Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
« 刻苦記 ディレクターズカット | メイン | 1つより2つ! »
刻苦記 アップルエディション

......ってまだそのシリーズ続けるのかよ! 一体どんな映画なんだよぉぃ!w


 長くなったので、前回の続き。一連の話はこれで終わりです。


 そういえば、アップルには保証期間を延長させる有料のサービスがあります。それを利用すれば、保証期間が1年から3年に延長され期間内であれば無償修理になります。仮に電源やロジックボードが故障した、なんていう通常高い修理費をとられてしまうケースにはかなりお得になります。が、マック使って10年、一度も利用する気になったことがありません。だって.....PowerMacだったら4万円もするんだもの、そのサービス。iMacでも2万円。アドビにも似たようなサービスがありますよね。有料サポートだったらきっと親身になってくれるのでしょうね。幸い今までマックが壊れたことは一度もありません。案外運がいいのかもしれません........なんて書くと壊れやすいのかと思われてしまいそうですが、事実、初期出荷されたものはトラブルを抱えている機種が多かったです。なので新しい機種が出てもすぐに飛びついてはいけないのです。せいぜい半年から出来れば1年くらい待った方がよさそうです。何でもそうだと思いますが、マカーではけっこう定説です。

 使っているG4のMDDシリーズも初期型は、電源に問題があったりそれのせいで爆音マシン(通称:掃除機マシン)になっていたり、本体内の温度が高温になりやすく壊れやすかったりしたようです。その度に改良されて、MDDの最終型はかなり改善されたようです。運のいい事にうちのMDDは、最終型でも本当に最後の期間に作られたものです。購入したのはもうアップルのサイトから姿を消した後でしたから。付属のOSも本来ならば10.2なのですが10.3だったし、キーボードも黒から白に変更されていましたし。あの時はすでに話題がG5へ移っていてマカーから相手にもされず、ほとんど投げ売り状態だったのに〜。販売終了した後から、最後のOS9起動マシン、として中古市場でバブルになってしまって。ヤフオクだと切っているようですが、今でも当時購入した13万よりずっと高くて20万を未だに切らないようです。

 
 
 余談ですが、PowerMac G4 MDDシリーズは、今までのマックの中でも、個人的には優れた機種だと思っています。拡張性と過去の遺産を受け継げる環境(OS9起動)が整っていることは、新しい物好きで過去の規格をすぐに捨ててしまう傾向にあるアップルにしては珍しい機種でした。その点、ウインドウズは過去の仕様との互換性を重視していますよね。よく.....ハードとソフトの両方を作っているのが良い、なんてアップル(マック)は言われたりしますが、逆に言えばウインドウズはマイクロソフトがソフトのみを作っているからこそ、自由なのだと....思います。いつのまにか立場が逆転してしまったような気がします。昔のマックはもっと自由でそれこそ空を羽ばたけるかの様な思いに駆られたものですが、今では籠の鳥のような思いです。魅力も何も感じる事はありませんし期待もしていません。

 ......あんまりマカーらしくない発言ですね。生粋のマカーから叩かれそうです。今後のマックでウインドウズが起動できるらしいけど、どうも方向性が違っている様な気がしてしまいます。ウインドウズ(つまりPC/AT互換機)マシンで起動できて、ウインドウズ用のソフトが使えるMacOSを出す方が良い様な気がしますが......つまりウインドウズを乗っ取っちゃうというわけです。。中身のシステムやGUIはマックならではのスマートさがある、みたいな。その上で、昔一時期許可した、サードパーティ製のマックを再度許可すれば、シェアは上がりそうな気がするけど............。


 知らない人が多いと思いますが、初めてマックを買った頃.....1995年、その前年辺りの国内の売り上げのシェアの第3位はアップルだったんですよ。ちょうどアップル/マックが騒がれ始めた頃でした。あの頃のウインドウズにはアドビのPhotoshopを初めとする一連のグラフィックソフトや音楽制作ソフトなどの類いは出ておらず、そのためクリエイターはこぞってマックに手を出していたわけです。あの頃のマックは今のSGIみたいなワークステーション系のパソコンみたいでした。入門用のパフォーマシリーズでさえ24万円ほどしたし、初めて登場した「Power Mac」シリーズは、7100が40万、8100が7、80万くらいしていた気がします。それでもパソコンショップに高く積み上げられていましたよ。それ以前はもっと高くて100万以上はしていたそうですが。

 なんとなく今思ったけど、今のアップルに魅力を感じなくなってしまったのは、たぶん愛嬌とか茶目っ気がなくなってしまったことも要因の1つな気がしました。つまりビジネスフィールドへ押しやられてしまったわけですね。昔はパソコンっていうとホビーみたいなもので、今程欠かせない存在でもなかったわけだし、実用的でないソフトなんかもあったりしたわけです。ユーモアのセンスがあって、それを造り出せる余裕があった。でも今は少しでも売らなくてはいけない状況だし、アホなことをやってる場合じゃないっっ!って感じで切羽詰まってるんじゃないかと思うんです。その点、ウインドウズは何と言うか.....急いでいないっていうかノンンビリしてる風に見えます。いまでもWindows98が使えてるっていうのが優しいですね。アップルはそこが違うもん。遅れてるヤツはそのまま置いてきぼりなんだもん。たくさんのお金をアップルに貢がないと付いていけません。つд`)ウウッ 

誰か籠の鳥を逃がしてやって下さい。

† | TOPへ▲

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seventh-heaven.jp/diary/mt-tb.cgi/584

癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum- Copyright© Yusuke Kobayashi S E V E N T H † H E A V E N メール
TopUp HiUpDownDown HiBottom