Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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植物と蟲 -限りなき戦い-

 園芸の話題です。ご飯を食べながら見ている人(行儀悪いw)や虫が苦手な人は、読むのを避けて下さい。


園芸....という程ではないのですが、部屋にいくつも鉢植えの植物を置いています。春になる手前のちょうどこの時期に、剪定や土・鉢の植え替えなどをしたりします。

今年はいつもより早めに取りかかるはめになってしまいました。虫が湧いてしまったからです。


 植物に虫(害虫)はつきものなので珍しいことではありませんが、部屋の中で鉢同士を密着させて置いていたこともあって、いつのまにか蔓延してしまっている状態になっていて、血の気が引く思いでした。((;・д・))ガクブル もちろん病害虫に強い植物もあるので周りで蔓延していても平気なのもあったのですが、ポインセチアとミニバラ、それにパキラはかなり虫が湧いてしまっていました。


 ポインセチアはクリスマスシーズンに見かける、大きな葉が赤く(ピンクやオレンジのもある)色づいている、実はメキシコの植物なのですが、余談ですが、店頭て売られている様に色付けるのは実はけっこう手間が掛かります。短日処理といって秋頃から大体45日以上、毎日、光を当てる時間を短くするために、段ボール等の箱で覆う必要があります。この作業をしなくてもよいのですが、いつになっても色づかないまま冬を越してしまいます。(ほんの少しは色がつきますが)

 そんな作業をなんとかやり終えて、販売されている様なものにはいかないものの、なんとか色づけできてしばらく鑑賞していました。それらのポインセチアのほとんどは昨シーズンに買ったものや、それを挿し木で増やしたものなので、自分で消毒したことを過信してしまい、放ったらかしていたのがいけませんでした。何気なく葉の裏を見てみると...............虫がびっしり..........。ポインンセチアだからたぶんオンシツコナジラミだと思うのですが、湧いてしまっていました。ただ、2、3年前に初めて買って何も知識を持たない頃に同じく大量発生させてしまったことがありましたが、その時程ではありませんでした。

 後の祭りですが、最近になって知ったのですが、同じ薬剤で対処していると効かなくなってしまうんですね。なので違う薬剤を交互に使うことによってうまく駆除できるのだそうです。

 まあそんなことも知らなかったのもあるのですが、けっこうな発生具合だったし既に新芽が出始めようとしていたので、少々早めでしたがばっさりと枝を切ってしまいました。(剪定)  もう、そのついでだと思って、土の植え替えも同時にしてしまいました。古くなった土を落としたり、成長していっぱいになってしまった根を切ったりするのですが、今回、土を落とすのにちょっと今までとは違う方法で落としてみましたが、これが効果があった様に思えます。

 それは、水を張ったポリバケツの中に入れてしまう方法です。半身浴みたいなものですね。鉢から取り出した状態....つまり鉢形に土が塊になっている状態から今までは手で揉み解す様にとか鎌やシャベルを使って土を落としていたのですが、それだとどうしても根もブチッと一緒に切れてしまうんですね。春先の暖かい頃ならばまだ低ダメージで済むかもしれませんが、寒さも厳しい2月でしたので、ばっさり葉っぱを落としてしまった上に根も切ってしまうと、かなりまずそうだったので...........水に付けたわけです。

 水に浸すとどんどん土が沈殿していくので根を痛めずに土だけ落とせますし、水に弱い害虫もまとめて駆除できるので一石二鳥! というわけです。


 中でも一番効果があったのが、パキラでした。
パキラは熱帯地方の植物で、本来ならばヤシの木のように十数メートルにもなるらしいですが、日本においてもそこまではいかなくても、ぐんぐん大きくなる観葉植物です。買ったパキラは、最初はすごく小さくて机に置いておく様なかわいらしいものでした。200円とかそのくらいだったと思います。背丈15cmくらいだったものが、2年で60㎤程度にまで成長しました。育てている植物の中では一番の大きさになってしまいました。よくお店で売られている大きめのパキラは、枝を三つ編みの様に編んで上の部分だけ葉を残してあるものが多いですが、ああいうのだと背丈はありますが幅を取らないので良さそうですが、小さな頃からそのまま大きく育ってしまっているので、横にも大きく生長してしまっているんですよね.....。葉っぱも長さが30cmくらいあるし......。でも貫禄が出てきて嬉しいです。

 そんなパキラ、病気にもならず虫もつかず、何の問題もなくこれまで育っています。他の植物の植え替えのついでに何気なく受け皿を見てみたら........................ハダニがびっしりといるではありませんか。ふつう葉の裏にいるので気付くので、これにはびっくりしました。なんか心臓に悪い光景でしたよ。一瞬、心臓が止まった気がします。w((((゚д゚)))))  葉の裏には1匹も付いていなかったので見落としていました。受け皿なんて普段見ないし。

 受け皿にびっしりいたということは、土の中にも相当いるのだと思って、土の入れ替えを決行。先述の様にバケツの中に入れてしばらくすると................、水面に無数の蠢く白いものが。ハダニですね。この作業中にも血の気が引く思いでしたが、綺麗さっぱりにしてあげました。新しく用意しておいた土を入れてあげて、これで今年もまた一段とビッグになること間違いなし! 


 余談ですが、虫といってもちょっと違う虫を今回見つけました。
去年の夏に買ったシコンノボタンの土の入れ替えをしていた時のことです。鉢から取り出して少し土を落としていたら、何かがぽとりと落ちました。見ると..........これもまた血の気が引く光景が........。ずんぐりむっくりと元気よく育っている(?)カブトムシの幼虫みたいなのが現れました。たぶん体長5cm以上はあったはず。初めて入れ替えをしたので、出荷時からまぎれ込んでいたことになります。いきなり明るい陽の下に放り出されて、「ふわ〜っ、誰だ〜眠りを覚ますのは〜やめて〜」てな具合にむくむくと動き始めているのを見ていると、ちょっと気の毒な気分に。とはいえ、このまま鉢に戻すわけにもいかないので、外に運び出して、地面に穴をあけてその中に入れておいてあげました。冬でも地中はあんがい暖かいというので、たぶん大丈夫だと思うのですが。


 まあそんな感じで、虫との遭遇や戦いは絶えません。暖かくなって屋外に出しておくと、またいろいろ寄ってくるし。去年はナメクジに悩まされました。毎朝鉢を持ち上げてみるとそこにはナメクジが.....。1匹とかじゃないんだから。アブラムシとかも湧くと長い戦いになります。なので、テントウムシ(ナナホシテントウ)やカマキリ、クモは、大歓迎です。「獲物は用意してあるので、いつでもお越し下さい」状態。w 地上戦にはカマキリが、空中戦にはクモが、アブラムシのゲリラ戦にはテントウムシが大活躍。だいぶ助かっています。大きめのジョロウグモは不気味なので駆除してしまおうかと思ったりもしますが、やはり擁護しています。今年は、植物の周りにハエトリソウ(ハエジゴク)やウツボカズラでも置いて育てようかな、と企んでたりします。華麗に咲くミニバラの傍らに食虫植物なんて.........なんかデカダンス。

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