Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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ピンク色のレスポール

 リピュアも昨年末で終わり、イラストも一通り見られたので、しばらく遠ざかっていていたのですが、なんと今月のG'sマガジンの表紙にギターが描かれている、というのを知って、あわててチェキしに本屋へ。ピンクのレスポール、ユニオンジャックの衣装、クロムハーツっぽい指輪、(伊達?)メガネ、の四葉のイラストが。あの絵がいたく気に入ってしまい、買ってしまった.....。(連載も四葉だったんですね。)


 もともとそういう性格なのか、気に入ったものはとにかく隅々まで目を通してしまうもので、(というか気に入れば当たり前か。)ここでいろいろと思ったことがありました。

 まずギター。
このギターが、ギブソン レスポールであることは明白ですが、(ヘッドの表記が読み辛いが、Gibsonになっているかなぁ。)細部まで見ていくと、これがなかなか興味深い。レスポールには、スタンダードとその上位モデルのカスタムがありますが、その両方のモデルの特徴を兼ね備えているんです、四葉のレスポール。フィンガーボードのポジションマークは、ディッシュタイプだからスタンダード仕様。だけど、ヘッドとボディのバインディングが入っているので、ここだけはカスタム仕様なのですが、カスタムなど高級モデルだけにあるスプリットダイアモンド・インレイがなかったり。トーン、ボリュームノブは、'69辺りのカスタムに装備されていたデザインのものに近い。パール柄のピックガードは一応オリジナルっぽいですね。

 で、なぜレスポールなのかなぁ、と。サイトリニューアルする前に掲載されていた、四葉のラフ画に、リッケンバッカーを持ったのがあって、あれもすごくよかったし、ジョンレノン、ピートタウンゼントとかのイメージがあって、いかにもブリティッシュロック、ってイメージだったけど今回のレスポール.....ってなると...........、
 パンクかな???
セックスピストルズのスティーヴ・ジョーンズは、白いレスポールカスタムだったし、クラッシュのミック・ジョーンズもやっぱり白いカスタムがトレードマークだったし.......。どちらもパンクの大御所だ。

 そういえば、以前、サイトで載っていた天広さんの日記を見つけたなかに、パンクに相当ハマっていたらしいことが書かれていたので、なるほどと、勝手な妄想と邪推で、今回の四葉のレスポールに納得。このレスポール、なかなか良い感じのギターで、市販するとけっこう売れるんじゃないかと思ったり。海外でも活躍されている少年ナイフのギタリスト(ごめんなさい、名前忘れちゃいました。女性の方。)がフジゲンからシグネイチャーモデルを出していて、たしかそのボディカラーが同じピンク色で、白いバインディングも施されていて、形こそ違えど、通じるものがあるな、と。ギブソンよりもエピフォンがいいか。パステルカラーの水色フライングVとかあったし(やはりパンクバンド"ロリータ18号"の女性ギタリストでエナゾウが弾いていた記憶がある。).........描き忘れ?なのかなぁ、フレットが21フレットになってる。あと1フレット足りないよぅ。でもパンクには22フレットはあんまり必要ないってことで、まさしくパンクロッカー仕様だったり。。偶然?

 ユニオンジャックのジャケットも、あれって、やっぱりイギリス出身のミュージシャンはよく着ていたりしていましたよね。前述のピートタウンゼントとか。

 で、メガネだけど.......、これってひょっとして天広さんご本人のつもりで描いたのかなぁ、なんて電波入りの邪推をしてしまったり。以前見かけた天広さんの写真には似たような形のサングラスをかけていたし.........。まぁ、これは的ハズレだろうけど。


 四葉が、スティーヴ・ジョーンズばりにパンクかぁ。ぺっぺっとツバ吐きながら「Fxxkin'」とか叫びながら、「アナーキー・イン・ザ・UK」でも弾くんだろうか。それはさすがに違うよなあ。パンキッシュなブリットポップ、がお似合いかもしれない。


 ...........と、どうしてここまで、こんなことまで電波混じりのぶっとびな妄想を働かせてしまうのだろうと、自分の脳ミソに問いつめたくなる。おまけにすぐ連想していってしまうから、タチが悪い。
千影がギター握るなら、なにかなぁとか。やっぱり、ギブソンのフライングVのゴシックかなぁ。.......演る音楽は.........魔術の雰囲気がするもの? ブラックサバス? う〜ん、でもあれは少し野蛮なイメージもあるし、..........シンフォニックブラックメタルで決まり??? ヤバいな、ライヴの最中に黒ミサだの黒魔術などやってしまいそうでこわい。

 個人的には........、
それはもちろんランディみたいに水玉Vで「ミスター・クロウリー」!!! ...........なんだかシスプリのキャラで何かを当てはめていくというのは、ロールシャッハテスト(いや違う、何だっけ....)でも受けている様だ。で、癲狂院に入院、と。

........みごとなオチだ。

http://www.mediaworks.co.jp/users_s/gs/images/gs_0306.jpg
(末尾の数字を変えるとバックナンバーの表紙も見られたりします。)

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