Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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群馬に紀伊国屋が!

 ついに我が群馬にも紀伊国屋書店が出来ました!

アピタと150の専門店けやきウォーク前橋


........という、総合ショッピングモール内に併設されています。前橋駅南口、元ダイハツの工場跡地に建てられたとか。前橋なんて久しく行っていないので、いつの間にか出来ていたなんて。でもオープンしてすぐに行ってみたのですけど。w  大型のシネコンに紀伊国屋に多数のテナント、それにアピタ(全国に展開されているかどうかわかりませんが、総合スーパーのチェーン店).......自動車工場の跡地ですから、やはり規模は大きいです。

 とりあえずどんなものか見に行ってみました。ネットで紀伊国屋のサイトを見てみると洋書なども扱っている様ですし、群馬県内でそれまで一番の蔵書を誇っていた本屋よりもだいぶ多いというので、一番の目当てでした。いざ入ってみると、1フロアながら広い。かなり細長いフロアの形をしているので、奥行きが凄い。まずそれに驚いて、これなら洋書も好きな日本の作家の本もいろいろあるかな....と期待を膨らませました。

 が.........、結果から言うと、個人的には単にたくさん本があるだけ、でした。正直言ってかなりがっかりです。まず日本の作家....たとえば谷崎潤一郎や夢野久作、樋口一葉などの作家の本が.......なんだか自分の本棚にあるものしか..........ないんです。例えばアマゾンで買える(古本などを除く)ものよりもずっと少ないんです。夢野久作は「ドグラマグラ」と「少女地獄」しかないし。絶版の多い倉橋由美子のもやっぱり代表作の「パルタイ」しかないし。..........アマゾンでは手に入らないものがこういう大きな本屋にはあるのではないかと思っていたのですが...........全然だめです。洋書のコーナーはどこかなと見つけたら、ええ〜〜っ!? たったこれだけのスペース????って感じではっきりいってオマケ程度。洋書は、美術書や有名なドーバーの素材集が目当てでしたが、そんなのはひとつもなし。そんな洋書コーナーはさっさと諦めて、他のコーナーなどもいろいろ見て回ってみました。デザイン/グラフィックスのコーナー....近所のそこそこ大きい本屋と品揃えが変わらない。美術コーナー.......モローやゴシック関係はもちろんなし。これなら西洋美術館の美術書コーナーの方がずっと充実しています。まあこれは当たり前と言われればそうかもしれませんが、しょぼ過ぎです。........自分にはとても満足出来ませんでした。

 どうしてなんだろう......。あんなにたくさん本があっても、自分が欲しい本がまるでないなんて。谷崎や夢野、倉橋.....モローだって充分有名で著作(作品)も多いのに.........なんでないんだよう。


 紀伊国屋以外の他のショップももちろん一通り寄ってみたのですが、どれもピンと来ず......。インテリアのお店が2つか3つほどありましたが、う〜んって感じだし、無印良品は群馬県には大きな店舗がなかったので、ここは比較的品揃えが良くて見てて、へ〜こんなのもあるんだ....みたいに眺めて楽しめましたが、買うつもりはないし...........。アクセサリーや服の店も.........。


 そういえば楽器屋もありました。フロアはそれほど広くありません。ところ狭しと楽器が置いてあるのですが、その日一番笑えたのがその楽器屋。壁に掛けられているギターを眺めていると、ちいさい子供が。いきなり手当たり次第にギターをべたべた触ったり弦をかき鳴らしたり、かなりやりたい放題。ギターは床に付きそうな位の低い位置にまで掛けられていたので、それらのギターがターゲットにされていました。なんかすごくギターの配置が間違っていると思うのですが、そういう低い位置にもギブソンなどの高価なギターがあるんです。で、例の子供。そういう高価なギターも....というか知ってか知らずか集中的に触りまくっていました。さすがにこれはやばい、止めなきゃと思って近づこうとしたら、店員も気付いた様で慌てて注意して(厳密には取り押さえてw)いました。子供は諦めず次のギターへターゲットを変えて行動開始。店員がその後を付いて走り回っていました。

 たぶん翌日にはギターの陳列具合が変わっていたでしょうね。..........ここだけの話、結局そういうお店ではギター等は買えない.....買いたくありません。弦とかエフェクター、小物などを買うのがちょうど良いのだと思います。フロアの大きさからいっても.....なんかそんな感じにしか思えません。無理して(?)高価なギターを所狭しと並べているのが.......ちょっと。


 というわけで、なんだかやっぱり田舎に出来るものは田舎クオリティのものなんだぞ、ということを学んだような気がしました。よくよく振り返ってみると、ああいう多数の店を集めたのって自分には向いてないんだよなあ.......。眺めるだけになってしまう。

 東京などの都会に近い地域、もしくは都内に住んでいる人が、すごく羨ましいです。都内だったら、例えば本屋だったら紀伊国屋本店、丸善、青山ブックセンター.......楽器だったらお茶の水にいけばいくらだってあるし、衣服なんてそれこそいくらだってあるはずだし。はあぁ〜('・c_・` )

 
 
 .............ちなみに、インフルエンザに罹ったのは、どうやらここへ行ったからのような気がします.........。(・ω・;)

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