Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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電子辞書

 待ち続けてようやく電子辞書を買いました。

シャープ PW-A8410

 以前に辞書や電子辞書について書いたことがありましたが、「使えない辞書」(2003/7/12)、「でも、やっぱり」(2003/7/13)、1、2年前から本をよく読む様になってから次第に電子辞書のようなコンパクトな複合辞書が欲しくなりました。(パソコンソフトの辞書は持っていませんので)パソコンでの場合だったら「goo」などのポータルサイトにある辞書機能を使って調べたりしますが、パソコンから離れたところなどで本を読む場合などでは面倒ですし、寝る前とかに寝そべって読むこともよくあるのでやっぱり持ち運びに便利な辞書が欲しかったんです。それと複合辞書。例えば国語辞典で調べた或る言葉の類語を調べたくなった時に、今度は類語辞典を引っ張り出さなくてはいけません。難しくて読めない言葉を見つけたら今度は漢字辞典.....。本を読むのがメインなのにいつのまにか字引きで格闘していたりすることがあったりします。それが良い場合もありますが、やっぱり疲れます。


 そういうことで現在発売されているメーカーと機種を調べてみました。シャープとカシオは生活総合、セイコーは翻訳、キヤノンは学生向け......個人的な主観ですがそんな風に感じました。

 個人的になるべくだったら欲しいなと思っていた辞書があって、それは大辞林と類語辞典なのですが、その2つを収録している機種は少なく、シャープのみだったと思います。広辞苑と類語辞典のセットならば他にもあったと思いますが、個人的....くどいですが個人的には大辞林の方が好みです。本屋で辞書の引き比べを前にしたことがあるのですが、どうも見辛い...というか実用的でない気がしてしまって。それに広辞苑は改訂する度に日本語の誤用までも収録してしまっている様で、出来ればそう云うのは避けたいとも思っていたのと、普段「goo」が採用している辞書は大辞林でしたので、これに馴染んでいたし実際使い易かったので、大辞林が欲しかったのです。 それと類語辞典。紙媒体のも持っていますが、電子辞書だからこそ国語辞典との連携で類語辞典がますます活きてくると推測していたので、とにかくこの2つをメインのものが欲しかったのです。

 あとは、コンテンツ。翻訳などの機能が充実している電子辞書がありますが、自分には必要ないので要らないコンテンツです。しかし標準の様にどれにも付いてしまって、その分他のコンテンツが削られているものがシャープ以外には多い様な気がしました。辞書の役割を超えた、もっと日常に密着した知恵袋的なものが欲しかったので、コンテンツは多ければ多い程ありがたいです。人によっては必要ない人もいるでしょうが、自分には必要でした。


 そういう理由から、シャープのPW-A8400かPW-N8000に候補を絞りました。ただ、ベストではなかったんです。PW-A8400はかなり良かったのですが唯一残念だったのが、国語辞書が広辞苑だったということでした。PW-N8000はカラー液晶搭載で大辞林+類語辞典、カラー液晶を活かした百科事典を収録するなど、こちらも惹かれましたがコンテンツ数が少なくてそこが残念でした。

 別にそれでもいいかな....とも思っていたのでPW-A8400を買うことにするつもりでした。ただどうしても納得いかなかったのでもう少し調べていたのです。そうしたら、PW-A8400の発売時期が1年程前なのです。また最新の機種も3月のままでしたので(調べた時期は5月頃でした)、それ以前の発売ペースから見ると、そろそろ新機種が出るのではないかと密かに待ち望んでいました。

 そうhしたら何と自分好みの機種が発売されたではありませんか!! もう凄く嬉しいです。PW-A8400の後継的なPW-A8410という機種が6月に発売されました。PW-A8400と比べると、広辞苑が大辞林になったこと以外は収録コンテンツはそのままで、脳を活性化させるための機能がさらに充実していて、間違いなく自分にピッタリでした。価格.comで値段が下がるのを待ち続け、そろそろ底値に近づいてきたので今週買いました。値段はメーカーサイトでは47,250円なんていう高値になっていますが、実際は2万円前後かそれ以下で買える様です。ムラウチドットコムで送料/手数料込みの16,800円で買いました。(註;現在はさらに安値になっているようです。 PW-A8410 の最安価格 【価格.com】今、価格.comを見たら電子辞書 人気アイテム1位でした。(^∀^) )


 届いて早速使い始めています。面積は広めですが本体はとても薄いです。表面のアルミ削り出しの様な質感が安っぽくなくて好きです。(シルバーに続いてホワイトも出た様ですがそちらはどうだかは分かりません) 大きさは....メモ帳程度です。持ち運びに不便ということはありませんが重さは意外にあるかもしれません。コンテンツや使い勝手に関しては満足しています。脳を鍛える機能はいらないかな...なんて思っていましたが、使ってみたら面白いです。脳が鈍っていた様で、試しにやってみたら脳年齢がxxxだったのでちょうどよい機会です。

 あとは、欲を言えば7カ国語会話の部分にコンパクトでもよいから一般の言葉を収録した辞書が欲しかったです。一応単語の辞書があるのですが旅行に関係するような言葉が中心でしたので。 あとはカードスロットが付いているので、今後カードの充実を望みます。中には広辞苑の方が良いという人もいるでしょうしブランド的なものもあると思います。メインで使う辞書は好みに合わないと他のコンテンツが良くても選択肢から外れてしまうかもしれませんので、まったく同じ仕様だけど主要の辞書のみ異なる仕様、もしくは購入時に選択出来るようにできたら良いな...と思います。

 -------------ここまで2006/9/9-----------------

 .....と、使い出してから3ヶ月になりますが、相変わらず毎日使っています。大辞林も良いですが、「百科事典 マイペディア」というコンテンツがかなり良いです。1つ1つの事柄に対して詳細に説明されている上に、関連項目も豊富に載っているので、いわゆるネット上の「リンク」の様に関連項目を辿っていくと、包括的に把握することが出来るので重宝しています。歴史上の人物などは、日本史/世界史辞典の項目と重複する場合が多いのですが、百科事典の方が詳細っていうのはどうなの?w .....まあ全てにおいて重複しているわけではないから価値が全く無いわけではないですけど。カタカナで引ける英語辞典というもの良いです。思わぬ単語を見つけられたりします。「家庭の医学」も普段使うわけではないですが、これが手元にあるという事が有り難く感じます。

 なんて、とっても満足しているのですが、シャープが最近になって新製品を発表したらしいのですが、これがまた良さそうな内容で、ちょっと悔しい気がして複雑です。

PW-AT750
手描きパッドが付いて、字を書いて調べられるんですね。そうなんです....漢字辞書を使う際に、部首や画数で調べるのはちょっと面倒だったりするんですが、手描きならば一発とはいかなくてもかなり短縮されそうですよね。あと、漢字書き取りのドリルの際にも活用できますし。.....日頃、パソコンばっかりで手で文章を書かなくなっているので、漢字を忘れ易いんです。読めても書けないっていう。だから、これは良さそうです。値段が5万円超になっていますが、市場価格は2万円前後でしょうね。.........う〜ん......もうちょっと待っておけば良かったのかな....でも満足してるし、いっか。


 ちなみに.........こういう使い初めの辞書って、意外な言葉が載っているかいろいろ字引きしてみたくなってしまうんですよね。自分の場合は例えばそれが音楽関係だったりするのですが、案外載っているものですね。ジミ・ヘンドリクス、レッドツェッペリン、クリーム、ディープパープル.......。大辞林には全て載っていたけど百科事典の方には、前者2項目のみ。ただし百科事典の方は詳しく載ってておもわずにんまり。  で、お約束の(?)「ヘビーメタル」。メタル好きの人にとって憤慨するであろう説明になってます。w 

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