Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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白蛇

 最近、ホワイトスネイクのCDをよく聞いています。
よく聞いているという割にはベスト盤1枚しか持っていないので、偉そうな批評や感想を述べる事は出来ませんので、少しだけね。w 


 ホワイトスネイクのベスト盤を買ったのはもうだいぶ前の事です。1998年とかその辺りだと思います。買った当時はギタリストのスティーヴ・ヴァイにとても嵌っていて、そのヴァイがかつてホワイトスネイクに在籍していたことがあるのを知り買いました。白蛇に加入したのと同時期に発売され売れたヴァイのギターインストアルバム「Passion and Warfare」が大変好みだったので、歌ものでのプレイではどんな感じなのか興味がありました。

 ちなみに、ホワイトスネイクというバンドは20年以上活動しているバンドで、メンバーもそれなりに入れ替わっています。ヴァイが加入した時(1989年)は全盛期の直後という具合だと思います。でも長続きせずバンドは解散し、その後10年近く経ってから(2003年)再びメンバーを替えて活用する様になりました。

 持っているベスト盤は、1994年に発売されたものでレコードレーベル「Geffen」時代に発売されたアルバムからの収録で、収録曲の全てのギターワークがヴァイなのではありません。5曲程度だったと思います。


 前置きが長くなりました。
今再び聴き直しているのは、ヴァイのプレイではなくて、ジョン.・サイクスのプレイです。
 サイクスは、ヴァイの前の前に在籍していたギタリストです。ホワイトスネイクのブレイクの功労者の一人と言ってもよいと思います。(サイクスが正式メンバーとしてレコーディングされたアルバム「サーベンス・アルバス」は大変良く売れたアルバムです。)

 ベスト盤の中でサイクス在籍時の曲自体が良いというのもあるのですが、サイクスのプレイにとても気に入りました。最近の自分の嗜好も変化したせいか、例えばザック・ワイルドのような、伸ばす音にはきっちりと掛ける振幅が深く激しいビブラートや、それに伴うピッキンングハーモニクスのうねる様なトーンが、とても好きなのです。サイクスのプレイもそういうスタイルが随所に見受けられます。それとレスポール+マーシャルの太く重厚なサウンド、アルバム中もっとも太いトーンを奏でている様に聴こえました。そして「Crying In The Rain」「Still Of The Night」のような曲では、激しくドラマティックなギタープレイが聴けます。たしかにヴァイも類い稀なるテクニックと才能を持ち合わせているギタリストですが、このバンドの音楽にはサイクスの方が似合っている気がします。湿り気のあるメロディをプレイする...と安易に表現するよりは、叙情的というよりか官能に訴えかける重厚なプレイ、そういう表現の方が似合っていそうなギターワークがブリティッシュ・ハードロックな面をもつホワイトスネイクには大変よく似合っていると確かに感じました。


 サイクス自体は、ギター雑誌で以前から度々目にしていたので知っていましたが、それほど気に留めるギタリストではありませんでしたが、今ではマイフェイバリットリスト(wに追加されています。ランディ・ローズ、ザック・ワイルド、スラッシュ...そしてジョン・サイクス。あぁぁ、みなレスポール使いだ。まあ他にもエディとかシェンカーとかジェイクとかレスポール使い以外でも好きなギタリストはいっぱいいますが.......、レスポール使いというと、挙げた4人になるかな.......。


 ちなみに、なぜまた聴きだすようになったかというと、サイトのリニューアルに向けてデザインを参考にしているものが、たまたまヘヴィメタル雑誌「BURRN!」に載っていて、その号がホワイトスネイク特集だったからです。w 3DCGのレンダリング中などにちょこちょこと読み返しているうちに聴きたくなってしまった、というわけです。その特集がかなり良くて、ディスコグラフィーやバンドの歴史について詳しく解説されていました。


 早速、オリジナルアルバムの「サーペンス・アルバス」を買おうかとアマゾンでチェックしてみたら、他にも色々とベスト盤が出ていて、3枚組のものとかもありお買い得なのかもと思いつつ購入を検討中です。

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