Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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癲 狂 院

 やってしまった.......。

 トップページのデザインにいい加減飽きていたし、ちょっと改良したいと、もうずいぶん前から思っていていろいろ作ってみたものの、しっくりいかず、作っては放っておくという繰り返しで、2年ほど経ってしまっているところで、ちょっと試作的に変えてみました。

 新しいトップのデザインのためのデザイン、といった感じです。
彫像をアクセントする、というのは今後のデザインにも取り入れるつもりです。.......まあ、それより問題なのは、タイトルがなんで「癲狂院」になっているか、ってことだ。誤解を恐れずに言えば、「癲狂院」という言葉が好きだから。そして、「癲狂院」≒「SEVENTH†HEAVEN」だということ。

 お前、脳ミソ大丈夫?.....なんて言われそうなのは承知していますが、明治期の言葉とその意味の組み合わせの「癲狂院」という言葉からいろいろなイメージが浮かぶのです。もちろんそれは実際とはかけ離れているかも知れないし、ただの勝手に作り上げた妄想に過ぎないかもしれない、

 崩れかけ、廃虚のような西洋風の建築物、中は壁紙がところどころ剥がれ落ち、かび臭い匂いがかすかに漂い、誰も居ない待合室、飾り立てのない殺風景な通路、ひしゃげた椅子が転がり、誰かの爪の跡が壁に残っている、部屋の前はまるで刑務所のような鉄格子、そこには汚れたベッドただひとつ、真新しいシーツがやけに目立つ、廊下の遠くからうめき声と泣叫ぶ声が反響し合って聞こえる.........。
.......、もちろん、悪気などないし、患者さんが治ってほしいと強く願うよ。とても辛く哀しいこと.......。

 そんなこともあって、たぶん今年一杯のみの公開、のつもり。
でも、このサイトが「癲狂院」という位置付けだと、ここの「NOTEBOOK」が物の見事に、「Diary of a Madman」(=狂人日記)になるんだよねえ。この「Diary〜」はオジーの2ndアルバムのタイトルにして最後を締めくくる曲なのですが、これが最高なんです。 変拍子に独特の雰囲気のアルペジオに哀しげなストリングスに狂気のクワイア....で、オジーの歌w。この曲がある意味、オジー+ランディの生みだした傑作、な気がします。イントロのオリジナリティ溢れるコード進行によるアルペジオ、これ、今コピーしているのですが、フレット押さえるのがきつい.....。死にそう。しかしチャレンジし甲斐のあるフレーズ。中間のb5thを含んだハーモニックマイナースケールによるギターソロ、後半のギターリフ。

 ぅ〜ん、この曲聴いてくれると、このトップのデザインがわかってもらえるかも....しれない。
 今回は彫像にベルニーニを使ったけど、おそらく新デザインには、ミケランジェロのを......使いたい、なぁ。
 ちなみに今回使ったベルニーニの彫像は、「プロセルピナの略奪(プルトンとプロセルピナ)」(「The Rape of Proserpina」)、というもの。ギリシャ神話から引用されている作品、ですね。冥王プルトンから離れ逃げようとするポーズが劇的で、素晴らしい作品です。バロックでベルニーニ抜きでは語れないのも頷ける。
もちろん「聖テレサの法悦」(「The Ecstasy of Saint Therese」)も最高!

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