Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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園芸写真2008 #3

 初夏からだいらい秋が終わるまでの写真。

 
<ユリ ランディーニ>

ユリの中ではかなり暗い色の品種だと思います。写真で撮ると赤っぽく写ってしまいますが、真ん中の写真の様に、暗いワイン色の様な色合いです。バラにも黒バラと呼ばれる暗い色が出る品種がありますが、思うにそういう花は、咲いたら切り花にして室内で飾るのが一番栄える様な気がします。明るい屋外では、その黒みが活きてこないというか。太陽の照りもあるし.......。曇りの日などでは良い雰囲気です。
 残念ながら球根が夏に腐ってしまったので、再チャレンジしたいです。ユリは乾燥に弱いといいつつも夏場の蒸れには弱いのかなあ。この辺(群馬南部)は夏場は厳しいから夏越しは大変なのかも........。


<アサガオ 桔梗咲き>

 アサガオです。といっても花の部分をよく見てください。ちょっと普通のアサガオと違うと思いませんか。これは桔梗咲きという「変化アサガオ」のひとつです。あまり詳しくありませんが、江戸時代はアサガオの新種作りが流行ったらしく、今では現存しない品種もあったようです。そんな変わったアサガオ=変化アサガオの中でもポピュラーで増やしやすいひとつが、この桔梗咲き、のようです。
 この桔梗咲きは、ふつうのアサガオと比べて花の大きさが小さめです。また青いものに限って、八重または半八重に咲く場合がありました。赤や白では現れませんでした。青でも全てが八重・半八重になるわけでもなく、だいたい50%くらいの割合だったでしょうか。

 去年はタネを買って2年目でしたので、十分すぎるほどのタネがありました。なので、庭はもちろん塀際にも植えてみる事にしました。塀と側溝の間のわずかな隙間なのですが、実は深さに限りがあってだいたい15〜17cmくらいでしょうか、それくらいしかありませんので長く上へ育つかどうか心配でした。
 一応、育苗皿で発芽させてから植え込みました。タネが小さめなので、水やりの際に動いてしまう恐れがあります。それを防ぐためです。変化アサガオといってもこの桔梗咲きのは普通のアサガオと同じ様に丈夫でしたから育てる事には、先述以外はそれほど心配はいりませんでした。

 結果として、一昨年同様によく育ったと思います。買ったタネで育つのはもちろんですが、その育って花が咲いたアサガオからタネを採りそのタネからうまく育ったことは、育てるのが簡単なアサガオとはいえやはり嬉しかったです。

 余談ですが、塀際でアサガオの世話をしていたら、道を通る人からよく声をかけられました。中には桔梗咲きだと品種を当てた人も!!! 世の中知っている人はいるものですね。タネが実ったら欲しいと言っていたのですが、ちゃんと採ってくれたかなあ.......? いや去年はさらに大量のタネが実ってしまったもので。かなり寒くなりタネがはじけて落ちてしまう頃になってから収穫しました。............しかしこんなにたくさんどうするんだ.......。他にも親子連れで子供が「あー、アサガオだー」とかおばさまたちが「あら、ちょっと見て、ちょっと変わったアサガオ!」........なーんて声が。w  植えて良かったとしみじみ感じました。家の住人から見れば塀の外に出なければ見られないのです。でもそれでもよいと思い植えた自分もまあ良かった、かな.....。

 それと写真を見れば分かる通り、塀にネットを張ったのですが、これがいたずらされないか心配だったんです。通る道は通学路ですし、不届き者がネットやアサガオをめちゃくちゃにしやしないかと。覚えている人はもういないかもしれませんが、去年の春頃、群馬や他の県でチューリップなどの花壇が荒らされる騒ぎがありました。塀の内側ならば大丈夫ですが、塀の外なので.......。(植えた塀と側溝の間の土地は家のものです。念のため。) 結果から言えば一度も荒らされなかったのでとりあえず一安心です。


<スイレン>

 あれだけスイレンの写真を載せましたが、あとこれも! よく咲いた&撮れました。


<シコンノボタン>

今年はそれまで植えていた鉢よりも深い鉢に植え替えて育てました。成長が良く、なんと自分の背よりも高く伸びました。咲いたのは9月も下旬に入る辺りからでした。それから12月に入るまで咲き続けていました。冬越しは屋外です。去年は屋外での冬越しは初めてだったのですが上手く越せました。12月も下旬になると最低気温が氷点下になる日が出てきて、ポリ袋を被せてはいたのですが、穴を開けなかったせいでポリ袋の内側に付いた水滴に葉が夜間触れてしまったようで、それで葉がチリチリに枯れてしまい心配しました。ついでにその時に伸びた枝を少し短く切っておきました。春になるまでしばらく枝のみの状態でしたのでひやひやしてましたが、新芽を再び出してくれました。
 今年は、主に上部に穴を数カ所あけたポリ袋をまず被せ、さらにもう一枚ポリ袋を被せることにしました。今年は.....といっても被せるのが遅すぎて、無防備の状態で霜に晒してしまって全ての葉っぱをダメにさせてしまった訳ですが。w でもたぶん大丈夫だと思います。あれは強いから。


<パキラ>

この写真は室内へ入れる直前の頃に撮ったもの。11月中旬かな。それまでずっと屋外に置いてありました。ここ群馬南部では大丈夫でした。南部とはいっても前橋辺りは空っ風が強いから厳しいかも? このパキラも大きくなりました。買った時は写っている鉢の高さもなかったと思います。成長に合わせてその都度、鉢増しを行ってきました。今の大きさのパキラを買うとなれば数千円はするのかな.....でも買った時は400円。値段の問題ではないのですが。


<ポインセチア>

今年は、家にある大きいポインセチアの中でも一番大きいものに少し変化を与えてみました。春先に剪定する際に、1つだけ枝を残してあとは段階的に残して、それを育ててみました。キクで言うなら「天地人」ですね。ちょっとそれを真似てみました。株が古いせいか夏頃になってもあまり葉っぱが出なかったのですが(写真左)、結局冬までにはそれなりに茂ってくれました。写真右の方のちょこっと色づいている写真は、室内へ取り込む前のもの。11月中旬です。ポインセチアの葉を色付けるには、短日処理といって、人工的に陽を当てる時間を調節してあげる必要があります。12月、クリスマスシーズンまでにきちんと色付けるには、9月末辺りから始めなくてはいけないのですが、うちでは面倒くさくて11月下旬あたりから。住んでる地域が田舎なせいで夜の明かりがくらいせいかどうかはわかりませんが、外に置きっぱなしでも勝手に色づき始めます。秋になれば昼間の時間は短くなっていきますし。それに何となくある程度の寒さに当てた方が、葉っぱが厚くなる様な、しっかりするような気がしました。ポインセチアは寒さに弱いといいますが、最低気温が3度程度でも日中10度を超えるくらいなら案外大丈夫です。
 室内に入れてからは段ボールを用意し短日処理を行うのですが、用意する箱作りに苦労します。数年もののポインセチアなので、株が大きくそれを被せる段ボール箱は、まず無く自作する必要があります。いくつかの段ボールを使って切り貼りして大きな箱を作っています。処理を行う部屋は夜間あまり使わない部屋なので、夜間のみそこへポインセチアを移動して箱を被せていました。つぎはぎ段ボールですので、多少光が入ってしまうと思いますが、それくらいならば暗い部屋でしたら大丈夫みたいでした。処理の結果の現在の姿はまた後で。


<ツメレンゲ>

 今年も無事咲きました。ツメレンゲ。さらに巨大化。にょきにょきとツノを生やしていますよ。写真は松の盆栽に生えているツメレンゲ。多肉植物みたいで、花の咲かない春夏はその肉感をなでなでして、花の咲く秋冬はふさふさした花をなでなでして、和んでます。けっこう好きな植物です。

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