Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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倒錯書籍

昨年同様、年末年始のためにいろいろ本をアマゾンから注文したのですが、結局全然読んでません。
けっこう買い込んだのですが..........ろくに目を通してもいない状態......。
いちおう買った本を書いておきます。(誰も関心ないとは思いますが)

アート・ライブラリー ロートレック
エロスの美術と物語 -魔性の女と宿命の女-
江戸300年吉原のしきたり
天使になった男
少女地獄
セックスボランティア
スクールランブル
xxxHOLiC

...........相変わらずめちゃめちゃな組み合わせだ......。しかもなにげに怪しげなタイトルばかり.....。w

 「エロスの美術と物語」というのは、アマゾンのレビューを見れば分かるのですが、はっきり言ってタイトルが内容と合っていません。サブタイトルの方が近いです。要するに、ファムファタルを取り上げた絵画を紹介している本です。サロメがメインで取り上げられていて、その他ユディット、メデューサなども載っていました。......ほとんどサロメ大集合本、って感じ。w ネットでサロメを取り上げた絵画をかなり見つけたと思っていたのですが......甘かった......。こんなにいたとは! 首、首、首の嵐。頭を掴んでいるものもあれば、抱いているもの、キスを交わしているもの、すごいことになっています。取り上げた画家は、モロー、ビアズリーがメインに、象徴主義/ラファエル前派のロセッティなどでした。 全く持って個人的ツボをしっかり押さえられていた内容で、激萌え。 後でじっくり見ます。

 「江戸300年吉原のしきたり」は、.....まあ詳しく吉原の事が知りたかったのと、樋口一葉を理解するには、吉原は避けて通れないかな、と思ったので読んでみる事にしました。

 ロートレックのは画集です。また詳しい解説も載っていたので、彼の人生や性癖が良く分かりました。w 西はムーランルージュ、東は吉原、って感じで.........あぁ倒錯してる........。

 「少女地獄」.....タイトルが、ロリ臭くて、勘違いされそうですが、夢野久作の作品です。夢野久作といえば、「ドグラ・マグラ」が有名ですが、とりあえずこちらの方が読み易そうかなと思ってこれを先に買いました。.......狂人が書いた小説だとか言われていますが、そのミステリアスで退廃的な雰囲気がするのに惹かれます。........癲狂院の雰囲気は結構近いかもしれません。けっこうお勧めです。別にやばげなものではないと思います。

 スクランとホリックはいつも通り。スクランはやっぱりどこか懐かしいというか少年の記憶を辿る様な....そんな気にさせてしまうので好きです。絵も......7巻の沢近のドレス姿に萌え。.....ほんの少しだけ天広さんの描く咲耶や千影に近いものを感じます。ホリックは、和のゴシックという感じで、和風+ゴシック+魔術の世界に浸りたいなら、絶対お勧め!! キャラの表情、衣装、装飾、背景、どれをとってもそのスタイルで描かれています。....ゴシック好きなら買うべきです。

 残りの2つは、新聞等でも取り上げられていたものなので、きっと皆さんご存知でしょう。

............買ったリストを見て思うことは、非日常な世界/雰囲気に惹かれる/味あう為に読みたがるのかも.....ということです。まあ、最近はデカダンス+ロマンスみたいな世界にはまっているので、ムーランルージュ、吉原に興味があるというのもあるのですが、これらをまた創作に活かせればと思っています。

 癲狂院のデザインはおそらくそうでしょうし、以前作った「Burgundy Night」はまさしくデカダンス+ロマンスのイメージで作り上げたものでしたし.........いつかは、吉原の世界を独自に解釈して、曲に....してみたいです。

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