敵でした。
 今月のCasaは安藤忠雄か.......また買ってしまいそうです。あの人大好きだから。

BRUTUS ONLINE [カーサブルータス]
BRUTUS ONLINE [カーサ ブルータス]vol.54 特別号 Bilingual Issue

ブルーノ・タウトについて
井上房一郎について

† 22:09 | トラックバック | Topへ▲ †

 浅間山が噴火してしまいました....。これ以上酷くならなければよいですが不安です。浅間山は日本の活火山の中でも指折りの活動の激しい山です。大規模の噴火は近代に入ってからは特にないですが、小規模の活動は度々起きており、その不穏な動きが、怖いと常々思っていました。

 昔、小さい頃、親に連れられてふもとの鬼押出し公園(鬼押出し=天明の大噴火の際の溶岩流の名称です)に行った事があるのですが、その時は妙に怖かったのを憶えています。散策コースでは弟が泣き出してしまうし.....とんでもないところに来てしまったという感じで楽しくなかったです....。w だって、木がほとんどなくあるのは敷き詰める様に一面を覆う黒い噴石と、不安をかき立てる分厚いコンクリートの非難小屋という不気味な世界なんだもの。奥に進むと、溶岩が通ったと思われる深い溝が怖いし、観光客も見かけなくなっちゃうし.....。いやあ、それから数年後また行った時(気を取り直して楽しもうと思い懲りずに行きましたw)でもやっぱり気味が悪いな、と思った箇所がいくつかあったのを憶えています。

 そう恐怖感を抱くのには理由がもう1つありまして、浅間山は江戸時代の天明3年(1783年)に大爆発した歴史があって、その被害は凄まじく、遠いフランスのフランス革命の引き金にもなったとも言われる程です。遠い異国の地にまで被害をもたらしたのですからふもとの村が無事であるはずがありません。当時、鎌原村という村を初め4つの村がふもとにあったのですが、その天明の大噴火で「一瞬」にして鎌原村はなくなってしまったのです。村のほとんどの人が亡くなりました。ほぼ全滅といっても言い過ぎではないでしょう。(人口597人のうち死亡者は466人)

 今でも観光名所の1つになっていますが、鎌原観音堂というお堂があります。当時ここは小高い丘にだったので、噴火の際ここへ避難してきた人だけが助かったと言われています。当時50段あった階段は現在は十数段しかありません。.....溶岩(研究結果から、熱泥流ではなく常温の土石流だったそうです)で埋まってしまったのです。20年程前にその階段付近を発掘したところ、二人の親子とおぼしき遺体が発見されました。子供を背負う様な形で発見されたそうです。確か、その段には赤い橋が架けられていて供養碑が近くにあったはずです。
 そんな歴史から、日本のポンペイとも呼ばれています。

......行ってみればその爪痕が未だに残っている事に気付くと思います。(もっとも噴火してしまった今現在は封鎖されて行けないでしょうが。) 今回テレビで流れた噴火の瞬間の映像に映った赤色の炎は気持ち悪い。その上に落雷も発生していて....あれがまさしく浅間山の姿なのだな、と改めて思いました。


 本当に大丈夫かな.....なんだか無性に嫌な予感がします.....。思い過ごしであれば良いのですが。

† 21:17 | トラックバック | Topへ▲ †

 今年は台風などによる天災が多いですね....。
被害に遭われた方々にはなんと言えば良いやら.....本当に大変だっただろうと思います。九州、四国、中国・近畿、北陸など....主に西日本の地域は本当に受難の年になってしまいましたね.....。

 幸い、こちらの方は特に被害と言う被害は出ておらず、ほっとしています。新潟県(群馬の北に位置する県です。念のため)で被害が出たのはみなさんご存知かと思いますが、その際も群馬は特に被害も出ませんでした。.....全ては新潟と群馬を隔てる三国山脈のお陰だと思っています。この山脈があるお陰で、新潟は豪雪地帯なのに群馬はそれほど降らなかったり、今回の様に新潟では激しい被害が出てもこちらは大丈夫だったり...します。防護壁になっているわけですね。

 うちの町は群馬の南部で平地なので土砂災害などはまずありえないですが、危険なのは河川の増水です。うちの町は2つの川の合流地点に位置するので、危険度2倍。戦前などはしょっちゅう堤防が決壊していたようですが、現在は上流のダムや河岸整備により危険度は限りなく低くなっていますので日頃は気にも留めませんが、各地で起こった災害状況を見ると憂いを抱いてしまいます。

 今も台風が日本を駆け抜けています。予想進路に当たる地域の方々はどうか気を付けて。悲しいのはご免です。

 そういえば、台風の「当たり年」とよく使われる「当たり年」という言葉は、実は、幸運に恵まれた年あるいは作物の収穫が多い年の事を指すのですね。

† 00:51 | トラックバック | Topへ▲ †

.........。
今日の雷は恐ろしかったです。
昼前からすでにうちの辺りで充電し始め、午後1時過ぎから超弩級の放電開始。午後2時が放電のピークが凄まじく、おののいてしまいました。

その威力と言ったら!
知らない方には分かってもらえないと思いますが、大地が裂けるような音です。もしくは砕け散るような感じです。今日のは目の前に図太い紫電が真っ逆さまに落ちて行きました。 あれほど怖いと思った雷はいままでありません。音も爆音なんですから! 落ちた後数秒間、響き渡る程なんですよ。

 今日の今日は本当に、全ての電源を落とし、コンセントから抜きました。
またしても雷の爆音を録音するのを忘れてしまいました。

† 01:01 | トラックバック | Topへ▲ †

 ここ2、3日、非道い暑さですね。うちのところは前橋と熊谷のちょうど真ん中って感じだから.....悶えるような暑さです。(←誇張なし) おまけに冬は寒いし..、気候マゾwの方はどうぞ群馬へおいで下さい。

 今夜は、今年初めて雷が鳴りました。おまけに一瞬ですが停電しました。この時期はパソコンにとって嫌な時期です。もちろん電化製品全般に当てはまることなのですが、パソコンは電圧にデリケートなので、些細な電圧変動が命取りになったり.....する気がします。

 本当は無停電装置から電力供給すればよいのでしょうが(最近安いのを見つけたのでちょっと気になっています。)、とりあえずラック式のパワーサプライ兼コンディショナーを使っています。タップでもよいのですが、あれだと落雷時のサージに耐えられないし、タップ数もせいぜい6個とかなので、パソコンだけでなくMIDI機器もいろいろある環境なので、タップくらいでは足りません。とりあえずそのパワーサプライは9つコンセントがあって、それと6つ口のタップとを併用しています。あとは、電話回線の方にもサージ防止の機械を挟んでいます。

 幸い、今まで何も起きずに済んでいますが、やっぱり無停電装置が欲しいところ。今日の落雷による、ほんの一瞬の停電でもパソコンは強制終了してしまったし。

....エアコン付けて涼しくしてあげるのも、電源周りを良くしてあげるのもみんなマックのため...。

やってられねー。


無停電装置
http://www.soundhouse.co.jp/material/ups/cp_ups.asp
さすがサウンドハウス!

† 00:53 | トラックバック | Topへ▲ †

 ブックマークを整理していたら、見つけた見つけた。
群馬の森の廃虚を探索した写真を載せているサイト。これだね。
http://www45.tok2.com/home/ojiya/tannkenn/kayaku1.htm
 そうそう! この柵が、自分が行った時には真新しい有刺鉄線で侵入できないようになっていたんです....。だから3枚目の写真からは、隣の日本化薬の敷地のハズ。(.....つまり不法侵入ってことですね...。)
 あの水槽みたいなのは、群馬の森の敷地内からでも見られたよ。....あれって防火水槽なんじゃないのかなあ。トンネルで区切られているのは、おそらく誘爆防止のためなのかも。奥の小屋は....あそこに爆薬なんか保存しないと思うんだよね.....。戦前ぽい建物だとは思うけれど....。

 ともかく、あそこは場所によっては変な雰囲気なんだよね。昔、小さい頃に連れていってもらった時、すごく怖かったのを憶えてる。早く帰らせて〜ってせがんで。火薬工場で殉職した従業員の遺族による碑もあるし.....、あんまり奥を探索しない方が身のため、の様にも思える....。

† 22:48 | トラックバック | Topへ▲ †

 先週辺りのコナンだったと思うのだけど、舞台が群馬の山奥だった......。話の内容からしてどう考えても、「ド田舎」の扱い。しかも刑事は例の使えないやつだ。群馬県警は、あれをどう思うのかな....。売られたケンカはきちっと買ってやって下さい。w 検挙数で。 やっぱり都市部の人は、群馬っていうのは「すごく」田舎くさいイメージなのかな.....。まあ、名前が「群馬」だし。馬が群れる県ってイメージはなきにしもあらず。栃木県とかも、木ばっかり生い茂ってそうなイメージを受けそうだし。(ゴメンね。でもそっちのほうがまだマシだぞ。).....って五十歩百歩か。
 そういえば、「昆虫の森」を現在建設中なわけだけど、ひょっとして、劇中の昆虫博物館(だったっけ?)は、それをパロっているの? 前にも書いたけど、昆虫の森の建物って安藤忠雄が手掛けているんだよね〜。群馬県では初のANDO建築物だっ! 完成するのを楽しみにしているんだけど、まだ先だよね......。

 話を戻して.....自分の住んでいる地域は、群馬県内ではあるけれど、埼玉県との県境で、国道(旧:中山道)も通っているし、駅もすぐ近くにあるし、田舎っていうほど田舎でもないと思うんだよね....。とかなんとかいっても来たことなければそんなことは分からないから、結局、"田舎には違いない"という結論に至ってしまう。別に田舎とか言われるのが嫌なのではないけど。


 しかし、最近、コナンの単行本を全然買ってない。42巻辺りで止まってる。......飽きた、ってわけじゃなくて、ただ単に買いそびれてるだけだけど。一体、いつになったら終わるんだろう。推理ネタも大丈夫なのかな......。アニメとか見てても、時々とんでもない推理(もはや妄想の域)になってしまっている回とかあるし、まあもともと純粋な推理モノではないし、その辺りは理解しているけれども....。あんまり長く話を延ばさないでください。......単行本が部屋中に溢れかえる前に........終わってしい、かな。w

† 22:45 | トラックバック | Topへ▲ †

 先日、ちょろっと群馬の森へ行きました。
クラフト展を公園内でやっていましたが、あれはね.....。
去年の今頃も同じように開催していて初めて見たのですが、個人的な印象はxxxx。
作りがxxxのものや、良いものだったりすると今度は値段がxxx、になっていたりと、あと一歩という感じがしてしまうのです。 もっとも、完全な手作りだということを踏まえれば、その提示されていた値段は妥当なものなのでしょうけれど。

 で、今回はそれが目的ではなくて、公園内にある県立近代美術館で催している「コレクション・クロニクル」という特別展示を目当てに行ってきました。


 開館して今年で丁度30周年を迎え、今まで所蔵/蒐集してきた美術品の中からより選りのものを展示した、ベストセレクションのような感じで、見応え感はかなりあったと思います。....意外にも県民のくせに今回初めて近代美術館の所蔵品を見たのですが、有名画家のをむらなく押さえてあるのが良かったと思います。もちろん群馬県出身の画家、湯浅一郎、福田一郎、山口薫、などは多めなのですが、個人的にも好める画風で満足です。ほぼそれぞれ1点ずつでしたが、国内を代表する巨匠、安井曾太郎、岸田劉生、佐伯祐三もありましたし、海外では、モネ、ルノワール、シャガール、ルオー、ルドン、ピカソ、ミロ、..と、ほぼ文句なしのリストだと思います。

 「ほぼ」文句なし、というのには理由があって、近代美術館にはギュスターヴ・モローの絵を1点だけですが所蔵しているのです。(所蔵カタログでそのことは既知していましたので。)なのに...展示してくれなかったのは...ちょっと残念かな、と思って。そりゃあ、美術史から言えば、重要な位置づけされている画家ではないし、人気もそれなりに多くありません。でも...同じ世紀末思想的な画風のルドンをいくつも展示したのならモローもいいでしょ?って気がしてなりません。

 まあ、とにかくそれだけを除けば大満足!
ルノワールの「読書するふたり」は、隠れた名画だと思う...。モネの睡蓮も、この前Bunkamuraで展示されていた睡蓮と同じ様な画風の、紫と緑色の鮮やかな画風で、あれも最高。同じフロアにはシャガールとローランサンがあったし...激萌え!


 しかも入場料が\300だし。たったの\300ですよ!? 自前の所蔵品とはいえ、いくらなんでも安すぎる.....。もちっと取ってもよいでしょう? カタログも用意されいなかったし。1階は空調設備が故障していて使用不可能らしいし.....資金集めにもっと励んでもよろしいかと老婆心ながらに思ってしまいます。 

 なので、とてもおすすめです。日曜でも、館内はスカスカだし.....。その割に館内スペースは広めなので、居心地も良いです。


 群馬の森でもうひとつ話題を。
以前も書きましたが、昔そこは陸軍の火薬製造工場でした。戦後、原子力研究所、群馬の森、日本化薬の3つに敷地を分割されたんです。なので、当時の面影が人気のないところへいくと見られたりします。以前から防空壕などがあるのは知っていましたが、日本化薬との境界辺りになにやら廃墟の様なものがあると、ネットで写真付きで掲載されていたのを前に見かけたのを思い出し、ちょっと散策してみました。

 そこのサイトによると、いつのまにか隣の日本化薬の敷地に出てしまう、という程、管理があまりされていないようでしたが、今はそうでもないようで、境界に沿うフェンスに真新しい有刺鉄線が張られていました。.....ということは、最近まで不法侵入する者がいたということなんでしょうか....。フェンスに沿って歩くと向こう(日本化薬)に、ズタボロの廃屋が数軒ありました。何に使われていたかは分かりませんが、とにかく古い建物で、ずっと前から使われていないような感じでした。さらに奥に進むと、1つの壁だけが残って建っていて、かなり不気味。なにやら土嚢で区分けされた箇所を行き来するためのトンネルがあったりと、別の世界。もうその辺りになると、こちら側(群馬の森)も草で生い茂るようになっていて、歩くとずぼっと足が少し埋まってしまう程.....。まだ奥に行けそうでしたが(けものみち程度の轍があったので、行けないことはないと思いますが。)、ちょっと気味が悪いのでその辺で引き返しました....。

 あぁ、写真に撮っておけば良かった。
久しぶりに見た廃墟だったし。....気になる人は行ってみてください。
群馬の森は、まだまだ行く価値がありそうです....。

† 22:15 | コメント (2) | トラックバック | Topへ▲ †

 今回、初めて横浜へ行きました。
群馬から横浜までは遠いと思っていましたが、意外にそれほどでもなくて楽でした。昔は鉄道は、必ず路線内でしか走ってくれませんでしたが、今は割とシームレスに走っているようですね。宇都宮線の方から横浜方面で直通で行くダイヤがあり、赤羽でその列車へ乗り換え、そのまま横浜まであまり止まらずに行くことができました。だいたい片道2時間ほどか。昔よく東京へ通っていたので、そのくらいならあまり苦痛ではありません。

 で、横浜駅からは京浜東北線で桜木町まで行ってもよいのですが、偶然にも2/1は、「みなとみらい線」の開通日で、それに乗ることができました。新しい地下鉄の路線ですが、何やらその名の通り、みなとみらい近辺を通って、元町、中華街へ行けるようですね。みなとみらい駅で降りたのですが、地下鉄ホームがかっこよかった! 大きな円筒形の空間で、側面に映像が映し出されていて、すごく筋未来的なデザインで...うむぅ、群馬にいると、どんどん時代遅れになってしまうなーとちょっと悔しい気持ちに...。
 横浜駅のみなとみらい線の切符売り場がすごいことになってました。ちなみにホームでマイクを掲げて何かを録音していた人がちらほらいました。あれって、アナウンスやベルを録音していたようだけど..........もしかしてマニアの方、でしたか。車内でも写真撮りまくってる人とかいたし..........開通初日ってそういうことですか。

img 魁夷展を見終わった後、ご飯を食べたらもう4時を回っていたので、ちかくのドックガーデン(左写真)を見て......帰ってきました。ドックガーデンというのは、ランドマークタワー(写真奥のビル)を建設するにあたって、それまでドックとして使われていたところを修復/改装してリニューアルしたもののようで(壁の向こうは飲食店が地下までずらっ。)、これがかっこいい! こうしてみると、なんだかコロッセオみたいにも見えますね。すかさず写真に撮っておきました。あとで3DCGやデザインのテクスチャに使えそうな質感だったので。

 本当はいろいろなところを見て回りたかったのですが、時間があまりなくて......残念。赤レンガ倉庫へ行ってみたかったのですが。うちの町にも赤レンガ倉庫ありますが、規模はそれよりもだいぶ大きいようなので、しかも明治期の建物というなら絶対見たい!(.....とはいっても震災で新しくなってしまっているのだろうけど。)


 ちなみにそのわが町の赤レンガ倉庫は、官営新町屑糸紡績所の倉庫として使われていました。作られたのが1872(明治5)年というから横浜赤レンガよりはずっと歴史は古い!(横浜赤レンガは1911年) それの視察の為に明治天皇がお泊りになられた建物も残っています。ちなみに現在はカネボウの工場となっています。国道17号からでもちょこっと見えます。昔、小学生の時に社会の授業で見学へ行ったなあ。中へ入らせてくれて、ね。

 話はずれてレンガねただと、やっぱり東京駅と深谷駅。確か深谷出身の渋沢栄一が深谷で作られる赤レンガを激しく勧めて東京駅に使われたんでしたっけ。そんなわけで深谷駅も赤レンガの建物になっていますね。(*゚ー゚)b 新町の赤レンガ倉庫もなんかやってくれないかなあ。ライブハウスとかどう? ガレージロックとかばっちりじゃん!(そのまんまか。w) 駅からも近いし、意外に名所になりそうな気も。


 しかし、ベイエリアっていうのは、本当に大好きです。.....だって群馬にないもん。・゚・(ノД`)・゚・ (馬が群れる県だもの。w) 

横浜赤レンガサイト
http://www.yokohama-akarenga.jp/

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