Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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されどハンドタオル

 この前、サイクリング中にジャージのポケットに入れておいたハンドタオルをどこかで落としてしまいました。落としてしまったハンドタオルは、別にどこかのブランドものとか高価なものではありません。ただ、長い間いつも外出時に携帯していたものだったので、それを失ったことが非常にショックでした。

 落としたのに気づいたのは、目的地としていた少林山(以前、ヘビの動画を撮った寺)でトイレで手を拭こうとしたときでした。とりあえず境内で歩いてきた道を探したりしたものの見当たらず、後ろ髪を引かれながら泣く泣く帰ることにしたのです。が、しばらく走ってから境内で写真を撮った時に、グローブを外しポケットに一度突っ込んでまた取り出したことを思い出し、その時に落としたのかも、と思い出してから気になってしまい、やむを得ずもう一度お寺へ引き返したのでした。

 撮影場所辺りをくまなく探してみたもののやはり見当たらず、おそらく来た道中のどこかで自転車を漕いでいる最中に落としてしまったのか、もしくはちょうどお寺に着いたとき、観光バスの団体さんがたくさんいたので、客の落とし物だと思われて持っていかれてしまったのかも..............いずれにしてもどこで落としたかは分かりません。

 それでも帰るルートは行きと同じ道を通り、どこかに落ちていないかきょろきょろしながら家路に着きました。


 ショックというよりは悔しいのだと思います。ずっと昔、中学生の頃に、上野駅構内でご飯を食べた時に、マフラーをカウンターの棚に置き忘れたままにしたことがありました。途中で気づきお店へ確認しにいき店員さんにも尋ねたのですが、もうそこにはありませんでした。それはまだ、落とした場所もはっきりしているし、誰かが持っていってしまったに違いないと思えば、何となく諦めもつくのですが、それがどこかに落としてしまったか分からないまま、例えば道端に打ち捨てられたような、雨風に曝されぼろぼろになっていくとしたら、とても残念で悔しいのです。

 
 たかがハンドタオル、なのかもしれません。個人的な感情として、長く使い続けたもの、常に身に付けていたものを無くすのは非常に辛いみたいです。普段から物は大事に使い続けるほうなので、なおさらなのだと思います。


 
 無くしてから、もう今後落とし物はしたくない!と固く心に決めました。
運動する際にも邪魔にならないバッグがあれば…と思い、調べていたら、「アームポーチ」という腕に取り付けるポーチがあるのを知りました。腰に付けるウエストポーチ、ヒップバッグなどが、容量などからみてもベストなのでしょうが、何となく目(目線)から近い部分に装着できるアームポーチが良さげに思えました。ヒップバッグだと見えないし、ウエストバッグ/ポーチは良いですが見た目がちょっとあれですし…、肌身離さず持っていたいものだけを入れられれば良いので(鍵、小銭、ハンドタオル)、それほど大きくなくてもよいので、アームポーチにしてみました。

 
 さっそくネットで注文し先日届きました。買ったのはナイキのアームポーチ。売られているもののなかで一番容量がありそうで、デザインもくにゃっとした丸みを帯びているのではなくて、割と四角い感じで良いです。それでもアームポーチ自体は容量の大きいものではないので、先述の本当にわずかなものしか入りません。ご丁寧に音楽プレーヤー用のポケットもついていました。確かに運動する時は音楽を聴いていたい気もします。(でも携帯プレーヤー持っていないんです。)

 腕への取り付けは一度金具へ通してからベルクロで止めます。もともとジョギング用ポーチのためか、薄着着用時のことしか考慮に入れていないのか、あまりベルトの長さがありません。貧弱な細い腕の自分には長袖ジャージ+ウインドブレーカーでも問題ありませんが、レビューには長さが足りないという声がいくつかありました。…まあいいんだ、どうせいつかは自作のレザークラフトで鋲ビシビシ付けたアームポーチ作っちゃうんだから。

 アームポーチのついでに、500mlペットボトルが携帯出来るウエストバッグも買いました。サイクリングでは自転車にボトルゲージを付けてあるのですが、2本くらいは必要なのであってもいいかなと。これだと自転車から離れても携帯出来るし、けっこう便利です。


 
 もう落とし物はしないぞ!(`・ω・´) シャキーン
あのハンドタオルは、落とし物を二度とさせないことを誓わせるために、アームポーチの存在を教えてくれて、なおかつ自作のアイデアを思いつかせてくれた…のだと今ではそう思っています。


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