Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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敬語本

 少し古い話になってしまいますが、敬語に自信がない人が多いとか.....。
小学校の国語で、さらっと敬語を教えた程度で、中学校で形式張った教え方に徹している結果のことだと以前から思っていたのですが、やっぱり今でもそう思います。よくこの手の話題でテレビなどのメディアに決まって登場する某教授がいますが、申し訳ないですがあれには賛成出来ません。言葉は時代と共に進化するのだから使い方が変わったとしても当然のことだ.....とかおっしゃっていますね。その使い方が誤用だから問題だと思うのですが。 まあ日本独特の「にごす/あいまいさ」が相まって、とにかく何でも文末に付けたがる....っていうのはやってしまいがちですし、難しいものです。 かくいう自分だって自信がある....とは言えないかもしれません。でも多少は.........ね。

 最近は日本語ブームだとか言われていますが、そんなブームになる以前に買った本なのですが、おすすめの本です。

みなさんこれが敬語ですよ—図でよくわかる敬語のしくみ/萩野 貞樹 (著)

 これは本当にわかりやすいです。例文と共に図で説明しているのですが、例文もまた国語のテストのような使えない文章ではないし、図もしかり。実用度満点の解説本です。また、著者の筋の通った解説が理解を深めてくれます。 敬語の使い方の本、なんて堅苦しいイメージを浮かべてしまいますが、この本はそんなことはありません。

 ただ、ものにするにはやはり実際に使わないといけないですよね。例えばこの本に沿った敬語を使ったとしても、周りが間違った敬語の使い方を強要してくる場合もあるでしょうし、年上の人がそうだったりすると難しいものなのかもしれません。この話題と共に取り上げられていましたが、実は年配の方の言葉の誤用が意外にも多いとか。それと敬語の誤用が比例するかどうかは分かりませんが....。


 日本語ブーム..........皮肉にも本来ならば取りあげる必要の無いレベルの事柄なわけですよね。だって母国語でしょう? 本来ならば使えて当然なわけですから。 もちろん他の言語と比べて難しい面もあるかもしれません。でも学校で国語を習って来てその上でそういう話なのでしょう?  考えさせられます。 まあポシティブにみれば、日本語の良さに改めて気付き、省みることが素敵だとも言えるかもしれません。気付かないよりずっとましだから。

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