Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
« 電子辞書 | メイン | 感想文とフリーの金文体 »
モーツァルト狂年

 今年はモーツァルト生誕250周年とかで、テレビやネット....至る所でモーツァルトでしたが、さすがにうんざりしました。

 別にモーツァルトが嫌いっているわけではないのですが、聞き飽きた....んです。聞き飽きたとは何て言いざまだ!.......なんてファンからは怒られてしまいそうですね。 ただ...小さい頃から....いえ、生まれる前から聴かされてきたので、もう勘弁!なんです。

 車でどこかへ出かける時もカーステでモーツァルト、夜、階下から漏れる音で(当然モーツァルト)起こされて寝られないし.......。小さい頃は何かとそんな感じでした。交響曲40番と41番は大のお気に入りみたいで、ほとんどそれ。まあモーツァルト以外のクラシックも聴いていたようだけど。なので、曲は知っているのにそれらの曲名が分からないということになっているので、クラシックのCDを買おうにも何かと困っていたりします。


 それはともかく、テレビでモーツァルトの特番をここぞとばかりに流していたのにはちょっと嫌気がさしていました。ネタになれば何でもやるから.......。おまけに大仰だし適当に褒め言葉を繕って「感動しました」で終わりみたいな。で、2、3日もすればそんなのはどうでもよくなってしまうわけで。........そんなことに今更いちいち腹立てても仕方ないのは分かりきっています。だけど民放の特番はモーツァルトに限らずヒドイのが多過ぎ。

 そんな世の中モーツァルトマンセーには目にもくれず(耳も、か)、今年よく聴いていたクラシックは、バッハとラフマニノフ。バッハはフーガや無伴奏チェロ曲のとか、ラフマニノフは24の前奏曲。あとはパッヘルベルのカノンを集中的に聴いていたりとか......。サティのジムノペティやラヴェルの「逝ける王女のためのパヴァーヌ」なんかもとても好きなので、これは今年に限らずですが寝る前とかずっと聴いてたりしてました。


 もちろんモーツァルトの凄さは分かりますしエピソードなどからもよく分かります。でもこればっかりは好みの問題ですので。モーツァルトの音楽で特徴的なものとして、メジャー(長調)の曲が多いのと、メロディが細かい....つまり装飾的なものが多いと思うのですが、そういうのが自分にはあまり合わなかったり.....します。あ、でも嫌いというわけでもありません。よい曲だと思うし好きといえば好きです。でもそれらよりも前述の作曲家の音楽の方がより好みだったりします。(もちろん曲にもよるんですが)

 生誕周年になると、いろいろそれにちなんだものが発売されるのでしょうが、やっぱり全曲集とか出たのでしょうね。確か2000年にバッハの没後250周年とかで全曲集が出たのは記憶にありますが、CD何枚だったかなあ........。100枚組とかそんなだったような。全部聴き終えるのに何日かかることやら。....というかああいうのを買う人は既にレコード/CDを買い尽くしているわけでほとんどコレクション/記念のためなのでしょうけれども。


 ああ......なんかこんなこと書いてたら、大晦日は第九が聴きたくなってきた。(.....なんて思っていたら、諸々の事情であした聴きにいくはめになってしまいました。親と。w ほとんど連行です。w ) バッハと同じくベートーヴェンも大好きです。ムーンライトソナタはお気に入りだし、耳が聴こえなくなっても諦めずに名曲を生み出したベートーヴェンには尊敬せずにはいられません。肖像画もカッコいいし、なんか後ろで炎が燃えてそうな表情だし。w  まあ結局、モーツァルトもバッハもベートーヴェンも魔人なわけですが。w 魔人三兄弟だ。w  (ぉぃ

なんかあの世で今の音楽知ったらため息でもついてそうだ.......。ハァ( ´・ω・) 「200年経ってもちっとも進歩してねーな....おめーら」なんて。w

Rachmaninov - Prelude No.2 in C Sharp
http://www.nativeinstruments.de/fileadmin/redaktion_upload/mp3_akoustikpiano/Boesendorfer_Rachmaninov.mp3

たまたま音楽制作ソフトのサイトを巡っていたらデモ曲を見つけました。そのMP3内のピアノの音は、実際のピアノの音ではなくてソフトシンセというパソコン内のピアノ音源で弾かれた(もしくは打ち込みされた)ものです。中盤のキメフレーズや盛り上がるところがやっぱり鳥肌立つっ!

他にもデモ曲があって自分の好きなのばっかりでなんか得した気分。
http://www.nativeinstruments.de/index.php?id=apianodemos_us&ftu=d1b8b041ed13232&flash=9

† | TOPへ▲

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seventh-heaven.jp/diary/mt-tb.cgi/597

癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum- Copyright© Yusuke Kobayashi S E V E N T H † H E A V E N メール
TopUp HiUpDownDown HiBottom