Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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妄想と虚構と感情による情報

 2つ前の書き込み.........読み返してみたら、なんだか支離滅裂で何言ってるんだか分からないですね。自分の中では色々とネタを混ぜて書いたつもりでした。が、寝ぼけていて文章構成が破綻していたっていうのもあるし、書いた内容以上に頭の中では話が次々と展開してしまっていて、その中から断片的に書き出したから、書いた本人はともかく他人には意味不明でした。すみません。


 まず、前回の書き込みで使った用語は次の通り。

「嫉妬妄想」
妄想の一種。自分の夫や妻が浮気していると確信するもの。
「関係妄想」
他人の何でもない言葉や周囲の出来事に、特別な意味付けを行い、自己と関係づける妄想。
「自由連想」
精神分析療法で行われる治療の手順の1つとして、患者が医者になんでも頭に浮かんでくることをそのまま話す、というもの。


 あの記事を書いている最中、自分の脳内では別の話題のことを考えていて、それを書き出さなかったために起承転結しなかったのだと思います。その話題とは、2ちゃんねるの閉鎖。


 今までにも何度も2ちゃんねるの閉鎖の話題は出ましたが、いずれも結局ネタで終わっていました(危機も確かにありましたが)。今回騒がれている閉鎖騒動も、結局今まで通りネタで終わるのかもしれません。が、今回は今までとは少し事情が異なっており、まだ情報が錯綜している状態です。

 その事情とは、何でも2chで誹謗中傷された人が、書き込みの情報開示を求める訴えを裁判所に申し立てたらしいのですが、2chの管理人である西村氏(ひろゆき)がそれに応じなかったために制裁金を科すことになったのですが、それにも応じなかったために西村氏の資産を差し押さえるということになり、その一部に2chのドメインが含まれていたために、それを差し押さえられる→ドメイン使用不可→2ch閲覧不能.....になるということのようです。

 それで、果して今後どうなるのか......自分にはわかりません。持ち上がっている話が確かだとすれば、そうなることはありえるかもしれません。でも、ドメインが使えなくなるだけでサーバーのデータまでも押さえられるわけではないのでしょうし、2chの全てが失われるわけではないのだと思います。また、管理人の西村氏が今まで黙視し続けたとはいえ、何も対策を打たないということは考えられないし、仮に2chの運営を放棄したがっているとしてこれを機に閉鎖したとしても、どこかでまた同じ様なサイトが出来るはずだし、そういう意味においては「2chが無くなる」とは思いません。


 西村氏の有名な言葉に、「嘘を嘘と見抜けない人には(掲示板を使うのは)難しい」というのがあります。これは2chのみならず情報過多のネット全体に言えることだと思います。..........いや、ネットだけではなくマスコミなども含まれるでしょう。


 そんなことを思いつつ、前回の書き込みをしました。
例えば........マスコミ...テレビが与える影響はとても大きいものです。例えば、情報操作しているとか、視聴者を「たらし込む」とか囁かれたりしますが、最近はネットに加えてブログも蔓延しているために、今まで口コミと呼ばれていた様なレベル(情報の質のレベルとその規模のレベルのことをここでは指すことにします)の情報も恐ろしいほど速く、そして広く伝達するようになりました。例を挙げれば、この前の個人の写真流出や、近年の「ネット右翼」などと呼ばれているものの増加、ネットから生まれた商品など、他にも挙げるとキリがなくなりそうですが、そうした影響が強いのではないか、と個人的には思います。また時として伝達の経緯で、情報は砂糖を煮詰めて出来たカラメルのように、異形なものへと変化していくことも考えられます。

 妄想と虚構と感情が情報に関わっているかいないかを見抜くのは、少なくとも自分には難しいことです。
しかし、今の時代はそういった情報の類いはかなり多いように思えます。ジャーナリズムなどには詳しくないので間違っているかもしれませんが(←つまりこういう情報の質が多いのもその1つ.........って自分で言っておいてそれはないだろ!って感じですが)、昔の....戦前の時代のような、マスメディアといわれるものが新聞くらいしかない時代においては、新聞は情報を庶民へ与えるという、啓蒙としての意味合いを含んでいた様に思えるのです。が、今はどうか。

 そんなことを書きたかったのでした。

 と....うまくまとめられたかなと思いきや、そうなると一体どんな情報を発信すればいいんだよう、ということになってしまうんですよね......。有識者だけしか発信できないのかよ!って。もしくは自分をネタにするしかなくなってしまう..........。結局、メディアが発達した今日では情報の量や質についてあれこれ言うのには、もうムリがあるのかもしれません。


..............しかし、2chは本当にどうなってしまうんだろう........。一度に様々な分野の情報が手に入るサイトなので、今の自分には書かせない情報源の1つとなっているだけに、心配しています。あれだけ規模が大きいコミュニティは他にはないし、匿名による書き込みゆえか、お世辞抜きのストレートな心情、情報、もしくは前述の様な異形な情報、感情......人間の醜い部分を吐露したもの......が見られ手に入れられことは大事なことだと感じています。

なので余談ですが、「2chは惡」だとかいうのにはちょっと ? です。2chが悪いのではなくて(100%そうだとは言い切れないかもしれませんが)、むしろ悪だというのなら書き込まれた情報に悪があるかどうか..なのではないかと思います。それをどう受け止めるか.....情報の価値を判断する力....というよりもそういう姿勢で向き合うのが、今の世の中では重要なのかもしれません。

今度はうまくまとめられた....かな。


 
 巷でカスなブログが多いとお嘆きの方が少なくないようですし、自分でもそう感じているので、実を言うと、こんなバカな自分でも一応あれこれと考えて書いてたりします。差し障りのない内容にするとか、自分なりに調べて分析して感想を述べるとか......情報を発信する責任をそれなりに背負っているつもりではいます。 前回のはそれを思いっきり無視して、殺人事件をネタに無責任かつ自己的に適当に書いてしまいました。........そもそも個人的なコンテンツをまとめたものを「癲狂院」としたのも、それが免罪符になると思ったからです。どんなにいかれた内容だって癲狂院内に有るのだからそれも許される、って。実際そんな手が通用するはずもないのですが。日記をある程度書いて振り返った時、少し怖くなったんです。自分の心情が赤の他人に晒されるということが。いささかシリアスですが、たまにはそういう部分に留意してみるのもよいかもしれません。

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