Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。

楽器/音楽制作 アーカイブ
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 以前、海賊SGにダウンチューニングして、6弦側のナット端を欠いたことを書きましたが、その後5弦の溝部分から再度ぶっ欠きました。もう交換しか無いなと思い、リペアに頼まず自分で交換する事にしました。


 修理をリペアショップに持ち込んで修理してもらうことは別に不思議な事ではありません。が、ナット交換などの些細な問題は自分で直すということもそれほど不思議な事ではありません。替えのナットも売られていますし、ナットを溝切りするヤスリも売られています。


 今回、替えのナットと溝切りヤスリをネットで注文し、自分で加工してみました。
とりあえず最初から軽く溝切りされているカーボン製のナットと何も溝切りされていない「ジュラコン」という素材のナット、それに太い弦に合わせて溝切りできるヤスリをいくつか合わせて購入しました。

 早速、溝切り済みのナットの溝を広げ、これを取り付けようとしてみたところ…、たかが1mmの差なのですが、元のナットよりも1mm低いナットだったのでそのままだとフレットに弦が張り付いてしまうほど弦高が低くなってしまって、無理でした。お店のサイトにきちんと寸法も記載されていたのですが、1mmくらいどうってことないと考えていた自分が浅はかでした…。そのお店で扱っている溝切り済みのナットは材質によりサイズが微妙に異なっていて、カーボン製が一番小さくて、プラスチック製が大きいのでした。元々付いていた、この欠けてしまったナットの寸法がプラスチック製のものに近いようです。欠けにくいということと安いという理由でカーボン製を選んでしまったのが失敗でした。

 しょうがないので、万が一のためにと溝切りされていない「ジュラコン」製ナットを使って自分で1から溝切りするはめになりました。…それどころか今度はサイズが元のナットよりも高さが1.5mmほど高く、高さ自体を低くしてあげなくてはいけませんでした。必至にホームセンターで買った平やすりで削り削り削りました。

 なんとか低く出来、いよいよ溝切りです。…仕上がったのを見ると、なんか6本の溝が等間隔じゃない…。妙に1弦と2弦の間が短い。・゚・(ノД`)・゚・ まあ自作1号はこんなものでしょうか。


 でも納得いかないので、たぶんそのうちまたナットを買い込むと思います。今度は寸法が近いプラスチック製の
をちゃんと買うぞっ!

† 00:14 | トラックバック | Topへ▲ †

 このところブログの更新が滞っていますが、ついつい書きそびれてしまいました。

 タイトル通り、ここ1ヶ月ほど地味なギターの練習を地道にやっています。メトロノームと対峙してスケールをゆっくりしたテンポから少しずつ上げていって繰り返し繰り返し何度も弾く…それをひたすらみっちりとやっています。


 ギター仲間とメールでやり取りして、ちょうど地味な練習の話になって、ゆっくりしたテンポできっちりスケールを弾いていく練習をしないと、だんだん速いフレーズなどを弾くとききちんと弾ききれないまま誤摩化して最終的に弾けなくなってしまう…みたいなことを得意げに伝えたのですが、実のところ自分でもこのところめっきりそういう練習をしていませんでした。

 大事だとは思いつつも何かメロディを弾くわけではないのでつまらないのです、やっぱり。すっかりご無沙汰になってしまい、やらなきゃと思って弾いてみたら…全然弾けてない。なんべん弾いてもきちんと弾けない。速いテンポだとそれほど気づかないリズムのヨレが遅いテンポだと如実に表れる。(((( ;゚д゚)))アワワワワ


 これはまずいとじっくりと取り組むことにしました。
考えてみれば、左利きなのに通常の(右利き用の)ギターを弾いている自分にとって、右手のピッキングは元々苦手なほうで、だいぶ苦しんだ過去がありました。それなりに速く弾けるようになったからといって、基本をおろそかにしてしまっていました。


 今はだいぶ改善しましたが、やっぱりピッキングは相変わらず苦手なことに気づかされました。人一倍いや二倍三倍練習しないと追いつけないような気さえしました。でもこれが結局のところ上手くなる近道…王道だったりするものですね。

† 23:37 | トラックバック | Topへ▲ †

 以前書いた、ドロップCチューニングにしたギター(SX PEG3)でよく弾いていますが、すっかりドロップの低音の響きに嵌っています。


 レギュラーチューニングで同じ様なフレーズを弾くと平凡なものでも、ドロップしたギターで弾くと、様変わり。どちらかというと、ドロップしたギターで思いついたリフを、レギュラーチューニングしたギターで弾くと、「あれ?」と肩すかしをくらうような感じです。

 同じ音程の音でも雰囲気が違います。もっと暗いんです。半音下げしたギターではヘヴィさと鋭さが表れてくるように感じましたが、ドロップCだとヘヴィで暗くて重い、です。チューニングをそれだけ下げれば多少なりともそうなるのは当たり前じゃないか、と言われそうですが、なぜ皆こぞってダウンチューニングするのかよくわかりました。

 
 ただ、まだやりはじめたばかりです。他の人と同じヘヴィ感を出せているかはわかりません。チューニングだけは確かに同じようにドロップはしてみましたが、チューニングしたギターが1万円の安物だし、繋いだアンプシミュもV-Amp2ですし…。でも個人的にはすごく気に入っています。海賊SGもドロップチューニングがよく似合う風貌ですし、買ってよかった試してよかったと本当に感じました。

 弦ゲージがこれも以前に書いた通り、ダダリオのEXL140 .10-.052 のゲージです。少しテンションが緩いのですが、その分サウンドが暗いのかもしれません。暗いせいは多少こもっているからかもしれませんが、このギターの特性上、意外にブライトなジャキジャキとしたサウンドですし、E以下の音というのはこういうものなのかも?

 他のギターに全弦1音半下げとかも試してみようかなあ。開放弦の音…それをルートとするキーが変わると、雰囲気も変わりますから、リフ作りにおいてよいインスピレーションになったりもします。うぅ…やっぱり7弦ギター買おうかなあ…。

† 00:08 | トラックバック | Topへ▲ †

 ここ数ヶ月、よくメタリカを聴いています。3rd「メタルマスター」と5th「ブラックアルバム」を交互にほとんどずーっと聴き流しています。「メタルマスター」の方は以前から好きで良く聞いていたのですが、「ブラックアルバム」の方は、ほぼ同時期に買ったものの長い間CDラックにしまい込んだままでした。

 昨年の正月にNHKのBSでBBCが制作したロックの歴史をドキュメンタリーにした番組があったのですが、昨年末に再放送されていて、その中で取り上げられていたメタリカの「Enter sandman」を見て、久しぶりに聴いてみようという気持ちになったのでした。


 「ブラックアルバム」が世界中で2000万枚以上も売り上げているらしいのですが、何となく分かる気もします。それ以前のアルバム通してスラッシュメタルならではのあの切り裂き状態は、個人的には大大大好きなのですが、万人全てに受けられるとはいえないものだったかもしれないし、どことなく冷たい刃のように冷徹な雰囲気だったかもしれません。(個人的にはそれも大好きで、独特の構築美や様式美が感じられるものだったと思います。) 代わって「ブラックアルバム」では叙情的なバラードがあったりと、これまでのメタリカの音楽とは対照的なテンポもゆっくりで静かめな曲も多く入っています。もちろんスラッシュらしいテンポが速くリフを絶えず刻んでいる曲もありました。

 結局のところ、どちらのアルバムにも異なった魅力があり大好きですし、メタリカの音楽であることには違いはないと思います。


 
 あんな風に切り刻めたら心地よいだろうなあ…。それにあんあに印象的なギターリフが湯水の如く作れてしまうことも羨ましい…。一朝一夕で体得出来るものではないだろうから、練習練習、練習…だよなあ。ハ〜('・c_・` )


 同じギターを弾く人間として非常に感嘆するのが、さきほど挙げた楽曲の構築のクオリティの高さもありますが、ギターのサウンドやリフ/バッキングにおいてのリズムの切れの良さです。これについては今更の話ではなくてずっと前から評価されているっことですが、しかしながら本当にその良さに驚いてしまいます。

 あのテンポの速さでずっとダウンピッキングをひたすらキープするのは大変ですし、しかもライヴでは同じように切り裂き状態の曲を2時間近くぶっ通すのですから、驚きのほかありません。しかも非常にリズムが正確でアルバムではピタリと左右に同じパートを弾いています(ダブリング)。これも凄いです。テンポが遅くて音数も少なければ多少ずれてもコーラスが掛かった様な感じになりそれはそれで味というものかもしれませんが、テンポが速く音数も多いスラッシュメタルでは、リズムがタイトでなければぐっちゃぐちゃになってしまい何を弾いているのか分からなくなってしまいます。

 加えて、「メタルマスター」のような初期のメタリカのギターサウンドは、ドンシャリではありますが意外にもあまり歪ませていないように感じられます。その辺りがすっきりしたタイトなリズムを生む要因にもなっているようにも思われますが、その反面あまり歪ませない状態で弾くのは深く歪ませたときよりも難しいものです。きちんと弾かなければ弾いた音とのばらつきも出ます。さらにこの辺りの歪みになればそれ以上のハイゲインにしなくとも、ちょっとしたことで倍音が出てしまいますし余計な音を出さないように弾く必要もあります。

 そう考えると、よくギター雑誌などではギターのバッキングよりもリードソロの方に興味が注がれますが、ことにスラッシュメタルにおいては、ギターのバッキングも超絶技巧なソロ同等の難しさや価値があるように思えます。

† 00:05 | トラックバック | Topへ▲ †

 初めてドロップCにチューニングしました。…正確には全弦1音下げから6弦のみをさらに1音下げ、というチューニングです。今まで半音下げはしたことはあったのですが、それ以下は未体験でした。

 チューニングしたギターは例の海賊ギター:SXのPEG3。全身黒色のSGなのでダウンチューニングに似合いそうだと前々から考えていました(以前ブログに書きましたね)。 ダウンチューニング用にと太めの弦をとりあえず2種類買ってみて、そのうち細いセットのほうを張ってみました。それぞれダダリオの EXL140(Light Top/Heavy Bottom:.010 .013 .017 .030 .042 .052)、EXL145(Heavy:.012 .016 .020p .032 .042 .054) 張ったのはEXL140。チューニングは先述の通り、6弦から C G C F A D。そういえば、ダダリオがダウンチューニング用のゲージを新しく発売するみたいで、ちょっとタイミング悪かったかも。それまでのダダリオにはダウンチューニング向けのゲージがそれほどなくて、バラ弦だと .050以上はもちろん.060以上のも売られているようですが、セット弦だと購入したEXL140、145くらいでした。

 

 張ってチューニングして弾いてみた感じですが、まずテンションがちょっと弱かったです。高音弦でのチョーキングで上げ過ぎてしまいます。やっぱり.010はだめ。.052もドロップCではちょっと緩いです。ロングスケールならちょうどよいテンションなのかもしれませんが、ミディアムスケールでは自分にはちょっと。でもこのテンションの弛みが、低音弦のブリブリ感やロングサスティンを生み出す理由かもしれないので、まだしばらく試してみます。実際、かなりサスティンが延びました。(そのぶんハイ落ちした気もします)

 その弦ゲージ、ギター、それにアンプシミュV-Amp2のBrit Hi-Gainのアンプタイプでドンシャリぽいセッティングで弾いてみたのですが、けっこういけます。PEG3のピックアップは意外に出力があるかも。レギュラーチューニングよりもダウンチューニングしたサウンドのほうが良いような気がします。…見た目のおかげで、気がするだけかもしれませんが。w 

 ちなみに面倒くさがってナットを削らずにそのまま張ったら、6弦側のナット端を吹き飛ばしました。ちょっとナット溝からはみだしているからやばいなとは思っていたのですが、案の定欠けました。接着剤で留めた後きちんと溝を広げました。本当はナット交換しようかとも思っていたのですが。次欠けたら交換します。もう少し5弦側に寄っていた方が弦落ちしにくくなるから、その方が良いと思います。(現状だと深いビブラートを掛けると弦落ちしやすいです)


 しかし、この低音に慣れてしまうとレギュラーチューニングには戻りたくなくなってしまいますね。次は7弦ギターかなあ、購入するのは。w


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 それとSX PEG3 のことについてひとつ。意外にネックが柔いです。スペックだとメイプルってことになっているようですが、少し疑問。マホガニーなんじゃないかと疑っています。思いのほかネックベンドできてしまい、恐怖すら感じる程ベンドできてしまいます。

 …でも、PEG3、これは買って良かった。見た目良し、サウンド良し、小技良し、ライヴで栄えるギターですね。ボディトップにドクロや血のペイントとかあっても良さそうだし。ナイフとかがぐさっと刺さっているのとか似合うんじゃないかと密かに妄想したりしています。w

† 22:32 | トラックバック | Topへ▲ †

 先日、ギター弦を買うついでに、ギタースタンドも買いました。

 HERCULES STANDS ( ハーキュレススタンド ) >GS414B 【サウンドハウス】

 ストラトやレスポールなどのごく普通のギターの形ならば、どこでも同じように売っている安物のギタースタンドで構わないのかもしれません。しかしフライングVのような、ギターの「お尻」がない形のものは、そのようなスタンドでは安定しない場合があります。

 そんなことは知りつつも、ギタースタンドに3000円近くも出すのも惜しくフライングV購入後も手持ちのギタースタンドで凌いでいました。が、ちょっとスタンドにぶつかっただけでズルッとギターがスタンドの「受け」の部分から落ちてしまったり、こないだはそのまま前に倒してしまいました。この時ばかりは「やっちまった」とガクブルでしたが、ネックが折れることも無く奇跡的にわずかな打痕で済みました。案外、プレイテックのVは頑丈だったりして。というかギブソン純正のVとは違ってネックが強度的に柔いマホガニーを使っていないからかもしれません。でも明らかにマホガニーより安い木材だろうから強度もそれより弱そうな気もするけど........。

 
 とにかく、このままではいつかは「やってしまう」と思い、評判の良さそうな HERCULES STANDS ( ハーキュレススタンド ) の「 GS414B」を選んでみました。

 このスタンドは、ギターをヘッド下のネック部分を掴むようにして吊り下げるタイプのスタンドです。よくあるギターを乗せるスタンドとは異なり、ちょっとしたスタンドの振動や衝撃でギターがずり落ちることはありません。値段だけにスタンドの3本の足もしっかりしていて、とても安定性のある信頼の置けるスタンドです。ネックを掴む部分は、ギターの重量で自動的に掴む爪が起き上がりロックするような仕組みになっています。ギターを持ち上げると自動的に爪が下がりギターを外せるようになります。

 またスタンドの足のギターが当たる部分にはスポンジが貼られていて、ギターを傷つけることもありません。(念のために布をあてています) ちょうどこの部分がフライングVの「両足」の間....つまり股部分に入り込むような具合になるので、とりわけフライングVには打ってつけのスタンドではないかと思います。


 ちなみにギターの本数が増えてしまったので、ギターを横にまとめて並べて掛けられるギタースタンドも少し前に買いました。

WARWICK ( ワーウィック ) >ROCKSTAND5 【サウンドハウス

 ギターを5本掛けられるスタンドです。1本1本それぞれのスタンドに掛けるよりずっと省スペースなのは確かです。しかしレビューにもある通り、横に立てかける角度がそれなりにあるので、同じ体勢のまま長期間掛けておくとネックが反ったりしないかちょっと心配な気もします。たまに逆に掛け直したりすると良いのかもしれません。

† 23:14 | トラックバック | Topへ▲ †

 プレイテックのストラト.....通称プレラト、弾き始めて1ヶ月半。

 ストラップピンを替えたくらいでほとんどそのままの状態で弾いていますが、良いギターだなあと改めて気づかされます。たかだか5980円。でも音にハリがあるし粘りもある、チューニングも安定する、欠点はボディ裏のスプリングキャビティのザグリの大きな亀裂くらい。

 安さ故の、無塗装のネックが意外にも手触りが良く、つるつるしないので滑ることも無いので気に入っています。弦はサウンドハウスで激安で売られていた、アリアプロの.009-.046のものを張っているのですが、これもなかなか良い感じです。3セットで500円っていう衝撃的な値段の安さの弦なので全く期待はしていなかったのですが、パンチがあってブライトさが感じられました。ただ、低音がタイトというかあまり出ない感じです。ギターがギターだけに致し方ない部分もあると思いますが、実際のところギターのみで高音から低音まで出たとしても、バンドアンサンブルでは他の楽器の帯域と被ってしまうこともあるし、今のセッティングやサウンドが気に入っているので、これでも構いません。


 ギター歴は無駄に長いわりにストラトはこのギターが初めてです。よくストラトは弾きにくいと聞いていたので、弾きこなすのに苦労するのではないかと思っていたのです。けれども、実際に手にしてみると実に弾き易くてびっくりしてしまいました。フェンダー純正のストラトではない安物の軽いボディ、弦も安物、スプリングも2本にしてあるので、テンションが弱いから弾き易く感じるだけなのかもしれません。


 
 今年に入って先日のSGも含めてそれぞれタイプの異なる3本ギターを購入しました。そんな環境で気づいたことは、ギターによって弾きたいフレーズが違ってくる、ということでした。かつてはそんな話を耳にしても、通ぶってるだけなんじゃない?なんて一笑に付したものでしたが、実際にそれぞれ弾いてみて初めて分かりました。

 ごく個人的なはなしですが、ストラトだと妙にペンタトニック主体のフレーズを弾きたくなってしまいます。多少ルーズながらもハジける様な、そういう雰囲気のが弾きたくなってしまうんです。.......それに、あまり考えずに弾き通してもそれなりにサマになってしまうようにも感じられます。反面、レスポールは個人的にはとても苦労するギターです。テンションもきつくしてあるし、ネックは塗装されているからフィンガリングしづらいし、きちんとピッキングして鳴らさないと「鳴らない」んです。手持ちのフライングVもそういう傾向が感じられますが、足でギターを挟んで固定出来るシェイプなので、ビブラートは掛け易いのでその分弾き易く感じます。アイバニーズのRGは、あまりに弾き易すぎて慣れるのが怖いので普段あまり弾きません。


 そんなこともあって、昔はアイバニーズ一筋だったのですが今では様々なタイプのギターにそれぞれの魅力を感じ、いろいろ欲しくなってしまうようになりました。テレキャスも欲しいし、エクスプローラーもファイヤーバードも、ジャズマスターも、ムスタングも.............。これ以上買うと部屋がギターだらけになってしまいそうなので、とりあえず現状のままでしばらく弾き倒すつもりです。が、テレキャスだけは早めに買っておきたい。小振りなボディに弦を裏通しでロングスケール.....、自分に合いそうだしチャレンジし甲斐のあるギターだと思うんです。あぁ、エフェクターもあれこれ欲しいし............ギターを初めて12年、ようやくギターを弾くのが楽しく感じられるようになりました。

 これもひとえに安ギターのお陰といっても過言ではありません。安物のギターを馬鹿にする人も少なくありませんが、個性もあるし作りも悪くありません。値段ゆえに大胆に手を加えることも躊躇無く出来ます。この気軽な自由さが良いのです。

† 22:07 | トラックバック | Topへ▲ †

 ついこないだギターを買ったばかりなのに、また買ってしまいました。

 買ったのはSXというメーカーの「 PEG3/BK」です。
 SXというメーカーはスペインにある会社らしいのですが製造は中国らしく、買ったギターにもMade in Chinaのシールが貼られていました。SXのサイトを見てみると、思いのほかたくさんの機種が発売されているようなのですが、日本には初心者向けのギターセットのものぐらいで、ほとんど入ってきていません。なので日本ではマイナーなギターブランドだと思います。

 ただ、フェンダーやギブソンのスタイルを踏襲しながらも決してコピーに留まらないオリジナリティとコストパフォーマンスに優れたクオリティから、密かに人気があるようです。


 購入した「PEG3/BK」、ぐぐれば画像が見つかりますが、知ってる人が見ればギブソンが数年前に発売した「ヴードゥー」シリーズのSGっぽいのが分かると思います。ヘッドロゴやポジションマークの赤とボディの黒の組み合わせのトーン、ギブソンと同じくボディはアッシュ(厳密に言えばギブソンのはスワンプアッシュですが)、木目や木の質感をそのままに残した塗装........、この辺りがいかに「狙っている」かがよくわかります。ギブソンはヴードゥーというシリーズだけに、12フレットのポジションにウイッチドクター(呪術医)のようなスカルがあしらわれていましたが、SXのはパイレーツ....つまり海賊ですね。パイレーツシリーズというラインナップで、SGの他にレスポールとストラトタイプ、ベースではプレベタイプが発売されているようです。

 それを表すかのように、ヘッド裏には、海賊ドクロのイラストがあり、ギターのおまけにそのドクロがプリントされたバンダナがついていました。w ボリューム/トーンノブにはアバロン貝がトップに埋め込まれていて、全身真っ黒にきらめくアバロン貝のノブが良いアクセントになっています。ヘッド表にも「PIRATE」と血というかペンキの滴る感じで書かれています。なんとなく海賊船、宝箱の木材をイメージしたかのような雰囲気が感じられます。


 そんな風貌の海賊ギター、「おまえ年いくつですか、バカですか」なんて突っ込まれそうな、厨房向けギターな気もしなくもないのですが、全体的にヘヴィながらも落ち着いた雰囲気で悪くありません。
 以前からネットで見つけてたまにチェックしていたのですが、セール品になり値下げされたので買うことにしました。定価36000円が10000円で買えるのも充分「買い」ですが、そもそもこの価格帯で安物のSGタイプのものは買えないし、このオリジナリティを持つギターは価格云々を抜きにしても手に入らないことから、見た目さえ気に入れば、本当に買いなのでした。


 ここで購入したネットショップについて書きますが、まだネットショップを始めたばかりらしいのと、楽器に精通していない人間が経営に携わっている雰囲気がサイト内の商品説明文などから感じられました。会社を調べてみるとITのベンチャー企業が始めたショップみたいです。そのことと、支払い方法に代金引換が選べなかったことが、品物が届くまで不安でした。メールの対応もそっけないというよりは「ありがとうございます」の一文が見当たらない文章で、少し気になりました。

 品物に貼られていた伝票を見ると、送り主がその店ではなく「キクタニ・ミュージック」でした。このキクタニというのはSXの輸入代理をやっている会社です。メーカー直送でした。


 肝心の作りとサウンドですが、まず作りはいわゆる安物ギターのレベルではありません。ペグ、ナット、フレット、ブリッジなどのパーツの精度は良く、ネックジョイントに隙間もありません。ボリュームノブに多少ガリがある程度で特にケチを付ける様な箇所は見当たりませんでした。あ、指板がローズウッドなのですが、プラスチックみたいに妙にテカっていて非常に滑らかでした。そのせいかフィンガリングがやり易いです。チューニングも良く、ボルトオンながらサスティンも意外にあり、ボディ材がアッシュなせいかブライトなサウンドでした。粘る感じよりもローとハイが出るみたいで、見た目とともにヘヴィロックのジャンルには合いそうな気がしました。

 
 ギブソン系ではレギュラーチューニングにしたレスポールやフライングVを持っているので、このSGはダウンチューニングにしようかなと思っています。半音下げはアイバニーズのRGにしてあるので、1音下げがいいかな、なんて考えています。ギブソン系はミディアムスケールなので、レギュラーチューニングで.010-.046のゲージを張ったときのテンションを保つには、半音下げで.011-.048辺り、1音下げだと.012-.052辺りになりますね。.012-.052辺りになるとジャズ向け仕様になる弦が多く、3弦がワウンド弦になっているものが多いです。それでもいいのかもしれませんが、やっぱり1〜3弦はプレーン弦、4〜6弦はワウンド弦というのが好きなので、その内容で探すと、ダダリオのヘヴィゲージが相当します。ゲージは.012-.054、ダウンチューニングには持ってこいです。サウンドハウスで500円なので、これにしてみようと思います。SXのギターは出荷時にダダリオの弦を張っているみたいですし、このトーンはなかなか気に入っているのでとりあえずダダリオでいってみます。

 ついでなので、安物コピーのわりに中音域がよく出るプレテクのフライングVには割とフラットなトーンのダダリオを張っているので、ブライトさが際立つアーニーの.010-.052のものに張り替えようかと思っています。実際張ってみないと分かりませんが、アーニーのスリンキー.010-.052をレギュラーチューニングで張れば、今のダダリオの.010-.046の状態よりは、トップとエンドが伸びるのではないかと期待しています。

† 23:51 | トラックバック | Topへ▲ †

 この前のYouTubeがSafariで見られなくなってからというもの、その都度firefoxを起動しなくてはいけないという煩雑さ、それと普段ポータルサイトとして使っているMyYahooのページがリニューアルし、これもまたOS10.3のSafariでは上手く表示されないということから、Firefoxを使うようになりました。

 MyYahooに関していうと、Firefoxにしてもページが重いし新しいレイアウトも個人的には不便に感じられたので、思い切って「iGoogle」をポータルサイトとして使うことにしてみました。実際のところこれもFirefox2.0では重いのですが、レイアウトや追加のコンテンツも豊富でテーマ(壁紙)も多種あるので、けっこう気に入っています。さっそくPeanuts(スヌーピー)のテーマにしてみました。


 しかしOSが10.3のままなので、SafariやFirefoxを最新バージョンで使えないのがくやしい。最新のOS10.6やひとつまえの10.5でなくても10.4ならば最新のバージョンが使えるらしいのです。10.3と10.4の間には大きな壁があるようです。しかし苦労の末、制作マシンとして安定させたわけなので変えるつもりはありません。この状態ができるだけ長く保てるようにするだけ、です。それ以外はすべてWinマシンにおまかせさせるつもりです。

 とっくの前に購入するマシンの目星を付けているのですが、いろいろあって未購入。当初はDELLの新品のミニタワー型の予定だったのですが、純粋にXPマシンが欲しいので中古のオフィス向けのDELLのミニタワーにしようと思っています。中古だったらC2Dの高速なものでも安いし、その分ソフトシンセなどの予算に回せます。やっぱりボーカロイドとかは魅力的だし、やってみたいのです。本音を言うならばもう少しワイルドで嗄れた感じのボーカロイドが欲しいところですが、そういうのは出ていないみたいです。ミクなんかはシンセのサウンドなんかには相性ばっちりかもしれませんが、重厚なギターのトーンやザクザクとしたリフには.............いやそれはそれで意外な組み合わせで良いかもしれませんが............。とはいえ何だかんだ言ってもミクは欲しいかも。

 曲のモチーフのストックは大量にあるし、リフもしかり。おまけに歌詞もいろいろあるので、やっぱりやるしかないよねえ。

 書きながら思いついたけど、自分のギターや曲にミクみたいなボーカロイドを組み合わせると、意外にサイバーっぽいようなゴシックぽいようなハードロックぽいような感じになって、意外に化けたりして……。


 年内までには購入するぞっ!

† 23:54 | トラックバック | Topへ▲ †

 久しぶりに昔に録ったギターの演奏を聴き返しました。以下、どうでもいい自分用メモ。
 
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 ギターサウンドをミキサーのEQで補正したら良い感じになった。ブートで聴ける、ランディが弾くパラノイドのような、高音が伸びながらも軋む様なエッジの効いた感じになりびっくり。

 たぶん使った機材は、ディーンマークレイのElectric0.10-046を張った半音下げのアイバニーズとアンプシミュレータJ-Station。もしかしたらチューブスクリーマー「TS5」をリードのみ通したかもしれない。アンプモデルは......マーシャルでないことは聞けばわかるが、レクチもしくはJステのカスタムパッチによるハイゲインアンプモデルかもしれない。Jステのレクチだと奥に引っ込んでしまう様なイメージがあるが、このサウンドでは割と前に出ている様な気がする。(単にボリュームが大きすぎるだけかも。音が割れているし)

 
 久しぶりに聞いてみたが、すっかり忘れていた。
リフにまぎれると案外ミストーンなどがわからないものだと感じた。ダブルで重ねているのもあるが、アイバニーズの高出力ピックアップに弦高がごく普通の高さのせいか音の粒だちも良い感じだし演奏自体も勢いがあって、ちょっと自分らしくなく、インギーか誰かの曲を他人が弾いたものかと一瞬思ってしまった程、自分とは思えない様なプレイだった。

 作成が2005/3月になっているのでまだレスポール入手前だと思うが、ギターにかなり慣れて来た頃だと思うし、今とギターの鳴らし方は変わっていないと思う。でもこのネオクラシカルというかインギー+ランディに加えて、中間部のリディアンモードっぽいヴァイのようなコンテンポラリーのフレーズも驚いた。たぶん成り行きのフレーズで、弾いている最中は「外した」音だと思ったはずだが、プレイバックしてみると全く違和感がなく、程よいアクセントになっている気がする。
 ...........思い返してみると、これを録ったのは、ちょうどディミニッシュのコードトーンを意識した、ハーモニックマイナースケールによるメロディを練っていた時に出たアイデアを記録するためであったように思う。現に冒頭のフレーズがもう一度後半に弾かれている。

 
 しばらくアイバニーズに触れていなかったが、やはりアイバニーズにはアイバニーズの良さがあると感じた。またプレイ内容も、最近あまり弾かなくなった雰囲気のものだし、せっかくだから自分自身でコピーして(聴きとって)手癖にしておくのも良いと思った。

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 ここまで書いておいて、肝心のオーディオファイルを載せないのは卑怯......であることは分かっています。即興で弾いたものだと思うので、全体的にちょっと演奏がヨレているし終わり方がすごい中途半端。途中でフェードアウトすれば聴かせられるかなあ..........って誰も聴かないだろうけど。w


 ついでに書いておくと、ディミニッシュのコードトーンおよびコードスケールは手癖的によく使います。Key=AmのときにG#ディミニッシュはもちろん、Aマイナーペンタ+Aディミニッシュを組み合わせて使うのも手癖のひとつだったりします。ちょうどこの場合、Aディミニッシュのコードトーンが、A、C、Eb、Gb(=F#)となります。Ebはブルーノート、F#はAドリアンの特性音となります。なので、そのままコードトーンを弾いていっても、案外合います。というか外れそうで外れない感じが好きで、その後安定させるためにF#からGへ半音チョーキングするとか、クロマチック気味のペンタフレーズを弾いて1弦Dから1音チョーキングビブラートを掛けて締める....というのが手癖です。他にもF#が出るのでそのままAメジャーペンタを弾くとか、Aドリアンを弾くとか。それらの場合、大抵下降フレーズで、最後にAのパワーコードを弾く場合が多いです。

 
 昔はペンタトニックのフレーズを弾くのがギターなのに大の苦手で、どうしてもメジャー/マイナースケールで弾いてしまいジャムるのは苦手でした。それでも元々メロディックなのが好きなせいか人からはペンタを使わないフレーズが新鮮らしく、評判は意外に良かったりしました。それが今では割と得意なほうに。いつのまにかペンタ、メジャー/マイナーはもちろん、ディミニッシュ、モード、オルタードなどをそれなりに織り交ぜて弾けるようになっていました。............あとは正確に弾ければなあ...........ミストーンが未だに多くて、荒いプレイが多いです。手が小さいせいか慣れていないフレーズや指使いをするとミストーンを出す確立が上がってしまいます。あとチョーキングが上がりきってなかったりとか。

 練習、練習、練習です!!!

(2009/06/22)

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