Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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言葉の綾

 先ほどの「La vie en Rose」と「Labia n' Rose」は、日本で言う「ぎなた読み」に当てはまるのでしょうか。語句の区切りを変えることによって拘える意味が異なる....というのがぎなた読みですよね。「弁慶がなぎなたを持って....」というのを「弁慶が、なぎなたを持って....」と「弁慶がな、ぎなたを持って...」という風に読み間違えてしまったところから「ぎなた読み」と呼ばれるようになったそうです。


 先日、財団法人「日本漢字能力検定協会」が募集した漢字の変換ミスの例はなかなか面白かったですね。例えば「誤りの無いようにしなさい」→「誤りの内容にしなさい」、「渡しといて下さい」→「私と居て下さい」などなど。後者の例などは、下手すると告白になってしまいそう....。 この2つの例のようにうまく別の意味になるような変換ミスはそうそうあるものではありませんが、パソコン等の機械で文字入力する上で避けて通ることの出来ない部分なので誰しもそう云う目に逢っているでしょう。.....マックは特に酷いです。昔から日本語環境が最低だと言われ続けてきました。少なくともOS9.2までの日本語入力メソッド「ことえり」は最低。変換ははちゃめちゃだし、希望する漢字は出てこないし、おまけに使う人間の日本語力がないと、言葉の誤用もしかねない程......。ですから文章を入力することを必要に迫られている人は、ATOKなどの他の入力メソッドを導入するのが定番でした。それがOS Xになってからは以前よりだいぶまともになった感じで驚いています。対象/対照/対称....の様な言葉も変換窓に注釈が付くようになったりしましたし、なにより語彙が増えたことは何よりも嬉しいことです。......以前は自分の名前さえ変換しても出て来ず、仕方無く辞書登録していた程です。

 変換ミスで出てきた言葉を上手く使っているのは....2ちゃんねるですよね。ほとんどは揶揄するためにわざと変換して使っているのですが、それがまた妙に的を射ていて面白いのです。(中には非道いのもありますが) こういうのはパソコン/ワープロが登場したことによる事例なのでしょうね。そういえば、近年の日本語はその「パソコンやワープロの日本語」になってしまっていると訊いたことがあります。つまりパソコンなどで使えない/変換できない言葉は必然的に使うことができなくなり、自ずと本来書きたかった文章とは異なるパソコンやワープロによる文章表現になってしまうというのです。逆に例えば手書きでは書けない/書きたくない難しい漢字もパソコンなどでは簡単に表示/使用できるわけです。「鬱」なんて手書きじゃ普通書けませんよね。


 さて、話は少し変わってしまうのですが、言葉の言い間違いをしてしまうことがたまにあります。小さい頃は妙に言い間違えてしまう言葉は誰にでも1つくらいあったと思いますが、大人になったが故?に間違えてしまう言葉があります。妙に言葉が嵌まっていてついつい読み間違えてしまうんです。...また下品で申し訳ないのですが...キューバのカストロ議長っていますよね...........もう賢明なみなさんはお分かりだと思いますが、どうしても「スカトロ議長」って読んでしまうんです...。これ、個人的に爆笑なんです...。似合い過ぎて最高。あまりに自然過ぎるために、昔、人前でうっかり言ってしまった過去があったりします...。

 というわけで、前の書き込みはソープ繋がりで書きました。慰安ソープ...これもまた言葉が絶妙すぎる...。もちろんオーストラリアの水泳選手、イアン・ソープです。スカトロ議長といい、本人にばれたらお仕舞いだ...。スカトロ議長なんて、本当に今度こそキューバ危機になってしまうよ。会談の際の通訳の人がスカトロマニアでないことを祈ろう。w うっかり通訳し間違えたら、核が飛んできてしまう.....。

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