Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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マリアージュ

 先週の日曜は友人の結婚式があって出席しました。
実を言うと結婚式に出席するのは初めてだったので、事前にネットでいろいろ調べて臨みました。(って言う程じゃないけど)  でも本当、葬式には今までに何度もあるので(何度もあってほしくないけれど)、慣れていますが、結婚式は葬式とは違って、ただ出席してそのままでは終わらないから、どうに振る舞えばいいか心配で心配で..........。入念にネットで調べて準備万端で臨んだんです。 .......ここで告白しておきますが、そういった入念な用意をしておかないと、「必ず」何か奇行してしまう人間なので。w


 あれだけ入念に調べて準備万端だったのに、あやうくとんでもないことになりそうな事が、「やはり」ありました。w

 式場が液から離れていたので液から送迎車が出ていて、それに乗って式場に着いたのは良かったんです。そこまでは良かったんです。(ってまだ何も行動してないよ〜ww)  式場は、離れの教会と隣り合わせになっていて、教会の方では別の式が行われていた様で結構な人だかりで、もちろん時間通りに来たからそれが友人のではないことは分かっています。送迎車に乗り合わせた人が隣の式場のロビーに入っていったので同じ様に入り、待っていたんです。ネットで調べた感じでは、受付で記帳するのが最初だった様だし今まで参列した葬式も同様だったので、そうなのだろうと思っていたのですが、受付がなくて.........。あるのは飲み物を頼む様な受付だったので、たぶん別のところに受付があるのだろうと思っていました。 式の開始時間に近づいて、ちょうどその頃、多くの人が移動し始めたので、始まるのだと思いくっ付いていったんです。 着いた先にはお祝い金と共に記帳している人が並んでいたので、あ、ここだ!と思って並んでいたんです。..............ところが........................

 順番が近づいてふと受付が見えてそこにあった新郎新婦の姓名が..........違ってました。 つまり別の組だったってことです。危うく知らない新郎新婦をお祝いするところでした。かなり恥ずかしかったよ〜。いや....もし気付くのが遅かったら、別の式に出席してたところでした。

 ロビーに戻ってみたらまだ人が居て、しばらくも経たないうちにアナウンスが流れて、教会へ移動する事に。 後で知った事ですが、記帳の受付は教会での式が終わった後の披露宴の時だったのです。つまり先ほどのは式を終えた後の披露宴の受付だったということです。..........これって結婚式では当たり前? だとしたら相変わらず無知振りを発揮したって事か。

 だいたい友人といっても同級生の友人で、新郎新婦共に同級生なのだから気付いても良さそうなのですが、中学時代の同級生だったしぜんぜん記憶になくて。記憶喪失でもしているんじゃないかっていう程、憶えていなくて。.........正直言うと、新郎とは今でも合う友達かもしれないけど、そこに居合わせたのは同級生であって友人じゃないってこと.......。時間は人を変えてしまうし、もちろん自分も含めて変わってしまう、らしい。自分では変わっていないつもりなのだけど、人からすごく変わったとか言われるのが実はイヤです。


 嫌といえば......................


 式は選出も良くできていて、式も披露宴も素敵で、涙が出そうでした。...........感動したのもあるけど羨ましくて悔しくて。すごく幸せそうで、結婚ってああいうのもなのかな.....なんて思いつつ、自分にはいつになっても無理っぽそうだと思えてしまって........。おまけに訊いてみたら居合わせた同級生はほとんど結婚しているし.........なおさら凹みました。


 だから...........、本当の事を言うと、式には出来れば出席したくなかったのです。惨めな自分になるだけだから。 でもせっかく招待してくれたってことはそれなりの間柄だと思ってくれているからだろうし、そういう気持ちになるのは自分の問題であって、友人にはなんの責任もない事はもちろん承知しています。


 別に今になってのことではなくて、昔からそうなのですが、人よりも何倍も努力しないと人並みになれない人間なのです。それは分かっているからそうなれるように努力しているつもりですが、なかなか..........実らないのが悔しいです。だから人一倍、幸せになりたがっていている自分がいます。今までこれっぽっちも良いことなんかなかったし起きるといえば悪い事ばかりだったし、それに関していえばロマンスなんて一度たりともありはしなかったから。


 もし今回の件で、自分に有益だったと見出すとすれば、今までよりもさらにそうなりたくてそうなる方向へより近づきたくて自分磨きに必死にさせた、ということだと思っています。


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