Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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雨雨雨雨…

 今日は久しぶりにカラッとした暑さと晴れ間を見せましたが、この1ヶ月間は、雨か曇りのぐずついた天候でした。それでもその1ヶ月間のはじめの頃は、昼間はギンギンに晴れて夕方から夜間に掛けて雨が降ると言う具合で、庭木や植物に水をやらなくて助かるなあなんて言っていられたのです。

 ところが、ずーっと湿度のある蒸し蒸しした天候に加えて雨がよく振るものだから、庭木はともかく鉢ものの水遣りのコントロールが難しくて、自分のはともかく親のがいくつか枯れてしまいました。(たぶん根腐れ)  自分の場合、そういう根腐れが怖くて、鉢植えに使う土はだいぶ排水性の良い配合にしてしまいます。根腐れには強いですが、暑い夏ではすぐに水が足りなくなり、だら〜んとしがちです。w  1日2回水遣りしてます。これがけっこう疲れる。これだけで汗びっしょり。


 この程度なら苦笑いで済む話ですね。西日本を襲った激しい豪雨、そういう災害が起こるまで梅雨はあけない、なんて言われたりもしますが、本当に胸が痛みます。幸いこちらでは特に災害は起こりませんでしたが、連日、大雨警報が発令されたりしました。前回触れた停電もそんな中での出来事でした。

うちの町は2つの川の合流地点だということは今までにも何度か書きましたが、今でこそダムや土手などの整備がされているから洪水はまず起こりませんが、そのむかしは度々川が氾濫し多くの人が犠牲になったらしいです。戦後直後の台風襲来でも被害が出たらしいですが、多くの被害が出たのは明治末のことらしく、土手のふもとに1つの大木とその脇にひっそりと供養費が建てられています。.......しかし、町の多くの人は知らないかもしれません。今でも献花が絶えないから全くというわけではないのでしょうが......。かくいう自分も知ったのは土手をウォーキンング/ジョギングするようになったつい最近のことです。子供の頃は土手にもよく来ていましたから、何か石碑みたいなものがあることは知っていましたが、土手を下りないと分からないし何のことであるかは分かりませんでした。


 もう片方の川の向こう側....つまり埼玉県側になりますが、毘沙吐(びさど/びしゃど)という村がかつてあり、その後の合併で字名として残っていますが、ここの地域に住んでいた人達は、台風の際の洪水の際に全員避難してそのままいなくなってしまったらしく、字名はあるもののそこには誰も住んでいないということになっています。........実際、地図で見ればわかると思います。............ここは住めないよ.......。ほとんどが土手の向こうの河原なんだもの。


 今こうして平穏な生活が送れるのは治水のお陰なのです。明治になるまで川に橋を架けられなかったくらい、荒れ狂う川に挟まれた土地なのですから。

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