Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
« 泣きの涙 | メイン | どうか誤解されませんように..。 »
やっぱりそんなことない

....やっぱり海も山も空も森も林も川も湖もみんな素敵!

うぅ....大事なことをすっかり忘れてしまっていた....。
こないだ見てきたばっかりだというのに!

 そう! 東山魁夷の絵。
あらゆる自然の美しさが幻想的に描かれている!
あの人の絵を見たら、自然の美しさに誰もが気づくはず。
あんなに素敵な絵は....他にはないよ......。


...ずっと言いそびれていましたが、実は東山魁夷展は前期/後期と2度見てきました。だって最高なんだもん! 後期は、運良く平日に見に行けたのですが、これが裏目に出てしまって偉い目に遭ってしまったんです.....。
 前期のを見に行ったときは、休日だったので、とんでもなく混んでいたのだと思い、それなら平日なら案外空いているのではないか、と思い、平日に行ってみたのです。

 ところが、これが凄かったのです.....。前期の時はチケット購入のための列が横浜美術館の両端1往復半だったのが、後期は、2往復半......。美術館の前に4列も出来ているのです.......。その後、入場者数が30万人(だったと思うけど違うかも..)を突破したとかいうのを新聞で目にしましたが、まあその数はうなずける。だって....本当に凄いんだもの。おまけに館内は狭いし、.....そうそう、後期のを見に行った時は....年齢層が完全に偏っていました。前期の時は、30〜40代も割といたし、20代もぽつぽついたのですが.....後期は、完全に60代以上のご年配の方達でひしめき合っていました。....言うまでもなく、一人浮いていました。40代や50代も多くいましたが、圧倒的に年配の方達だったんです。....まあ、作風や時代から考えても、ある程度は覚悟していましたが、あれは、ちょっと驚きました。

 年齢層のせいか、ミュージアムショップの複製画(リトグラフのもの)が既に完売になっていました。50万以上するのに......。他のハガキやポスター、その他グッズ、飛ぶ様に売れていたのは言うまでもありません。..もうすごいの。館内どこへ行っても人波...っていうよりもう洪水の様でした。あれは相当売り上げたでしょうね。

 あ、でも....常設展の方は、すかすかでした。w
シュールレアリズムのが多いせいもあるのかも。マグリットのは好きだし見られてよかったけれど、他のは.....。展示数も少ないし、たぶんマグリットとダリがトリって感じ。あれなら群馬の近代美術館の方が見応えがあると思います。(常設展の場合、ですが) もっとも横浜美術館が出来たのは、まだ新しく20年も経っていないのもあるからかもしれないですが。

 といいつつ、一応、美術館のサイトで所蔵作品を検索してみたら.....ある!
モローのが!

 どうやら....探すと国内でもけっこうある様です。でも大きなものや有名なのは、やはりないようですが。それでも拝めるだけ幸せなものです。この前、庭園美術館で開かれていた、「パリ1900 ベルエポックの輝き」でもモローの2点拝めたし、最高でした。もちろん、それ目当てに言った訳ではないです。詳しくは、また後で。付け加えると、都美で開かれていた、「マルモッタン美術館展」も、同日見に行ってきました。....1日に2つも見るのは、さすがに疲れました......。


 あぁ...そうえいば東山魁夷も横浜生まれで神戸育ちだったっけ....。
.....なぜか妙に自分の周りを「横浜」のキーワードが巡っている様な.....。
なんだか手繰り寄せられている感じもしますが果して......。

http://www.yma.city.yokohama.jp/

† | TOPへ▲

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seventh-heaven.jp/diary/mt-tb.cgi/215

癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum- Copyright© Yusuke Kobayashi S E V E N T H † H E A V E N メール
TopUp HiUpDownDown HiBottom