Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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可能性

 いつも本屋で見るコースは決まっていて、音楽→パソコン(スルーの場合もあり)→マンガ→ソフト解説書→美術(スルーの場合もあり)→....なんていう流れでいつも本を物色しています。

 1ヶ月以上前の話ですが、時々しか見ない美術関連のコーナーでしばらく陳列している本を眺めていたのです。そこである本が目に留まりました。
「7日間でマスターする 配色基礎講座」という本です。タイトル通り配色の解説書なのですが、これが非常に興味深くて買ってしまいました。

 いままで自分のサイトやCGなどを作る時の色選びは、自分の感覚で行っていました。考えてみれば、センス0のヤツの感覚ほど頼りにならないものはないわけです。よく一応出来上がったCGやデザインをそれとは違う配色に試そうとするのです。しかしこれが上手く行かなくてなかなか苦労してしまい、結局、元の配色のままになってしまいます。...つまり、第七天でお馴染みの彩度の低い青+黒ってことです。誰でも得意な色はあると思います。けれど自分の場合は、どうやら「それ」しか使えない....っぽいのです。

 そういうことを思い、配色のしくみや方法論を知ることが出来れば...と前々から思っていました。そして、その配色の解説書はまさに打ってつけだったのです。

 美しい配色には原理原則があるということです。
年齢、性別、寒暖、かわいい、元気、豪華、自然、幻想、スピード、パワフル...などそれぞれ誰が見てもそう感じる配色があるということです。もちろんデザインも大きく関与していますし、それがダメならいくら的確な配色をしたとしてもイメージは伝わらないでしょうが。それでも配色の仕方を知らないよりはましです。だって、例えば上記に挙げた言葉を配色で表せと言われても、今までの自分には出来なかったと思います。もしかしたら出来るものもあるかもしれませんが、その配色が出来るまでに時間がかかってしまうことでしょう。 しかしセオリーを知れば基本的なレベルまでは簡単に行き着くことが出来るのです。もちろんセオリーに従いすぎて服従してしまうのは、それもまた袋小路から出られなくなることと同じです。感覚と理論を併用することは非常に大切で有効だと考えています。


...とか偉そうなことを豪語しても、第七天がいきなり下品なピンク色になったり、死んだ様な真っ黒になったりすることはありません。トレードカラーはラピスラズリだから。 でも他のページ(Materialer's Hammer、Pandemonium、癲狂院)でそれぞれ違うカラーにする予定です。もう色の方向性は決めていてだいたいデザインも出来上がっていますが、これらが集まる第七天はたいぶ素敵な空間になりそうです。

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